2014/06/30 - 2014/06/30
14位(同エリア351件中)
旅するうさぎさん
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- Q&A回答10件
- 280,200アクセス
- フォロワー69人
チロル到着3日目です。
午前中はホテルでスパを楽しみましたが、
午後は晴れ間も見えてきたので、エルマウ村を散策しました。
お花畑や、お花を飾った家々を見て、村の教区教会へ行きました。
この表紙の写真は村の教会の祭壇画です。大天使ミカエルが
燃えるような炎の剣で悪魔を退治しているところです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- エティハド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
宿泊先のホテルを出て歩き始めました。
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緑のまきばに馬がいます。
右上に見える建物が宿泊したホテルで、山の中腹に建っています。 -
坂道を下ると、左に見えてきたのは馬の牧場。
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牧場のプレートには、この辺りの地名、Harmstaettと書いてありました。
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緑のまきばが広がる中、
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一直線に伸びた道を歩きます。
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ロープウェイのハートカイザーバーンの麓駅までは徒歩20分、
エルマウ村の中心部までは徒歩30分と書いてあります。 -
さらに山道を下っていきますと、
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所々に標識が現れ、
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穏やかな牧草地が広がります。
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ベンチに腰掛けているご夫婦がいました。彼らがのんびりしているこちらには、
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お花を飾った美しい家がありました。
屋根の上には十字架と、人がバンザイをしているような形の鐘が取り付けられ、
窓には緑の鎧戸があります。この地方独特の美しい民家です。
でも実はここ、人気テレビドラマのロケ地なのです。 -
ここは、ベルクドクトア(Der Bergdoktor、山の医者)というドイツとオーストリアで放送されている、人気テレビドラマシリーズのロケ地なのです。
この日はこの家の公開日ではなかったのでひっそりしていましたが、
翌日は公開日で沢山の観光客で賑わっていました。
Der Bergdoktorについては次の旅行記で詳しく書きたいと思います。 -
向こうに見えるトンガリ屋根の教会の辺りが、エルマウ村の中心部です。
あそこまで歩いていきます。 -
教会方面をちょっとズーム。
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坂を降りていきます。
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天気がぐずついているので皇帝山脈は雲の中ですが、お花畑は綺麗です。
雨は観光や山歩きにとっては、あまり有難くないものですが
夏の植物はこの雨でぐんと背が伸び、生き生きしています。 -
お花畑の下には大きなホテルもありました(Hotel Christoph)。
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花咲く道を歩くのは、それだけで嬉しいものです。
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白いセリ科のお花が咲いていました。チロルの野山でよく見かける花です。
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お花のジュータンを眺めて。
翌日には晴天になり、ここからの風景は皇帝山脈もはっきり見え、さらに美しかったです。 -
エルダーフラワーの木も見つけました。
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昨年チロルでいただいた手作りエルダーフラワージュースと
それを作ったスザンナさんを思い出しました。
このお花から美味しくて健康に良いシロップができるなんて不思議です。 -
向こうに見える道は、ケーブルカーのハートカイザーバーン麓駅に行く道です。
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案内板が沢山ありました。
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ここで標高810mです。
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白い標識はJakobsweg(聖ヤコブ巡礼の道)の順路を示します。左側に巡礼の象徴であるホタテマークが見えます。聖ヤコブ巡礼の道というのは、言わずと知れた、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへ行く巡礼路のことです。
有名なのは、フランスからピレネー山脈を越えてスペイン北部のサンティアゴ・デ・コンポステーラに行く道ですが、実はヨーロッパ中に巡礼の道は張り巡らされていて、ここオーストリアも例外ではありません。
例えばこの辺りだと、クーフシュタイン→インスブルック→フェルトキルヒ→リヒテンシュタイン→スイスを通って、スペインへ向かったそうです。昔の人は凄いですね。果てしなく遠い道のり・・・旅のロマンを感じます。 -
案内板のある角を振り返って。
以前、ドイツ文学者の池内紀先生が、ヨーロッパの巡礼の道を歩けば、ヨーロッパがどのようなものかが見えてくる、というようなことをお書きになっていらっしゃったと記憶しています。あれを読んだ当時は何のことだかよく分からず、ポカンとしていましたが、このように聖ヤコブ巡礼の道を実際に目にすると、これなのかもしれないな、と思いました。 -
小川が流れていました。
この聖ヤコブ巡礼の道については、事前に調べて歩きたいと思っていたのですが、結局今回は歩かずに、巡礼の道の途中にある各教会だけを訪ねました。
この辺りの巡礼路については、現地の観光局が作成した映像がyoutubeに載っていて、見ていると大変癒されます。それは緑が美しいこの辺りの春の風景で、白や黄色のお花の咲く巡礼の道を女性が歩いて訪ねる映像となっています。
https://www.youtube.com/watch?v=c3Sf0McZz0I -
さて、村の中心部目指してさらに歩きます。
お花を飾ったお宿があちこちに点在していました。 -
こちらはPension Bettina。
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こちらはGasthof Au。
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のどかな風景の中、
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トンガリ屋根の教会目指して、まっすぐ歩きます。
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新しそうなお宿、Landhotel Garni BAVARIAも見え、
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黄色いバルコニーのお宿 Hotel Kaiserblickと
その後ろに別のお宿、Der Baer Hotelが建っているのが見えました。
