恋の季節のレッサーパンダに会いに市川市動植物園へ（２）恋バナ咲かすレッサーパンダたち～チュッチュしていたライチくんとルルちゃん＆お隣がうらやましいハオくんと色気より食い気のソラちゃん＆ロミオとジュリエットだった（！？）フランくんとカリンちゃん＆弟よりちょっと奥手らしいイチ丸くん

2015/01/25 - 2015/01/25

去年2014年５月に年間パスポートを買ったのに、２回目の訪問がやっと翌年2015年１月になってしまった市川市動植物園。
でも、レッサーパンダがそろそろ恋の季節に入るので、ふだんは単独生活の子たちが３ペアも同居となり、お昼寝していた子はほとんどいなくて、総勢11匹のレッサーパンダに癒されました@

今シーズンもライチくんとルルちゃん、ハオくんとソラちゃんがペアを組み、去年2014年に夢見ヶ崎動物園からお嫁に来たカリンちゃんは、大方のファンの予想どおりイチ丸くんとペアを組み、市川のレッサーたちは期待の３ペアもお見合い同居を開始していました！

このペアの恋もようはレッサーパンダ・ファンのブログでチェックしていましたが、いや～っ、とても面白かったです。
レッサーで長々と恋バナができてしまいそうでした@

ライチくんとルルちゃんペアは、ルルちゃんの方が積極的でした。
ライチくんはしつこい、と怒っていたときもありましたが、ルルちゃんを嫌っているわけではないようでした。
ハオくんは、そんなお隣さんばかりうらやましそうに見ていていました。
ハオくんのお相手のソラちゃんは、あんなに可愛いのに色気よりまだまだ食い気（苦笑）。

そして見ていて切なかったのは１匹暮らしのフランくん。
しきりにお隣のカリンちゃんを気にして、何度も恋鳴きしていました。
カリンちゃんも、同居中のイチ丸くんよりも隣のフランくんを気にしているように見えました。
いや、カリンちゃんについて言えば、まだ恋に目覚めていなくて、フランくんを気にしているように見えたのは、単に好奇心からだったかもしれませんが……。

しかし、フランくんとカリンちゃんのそんな姿は、傍目にはロミオとジュリエット、あるいはトリスタンとイゾルデ！？
カリンちゃんのお婿さんのイチ丸くんは、２つ年下の弟のフランくんよりのん気で、恋に奥手に見えました。
でも、カリンちゃんを全く気にしていなかったわけではないようです。
今後、カリンちゃんといいかんじに距離を縮めていけるのではないかと思います。

カリンちゃんに会うのは、２年前の2013年２月に夢見ヶ崎動物公園で１回、それも野毛山動物園とはしごで１時間余りしか時間がないときに会ったっきりだったので、今回、市川市動植物園で会うのをとても楽しみにしていました。
関連の旅行記（2013年２月３日）
「節分の日のレッサーパンダ詣は横浜と川崎をはしご（3）夢見ヶ崎動物公園のファファくん・アンちゃん・カリンちゃん親子──図体は大きく手もやっぱりカリンちゃんはまだ赤ちゃん@」
http://4travel.jp/travelogue/10747930

ほんとにやさしい雰囲気のある、女の子らしいカリンちゃん。
毛づくろいの時間は長めでしたが、しっかりと四つ足で立ったまま後足でおしりをかいかいする姿はなかなかユニークでした。

いつもはお昼寝が長い、ミニ鉄広場のレッサーたちが、みんなずっと起きていたおかげで、今回はいつもより長い時間、レッサーたちに会えました@

＜年間パスポートを購入してやっと２回目の市川市動植物園の旅行記のシリーズ構成＞
□（１）レッサーパンダも男女１才半、席を同じうせず～弟と別れた優花・梨花姉妹はちょっぴり大人っぽくなって＆あいかわらずチラッチラッと目線をくれるナミちゃん＆１匹でも元気いっぱいだった明登くん
■（２）恋バナ咲かすレッサーパンダたち～チュッチュしていたライチくんとルルちゃん＆お隣がうらやましいハオくんと色気より食い気のソラちゃん＆ロミオとジュリエットだった（！？）フランくんとカリンちゃん＆弟よりちょっと奥手らしいイチ丸くん
□（３）パクパクタイムのコツメカワウソとミーアキャット＆お散歩リクガメ・アンディーくん＆可愛いおじいちゃんのクロキツネザルほか動物園いろいろ

