2014/06/29 - 2014/06/30
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フルリーナさん
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リギ・クルムからトゥルンに抜ける途中で、ロマンシュ語圏・スルセルヴァ谷の小さな村に宿泊しました。
何と、住人は20人ほど!
氷河急行が通る谷を見下ろす眺めと、歴史ある巡礼教会がある以外には、お店も何もない過疎化の進む村でしたが
田舎好きの私には、とても魅力的な村でした。
忘れられない、宿での、嬉しかった思い出をご紹介します。
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- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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リギクルムを後にして、アンデルマット経由でディセンティスへ向かいます。
この日はあいにくの雨。
移動日だから、雨でも良しとしなくてはいけないのですが、やっぱり雨の日はテンションが下がります。
今年もてるてる君を作っていったのですが・・・。
数々の伝説を作った、あの、てるてる君は、昨年ミュンヒェンの友人が来日して、我が家から石垣島に向かう時に「このてるてる君がいたら、きっと晴れるから」、と里子に出してしまいました。
う〜ん、今回のてるてる君は、ちょっとパワー不足? -
けっこうなザーザーぶりの中、ディセンティスに到着。
ここは、10数年前エンガディンに向かう途中に、途中下車したので2回目です。
今日は、ディセンティスから谷を挟んだ向こう側の村の宿に泊まるので、せっかくなのでディセンティスの修道院を再訪です。
ここの駅名は ディセンティス・ムステール
ムステールはロマンシュゴで修道院という意味です。
このあたりからトゥルンをふくめてロマンシュ語圏なんです。
ロマンシュ語は、グラウビュンデン州の限られた土地で使われてる言葉です。
この言葉はアルプスの先住民レチア人がローマ帝国に征服されてレチア人が話していた言葉がラテン語化されて生まれた言葉だそうです。
正しいラテン語ではなくちょっとミックスしちゃったのでしょうか。
だから、なんとなくイタリア語に近い感じがするのですね。
ロマンシュ語は、スイスの第4の公用語となっていますが、ごく限られた地域でしか使われておらず、それも谷ごとに方言のように少しずつ違ったりしているようです。
おっとっと・・・話がそれてしまいましたね。ディセンティスの修道院のお話でした(^^)。 -
ここはベネディクト派修道院で、その歴史は8世紀までさかのぼるスイス最古のベネディクト派の修道院です。
僧侶Sigisbertによって720年に設立されました。 -
(祭壇に向って右側)
今の修道院と修道院付属教会は1696年から1712年に建てられました
フランス革命後の大火で失われた部分もありますが、その壮麗な修道院と教会は、北アルプスを代表するバロック建築の傑作と言われています。 -
(祭壇に向かって左側)
内部の色が白だからでしょうか。
装飾に金がふんだんに使われていても、とても落ち着いた美しさです。 -
鉄製のスクリーンの向こう側が内陣(チャンセル)です。
会衆席がある方は身廊、聖歌隊と聖職者が入るほうが内陣です。
内陣と身廊を区切る、鉄製のスクリーンがついています。 -
(正面の祭壇)
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Hochalter(本祭壇)の前に、おおきな香炉が下がっていました。
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ベネディクトの祭壇
(身廊の前方左側) -
ちょっとだけ拡大
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こちらはミカエルの祭壇(Michaelsalter)
1572年Ritter Sebastianによるもの -
説教台
1717年、Petreus Soler、によるもの。 -
身廊から側廊部分を眺めて。
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聖堂後方2階のパイプオルガン
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内陣の中の聖歌隊席後ろにもパイプオルガンがありました。
こちらは小さめ。 -
これは、なんなのかよくわからず・・。
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こちらは西側のMarienkirche
(1895−1899) -
こちらもMarienkirche
歴史あるスイスの大修道院、とても美しい聖堂でした。
雨の日ということもあってか、観光客も少なく、ゆっくり見学できました。
このあと、カリジェのグッズがたくさん置いてある文房具屋さんに行きたかったのだけど、残念ながらこの日は休日。
このあと、宿に向かいました。 -
この日の宿は、住人20人ほどのほんとに小さな村。
旅程を建てていた段階では、Trunのホテルの宿泊するつもりだったのですが、予約を入れてもお返事がなく、ディセンティスから谷を挟んだ南東の高台の村の宿に決めました。 -
決め手は、私の好きな高いところにある村!
