2014/11/27 - 2014/11/29
5位(同エリア41件中)
miharashiさん
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2014年の10月末から四度目の世界一周旅行に出発しました。ネパール、トルコ、ポルトガルを経て、南米大陸に渡り、バリローチェからプエルトモンを経由してバルマセダに入り、アウストラル街道をドライブしました。アウストラル街道(Carretera Austral)とは、チリのプエルトモンからヴィラオイギンスまで、チリパタゴニアの北部を貫く道路(7号線)の呼び名で、長さは1240kmにおよびます。周囲を険しい山々や氷河、それに美しい湖に囲まれ、南部パタゴニアのパイネとともにチリを代表する一大景勝地です。また、ここは世界的なチャリダーのメッカとして知られています。(表紙写真は、ルピナスが咲き乱れるアウストラル街道北部)
<アウストラル街道の日程>
11月22日 プエルトモン空港ー(Sky Airline)―>バルマセダ空港(レンタカー借り出し) バルマセダ空港―>ヴィラ・セロカステロ(泊)
11月23日 ヴィラ・セロカステロー>リオトランキーロ(泊)
11月24日 マーブルケーブ見学
リオトランキーロー>プエルトベルトランドー>プエルトグアダル(泊)
11月25日 プエルトグアダル<ー>プエルトベルトランド<ー>チャカブコ渓谷 (プエルトグアダル泊)
11月26日 プエルトグアダルー>チレチコー(フェリー)ー>プエルトイバニエスー>コイヤイケ(泊)
11月27日 コイヤイケー>アイセンー>マニウアレス(泊)
11月28日 マニウアレスー>プユウワピ(泊)
11月29日 プユウワピー>ハンギング・グレイシャーー>コイヤイケ(泊)
11月30日 コイヤイケー>バルマセダ空港(レンタカー返却)
バルマセダ空港―(Sky Airline)ー>プンタアレナス空港
ー(バス)ー>プエルトナタレス(泊)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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アウストラル街道ドライブ後半は、アウストラル街道をコイヤイケから北に向かいました。マニウアレスとプユウアピにそれぞれ泊まった後、ハンギング・グレーシャーを見て、再びコイヤイケに戻りました。その3はその全行程の記録です。
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11月27日、念願のセロカステロの雄姿に対面できて気を良くした私たちは、今度はコヤイケからアウストラル街道を北上することにした。町をでるとすぐに、遠くに渓谷がみえた。
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町を遠望する展望台に到着。素晴らしい町並が広がっていた。ここは人気の観光スポットらしく、何台もの観光バスが止まっていた。
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美しい渓谷。
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7号線は通らず、まずはプエルトアイセン方面に車を走らせた。この道は全舗装で快適なドライブが楽しめた。とはいえ町をでてすぐにアップダウンの激しい道を走り、春の花で満開の渓谷を上から眺められた。
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春爛漫。
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川底が色が変わっていた。なぜだろう?
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さらに河川ぞいにはルピナスの大群落が現れた。
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今の時期マーガレットも咲いていた。
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群落の一部を目いっぱい拡大。たしかにルピナスの群生だ。
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逆方向を撮影
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さらに遠くに滝が見えた。
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おいしい魚介料理を食べようとプエルトアイセンに向かう途中の牧草地は春の花で満開だった。馬の放牧場だった。
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プエルトアイセンは海沿いのせいか天気が悪く閑散として典型的な港町だった。引き返そうとしたら、偶然レストランを見つけて入店。地元の人たちで満席状態だった。スペイン語のメニューしかなくサーモンを注文。単純においしかった。
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コヤイケ方面にもどり、ここから左折して7号線を北上した。
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しばらくは舗装道路で快適なドライブウェイだ。
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イチオシ
このアウストラル街道はルピナス街道と呼んでもいいくらいずっとルピナスの群落が続いていた。
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白とピンクのルピナスも増えてきた。
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すごい!
