スロベニア・クロアチア周遊記(4) シベニク宿泊編

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2014/08/09 - 2014/08/16

84位(同エリア172件中)

#ホテルステイ

旅行記グループ 2014夏スロベニア・クロアチア周遊記

じんさん

スロベニア・クロアチア周遊記(4) シベニク宿泊編

クロアチアとスロベニアを巡った旅の記録。

日程：７泊８日
移動手段：車
訪問地：★は世界遺産
１日目　→ブレッド湖
２日目　→リュブリャナ→プリトヴィツェ湖付近
３日目　→★プリトヴィチェ湖→シベニク付近（この地で４泊）
４日目　→★シベニク＜日帰り＞
５日目　→★スプリット→★トロギール＜日帰り＞
６日目　→クルカ国立公園＜日帰り＞
７日目　→★ポレチュ
８日目　→ポストイナ鍾乳洞

写真：アドリア海で遊ぶ子供たち

宿泊先：Zlatna ribica Pansion
シベニクの市街中心から５ｋｍ程離れたところにある海沿いのペンション。1泊６８．５ユーロ、現地通貨のクロアチア・クーナかユーロのいずれかの現金支払いのみ受付可。全行程中４泊はここに滞在。前後のスケジュールと回りたいところへの距離を考え、宿泊地をシベニク周辺に絞り込み、「部屋からすぐに泳ぎに行ける」「付属するレストランの評価が高め」「値段がそこそこ安い」「いろんな意味で怪しくなさそうなところ」という目線で選び抜いたペンション。
ここを拠点にして近郊のシベニク、スプリット、トロギール、そしてクルカ国立公園などを巡る。

(1) ブレッド湖編
http://4travel.jp/travelogue/10923717
(2) リュブリャナ編
http://4travel.jp/travelogue/10926456
(3) プリトヴィツェ湖群国立公園編
http://4travel.jp/travelogue/10929626
(4) シベニク宿泊編
→この日記
(5) シベニク旧市街観光編
http://4travel.jp/travelogue/10939619
(6) スプリット編
http://4travel.jp/travelogue/10939659
(7) トロギール編
http://4travel.jp/travelogue/10946942
(8) クルカ国立公園編
http://4travel.jp/travelogue/10949638
(9) ポレチュ編
http://4travel.jp/travelogue/10950289
(10) ポストイナ洞窟編
http://4travel.jp/travelogue/10952535

エリア

シベニク(クロアチア)

旅行の満足度: 4.5

観光: 5.0

ホテル: 4.0

グルメ: 4.0

同行者: カップル・夫婦

旅行の手配内容: 個別手配

ペンション外観、中庭より撮影。
この他にも周辺の民家を買い足していった感じの宿泊棟が幾つかある。周辺は漁村の住宅街といった感じで、賑わうほど観光客はいないが、かと言って寂れ過ぎているわけでもなく、田舎のあくせくしてない、落ち着きのある雰囲気が感じられた。
客室。
荷物を広げるスペースがベッド脇ぐらいにしかなく、連泊するにはちょっと狭かった感じも。冷蔵庫は部屋には無く廊下に共用のが一台あるだけで不便さがあった。とはいえ、毎日晴天で暑い日が続く中、エアコンはしっかりと付いていたので快適に過ごすことができた。
中庭と駐車場。
駐車場は敷地内でゲートもあるが、誰でも出入り出来そうではあった。路上に青空駐車するよりは安心か。
周辺の海の様子。
対岸のように見えるところはクラパニ島(Otok Kurapanj)という名の島。
ペンション付属のレストラン。
夕食は宿泊料金に含まれていないが、結局、このペンションに宿泊中４回のディナーは全てここでいただいた。ホテル予約サイトでのあらかたの口コミ通り、料理は美味しく、さらに自家農園の葡萄で作られたホームメイドワインもなかなか美味しかった（特に白）。

こちらはレストランの中より。
毎晩、宿泊客以外にも車などで大勢の客が来訪。店内は広く、テラス席に屋根と窓を取り付けたようなエリアと、完全な室内エリアとに分かれているが、夜のとばりが降りる頃には海の見えるようなテラス席側は満席状態に。
地ビールのKarlovacko。
フィッシュスープ。
25クーナ。器の底の方にリゾットと黒鯛の身が沈んでいて、味はまるで鯛茶漬け。日本人の魂を揺さぶるとても美味しいスープで、初日の前菜にいただいてからというもの、二人してほぼ毎晩注文。この"鯛茶漬け"があったので旅行中日本食に飢えることが無かったのは言うまでもなく。

後で他のお店でもフィッシュスープを注文したこともあったが、日本の味噌汁のようにその作り方は千差万別のようで、そちらのお店ではリゾットの代わりにショートパスタが入っていた。
魚介の盛り合わせ。
二人前、280クーナ。
イカ墨のリゾット。
妻が気に入ったらしくここで二度ほど注文。
魚介のリゾット。
ボロネーゼ。
ランプステーキ。
アンコウの白ワイン煮。
チョコレートのパラチンケ。
いわゆるクレープ。

クルミのパラチンケ。
夜の海岸。
食後の散歩で歩いてみた。他にも犬の散歩や夕涼みをしている人もいて、暗い電燈の下でも安心して歩ける。中にはこの暗い中、海で水浴びをしている親子も。
朝食会場。
夕食を食べたレストランとは別で、宿泊客専用。
テラス席が数席。
毎朝ここで海を見ながらの朝食は心地よかった。
朝食はビュッフェ形式ではあるものの、メニューはシンプルにハムやチーズなど。
それに玉子料理も頼める。
ペンションのすぐ目の前がアドリア海。

ビーチこそないが、一日中、宿泊客の子供たちを中心に人々が桟橋からの飛び込みなどに興じながら過ごしている。我々も久しぶりに飛び込みに挑み、しばし童心に返る。

街の散策などから帰ってきた後は、写真向いのテントの下で冷えたビール片手に夕食までの時間をまったりと過ごした。

まったりし過ぎて話相手としておじいさんに捕まること２回。この辺りの歴史や向かいの島の成り立ちなどを教えてくれた。
中庭のいちじくの木。
この地域の特産でもある。
二人でこのいちじくの木の近くで写真を撮ってたりしていたら、ペンションの人が近寄ってきて、幾つかいちじくの実をもぎ取って渡してくれた。さっそく食べてみると、予想以上にとても柔らかく甘くておいしかった。
ペンション界隈ではちらほらと飼い猫もうろつく。
クロアチアは日本なみかそれ以上に猫が目につくところだった。
同じペンションに宿泊していたスロヴァキア人の親子。

朝食時に何度か会ったので、その度に挨拶を交わしたり、妻がこの子のことをかまったりしていたら仲良くなった。さらにチェックアウト後、出発の準備をしていたらこの家族も偶然外にいたので別れの挨拶。これはその時の写真。
車を動かし始めたところ、このお父さんが「ちょっと待て」と言わんばかりのジェスチャーを示し、ホースを取りに行って戻ってくると、フロントガラスにこびりついていた何やら花粉みたなものを全て洗い流してくれた。まったく親切な人だ。

人との出会い、ペンションの人との触れ合いもあって、その意味でも思い出に残るところだった。

シベニク旧市街観光編に続く。