ということと、小さな可愛い巡礼教会がすぐ横にあること。
そして、やり取りをして宿の方がとても親切だったことです。
年配の母が一緒なのだけど、バス停から坂道がありますか?
と質問をしたら、ディセンティスまで送迎してくださるとのこと。
申し訳なかったのですが、お言葉に甘えてしまいました。 -
その後、Trunのホテルから予約だ取れますとのお返事をいただいたのですが(パソコンのトラブルでお返事が遅くなったようです)、もうその時は、すっかりこちらの宿のファンになってしまっていたのでTrunのホテルはお断りしました。
カリジェのゆかりの宿でもあるので、本当はどっちも泊まりたかったのですが。 -
宿の横にはこんな彫刻も(^^)
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これはこちらの彫刻家さんが作ったもので、地元新聞にも掲載されていました。
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小さな村・・・ということは、なんとなく予想していましたが
何と住人20人ほどだそうです。
wikiによると住人50人と出てるのですが、過疎化が進んでるのですね。 -
でも高台にあるので、眺めは抜群!
氷河急行が通るスルセルヴァの谷を見下ろせます。 -
お部屋はとてもシンプルですが、お布団も快適。
共同のバスタブも使わせていただきました。
感動したのが、廊下に貼ってあったちょっとしたメモ書き
「ここはホテルではありません。私たちの家です」
その言葉の通り、まるで友人か、親戚のように温かくもてなしてくださいました。 -
この村には、スーパーはもちろん、お店も何もないので、
カフェとレストランも併設してるこの宿は、村の人たちの憩いの場所のようです。
私達が到着すると、部屋に案内される前にカフェに通されて、集まってる村の人たちと一緒にコーヒーをいただきました。
私達は2組目の日本人だそうです。
ご主人のスティーブンさんはイギリス人、奥さんのエヴェリンさんはエンゲルベルグのご出身だそうです。
この村の人たちのためにカフェを開いた!ということで、新聞に載ったこともあるみたいです。 -
ホテルのベランダからは、お隣のパドゥア巡礼教会が見えます。
お天気が悪いのがとても残念! -
でも、せっかくなので、傘をさして教会に行ってみました。
お庭にはルルドのマリアさまと、ユーモラスなおともだちがたくさん(^^)。 -
こちらはpadua巡礼教会。
Paduaというのは、ロマンシュ語でパドヴァの聖アントニオさまのことだそうです。聖アントニオ教会っていうことですね。
聖アントニオさまは、失くしたものを探してくれるという聖人なので、旅行でも日常生活でもしょっちゅうお世話になっています。
教えてくれたエヴェリンさんに、「私はすぐなくし物をするのでアントニオさまにはいつもお世話になってます!」というと、スティーブンさんが「エヴェリンもだよ!」と。
一気に親近感が♪
10年前の2004年の旅では、聖アントニオさまに、と〜ってもお世話になりました!
↓
http://4travel.jp/travelogue/10017051 -
小さな教会ですが、とても美しいです。
ディセンティスの修道院と似た感じの祭壇だなと思ったら、説教壇を作ったPetreus Solerの名前が、こちらの教会の解説でもありました。
1662年に、はじめの小さな礼拝堂が建てられ・・・・?
1689年にこの聖堂が建て替えられ献堂されたようです -
こちらも美しい説教壇
-
この教会の名前である、パドヴァの聖アントニウス。
聖アントニウスさまは、幼子のイエスさまを抱かれています。 -
右側祭壇。
-
こちらはこの聖堂が献堂された時の年が刻まれています。
小さいけれども、とても美しい巡礼教会でした。 -
雨の中、宿に帰ると、エヴェリンさんがタオルをもってきてくれました。
「自分の家のように、ここの部屋のものは何でも使ってくださいね」
と、カフェ&レストランの横の広い部屋に案内してくれました。 -
みなさま、突然ではございますが、ここで一つクイズ。
この窓に下にあった、この大きな三角の布はいったいなんでしょう?
答えは、来月末にこの旅行記の最後に発表いたします(笑)。 -
壁には大きなチーズのカッティングボードがたくさんかかってます。
-
この地方のものだそうで、きれいな手書きの絵が描かれています。
-
そして、たくさん本が並んでいる本棚に、チャップリンの自伝発見!!
実は、私、小学5年生の時に初めてチャップリンをテレビで見て以来の、チャップリンの大・大・大ファンなんです。
もう、チャップリンという名前を聞いただけで、涙腺がジワーッとしてしまうくらい大好きで・・・。
初スイスの時に、珍道中ながらチャップリンのお墓参りもしてきました!