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まるでニュージーランドに来ているみたいだ。
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同上
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手前の薄ピンクのルピナスが素晴らしい。
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変な形の頂上の山をバックに。あの山の真下が目指す町マニフアレスだ。
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このようにまっすぐ伸びた道沿いにルピナスが咲いている。
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やがて白い峰も見えだした。この日はマニフアレスという町に宿泊。ネットで苦労して見つけた宿だ。最初場所がわからずうろうろし、人に聞いてようやく見つけることができた。なんのことはない。本線沿いにあった。
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宿泊したレジデンスはこのあたりではりっぱな2階建ての建物で、駐車場が着いていた。バスは外だが男女別できれい好きの女主人がしきっていた。古いが掃除がゆきとどいていた。バスタオルがなかったので、身振り手振りで聞いたら、出してくださった。まったく英語が通じなかった。
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11月28日、今日はプユウワピまで走ってそこに泊まる予定だ。プユウワピの手前にはハンギンググレーシャーがあり、天気が良ければそこにも寄る予定だった。
実は、プユウワピの宿からは、アウストラル街道のプユウワピから南に20キロと60キロの間が道路工事中で、午後1時から5時まで封鎖になるとの情報をもらっていた。工事区間には12時前に入らないと、工事区間から出られなくなるとのことだったので、朝早めに出発。あいにく曇天に薄日が差す天気だが、花が素晴らしいからよしとしよう。 -
行くてには白い峰が見えた。
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峠に着いた。この時日が差し、絶景だった。
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拡大して。水がきれいだ。
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峠からは変な形の山が見えた。
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峠を下るとき思いがけず虹が差した。向こうが雨。こちら側が日が差している。
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工事区間に差し掛かった。まだ封鎖前だったので通れた。区間にはすごいヘアピンカーブで下る峠があり、先が見えないほど植物が茂っていた。大型車が来なくてよかった。
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通行可能時間帯でもこのようにところどころ片側通行で待機を余儀なくされる。待機時には自転車も止められていた。雨がふっていたので、気の毒だった。
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工事中のためとんでもない悪路もあり、悪戦苦闘して通っているとき、前から工事用のトラックが行くてを遮った。
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さらにこんな道も。
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海沿いの道も。
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パタゴニアではこのように牛の大群に行くてを阻まれることが多かった。牛はなれたもので車をよけて通っていた。
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雨の中悪路と苦戦しているチャリダーのカップル。自転車の具合が悪そうだった。もうすこしチャリダーが多いかなと思ったが、工事中と悪天候のせいか、あまり多くなかった。
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天気が悪いため、今日はハンギンググレーシャーを見るのはあきらめて、プユウワピの宿へ直行することにした。宿は入江に面したすてきな作りの家だった。
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2階の部屋に通された。寒いのでガスストーブをつけていただいた。ドイツ人の宿だ。
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すてきなリビングルーム。
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ここの女主人が書いたこの町の歴史の本。ご主人がドイツ語から英語に翻訳したものもあるそうだ。
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部屋から見たいかにもパタゴニアという空模様。雨と曇りと晴れが一緒にやってくる。
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11月29日、昨日の雨は上がり霧も晴れていたので、9時ごろ宿を出て、ハンギンググレーシャーのある公園へ。
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宿を出発すると、昨日は見えなかった美しい風景が見えてきた。
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20分位でハンギンググレーシャーの入り口に着いた。
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入園料を払い、ゲートを通過。切符を売っていたイケメンのお兄さんが開けてくれた。
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苔むした原生林の中まで走らせて、駐車場に車を置いて、5分歩き、展望台へ。
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公園内は苔むした原生林が手つかずのまま保護されていた。
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目の前にハンギンググレーシャーが現れた。
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写真にすると迫力がないが、実際は下にごうごうと流れる急流があり、ど迫力がある。
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イチオシ
拡大するとすごさがわかる。雨のあとだったので、滝の勢いがすごかった。
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上から見る展望台から駐車場までもどり、木道を少し歩いて下の展望台に出た。
晴れていたら湖の縁まで歩き船で滝の真下まで行きたかったが、こんな天気では船も出ないと思われたので、あきらめてもどることにした。 -
今出発すれば工事区間を通過できそうなので、できるだけ早く通過するべく、急いだ。昨日の長雨で道はドロドロ。大変だった。途中でストップしたら抜け出すことができなさそうな道だった。
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再びヘアピンカーブの峠道への道を走っているとこんな道を走っているチャリダーにであった。
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無事40キロの工事区間を1時間半かかって通過。途中の峠も工事区間だったが、目の前に大迫力の山が見えたので、この時は車を止めて、撮影。
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無事工事区間を通過できたので、安心し、のんびり山を撮影しながら車を走らせた。来るときには見えなかった、変わった形の山が次々と現れた。
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きれいな河原に休憩所があったので昼食。
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晴れていたらさそかしすばらしかっただろう。。
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しばらくこの山が見え続けた、
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同じ山だと思われるが、方向が変わると形が違って見えた。
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拡大すると小さなハンギンググレーシャーが見えた。
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昨日のさむさで白い雪化粧
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拡大して。同じ山だが見る方向でこんなにも違う。
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ラストーレス湖のミラドールに着いたがあいにくの天気で殺風景。残念だ。
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また大きな岩峰が見えてきた。写真では伝えられないがこの山の迫力もすごかった。
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また変わった形の山が。
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おととい泊ったマニフアレスに到着。
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町のカフェで休憩。レモンケーキがおいしかった。コーヒーはネスカフェのインスタントコーヒーを自分で入れる。(トイレだけを有料で借りることもできた。)
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また変な形の山が見えてきた。
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再びルピナスの大群落。
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来た道とは違い、本来の7号線をそのまま南下。とたんにガタガタのひどい悪路になり、時速20キロで走行。しかし、沿道の風景は素晴らしかった。右手に高い険しい岩峰が見えたが、やや雲がかかっていた。
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左手にはきれいな川が見えてきて、ルピナスが群生していた。
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橋をわたり
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高度をしだいに上げていった。
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景色がよいところに来たので記念撮影。
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行く先には色の素晴らしい山が2つ見えた。
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山の横を通過。手前の牧場にはタンポポがみごろを迎えていた。
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さらにもう一つの山の横を通過。うっすらと雪化粧。
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再び浅い川。ルピナスも咲いていた。
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まっすぐの道なのに砂利道でスピードが出せない。
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さすがにこの道は無理なようで、苦しそうに自転車を引っ張っていた。旧7号線で出会ったチャリダーはこの人一人だけだった。みんな舗装道路を通ってコイヤイケに行くようだ。距離はこちらのほうが短いが道が悪すぎる。
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コイヤイケに近づいてきて、もうすぐガタガタ道も終わりそうだ。
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3時間かかって舗装道路に合流し、無事コイヤイケに戻ることができた。これでアウストラル街道のドライブは無事終了。想像以上に景色はすばらしかったが、悪路も想像以上だった。(パイネ国立公園へ続く)
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