Der Baerは以前はごく普通のホテルだったのですが、ここ数年でお部屋を次々に改装して、以前とはまったく異なるモダンなホテルに変身しました。もしかしたら経営者が変わったのかもしれません。実は10年以上前からこのホテルのHPは見ていたので、その変貌ぶりには驚きました。今ではとても人気のホテルのようです。
この辺りに泊まれば、村の中心部までは簡単に歩いていけると思います。 -
丘の上に小さな礼拝堂が建っていました。(後日、見学しました。)
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エルマウ村の教区教会も見えてきて、村の中心部に到着しました。
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教会の近くの家です。優しいピンク色の壁にお花が可愛いです。
やはり屋根の上には十字架と鐘が載っていて、窓には緑の鎧戸があります。
昔読んだ「チロル・パノラマ展望」(新潮社)には、この屋根飾りは時を告げる鐘だと書いてありました。でもこの旅行中、鐘が鳴っているのを聞いたことはありませんでした。たまたま聞こえない時間帯に歩いたのか、それとも、もう今では鳴らさなくなったのかは分かりません。 -
エルマウ村の中心部にはお花のオブジェが置いてありました。
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ペチュニアやロベリア、アイビーゼラニウムなどが綺麗に咲いています。これを見ると、夏の観光にも力を入れている村だということが分かります。
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教会の前の表示板。
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面白い形の泉がありました。チロリアンハットを被った人が乗っています。
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緑の鎧戸を持つ、立派な建物が見えました。昨年泊まったシュトゥバイタールでは、緑の鎧戸を持つ家はほとんどありませんでした。
あちらの鎧戸は茶色です。
同じチロルでも、地方によって家のデザインは結構違うものだと思いました。 -
この村にも、もちろんポストホテルがあります。Hotel Alte Post。
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お宿のAktivHotel Hochfilzerと手前の泉。綺麗な空間を作っています。
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エルマウ村のインフォメーションに入り、観光の資料を沢山もらいました。
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インフォメーション内には、TVドラマDer Bergdoktorの主人公の実物大パネルがありました。
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皇帝山脈をバックに、ドラマの登場人物と記念撮影できるベンチも設置されていました。実際、ここに座って記念写真をしているおばさまもいました。
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村のスーパーマーケット、BILLA。
後日、ここでお菓子のお土産を沢山買い込みました。 -
道を隔てた向こう側には、無料のお手洗いがあります。
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こういう無料のお手洗いは、覚えておくと村歩きに便利です。中は綺麗でした。
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村のバス停。
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お宿のAktivHotel Hochfilzer。このお宿には壁絵があります。
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ホテル入り口の壁絵です。これは松味利郎先生の「チロール壁絵の里」(京都書院)のP124に載っている写真と同じ壁絵です。この壁絵、一度見てみたかったのです。
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チロルの民族衣装を着た女性がパンを持っている様子です。
宿屋にはピッタリな壁絵ですが、なんだか変です。
元の壁絵の上にアクリル板が貼ってあり、その上に絵が描かれていました。
何かやむにやまれぬ事情があり、アクリル板の絵になってしまったのか、
その理由はわかりません。 -
下の方をよく見ると、筆で表現した壁絵ではなくて、
彫ってあるタイプの壁絵でした。
このような彫って作成している壁絵を私はチロルで初めて見ました。
ズグラッフィートという技法かもしれません。 -
道を隔てて反対側の建物にも壁絵を見つけました。
-
やはりこちらも、彫ってある壁絵でした。
上段は白馬に乗って悪龍を退治する聖ゲオルク、
下段は沢山の牛の世話をする、チロルのおじさんのようです。 -
たまに青空が見えたり、雨がポツポツ降ってきたりの天候です。
-
お土産屋さんがいくつかありました。
観光客向けの子供用ディルンドルが、ぶら下げられていました。 -
こちらの黄色いバスは、この辺りの4村(セル、シェファウ、エルマウ、ゴーイング)
を結ぶ観光客専用のバスです。KaiserJetと言います。
この辺りのポストバスの本数は少なく、それを補うかのように
4村が独自に走らせているバスです。
4村のお宿に泊まると、Wilder Kaiser GuestCardというのがもらえますが、
これを見せると無料で乗ることができます。
KaiserJetは各停留所に停まる、鈍行タイプのバスです。 -
向こうに見える黄色いバスもご当地無料バスで、こちらはKaiserExpressといいます。KaiserExpressは主なバス停にしか停まらない、急行タイプのバスです。
後日、このKaiserExpressに間違って乗ってしまったお爺さんとお婆さんが
「このバス、私達が泊まっているGasthof Ellmauer Hofの前に停まらない!」
と満員の車内で気づいて大騒ぎになり、乗客の人達が運転手さんに
「Ellmauer Hofで降ろしてあげて!」と頼み、無事、降ろしてもらえたという
微笑ましい出来事がありました。
バスのデザインはほとんど同じなので、つい間違えて乗ってしまったのでしょう。
私も特に意識することなく、来たバスにいつも乗っていました。
ちなみにバスにはクーラーは入っておらず、無料で乗れるということもあり
非常に混んでいますので、暑い日に乗ると結構大変です(笑) -
それではエルマウ村の教会の中を拝見します。重い扉を押して中に入ると、
-
内部は多くのチロルの教会と同じ、バロック様式でした。
この教会は大天使ミカエルに奉げられた教会で、
1740年〜1746年にかけて建てられ、
1987〜1988年にリノベーションされたそうです。
ちなみに、フランスにモン・サン・ミシェルとう有名な修道院が
ありますが、あちらにいらっしゃるミシェルさんも大天使ミカエルです。
国によって呼び方が違うだけです。 -
中央の祭壇を見ると、いらっしゃいました、大天使ミカエルさん。
なんとも分かりやすい絵です。ミカエルは天上の軍勢の長で、
悪魔を退治しています。燃えるような炎の剣で悪魔をやっつけています。 -
この天井画も、炎の剣で悪魔を退治しているところです。
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こちらの天井画は最後の晩餐の場面です。
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こちらはキリスト生誕の場面です。
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この天井画は洞窟にライオンと男の人がいます。
天使とおじさんがパンを運んでいます。この絵は何だろう?