(かれこれ、20年も前のことになりますが・・・写真の私が若い(笑)
http://4travel.jp/travelogue/10691752 -
私の持ってる、中野好夫訳の自伝は、チャーリーの自伝の最後で終わっていて、あとはあとがきになってるのですが、ドイツ語版は、後ろにいろいろな方がチャップリンに寄せた文章が載っていました。
とっても興味深くて、夢中になって見ていると、スティーブンさんがやってきて「エヴェリン(奥さん)はチャップリンの娘さんと友達なんだ」と、話しかけてきました。
「ええっ!!どなたと?チャップリンの娘さん!!?」
もうびっくり! 聞き間違えかと思ってもう一度聞くと
「そう、友だちなんだよ。ジェラルディンとね」
・・・チャップリンに一番似ているジェラルディンさんとおともだち・・・
チャップリンと聞いただけで条件反射のように胸と目頭が熱くなってウルウルしてしまう私。まさか、今回の旅でチャップリンの娘さんとおともだちの方と出会えるとは思ってもいませんでした。
初スイスは20年ほど前ですが、トゥルンの旅行記で描いたように、私に人生の大嵐が吹き始めて、逃げるように旅を始めた時期。
いろんなことを抱えながら、チャップリンのお墓にたどり着けたときには、ほんとうにうれしくて泣いてしまいました。
そんな、いろいろなことをも思い返しながら、やっぱり今回の旅は、カリジェの言う「道端の小さな奇跡」をたくさん見せてもらってる旅なんだと、胸がいっぱいになってしまいました。 -
チャップリン談義のあと、職業の話になり、子供たちにピアノを教えたり、合唱を教えたりしているというと、エヴェリンさんがスイスの民族楽器のシュヴィーツァオルガン(スイスのアコーディオン)schwyzerörgeli を持ってきてくれました。
そしてスイス民謡を、「6カ月も弾いていないのよ、ひけるかしら・・」といいながら弾いてくれました。
アコーディオンから流れてきたのは、アルプスのレストランでよく流れている民謡の楽器の音!
6か月ぶりと言いながら見事な演奏で、ヨーデルがきこえてきそうです。
そして曲の中には、スイスポストバスのあのクラクションの音まで入ってるんです!!
私にも、「弾いてみて」と弾かせてくれました。
一つのボタンが蛇腹を引くとき、押すときで2種類の音が出る仕組みになっています。しかも鍵盤でなくボタンがたくさん。
右手と左手、両方のボタンで、メロディーと伴奏、かなり広い音域をカバーできます・・・・が、難しいのなんのって!。
音階すら弾けませんできた〜。
でも、楽しかった&感動!!
写真は、慣れない手つきの私の手。
schwyzerörgeliを弾くエヴェリンさん、すっごくかっこよかった♪ -
そうして、楽しい時間を過ごし、pign paduaで夕食をしていると一組のスイスの家族が到着しました。
お客さまかなと思ったら、どうやらお友達かご親戚のようです。。
可愛い少年を連れた3人ご家族で、ウルスリくんのような少年君は見慣れぬ東洋人をちらちらと気にしてる様子。
目があったのでニコっと会釈をしたら、嬉しそうにニコッと笑顔を返してくれました。
夕食後、エヴェリンさんとスティーヴンさんに、チビ国際交流用に持って行った折り紙で鶴を折ってあげたら、ちょっとまってて・・と、さっきの少年を連れてきました。 -
少年はエヴェリンさんの「godson」のA君。
エベリンさんの故郷、エンゲルベルグに住んでいる少年です。
Godsonというのは洗礼の時に教母(教父)になってあげた子供のことです。
赤ちゃんの時からずっと家族のように見てきた子なんですね。 -
折り紙で鶴を折ってあげたのですが、折り紙に興味津々で、一枚の紙が折っていくうちに鶴になると、すごい!!と目を輝かせてすごく感動してくれました。
折り紙をたくさん持って行ったので、一束プレゼントすると、こんなにたくさん、いい、いい・・としきりに遠慮して、それがまた可愛くて。でも、最後に嬉しそうにもらってくれました。
そのあと、もうひとつ一緒に折り紙でピアノを作りました。
とても器用で几帳面で、私が作ったピアノよりも鍵盤がはるかに丁寧にきちんと書かれてる(笑)。
A君は出来上がった作品を嬉しそうにお部屋に持って行きました。
そうそう、書き忘れましたがエヴェリンさんの作った夕食&ケーキは絶品でした!
