２回目の隠岐諸島の旅　西ノ島編

2014/11/19 - 2014/11/21

１５年ぶりの隠岐への旅。嫁は初めての隠岐。
マイカーとフェリーを使い、丸１日かかって西ノ島に到着。
西ノ島をじっくり観光したかったので、２泊してみました。

エリア 隠岐諸島(島根)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 船 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

お世話になった民宿「福来朗」
１人１泊２食７千円(税抜)でした。
浦郷エリアにあります。別府港から車で１０分ほど。

宿のＨＰ↓
http://www4.hp-ez.com/hp/fukurou-oki/page1

民宿「福来朗」の裏側。
漁港に面していて、駐車スペースも広大です。

民宿「福来朗」のお部屋。
小奇麗で居心地の良い民宿です。

宿泊時、観光客は私達のみであとは工事関係の方でした。

民宿「福来朗」の夕食。

民宿という事もあり、料理には期待して無かったのですが、良い方向に予想が外れました。

料理は新鮮な海のモノが中心です。
不思議とたくさん食べても翌日胃もたれしませんでした。

真ん中の貝が非常に美味。

酒はもちろん「隠岐誉」

隠岐の名物「連子鯛」
１人まるごと1匹。

ハマチの甘辛すき焼き風鍋。
美味い！

2泊目の刺身。
毎晩違う料理が出てくるそうです。

メバルの唐揚げ。
これまた美味い。

カレイの煮つけ。
美味しい。

隠岐名物の「さざえ」。

ハゲの鍋。
美味しい。

「福来朗」の料理はどれも美味しく飽きがこないものばかり。
嫁さんも大満足でした。

西ノ島に到着後、一晩明けての朝です。
とりあえず午前中に島の東側を観光、午後に国賀海岸のある西側を観光してみようという事になりました。
この時期は観光船も出てないので、車での観光に頼ります。

島内観光の初めは耳浦海水浴場。
季節外れですが行ってみました。
私達だけしか居ませんでした。

ゴミが散乱していてあまり綺麗でありませんでした。
ハングルのゴミが目立ちます。

変わった木を見つけました。
風が強いのでしょうか？

静かな入江が続きます。

黒木御所。
後醍醐天皇が隠岐に配流されていた時の行宮。

歴史に興味がない嫁には悪いと思いながら訪れました。

黒木御所跡はこの階段を登りきった場所にあります。

途中にある展望台。
別府港が一望できます。

黒木御所跡です。
山の上の寂しい場所でした。
ここから脱出して京に帰った後醍醐天皇も、結局は吉野の山奥で暮らす事になったのは何かの因縁でしょうか？

ちょうど別府港に隠岐汽船のフェリーが入港していました。

別府港にある酒屋さんです。
元々は酒蔵だった思います。
今は醸造はしていない様に思えます。
前回訪れた時は醸造していたような記憶があるのですが、１５年前の事なので記憶が定かではありません。
焼きたてのパンも販売していました。

この酒屋の脇にある看板です。
昔は飛行艇の発着場だった様です。

酒屋前のベンチでのんびりしていると１台の奇妙な車が。
よく見るとGoogleのストリートビューカーです。
隠岐でもストリートビュー。Googleはスゴイ会社ですね。

イカ寄せの浜。
浦郷エリアにあります。
昔はこの入江にイカの大群が押し寄せたそうで、手づかみでイカを取ったようです。
鳥居横の小さな小屋はイカが来るのを見張っていた「番小屋」です。

今ではイカを待つ漁師もいなくなっ・・・てはませんでした！
漁師さんが車道横でずっと浜を見張ってました。
お話を伺うとソデイカという大きなイカが度々この入り江にやって来るそうで、それを大きなモリみたいな道具で捕まえるそうです。

イカ寄せの浜の対面にあるのが、

由良比女神社です。
ちょうど紅葉が見頃でした。

これで午前中に予定していた観光地は全て終了。

私は普段から「隠岐は良いよ。スゴイ絶景が見れるよ。」と嫁に話をしていたのですが、この時点では嫁は半信半疑の状態でした。嫁を黒木御所と耳浦海岸に連れて行ったのは完全に失敗でした。