と調べてみたら、旧約聖書の「獅子の洞窟に投げ込まれるダニエル」
だと分かりました。左下に座っている人がダニエルさんです。
ダニエルは高官たちの陰謀によって獅子のいる洞窟に投げ込まれますが、
天使が預言者ハバククにダニエルの苦境を知らせ、洞窟に食べ物を運ばせて、
結局ダニエルは獅子から危害を加えられることなく洞窟から出ることができました。
なぜここにダニエルさんの絵があるのか?と思ったら
キリスト教美術ではイエスの復活を暗示する主題として
取り上げられることが多いのだそうです。
また、アルプス地方では、獅子の洞窟が鉱山と解釈されて、
ダニエルさんは鉱夫の守護聖人なのだそうです。
そこでさらに調べてみたところ、昔、お隣りのゴーイング村から
オーベルンドルフ村の間に、かなり大きな銅と銀の鉱山があり
1774年に閉鎖されたという歴史があることが分かりました。
この教会ができたのは1740年から1746年のことなので、
ちょうど鉱山労働者が頑張って働いていた時期と重なります。
おそらくこの村からも鉱山で働く人々がいたのではないかと
推測しました。鉱山は危険がつき物。きっとこの教会で身の安全を
お祈りしたのではないかと思いました。 -
左の像はマリア様。そして右はチロル生まれの聖人、ノトブルガさんです。
貧しい人たちに分けてあげたパンと、
空中に浮いて麦を刈ったという鎌を持っています。 -
右側の二人は大天使ラファエルとトビアスです。
昨年見たナッタース村の壁絵にも描かれていました。
左側の人は洗礼者ヨハネかしら。 -
ボサボサの髪とヒゲ、杖、側にいる子羊。
キリストに洗礼を授けた、洗礼者ヨハネのようです。
右手はイエスを指し示す身振りだと思います。 -
祭壇の前に、イエスの聖心を表す燃えたハートがありました。
パリのモンマルトルの丘に有名なサクレ・クール寺院がありますが
あのサクレ・クールというのもフランス語で聖心という意味です。
エルマウ村に滞在中、1日だけ夜の皇帝山脈に
この聖心のハートの火が燃えているのを見ました。
それは6月29日(日)の夜だったと思いますが、
日本で言えば大文字焼きみたいな形で
夜の皇帝山脈にハートと十字架の火が浮かび上がっているのを見たのです。
これは何だろう?と調べたら「聖心日曜日」(Herz-Jesu-Sonntag)
という行事の火だと分かりました。 -
「聖心日曜日」ができたきっかけは1796年に遡ります。
チロルの人々は自由のためにナポレオン軍と激しく戦いました。
彼らはイエスの聖心に自分達の忠誠を誓い、
戦いに勝てるよう祈りました。
すると、その戦いでナポレオン軍を一時退けることができたそうです。
でも結局はナポレオン軍に敗れてしまったのですが、
今でもなお、彼らはイエスの聖心を讃えるために
炎のハートを山に燃やし続けているのだそうです。
この大文字焼きのような火の行事はチロル各地で行われていて
聖霊降臨祭後の第3日曜日の夜に点灯されるそうです。
オーストリア側のチロルだけでなく、イタリア側の南チロルでも
盛んに行われているのだそうです。
たとえ第一次世界大戦で国は別れても、チロルは1つなんですね。 -
聖母子像にキャンドルを灯して。
旅の安全と、ここに来れたことへの感謝を伝えました。
聖心日曜日の行事が、チロルの英雄、アンドレアス・ホーファーさん達の
戦いと関係があることを知りました。
チロルの人達の団結力と信心深さが分かるようなエピソードだと思いました。 -
教会の外に出ました。
お花いっぱいの墓地と、背後にあるピンクの家が美しいです。 -
いつ見ても綺麗な、花を飾ったチロルの墓地。
-
十字架のキリスト像がありました。結構リアルに表現されています。
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丘の上のチャペルを見上げて。
-
村の教区教会全景。
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教会の側には村の小学校がありました。
-
小学校には壁絵が描かれていました。子供が机で勉強しています。
チロリアンハットを被った男の子が畑で種を蒔き、
女の子が苗を植えています。とてもチロルらしい壁絵だと思いました。 -
この路地の右側にはスキースクールの赤い看板が出ていました。
この辺りはスキーでも賑わいます。皇帝山脈を見ながらのスキーは
きっと気持ちの良いことでしょう。道の先にはHotel Kaiserblickが建っています。 -
エルマウ村のインフォメーションに戻り、そこからホテルに電話をかけ、
車で迎えに来てもらいました。
インフォメーションから沢山資料をもらって帰りました。 -
エルマウ村では秋に大きなライブがあるらしく、こんなチラシももらってきました。
以前旅行記にも載せた、Hansi Hinterseerさんが大きく写っています。
彼は今でこそ歌手として成功を収めていますが、
チロルのキッツビュール出身で、元は有名なアルペンスキーの選手です。
ワールドカップで6度優勝し、そのうち2度は日本の苗場大会(1975年)と
富良野大会(1977年)だったそうです。
この皇帝山脈のあたりは、彼の地元とも言える所です。
彼はWilden Kaiserの歌も歌っているので、今後の旅行記に載せたいと思います。 -
同じチラシに以前の旅行記でも紹介した
グムンデン出身のSigrid & Marinaも載っていました。
右下の美人姉妹です。彼女達も来るのですね。聴いてみたいな。 -
こちらは宿泊したホテルの週間プログラムです。
土曜の夜はガラディナー
日曜日はヨガ教室
月曜日はアクア・フィットネス教室に、ハイキングガイド付きツアーが
あると記載されています。
これらは全て宿泊料金に含まれているので、別途料金はかかりません。
教室やツアーへの参加は自由です。 -
こちらは火曜日、水曜日のスケジュールで、村のイベントなども紹介されています。