今回の旅で一番おいしかったです! -
そして、次の朝、起きて朝食をとるCafeの部屋にいくと、エヴェリンさんとスティーヴンさんがふたりうれしそうにならんでいて、
「Ohayo-gozaimasu」
と、日本語で朝のごあいさつ。
びっくりしてる私たちを嬉しそうに見ながら
「昨夜インターネットで調べて覚えたんだよ」
と。
そして、もう一つのサプライズを指さしました。 -
昨日折り紙を折ったテーブルの上に、
私が教えていない作品が一つ。
それも、すごく難しそうな龍です。
「ええっ!これ、スティーブンさんが作ったんですか?}
と聞くと、
「いや、昨日あの後、A(君)が、遅くまでインターネットで作り方を見て作ったんだよ。だから彼は今日はまだ寝てるけどね」
と・・・。
もうびっくりです!! -
だって、昨日は、慣れない手つきで鶴とピアノを苦労しながら折っていたのに、自分一人でネット検索でこんな難しい龍を折っちゃうなんて。
私、ぜったいこれ折れない・・(笑)。
A君が起きてきたので、
「すごいね!私、これ、難しくて作れないよ!びっくり!」
A君は、嬉しそうにはにかんだ笑顔でニコニコ。
ほんとに天使のように可愛い少年です。
私が、エンゲルベルグにはまだ行ったことがないけれど、いつか行ってみたいと言うと
「来て来て!僕、ティトリス案内するよ」
と、嬉しい言葉。
「次に私がスイスに来る頃は、きっとわたしよりずっと大きくなってるね」
と言うと、笑って「うん」と、わたしを見下ろすしぐさ。
いつかすてきな青年になっってるA君にエンゲルベルグを案内してもらう楽しみができました。 -
宿の朝食の準備ができました。
すごく美味しい朝食だったです!
で、もう一つ感動したのが、この可愛いエッグカバー。 -
めっちゃくちゃ可愛い!!
鶏のお尻に卵が隠れてます。
ほしくて、この後スーパーやデパートの家庭用品を見て回ったのですが、残念ながら見つかりませんでした(;;)。 -
やっぱり今日も食べすぎたので、出発前に村をおさんぽ
玄関にはエーデルヴァイスが栽培されていました。
日本でタネを買って蒔いたことがあるのだけど、日本では育たないんだよなあ・・。
やっぱり気候が暑すぎるのでしょう。 -
村の奥から見たPadua教会。
右にちょこんと見えるのが宿です。 -
こちらのお家は人が住んでるみたい。
過疎化が進んで、空き家になってる家もありました。
こんなのんびりした村に住んでみたいなあ・・・。 -
窓の上に、絵が描いてあります。
-
こちらは大きなお宅。
窓部分の木の彫刻がすごく素敵。 -
おおっ!!畑が!!
一瞬、我が家の庭の草がすごいことになってるだろうなと・・・現実に引き戻されました。 -
外壁に石のモザイクの絵が描かれています・
かわいい! -
ゆっくりと村を一周して宿に戻りました。
-
てるてる君は不調で、昨日は一日雨でテンションがちょっと落ちたけど、
それを振り払っておつりがくるぐらいの、温かくて素敵な宿でした。
…と、写真を撮って気がついた!
てるてる君に笑ってるお口がない。
てるてる君の頭にてるてる印のおひさまがない!
それで晴れないのか〜!! -
雲がいっぱい立ち込めてますが、氷河急行の走る谷がうっすらと見えています。
いよいよ出発の時間が来ました。 -
ワンちゃん2匹もお見送りに来てくれました。
いよいよ、出発の時間です。車でディセンティスまでスティーブンさんが送ってくれることになっています。
部屋から重い荷物をスティーブンさんがおろしてくれて、車に運んでくれていると
A君が「僕、荷物を持つよ。僕も駅まで行ってもいい?」と、スティーブンさんに聞きました。
「もちろんだよ」と、スティーブンさん。
エヴェリンさんと、スティーブンさんと、A君みんなでお見送り。
またまた、胸がじーんと熱くなります。
ふと、入り口に飾られている笑顔人々のの写真群が目に留まりました。
「あなたのご親戚?」と聞くと、エヴェリンさんが「村の人全員の写真よ」と答えました。
・・・そうか・・・20人ぐらいの村なんですものね・・。村人全員の写真を家族の写真のように飾っておくなんて、なんて暖かいんでしょう。
そして、また、みんなの笑顔のすてきなこと!