昼飯の時間には早過ぎなのと、汚名挽回？を兼ねて国賀海岸に行くことにしました。

国賀海岸の摩天崖にやってきました。
道中の風景も絶景で、嫁さんも興奮気味です。

摩天崖の入口には柵があり、牛や馬が逃げ出さない様になっていました。

写真では丘に見えますが、崖の上です。
そこが草原になっています。
牛糞や馬糞があちこちに落ちているので足元注意。
風が強いのでハエなどの虫があまりいません。

15年前の訪問時に比べると牛の数が減っている様に感じましたが、後で宿の女将さんからその理由を聞き納得しました。

最近、牛の出荷がまとめてあったらしく、牛が減ったそうです。この前まではたくさん居たんだけど。と宿の女将さん。

崖の上からの日本海。
浦郷や別府側に広がる穏やかな内海と違い、荒々しい日本海がありました。

摩天崖の入口から海の先の方に展望台が見えます。
ここが摩天崖の頂上です。
入口から歩いて5分ほどで到着。

摩天崖頂上から景色。
写真が下手なので伝わりにくいですが、絶景が待ってました。

嫁さんも「凄い景色！」と大満足。
汚名挽回できました。ホッ。

摩天崖。
こんな絶景ですが、当日の観光客はほとんどいませんでした。
それと今や日本の観光地に必ず見かける様になった外国人観光客を隠岐に来てからは一切見ませんでした。原因は行きにくい事、宿のＨＰが充実してない事などでしょうか？

摩天崖の帰りに牛さんが。
車をゆっくりと進めてみましたが、全然動いてくれません。
隠岐の時間はゆっくりと動いているようでした。

一旦昼飯に食べに町へと帰ります。

にしわき鮮魚店
浦郷にある魚屋兼飯屋です。
刺身定食や海鮮バーベキューが有名ですが・・・
魚屋としては営業してましたが、シーズンオフなので飯屋としては営業してませんでした。
観光ＭＡＰに掲載されていた飯屋はシーズンオフなので休業している所が目立ちました。

コンセーユ
別府にあるお店です。
境港で貰った隠岐の観光ＭＡＰによればサザエカレーとサザエ丼が名物な様です。
店内は役所の職員や建設業の方で賑わっていました。

サザエカレー
バターの風味とサザエが良く合っていました。

サザエ丼
火を通したサザエがドサドサ。
これも美味しかったです。

お腹も満たされたので、国賀海岸巡りに戻ります。

赤尾展望所から風景。

遠くに摩天崖が見えました。
絶景が続き、何時までも観てみたい景色です。

ここにも馬がいました。
足が太くて立派な体格です。

近くに寄ってきました。
人間に慣れているようですが、草に夢中です。

赤尾展望所にある表示板。
隠岐らしく竹島の表示があります。

眼下には通天橋も見えました。

鬼舞展望所
駐車場から10分ほど歩きます。

ここから内海側の景色も見えます。

鬼舞から帰り。
牛がとうせんぼ。
10分ほど待ちました。

国賀のバス停。
便数は少ない様です。

観音岩や通天橋の近くにあります。

ここから摩天崖まで歩ける様です。
１時間かかるようです。

通天橋

観音岩

日没が迫り暗くなってきました。

夕焼け。

この日の観光はこれで終わり。
嫁さんが「国賀海岸は本当に良かった。ずっとここに居たくなる」と満足していました。

ユアーズというスーパー。
浦郷と別府の間にある西ノ島町唯一のスーパーです。

ティッシュなどの日用品の高さにビックリ！

後で訪れた中ノ島(海士町)には無いスーパーがありませんが、その変わり小型の雑貨や食品などを販売する何でも屋が何件もあります。
それに比べると西ノ島には何でも屋の数が少ない様に思えました。
道路事情が整っている西ノ島とそうでない中ノ島の違いでしょうか？