夏の観光シーズンの毎週火曜日は、エルマウサマーナイトという
イベントが村の中心部で開催されます。 -
木曜日にもハイキングガイド付きのツアーがあり、夜はテラスで生演奏を聴きながら、バーベキューの夕食があります。このプログラムをじっくり見ながら、どう過ごすのか考えます。
こういった週間プログラムはこのホテルだけでなく、チロルの4つ星以上のリゾートホテルでしたら、あることが多いです。
2012年に泊まったノイシュティフトのVitalhotel Edelweissでも
週間プログラムが組まれていました。 -
明るいですが、もう夜なので夕食の時間になりました。外は少しだけ晴れてきました。
-
夕食は素敵なチターの生演奏の中、始まりました。
前菜は、ハモン・セラーノ(スペインの生ハム)とメロンのバリエーションです。 -
スープは、チーズのお団子入りブイヨンスープです。
このホテルのお料理はスープだけはチロルらしく塩味が効いていました。
他のお料理の味付けは塩味は濃くなく、上品な味付けです。
チロルの山小屋で飲むスープは、大概、塩辛いです。これはチロルの伝統だと私は理解しています。チロルの人達は厳しいアルプスの自然環境の中でハードな肉体労働をしてきたので、塩味が濃い食べものが必要だったのだと思います。でないと体が持たなかったのだろうと思います。 -
メインは大海老を詰めた鶏の胸肉とトマトリゾット バルサミコソースです。
この他にブッフェのサラダとブッフェのチーズが付いています(この2つは毎日出されます)。 -
デザートはアイスにしたカイザーシュマーレン アプリコット添えです。
一昨年チロルで食べたカイザーシュマーレンは、小麦粉で作ったオーストリアのポピュラーなデザートでしたが、それがアイスになるなんて、一体どんなものなんだろう?とちょっとワクワクして待ちました。小麦粉っぽいところはなくて、ミルクとホワイトチョコのハードな板状のアイスみたいなもので、アプリコットソースと一緒にいただきました。美味しかったです。このデザートはオーストリアらしさの中にも工夫が感じられ、面白いと思いました。 -
こちらはお食事中、ずっとチターを弾いてくれた男性です。
大変上手な演奏でした。
お食事がより美味しく、楽しく感じられました。
こんなふうに、終始ニコニコして演奏してくれました。
この方はAndreas Erberさんというチターの演奏家で、CDも出しており、
日本の清水寺でも演奏したことがあるそうです。
エルマウ村の近く、サンクト・ヨーハン出身の方です。
彼のチターの演奏がyoutubeで聴けます。本当に上手です♪
http://www.youtube.com/watch?v=L9bGacGjLp8
清水寺での演奏もyoutubeに出ていました。日本のTV番組に出たようです。
http://www.youtube.com/watch?v=hGseH5oBw4s -
チターとは、オーストリアやスイス、南ドイツで主に演奏される弦楽器です。
その音色は優しく、聴いていると、とても落ち着きます。
弾いている手元を見ると、指の動かし方が繊細でした。
手元は一切見ず、顔を上げて演奏していました。
私は小さい頃、母からお三味線を少し習っていたので、
こういう弦楽器の演奏の仕方には興味があります。
チロルでチターの演奏を一度聴いてみたいと思っていたので、
こうして聴くことができ、とても嬉しかったですし、
チロル情緒が感じられ、素敵な演出だなと思いました。
翌日は、これまでのぐずついた天気とは打って変わって良い天気でした。
次は神秘的な朝の雲海の風景を旅行記にしたいと思います。
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この旅行記へのコメント (15)
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- jijidarumaさん 2015/03/22 12:00:07
- Jakobswegヤコブの巡礼路
- 旅するうさぎさん
おはようございます。
巡礼路は網に目のようにヨーロッパ各地を網羅していますね。
この巡礼路を示す貝印はドイツ各地でもよく見かけます。
例えば、2013年の秋、ルクセンブルクとドイツ・Eifelアイフェル地方南部との国境の町Bollendorfボレンドルフはヤコブの巡礼路に繋がる巡礼者の路上にあったそうで、ザウワー川畔にその旨を記した看板が立っていました。
そこに描かれた地図によると、ケルンからボレンドルフを経由し、フランスのMetzメッツに向かう道でした。またこの道はケルンとライプツィヒを繋ぐ巡礼路にもつながっています。
また、ヤコブの巡礼路とは違いますが、当時は奇跡が起こると、そこに各地から信仰者が押しかけて、教会が建てられるまでになった例があります。
大学の町MarburgマールブルクにあるElisabethkirche聖エリザベート教会
“聖エリザベートのバラの奇蹟Das Rosenwunder”
http://4travel.jp/travelogue/10854078
ロマンチック街道の終点にあるヴィース教会
“鞭打たれたキリスト像が涙を流した”・ヴィース教会
http://4travel.jp/travelogue/10938379
その他に伝説・聖母マリアのGnadenbild聖母像(肖像画)が動いた
http://4travel.jp/travelogue/10936832
?St.Wolfgang聖ヴォルフガングの道”はオーストリア・Salzburgザルツブルクの近郊の湖水地帯Salzkammergutザルツカンマーグートの聖ヴォルフガング教会への巡礼街道もあり、
当時の信仰者のエネルギーを感じさせます。
ではまた。
jijidaruma
- 旅するうさぎさん からの返信 2015/03/25 19:39:52
- RE: Jakobswegヤコブの巡礼路
- jijidarumaさん、こんにちは!