20人ちょっと住人しか住んでいない過疎化の小さな村のたった一軒のカフェ&レストラン。
村の人たちの憩いの場所は、たった一泊の客をも、まるで家族のように暖かくもてなしてくれました。
この宿に泊まれてよかった。この村に来れてよかった。
Trunのホテルのパソコンが調子が悪くて、予約が取れなかったのも、もしかしたらカリジェが道端の奇跡みたいな、この村での出来事を見せてくれるためだったのかもしれないなあ・・。
・・・そんな感慨と共に小さな小さなこの村を後にしました。
宿からディセンティスに向かうつづら折りの山道に、きれいな小さな川が流れていました。
そこは、ライン川の源流なのだそうです。
こんな小さな村のこんな小さな川が、長い長い旅をしながら、あの大きなライン川になっていくのですね。
この村の最後に、そんな赤ちゃんのライン川を見れたこともまた、私にとって大きな出来事でした。 -
駅に着くと託送の荷物の手配で手間取り時間がぎりぎりになってしまい、スティーブンさんが「荷物は出しておいてあげるから先にホームに行って」と言ってくれました。
エヴェリンさんとA君は私たちと一緒にホームまでお見送りに来てくれました。
ホームまで送ってきてくれました。
お名残惜しくて、何度も握手をして、電車に乗り込みました。
いよいよ出発です。
二人はホームから、荷物を出してくれたスティーブンさんは出発に間に合わなくてホームの向こう側から手を振って見送ってくださいました。
電車が走りだしても、見えなくなるまでずっと手を振って見送ってくくれている3人の残像が、心にずっと残っています。
いつか、里帰りするみたいに、もう一度あの村に行きたいです。
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この旅行記へのコメント (10)
-
- 道明寺彩希さん 2017/10/24 18:32:08
- これはレアですね!
- こんにちは!
道明寺彩希です。
住人たったの20人の街に、こんなに素敵な教会があったなんて、すごい情報だと思います。
本当に世界中の小さな田舎町までご旅行されていて、すごいなーって感じました。
これから過去のご投稿も少しづつ拝見させていただきますね。
とっても楽しみです。
これからもよろしくお願いいたします。
- フルリーナさん からの返信 2017/10/26 19:17:42
- Re: これはレアですね!
- ありがとうございます。田舎がすきで、パリもロンドンも行かぬうちに、田舎ばかり歩いてます。日本人はじめてのゲストって、暖かく迎えてもらうとじーんとしちゃいます。観光客ずれしてない素朴さがたまりません。
-
- batfishさん 2014/09/12 21:56:10
- 素晴らしいひととき
- フルリーナさん
心のあたたまるお話をありがとうございます。
折り紙や楽器を通しての交流、普通のお宿では
考えられないくらい濃密な心温まる1日でしたね。
こんな心に残る旅をしてみたい、と思いつつ
自分にはまだまだ無理だなと…
さて、大きな三角の布?(クイズ)についてですが…
ぱっと見た感じタープ生地のようなんですが
この上に大きな栗か何か実のなる木があって
そこから落ちてくる実が下を通る人に当たらないように
または実を回収するための布???
思いつきが食い意地が張っていて恥ずかしい…(^^;
う〜む、なんでしょう?
答え発表を楽しみに待っています。
ということで、フォローさせてください。
今後ともよろしくお願いいたします。
batfish
- フルリーナさん からの返信 2014/09/12 22:00:24
- RE: 素晴らしいひととき
- > フルリーナさん
> この上に大きな栗か何か実のなる木があって
> そこから落ちてくる実が下を通る人に当たらないように
> または実を回収するための布???
batfishさん。
それ、とても素敵な答えですが…残念!
私も今回初めて見たのですが、ところどころでこの布を見かけました。
答えを聞いて、な〜るほど・・・!って思いました(^^)。
答えお楽しみに!