翌朝の国賀海岸。
中ノ島(海士町)へフェリーで渡る前に、もう一度国賀海岸へ。
その中でも一番気に入った摩天崖へ。

馬も潮風に当たりながら美味しそうに草を食べてました。

摩天崖から景色。
この風景を見れて大満足です。
２回目の隠岐ですが、やはり国賀海岸は素晴らしいと再認識。

馬に見送られて西ノ島を後にします。

この旅行記へのコメント （4）

• 倫清堂さん 2015/01/26 20:23:10

  こんばんは

  旅行記を拝見し、隠岐の島へ行った思い出がよみがえりました。
  コンセーユは、旅館みつけ島荘と同じ経営者のレストランではなかったですか？
  私も黒木御所や国賀海岸などを訪れ、歴史も自然も豊富な隠岐の島が大好きになりました。
  それにしてもハングルのゴミが増えているという現実が残念でなりません。
  隠岐の島（島後）にはニュートリノの観測施設が建設される計画もあるので、これから外国人の来訪が増えると思います。
  当事国へ言っても改善できないなら、環境問題を世界に訴えて、ゴミ問題の解消へ進んでほしいと願っています。

  花くらげさん からの返信 2015/01/26 22:24:06

  RE: こんばんは

  倫清堂様
  
  こんばんは。
  コメントありがとうございます。
  
  
  > コンセーユは、旅館みつけ島荘と同じ経営者のレストランではなかったですか？
  
  同じ経営者かは存じませんが、コンセーユの女将さんが田中美佐子さんと同級生だったとか。詳しい事は何も知らずです。すみません。
  
  
  
  > 私も黒木御所や国賀海岸などを訪れ、歴史も自然も豊富な隠岐の島が大好きになりました。
  
  隠岐の自然は雄大ですね。今回の訪問は２度目でしたが私も大好きです。
  隠岐の廃仏毀釈運動とかは「文革？」と思わずドン引きしましたが(笑)
  
  
  
  > それにしてもハングルのゴミが増えているという現実が残念でなりません。
  
  ハングルのゴミですか？確かに目立ちますが、これでも以前と比べればマシになった方だと思いますよ。
  
  
  > 当事国へ言っても改善できないなら、環境問題を世界に訴えて、ゴミ問題の解消へ進んでほしいと願っています。
  
  私も同感です。以前北海道に住んでいた事があるのですが、民度が低いと言われている関西人の私ですら道民のゴミ意識の低さに呆れた事がありました。何でもかんでも外にポイ捨てする人が多くて。村上春樹氏が小説に書いて問題になりましたが、誇張でも中傷でもない単なる事実だったのをプライドと見栄で押し切ってしまいました。
  話が逸れましたが、ゴミ問題については倫清堂様が仰る通り世界に訴えるべきです。
  
  
  花くらげ

• 十三の白髭さん 2014/12/03 20:42:26

  はじめまして。

  花くらげさん
  
  私は隠岐の島・島後の出身です
  
  私のお爺さんも牛を飼っていて、農作業の時は活躍していました
  
  放牧場などで姿が見えない時など（今は飛行場になっています）
  
  名前を呼べば飛んで来た事を思いだしたました
  
  島後・西郷も素敵な所がありますよ
  
  それではまた
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜十三の白髭〜

  花くらげさん からの返信 2014/12/04 07:40:11

  RE: はじめまして。

  十三の白髭様
  
  おはようございます。
  コメントありがとうございます。
  島後には以前行った事があります。
  その時はレンタカーを借りて島を一周しましたね。
  壇鏡の滝や屋那の松原を見ましたね。
  西郷の思い出は、今の様に日韓関係が険悪かする前に「返せ竹島！」のデカデカとした看板が港にあるのを見て、ある意味衝撃を受けた事です。
  嫁が再び隠岐に行きたがっているので、今度は島後に行きたいと思ってます。
  
  
  花くらげ