> この巡礼路を示す貝印はドイツ各地でもよく見かけます。
> 例えば、2013年の秋、ルクセンブルクとドイツ・Eifelアイフェル地方南部との国境の町Bollendorfボレンドルフはヤコブの巡礼路に繋がる巡礼者の路上にあったそうで、ザウワー川畔にその旨を記した看板が立っていました。
> そこに描かれた地図によると、ケルンからボレンドルフを経由し、フランスのMetzメッツに向かう道でした。またこの道はケルンとライプツィヒを繋ぐ巡礼路にもつながっています。
教えていただいた場所を地図で確認して、
こういう経路なのだなぁ〜と思いました。
教えて下さり、ありがとうございます。
今の世の中でも、ヨーロッパ中からいくつもの国を
歩いて通過して、スペインへの聖地へ行く
人々がいるのも興味深いです。
今年行く予定のチロルの谷は、聖ヤコブの巡礼路から外れるので
道にホタテマークは1つもないのですが、
これから先、訪ねたいチロルの村々には
ホタテマークのある道もあると思うので
見つけてみたいです。
> また、ヤコブの巡礼路とは違いますが、当時は奇跡が起こると、そこに各地から信仰者が押しかけて、教会が建てられるまでになった例があります。
> 大学の町MarburgマールブルクにあるElisabethkirche聖エリザベート教会
> “聖エリザベートのバラの奇蹟Das Rosenwunder”
> http://4travel.jp/travelogue/10854078
> ロマンチック街道の終点にあるヴィース教会
> “鞭打たれたキリスト像が涙を流した”・ヴィース教会
> http://4travel.jp/travelogue/10938379
旅行記、拝見しました。
マールブルクの聖エリザベート教会にある聖人の立像は
お写真で見る限り、気品があり包容力がありそうな
女性として表現されているように思いました。
他のトラベラーさんのドイツの旅行記でも
何度かこの立像を拝見したことがあるのですが、
その方もこの立像を「美しい」と表現されていて、
jijidarumaさんも「美しい」と書いていらっしゃるので、
きっとマールブルクの教会に実際に行って、そばで見てみると
本当に美しく、思わず見入ってしまうような像なのですね。
ヴィース教会にはまだ行ったことがないのですが、
どうしてこの壮大な教会ができたのか
jijidarumaさんの旅行記でわかりました。
もし私がこの教会に行ったら、天井に何が描かれているのか
知りたくて、長い間上ばっかり見続けて
首が痛くなるような気がします(笑)
> その他に伝説・聖母マリアのGnadenbild聖母像(肖像画)が動いた
> http://4travel.jp/travelogue/10936832
> ?St.Wolfgang聖ヴォルフガングの道”はオーストリア・Salzburgザルツブルクの近郊の湖水地帯Salzkammergutザルツカンマーグートの聖ヴォルフガング教会への巡礼街道もあり、当時の信仰者のエネルギーを感じさせます。
以前、ザンクト・ヴォルフガング湖の船上から
聖ヴォルフガング教会を見たことがありました。
その時は有名な巡礼教会とは知らず、
綺麗だなと思って湖から写真を撮っただけでしたが、
今後もし、あの辺りにまた行くことがあったら、
教会の内部も拝見してみたいです。
私が巡礼地というものを初めて知ったのは
恥ずかしながら、つい最近のことで、
この修道院に行ったのが初めてだったのですが、
http://4travel.jp/travelogue/10840110
とても清らかで、大変美しい場所で、
チロルの中でも、特に好きな場所の1つになりました。
修道院内部も重みがあって良かったのですが、
周りの環境が、美しい緑とアルプスに囲まれていて
キリスト教の信者でない私も、
ここが聖地であるのがよく分かりました。
この体験もあり、私は巡礼地や巡礼教会というものに
興味がでてきたところです。
例えば、東チロルのObermauern村にある
雪の聖母巡礼教会の内部には、うっとりするようなカラフルな
15世紀のフレスコ絵がまだ残っているそうなので
いつの日にか行ってじっくり拝見してみたいです。
また、色々と教えて下さい(^-^*)/
旅するうさぎ
-
- cypresscanadaさん 2014/11/12 19:56:26
- お久しぶりです
- 旅するうさぎさんの旅行記を拝見に久しぶりに訪問させて頂きました。
そしてチターを弾いている青年の写真があり、その楽器がすぐにチターだと分りましたが解説もみて間違いないことが分りました。
と言うのもわが家にもチターがあり、連れ合いがピアノを弾いているのですが、随分前になりますが何かの関係でチターに興味を持ったとかでチターを購入してしばらく弾いていましたので良く知っているのです。
今も居間の片隅にそのチターがあり、懐かしく感じた次第でした。
旅するうさぎさんの旅のスタイルがとても良く伝わってきます。
- 旅するうさぎさん からの返信 2014/11/15 23:39:56
- RE: お久しぶりです
- cypresscanadaさん、こんにちは。
今年もチロルの旅行記も見て下さり、
コメントもありがとうございます。
> そしてチターを弾いている青年の写真があり、その楽器がすぐにチターだと分りましたが解説もみて間違いないことが分りました。
> と言うのもわが家にもチターがあり、連れ合いがピアノを弾いているのですが、随分前になりますが何かの関係でチターに興味を持ったとかでチターを購入してしばらく弾いていましたので良く知っているのです。
>
> 今も居間の片隅にそのチターがあり、懐かしく感じた次第でした。
そうなのですか。
奥様もチターを弾いていらしたのですね。
今もその楽器がご自宅にあるのですか。
それは素晴らしいです!