市川市動植物園の公式サイト
http://www.city.ichikawa.lg.jp/zoo/

＜タイムテーブル＞
07:25頃　家を出る
08:20　北朝霞駅発JR武蔵野線に乗車
（路線検索した電車より１本前）
09:07　市川大野駅到着
09:22発の京成バスに乗車
09:30　市川市動植物園に入園
09:40-10:05　家畜舎そばのレッサーパンダ
10:05-11:45　ミニ鉄広場のレッサーパンダ
11:45-12:00　お散歩アンディーくん（リクガメ）
12:00-12:10　オランウータン
12:20-13:00　ランチ休憩
13:00-13:30　家畜舎そばのレッサーパンダ
（13:10-家畜舎そばのレッサーのパクパクタイム）
13:30-13:40　パクパクタイムのコツメカワウソ
13:40-13:50　パクパクタイムのミーアキャット
13:55-14:10　ミニ鉄広場のレッサーパンダ
（13:50-ミニ鉄広場のレッサーのパクパクタイム）
14:10-14:30　一休み
14:30-15:35　ミニ鉄広場のレッサーパンダ
15:40-15:45　ニホンザル
15:45-16:05　家畜舎そばのレッサーパンダ
16:10　動植物園を出る
（閉園時間は16:30）
16:15　動植物園前発の京成バスに乗車

※これまでの動物旅行記の目次を作成中。
「動物／動物園と水族館の旅行記～レッサーパンダ大好き～　目次」
http://4travel.jp/travelogue/10744070

エリア 市川(千葉)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス JR特急 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

ミニ鉄広場のレッサーパンダ４号舎

公式サイトによると「放飼場は全部で４部屋あります。南向きで奥行きのある好環境！！　ケージ越しにパンダ同士がコミニュケーションをとれることも大きな利点です。」
http://www.city.ichikawa.lg.jp/zoo/0081.html

はじめのうちはその利点がピンと来なかったのですが、何度か見に来るにつれ、確かにケージ越しにパンダ同士がコミュニケーションをとっているのが分かるようになりました。

ふだんは４号舎の１番左にいるライチくんは、ルルちゃんとお見合い中

ふだんは単独展示のレッサーが３ペアが同居するようになりましたが、紹介看板まで移動したわけではなかったので、たとえば隣にライチくんがいるのに気付かなかった来園者は「いないね、おうちに入っちゃっているんだね」と言っていました。

地上を歩くライチくんの可愛い姿

今回、ちゃんと写真が撮りづらかったライチくん。
天気が良いと、ケージのレッサーたちは、柵が顔や体に写ってしまうのがネックでしたが、ケージの中でよく動いていて、まともに顔が撮れるチャンスが少ないので、そのあたりは妥協しました。

去年からライチくんのお相手に浮上したルルちゃん

ライチくんがこれまでペアを組んでいたメイファちゃんの妹です。
私は会ったことがないのですが、カツオくんとシーンファちゃんの子。
ライチくんは、ナミちゃんと天天くんの子で、ナミちゃんはいまも元気、天天くんは去年2014年にお星さまとなりましたが、その前に何度か会えました。

奥で笹を食べていたルルちゃん

ルルちゃんとライチくんが近づいて

どっちがライチくんでルルちゃんか、あとから写真だけを見て判断しようとすると、このアングルだと分かりづらいのですが、奥がルルちゃんかしら。

まあ、まあ、まあ！

そんなライチくんとルルちゃんをうらやましそうに見ていたのは……

ライチくんと同年齢のハオくん

でもライチくんとハオくんは双子兄弟ではないです。
ハオくんの両親はカツオくんとシーンファちゃんの子なのでルルちゃんのお兄さん。シーンファちゃんがハオくんを育てられなくて、ハオくんは人工哺育で育ったと聞いています。
ライチくんはナミちゃんと、亡き天天くんの子。

