2014年母と娘のカナダ東海岸ー3日目・ケベックからモントリオールへ

2014/06/19 - 2014/06/28

3日目の本日はケベックからVIA鉄道でモントリオールへ移動。

そして午後は車とガイドをお願いして市街観光、ルートは…
旧市街→ダルム広場→ノートルダム大聖堂（入場）→市庁舎
→ジャック・カルティエ広場→チャイナタウン→カルティエ・ラタン
→ジャン・タロン・マーケット→モン・ロワイヤルパーク
→聖ジョゼフ礼拝堂（入場）→地下ショッピングモール→ホテルへ

さらに夜はシルク・ド・ソレイユの新作公演「KURIOS」鑑賞と、欲張らないと誓ったはずなのに盛り沢山です。

ここでもまた移動重視のホテル選びだったので移動は楽でしたがその分観光が…。この辺の見極め、とっても難しいですね！


・準備編
　http://4travel.jp/travelogue/10888480
・1日目ー成田からケベックへ　
　http://4travel.jp/travelogue/10888498?lid=notice_vote_travelog?
・2日目ーケベック観光　
　http://4travel.jp/travelogue/10888500

エリア モントリオール(カナダ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

おはようございます、今日も早起きです。

お部屋の窓の外は隣のビルですが結構光が入ってきます。
6時半にはホテルを出発予定なので、朝食バスケットを6時にお願いしました。
朝ご飯はこんな感じ。今日は甘くないクロワッサンがありました！よかった。
そしてヨーグルトと大きなチョコ入りスコーン。

チェックアウトですが、去年のスペインで小さいホテルは早朝人がいないパターンがあったため昨夜聞いてみたら、常にスタッフがいるので大丈夫とのこと。

それ以外にも葉書を出したくて切手がないか聞いたところ今手元に無いが、切手を貼って出しておいてくれる等々、何から何まで気が利いてどのスタッフもとても親切なホテルでした。

写真はホテル入り口。

駅までは徒歩5分ほど。母とかなりゆっくり歩いても15分かからないくらい。
お城みたいな駅舎！

向かって左側のVIAと書いてある方に入ります。

入って直進すると奥左側にVIA鉄道の待合室があり、その中のカウンターで大きい荷物のチェック。
重さを測って日付の確認シールが貼られました。そのままそこで預かって列車に乗せてくれるのかと思っていたのですが、自力で各車両の荷物置き場に置くそうで、持って行ってねといわれました。
乗車が最後のほうになると置き場が少なくなってちょっと大変かも。万が一置けない場合は各乗車口に係員がいるのでご相談を。
ホームがやけに暗いので、なんだか心配になりましたがこれが普通？
日本が明るすぎるのかな。

車両は古め、座席はそんなに広くないけど、テーブルがついて使い勝手は普通にいいです。

街を抜けるとすぐに家がなくなり、あとはずっと川と草原。

社内販売でコーヒーを購入し、宿からもらってきたマフィンでおやつ。
VIA鉄道は駅構内も列車内も無料でネットができるのでとっても便利。

日本に残された家族に世界の車窓からを実況中継して遊んだり、うたたねしたり。

そうこうしていたらモントリオールが見えてきました。
遅れることもなくすんなり到着。

ホテルに入ってしまうとまた出入りが面倒なので、このまま駅で昼食にします。
電車を降りてホームからエスカレーターを上がるとCafeやお店がたくさんある開けたフロアに出ます。

この中のバーガー屋さんで昼食。店内にサラダバーがあり、量り売りしていたのでその中からフルーツも購入。
調理したおかずもいろいろあっておいしそうでした。
山盛りフライドポテトは案の定食べられず…
でも、おいしかった。

本日のホテルはなんとあの有名ホテル、フェアモント！
以前行ったバンクーバーでもバンフでも昨日のケベックでも眺めるだけだったお城みたいな…
ですがモントリオールのフェアモント・ザ・クィーンエリザベス、外見はただのビル。