チターって、その形も美しいですね。
そこでちょっと調べてみたのですが、
日本でもチターを習えるお教室があるようですね。
習えるところがあるとは知りませんでした。
なかなか日本ではチターの演奏を聴く機会はありませんので、
素晴らしい演奏をチターの本場、チロルで聴くことができ
とても嬉しかったです。
旅するうさぎ
-
- dankeさん 2014/09/11 01:55:20
- サンティアゴ・デ・コンポステーラへ行く巡礼路
- 旅するうさぎさん
昔の方は本当にすごいですね。繊細で壮大な教会も、見事なステンドグラスも、リアルな石造や彫刻も、機械なしでつくっていたのですからね。サンティアゴ・デ・コンポステーラへ行く巡礼路も、よくこんなに長い距離歩けたと本当に頭が下がります。数日歩いたせいでみずだこができている場合ではありません。今回私が行ったフランスのアルザスにもありましたよ、ほたて!建物の壁に埋め込まれるようにしてあるんです。村の観光協会主催の村の歴史ガイドに参加したのですが、そこでガイドの方は「アルザスは確かにサンティアゴ・デ・コンポステーラへ行くメインの巡礼路としては世界的には知られていないかもしれないけれど、はるか昔、この地にもホタテ印を目印に歩いていた人たちがいたのですよ!」とおっしゃっていました。今では自転車でも巡礼路をいくことができるそうですが、果たして人間は進化しているのでしょうかね。なんてことを考えてしまいました。スペインにたどり着いたってサンティアゴ・デ・コンポステーラはスペインの東側(ポルトガル以外のヨーロッパはそうなりますよね)から来たら西の上端ですから、スペイン国内でもかなり遠いという。。。
- 旅するうさぎさん からの返信 2014/09/12 23:00:42
- RE: サンティアゴ・デ・コンポステーラへ行く巡礼路
- dankeさん
dankeさんはドイツに近いフランスのアルザスで
やはり帆立マークのある聖ヤコブ巡礼路を見たのですね。
早速、アルザス地方の地図と
ヨーロッパの聖ヤコブ巡礼路の地図を
見比べてみました。
アルザスからだと、
ストラスブール→バーゼル→ブザンソン・・・と
歩いていったのかもしれませんね。
ちなみに聖ヤコブ巡礼路はこの地図で見ました。
http://www.pilgern.ch/buch/karte/Jakobsweg-Europa-1000-web.jpg
この巡礼路の地図は面白いので
自分の旅行記でも紹介しようと思います。
私が旅したエルマウ村は
ウィーン→ザルツブルク→(この途中にエルマウ村あり)→
インスブルック→フェルトキルヒ・・・です。
地図の道を辿っていくと、面白いです。
これからヨーロッパを旅する時には
帆立マークがあるかどうかも見ていきたいと思いました。
旅するうさぎ
- dankeさん からの返信 2014/09/14 05:01:35
- RE: RE: サンティアゴ・デ・コンポステーラへ行く巡礼路
- 旅するうさぎさん
聖ヤコブ巡礼路の地図ありがとうございました。確かに私のいたテュルクハイムはストラスブールとバーゼル(バール)の中間であの赤い経路が当てはまります。旅するうさぎさんの地図がドイツ語なのもいいけど、「聖ヤコブ巡礼路」と呼ぶのもドイツ語が出きる旅するうさぎさんならではだぁあ思いました。
エルマウ村、覚えました。私結構地図とか地形とか見るの好きなので知っているところが増えるのはとても嬉しいです。
確かにこのホタテ話も日本の方興味深いのではないでしょうか。日本でもお遍路さんとかありますし、こういう豆知識が旅行した時も観光地巡り以上の収穫をもたらしてくれると思います。
Danke schön!
-
- コットングラスさん 2014/09/01 00:22:52
- こんばんわ
- 旅するうさぎさん
エルマウ村の教会の天井画 獅子の穴に投げ入れられたダニエル
を見て聖書を取り出して読み直しをしてみました。
旧約聖書のダニエル書 第6章ですね。
22節 わたしの神はその使いを送ってししの口を閉ざされたのでししはわたしを害しませんでした。
そして23節 ダニエルは穴の中から出されたが、その身になんの害をも受けていなかった。これは彼が自分の神を頼みとしていたからである。
獅子はおとなしく描かれていますね。上部に描かれているのが神が送ってくれた使いですね。
しかしよくここまで天井画や壁絵に目が届き、その内容を調べるといった意欲にいつも驚いています。
コットングラス
- 旅するうさぎさん からの返信 2014/09/02 23:35:01
- RE: こんばんわ
- コットングラスさん、こんにちは。
ダニエル書について教えていただき、ありがとうございます。
私はキリスト教の信者ではないですし、
コットングラスさんのように聖書や聖歌に
親しんでいるわけでもありません。
けれど、日本に来る外人さんが
神社仏閣を訪れるように、
私もチロルの信仰というものを知りたいです。
たとえ断片的であっても、知らないより
知っていたいです。
聖人については、手持ちの聖人事典で調べています。
この聖人事典はオーストリアで司祭をされていた方が
書いたもの(日本語訳)で、ドイツ語圏の聖人が
白黒写真入りで載っているので、とても分かりやすいです。
アトリビュート(持ち物)から聖人が引けるように
なっているので、私のようなキリスト教門外漢でも
探している聖人に辿り着くことができます。
この洞窟の天井画1つから、この村の近くに
銅や銀の採掘できる鉱山があったことが分かり、
私にとっては、そちらの方も興味深かったです。
チロルの銅や銀の鉱山といえば
シュヴァーツしか知らなかったからです。
Wikipediaによると、鉱山があったOberndorf村では
今でもまだ深い所に銅や銀が眠っているそうで、
1969〜1970年に南アフリカの会社が採掘をしようとしたけれど
失敗に終わった、なんてことも書いてありました。
旅するうさぎ
-
- ムロろ~んさん 2014/08/31 21:23:16