「あちらにひきかえ、うちの奥さんは……」by ハオくん

ハオくん（手前）の奥さんのソラちゃん（奥）は笹に夢中でした。

ハオくんの奥さんのソラちゃんは、ルルちゃんと同い年で、ナミちゃんの可愛らしさをうけついだ可愛い子ちゃん@

でもソラちゃんとルルちゃんは双子姉妹ではないです。
ルルちゃんはカツオくんとシーンファちゃんの子で、ハオくんの妹。
ソラちゃんはナミちゃんと天天くんの子で、ライチくんの妹。

気むずかしげな表情に見えるハオくん

目をつぶったライチくんの超可愛いこと！！

イケパン・ライチくん

そんなライチくんに、ルルちゃんが鼻チュッ！

ところがライチくんの手がルルちゃんに伸びていて……。

ぺちんとルルちゃんを叩いちゃった@

でも、ルルちゃんはめげない！

ライチくんに熱心にキスするルルちゃん

それを見て興奮した（？）お隣のハオくん

大人のレッサーがおしりをすりすりさせて自分のにおいをこすりつけてマーキングすることはよくあるのですが、ハオくんは、なんとケージの柵にもマーキングしていました！！

ルルちゃんはライチくんの毛づくろいをして、せっせと尽くす

ライチくん、気持ち良さそう@

それとも単に眠いだけだったりして（笑）。

きりりとした美人さんのルルちゃん

来園者のスマフォに興味を示したライチくん

ハオくんはどうしてもお隣が気になる（笑）

ベンチの下からひょっこり顔を見せたソラちゃん

笹を食べた後、いったんベンチの下の日陰に引っ込んで寝てしまったかと思ったので、起きていてくれてラッキーでした@

ソラちゃん、食事再開

満足そうなソラちゃん、可愛い@

食欲旺盛なソラちゃん

笹をパクッとくわえた顔も、とってもキュート！

可愛い丸顔のソラちゃん

ソラちゃんは今まで写真を撮りにくい子だったので、今日はここぞと狙ってしまいました@

ミニ鉄広場のレッサーパンダ２号舎

オランウータン舎の隣の奥の方が２号舎です。

２号舎で手前から２番目にいるのが現在３才半のフランくん

フランくんはライチくんと亡きメイファちゃんの次男です。
１番手前にいるのは2013年生まれの明登くんで、ライチくんと亡きメイファちゃんの三男。

明登くんの写真は、いまは別居中の三つ子姉妹の優花ちゃん・梨花ちゃん、それからおばあちゃんにあたるナミちゃんの写真とあわせて、この前の旅行記にまとめました。
「恋の季節のレッサーパンダに会いに市川市動植物園へ（１）レッサーパンダも男女１才半、席を同じうせず〜弟と別れた優花・梨花姉妹はちょっぴり大人っぽくなって＆あいかわらずチラッチラッと目線をくれるナミちゃん＆１匹でも元気いっぱいだった明登くん」
http://4travel.jp/travelogue/10976371