-
- 4nobuさん 2014/09/02 11:23:03
- 心豊かの貴女に
- 心洗われて読みました。
貴女に接した人達は自然に優しい心で接してくれるのでしょう。
見習わねばと思いつつなかなか。
折り紙交流に寄せて:
2007年に滞在したサメダンのアパートのオーナーによくしていただき、ご厚意のお礼にと家内が急いで靴下カバーを編み上げお別れのときに差し上げたら編み方を教えてほしいと言われました。しかしお別れの直前でしたのでかなわず立ったのを思い出しました。
ちなみに家内はテレビを見る時や旅行中などは絶えず手を動かし年間100足ぐらいを教会などの助け合いバザーに寄付しています。
- フルリーナさん からの返信 2014/09/02 12:23:02
- RE: 心豊かの貴女に
- 4nobuさん、
ご無沙汰しています。
奥さまの手編みの靴下カバー、すばらしいですね!
心のこもったお礼、喜ばれたでしょうね!
たぶん、私が暖かな宿に出会える確率が高いのは、家族経営のなるべく部屋数数のすくない宿を選んでるからかと思います。
この日のお客さんは、私達とオーナーご夫妻のお友達のA君御一家だけでしたから。
でなければ、他のお客さんをほっておいて、私達にアコーディオンやら折り紙やらお付き合いくださる時間などなかったでしょうし。
でも、トリップアドヴァイザーでは、すべての投稿者が、その暖かなもてなしに感動なさって高得点をつけているので、オーナーご夫妻のお人柄なんでしょうね。
ほんとうに心がほかほかになった宿でした。
お料理もとてもおいしかったんです。
予約の時にわざわざ「食べられない食材はありますか?」とメールをくださいました。そんな心遣いをしてくださった宿も初めてで感動でした。
-
- Bonheurさん 2014/08/31 21:51:05
- 素晴らしいご滞在ですね!
- 初めまして。09年の夏にスイスを訪れて以来、スイス(特にユングフラウ地方)のとりこになったBonheurと申します。スイスには夏の時期にまだ3度しか行ったことがありませんが、まだまだたくさん訪れたいと思っています。
今年は、とにかくスイスフランが高いため、スイスをあきらめてオーストリアのチロルと南ドイツに行きましたが、ドイツも何度行ってもいいところで、心癒されてきました。
前置きが長くなりましたが、フルリーナさんの記事を拝見して、とても感動しています。小さなお宿で街の方々と温かな交流をなさって、私もなんだか泣きそうになりました。少年も素直でいい子でしたね。これはいつか再訪しなくては、ですね。
他の記事も楽しみに拝見させて頂きます。
(私自身は、記事を書こうと4トラのアカウントを取ったものの、億劫になってしまい、まだ一つも記事を投稿できておりません…)
- フルリーナさん からの返信 2014/08/31 22:16:46
- RE: 素晴らしいご滞在ですね!
- Bonheurさん
はじめまして、
コメントありがとうございます。
私も初個人旅行に20年ほど前に行って以来、だんだんと足が田舎に向いて、アルプスやチロル、ドロミテ、ピレネー、バイエルンの田舎が大好きです。
田舎好きになった理由は、やはり、人情のあつさ・・・というか、宿の人や現地の人との触れ合いが、都会では味わえないものがあるから…のような気がします。
使用人を使っていない、家族経営の小さな宿は、特に居心地がいいです(^^)。
ほんとにお店も何もない小さな村だったのですが、思い出すだけで幸せになってしまう思い出をいただきました!
-
- poodle714さん 2014/08/31 08:45:24
- 1話ごとにほっこりしています
- フルリーナさん
こんにちは
一気に秋らしくなってきましたね。
スルセルヴァ谷編を見せていただきました。
お宿の方々とのふれあい、とても心温まりました。
やはりフルリーナさんのお人柄なのでしょうね。
インターネットで日本語を調べたり、折り紙を
練習したり、その気持ちさえあれば
すぐにでも異国の人と打ち解けることができるのですね。
poodle714
- フルリーナさん からの返信 2014/08/31 18:02:00
- RE: 1話ごとにほっこりしています
- poodleさん
ありがとうございます。
ほんとに、とても暖かい宿でした。
トリップアドヴァイザーを見ると、みなさんそのことを書いていますので、たぶんどなたが行ってもそう感じるのでは・・と(^^)。
そうですね、折り紙とかで、ミニ国際交流はとっても楽しいです。
アッペンツェルのゼーーアルプゼーのマダムは、鶴を折ってあげたら、「私も!」とスイスの折り紙・・・・紙のランチョンマットで船を折ってくれました。
観光やハイキングも楽しいけれど、宿の方や、宿泊客の方々との交流も持っても楽しみです。
大きなホテルではそれはなかなか望めないので、やはり小さな宿は、そういう出会いがあるのが何よりもの楽しみです♪
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