- 本当にのんびり散歩したい街並み
- 旅するうさぎさん
こんばんは、ムロろ〜んです。
チロルに行かれた旅行記を拝見しました。
広大な牧草地や村の街並み、そして山並みが何とも絵になるような感じで散策してて気持ちよさそうに思えましたよ。
空気もきれいなんだろうなって旅行記読みながら想像してしまいました。
黄色いバスに無料で乗れるシステムはいいですね。車がなくても自由自在に動けるので助かりますよね。
確かに標高高いからバス車内にクーラーなんていらないかもしれないですが、空気が入れる窓が開けられたらいいのにって思ったんです。
写真見て窓が開かないのかなと思いましてf^_^;。
ホテル滞在先もまた素敵で、ゆっくり滞在するならいいなぁと思いましたよ。
ムロろ〜ん(-人-)
- 旅するうさぎさん からの返信 2014/09/02 22:14:12
- RE: 本当にのんびり散歩したい街並み
- ムロろ〜んさん、こんにちは。
コメント、ありがとうございます。
> 広大な牧草地や村の街並み、そして山並みが何とも絵になるような感じで散策してて気持ちよさそうに思えましたよ。
> 空気もきれいなんだろうなって旅行記読みながら想像してしまいました。
空気は村の中心部は車も結構通っているので
良いとまではいえませんが、ちょっとそこを離れると
空気は良いと思います。
私は空気が悪い所が苦手で、
チロルにいる時くらいは空気が良い所にいたいと
考えるようになりました。
村の中心部に泊まれば便利なのは分かっているのですが
どうしてもそこを避けて泊まる傾向があって
今回も村の中心部まで徒歩30分というところに泊まりました。
お宿から歩くこの道は結構見晴らしも良く、
お花畑もあって、歩くのはそんなに苦にならなかったです。
何といってもチロルには歩きに行ったので、
このくらいの下り坂は歩かないと!と思いました。
> 黄色いバスに無料で乗れるシステムはいいですね。車がなくても自由自在に動けるので助かりますよね。
> 確かに標高高いからバス車内にクーラーなんていらないかもしれないですが、空気が入れる窓が開けられたらいいのにって思ったんです。
> 写真見て窓が開かないのかなと思いましてf^_^;。
写真の細かい所まで見て下さったのですね。
そうなんです。この黄色いバス、窓が開かないんです。
滞在最終日、現地ではフェーン現象とも思えるような
高温になって、バスの中も蒸し風呂状態でした。
とはいえ無料なので
超満員でしたが有難く乗らせていただきました。
たまに通る公共のポストバスを見たら、
黄色いバスとは対照的に、車内はガラガラでした。
やはり、無料というのが効いていると思いました。
> ホテル滞在先もまた素敵で、ゆっくり滞在するならいいなぁと思いましたよ。
おっしゃる通り、ゆっくり滞在するのに適したホテルでした。
一昨年泊まったホテルも、このような滞在型のホテルでしたが
今回のホテルはさらに優雅でした。
たぶん次にチロルに行く時には、
こんな優雅な所には泊まらないと思いますが、
良い経験ができたと思っています。
ムロろ〜んさんも今回の旅は
オーストラリアで山を見たのですね。
私はオーストラリアに行ったことがないので、
壮大な雲海の景色を拝見できて良かったです。
ミッフィーちゃんの手作りマフラーも
とても可愛かったです(^-^)
旅するうさぎ
-
- akikoさん 2014/08/30 23:54:15
- エルマウ村の散策♪
- 旅するうさぎさん、こんにちは。
今日は、エルマウ村の旅行記を見せていただきました。
表紙の写真に描かれている大天使ミカエルは、悪魔退治をしているところだそうですが、優しく女性的な感じがしますね。モンサンミッシェルの聖ミカエルでもなく、コンクのサントフォア修道院のタンパンに描かれた天国と地獄の選別をしているミカエルとも印象が全然違います。チロルの人たちにとっての大天使ミカエルはこのようなイメージなのですね。
お花がいっぱい咲くチロルの道を歩くのは気持ちが良さそう〜と見ていたら、聖ヤコブ巡礼の道の標識が出てきて思わず食いついてしまいました(笑)かなり離れたオーストリアからもサンティアゴ・デ・コンポステーラへ行く巡礼路があるのですね!フランスからでも大変な距離の巡礼路なのに・・・ 私もコンクで多くの人がホタテ貝をつけ巡礼路を歩かれているのを見て、宗教の力は偉大だと思ったのと同時に、無理だと思いつつ自分もいつか巡礼路を辿ってみたいと思いに駆られました。Youtubeで女性がチロルの道を歩く様子も見てみました。旅するうさぎさんが紹介されている緑のトンガリ屋根の教会も映像に出てきますね。控えめなBGMで流れる映像に癒やされました〜
話があちこちに飛びますが、お宿のAktivHotel Hochfilzer、前にある噴水のような泉とお花のオブジェが素敵だけでなく壁絵も素敵なのですね!彫ってあるタイプの壁絵って「スグラフィット」という技法と同じなのかしら?よくヨーロッパで見かけるだまし絵なんかもよく似た方法で描かれているような気がします。それからバルコニーの板部分の彫りも素敵だと思いました♪
ホテルのお食事で楽しまれたチターの音色は私にはあまり馴染みがないですが、哀愁があってとても良かったです。奏者の方の清水寺での演奏も良かったわ(^^♪ 特に"フォルテシモ"、聞き惚れました♪
また続編楽しみにしています。
akiko
- 旅するうさぎさん からの返信 2014/09/01 00:29:26
- RE: エルマウ村の散策♪
- akikoさん、こんにちは。
> 表紙の写真に描かれている大天使ミカエルは、悪魔退治をしているところだそうですが、優しく女性的な感じがしますね。モンサンミッシェルの聖ミカエルでもなく、コンクのサントフォア修道院のタンパンに描かれた天国と地獄の選別をしているミカエルとも印象が全然違います。チロルの人たちにとっての大天使ミカエルはこのようなイメージなのですね。
本当に国によって、また時代によって、様々な表現がありますね!