２号舎でフランくんの隣にいる期待のお嫁さんのカランちゃんは現在２才半

去年2014年に夢見ヶ崎動物園からお嫁入りしました。

カリンちゃんのお婿さんに選ばれたのはフランくんのお兄さんで今年５才半のイチ丸くん

ライチくんと亡きメイファちゃんの長男です。

私が見に行ったときは、もう笹を食べ尽くしていたフランくん

こっそりお隣を覗いてみると

お兄さんの可愛いお嫁さんのカリンちゃんが、後足でおしりをかいかい中

四つん這いでかいかいするなんて、器用だね

カリンちゃんもフランくんがいるお隣が気になるよう

カリンちゃんの視線の先には

（今年の）だんなさんの弟のフランくん！

そんな奥さんと弟に構わず、一匹でお散歩に励むイチ丸くん

カリンちゃんの乙女な横顔

女の子なので毛づくろいは念入りに

柵のせいでまわりが白っぽくなってしまいましたが、これはこれで特殊なフィルターがかかったようになって、面白いかも、と許容することにしました

はみはみするカリンちゃんの、ちょっと獣っぽい表情@

毛づくろいの後はちょっとぼんやり

夢見ヶ崎動物園にいるお父さんのファファくんに本当によく似ています。

イチ丸くんもせっかくカリンちゃんと同居しているのに、いまはまだまだマイペース

目を細めて嬉しそうにリンゴを食べるライチくん

「うまーいっ！」

美味しくってぺろっとしちゃう@

ソラちゃん、リンゴを食べ終わったところ

ライチくんを見ている間に食べ終わってしまったせいと、ソラちゃん、ほぼ下向いて食べてたんですよね。

地上をパトロールするフランくん

フランくんは、こうやって歩いているときに、クルルル……と恋鳴きをしていました。

小屋から伸びた板の上も歩く

イチ丸くんもせっせとお散歩中

てってけ歩くイチ丸くん

イチ丸くん、このアングルだとフランくんにそっくり@

ただ、イチ丸くんの方がフランくんより目がくりっとしていると思います。

お隣の愛しい子をひと目でも見たい（！？）フランくん

兄弟２頭にはさまれたヒロイン（！？）のカリンちゃん

お妃さまは素知らぬ顔で歩いているけれど

まわりが決めた旦那さまより、弟の方に興味津々！？

フランくんが見当たらないので、柵をぺろっとして、訪れた印を残す！？

あっ、柵の向こうにフランくんが……！

柵越しの秘密の逢瀬！？

こういう写真が撮りたくて、ねらっていました、バンザーイ！

ゆるされない恋なのに、この思いのほとばしりを止められない！

なーんちゃって！！

ケージの中央に戻ったカリンちゃんは、けろっとした顔で……

ほほをかきかき、可愛い変顔を披露@

首もかいかい

再び四つん這いになって、おしりをかいかい

その気はなくても、存在そのものが若き兄弟を翻弄する（！？）、可愛い小悪魔さん！？

ふわふわでやさしい色合いのしっぽをお手入れ

乙女にあるまじきかっこ（？）ですが……

「まだおしりがかゆいの、えへっ@」

そして夕方、ソラちゃんはそわそわ

せっせと歩き回るソラちゃん

ソラちゃんだけでなくハオくんも、夕方はお隣よりバックヤードが気になる様子

バックヤードに戻ると、夕食にありつけるんだと思います。

夕方のルルちゃんも恋より食い気！？

ライチくんとルルちゃんのラブラブが見られるのは、午前中の方が確率が高いかもしれません。
ただし、今日一日だけでそう結論づけるのは早いかも知れません。

ライチくんもそわそわしながら歩き回る

ライチくん、まだまだ視力はしっかりしているよね？

とあるレッサーパンダ・ブロガーさんが、ライチくんの目が白内障になりかけているのではないか、と心配していました。
実際のライチくんはよく動き回っていたので、目つきがおかしいかどうか、全く分かりませんでした。

レッサーパンダが、前の旅行記で紹介した４頭を含め、全部で11頭もいる市川市動植物園では、下手すると一日中レッサーパンダに張り付いて終わってしまいそうになりますが、この小さな動物園にほぼ丸１日いたので、他の動物たちを見て写真を撮る余裕はありました。

というわけで、「恋の季節のレッサーパンダに会いに市川市動植物園へ（３）パクパクタイムのコツメカワウソとミーアキャット＆お散歩リクガメ・アンディーくん＆可愛いおじいちゃんのクロキツネザルほか動物園いろいろ」へとつづきます。