私は以前、akikoさんのとっても分かりやすいモンサンミッシェルの
旅行記を拝見して、あの場所が出来た理由に大天使ミカエルが
深く関わっているということを知りました。
また、コンクの旅行記では、ちょっと怖い、
いかにも地獄に落とされそうな感じの
ロマネスク様式の大天使ミカエルを拝見しました。
エルマウ村の教会の天井画のミカエルは1746年に
描かれたものですが、キリスト教信者ではない私とっても
分かりやすい絵でした。
私が今までチロルで見た大天使ミカエルの絵は
ムッタース村の教会に描かれていた
天秤で魂の計量をするこの絵と
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=26838029
ミーダース村の壁絵に描かれていた
悪魔を退治しているこの絵や
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=26626197
フルプメスの教会の天井画の絵などです
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=28232164
どれもとっても分かりやすい絵で、
この分かりやすいということが村の人達に知らせる上で
大切だったのではないかな、と思いました。
> お花がいっぱい咲くチロルの道を歩くのは気持ちが良さそう〜と見ていたら、聖ヤコブ巡礼の道の標識が出てきて思わず食いついてしまいました(笑)かなり離れたオーストリアからもサンティアゴ・デ・コンポステーラへ行く巡礼路があるのですね!フランスからでも大変な距離の巡礼路なのに・・・ 私もコンクで多くの人がホタテ貝をつけ巡礼路を歩かれているのを見て、宗教の力は偉大だと思ったのと同時に、無理だと思いつつ自分もいつか巡礼路を辿ってみたいと思いに駆られました。Youtubeで女性がチロルの道を歩く様子も見てみました。旅するうさぎさんが紹介されている緑のトンガリ屋根の教会も映像に出てきますね。控えめなBGMで流れる映像に癒やされました〜
やはり、ホタテマークの標識に注目されましたか(^-^)
私もakikoさんや他のトラベラーさんの旅行記の写真で、
聖ヤコブやホタテマークがでてくると、
思わず注目してしまいます(笑)
ついこの前も、アルプスを歩いた他のトラベラーさんが
なにげなく撮った写真の中に、ホタテマークの標識を見つけて
ああ、ここも巡礼の道なんだな、と思いました。
Youtubeの巡礼の道を歩く映像も見てくださったのですね。
この映像は疲れた時などに見ると、とても癒されます。
映像の通りに歩くと、ゴーイング村からセル村までは
かなりの距離を歩くことになるので、私には全部は無理ですが
その一部でも歩いてみたいな、と思いました。
> 話があちこちに飛びますが、お宿のAktivHotel Hochfilzer、前にある噴水のような泉とお花のオブジェが素敵だけでなく壁絵も素敵なのですね!彫ってあるタイプの壁絵って「スグラフィット」という技法と同じなのかしら?よくヨーロッパで見かけるだまし絵なんかもよく似た方法で描かれているような気がします。それからバルコニーの板部分の彫りも素敵だと思いました♪
私もAktivHotel Hochfilzerの壁絵はズグラッフィート
(スグラフィット、スグラッフィート)なのではないかと
思いました。バルコニーの板部分の彫りもおっしゃる通り
この辺りの家は工夫がされていて綺麗です。
> ホテルのお食事で楽しまれたチターの音色は私にはあまり馴染みがないですが、哀愁があってとても良かったです。奏者の方の清水寺での演奏も良かったわ(^^♪ 特に"フォルテシモ"、聞き惚れました♪
チターの音色も聴いて下さったのですね。
この楽器の演奏を現地で聴くことができて
とても嬉しかったです。
いつも旅行記を丁寧に見て下さって、ありがとうございます。
旅するうさぎ
-
- ウェンディさん 2014/08/30 18:34:37
- チターの音色
- 旅するうさぎさん こんばんは。
旅行記で紹介されていた楽器のチター。
どんな音を奏でるのか気になって、youtubeを覗いてみました。
弾く曲によって陽気に聞こえたり、物悲しい音色であったりと表現力が豊かな楽器なのですね。(ゲームの音楽(マリオかしら)までカバーしているとは、驚いてしまいましたが…)
チターの音色をBGMにチロル旅行記を拝見していると、音だけでなく風の運んでくる草原や野に咲くお花の香りが薫ってきそうです。
素敵なチロル紹介の旅行記、皇帝山脈の景色も楽しみにしています。
ウェンディ
- 旅するうさぎさん からの返信 2014/08/30 23:48:42
- RE: チターの音色
- ウェンディさん、こんにちは♪
> 旅行記で紹介されていた楽器のチター。
> どんな音を奏でるのか気になって、youtubeを覗いてみました。
> 弾く曲によって陽気に聞こえたり、物悲しい音色であったりと表現力が豊かな楽器なのですね。(ゲームの音楽(マリオかしら)までカバーしているとは、驚いてしまいましたが…)
チターの演奏、聴いて下さったのですね。
私も今回、じっくりこの楽器の演奏を聴くことができ、
その表現力の豊かさ、繊細さを初めて知りました。
聴いていると、穏やかな気持ちになってくる音です。
youtubeの演奏では、ゲーム音楽を弾いていたりして面白いですね。
まだ27歳くらいの若い演奏家なので
ゲーム音楽も弾いてみようと思ったのでしょうね。
> チターの音色をBGMにチロル旅行記を拝見していると、音だけでなく風の運んでくる草原や野に咲くお花の香りが薫ってきそうです。
そうですね。チロルの風土に合った楽器だと思いました。
さりげなく、心にしみ入るよな音色だと思います。
緑の山の牧草地で聴いても、
寒い雪の日の暖かな室内で聴いても、
どちらにも合いそうな音色だと感じました。
ウェンディさんの冒険旅行、コスタリカの動物編、
楽しく拝見しています。
コスタリカといえば美人が沢山いる国、
というぐらいの知識しかなかったので、
自然を保護して、それを観光資源にしている国だなんて
知りませんでした。
面白い動物がいっぱいいるのですね!
旅するうさぎ
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