まあ中身はしっかりゴージャスで、廊下の絨毯がふかふか過ぎてスーツケースが転がらないという思わぬ罠が。

ここはとにかく立地。鉄道での到着と翌日飛行機でPEIへ移動ということを考え、駅直結＆空港行きのバス停がホテルの前ということで選びましたが、とても良いホテルでした。

駅から直結なので案内表示に従って歩いているとエレベーター前で日本人女性に声をかけられました。
本日午後からお願いしている市内観光ガイドのYさんです。
なんと早めに来て下さったそうで、チェックインまで手伝っていただきました。
チェックインの際フロントのお兄さんに予約がないと言われ、ちょっとバタバタしたので助かりました。
結局は苗字と名前の記載が逆になっていたために予約リストの検索で発見できなかったという凡ミスですが、つい先日確認メールまでやりとりしたのにちょっと焦った〜。
チェックインタイムは16時なのですが、お部屋にすぐに入れるそうでラッキー！

室内はこげ茶と白で統一され落ち着いた雰囲気です。

一番安いお部屋だから期待していなかったけど、すごくいい眺め！

アメニティーもそろっているしバスタブもあり、さすが老舗。
と、のんびりしている場合じゃなかった、早速観光に出かけます。

当初地下鉄やバスでの観光も考えましたが、見たいものもあるし沢山歩けないので色々考えた末専用車とガイドさんのプライベートツアーをお願いしました。こちら、たけのこツアーズ。
http://www.takenokotour.com/index.htm
最初の問い合わせから当日の対応までレスポンスも早くスムーズでした。ガイドさん、運転手さんも感じがよく、こちらのわがままであちこち行けてとっても満足です。

さてそんな訳で4時間の市内観光に出発です。

まずはモントリオールの歴史地区、ダルム広場。

そして広場に面したノートルダム大聖堂へ。セリーヌ・ディオンが結婚式を挙げたことでも有名なこの教会。
今日は奥の礼拝堂が結婚式で早めにクローズしてしまうため、最初に訪問することに。開館時間や夜間のライトアップイベント等の確認はこちらで出来ます。
http://www.basiliquenddm.org/

噂には聞いていたけど、聖母マリアの色という青がふんだんに使われて本当にきれい。
後ろの人までお説教が聞こえるように、フロアは祭壇に向かって少し下り坂になっているんだとか。劇場みたい。

天井のステンドグラスは自然光が入るように設置されたもので、ライトではありません

椅子のサイドには聖人の彫刻、柱は木製ですが繊細でシックな模様が目を引きます。

モントリオール開拓の歴史が描かれたステンドグラス。

大聖堂の裏にあるこちらの礼拝堂も独特の雰囲気を持っていて見る価値有り。聖堂は招待客が大勢いるセレブの結婚式に使われるけど、こちらは一般人用とか。
天井の灯りは聖堂と同じ自然光が入るようになっていて、全体に木製で落ち着きます。

サイドの天井は寄せ木細工のようなステキなデザイン。

こんなところで結婚式をあげてみたいな〜。

こちらはモントリオール最初の教師、マルグリッド・ブルジョワさんの銅像。

後ろではパイプオルガンを演奏していました。音が小さかったから練習中だったのかな？
こちらは7000本のパイプが使われていて、夏にはコンサートもあるようです。ゆっくり時間が取れる方は、土日のミサでも聞けるもよう。

いつまでも居たくなるような場所…

お隣のサン・シュルピス神学校は、モントリオールで最も古い建物で、1687年に頃に建てられたもの。市内に現存する数少ないフランス植民地時代の建物とのことでした。
でも今は広い敷地内に住民はほんの数人、後継者がいないんだとか。

このあたり、街のあちこちにいろんな銅像やモニュメントがあるのは、通りに面した企業が必ず芸術に投資しなければならない決まりがあるからなんだとか。
それを街で決めているなんてすごい！

お次はモントリオール市庁舎。館内ツアーもありますが私たちは外観だけ。

市庁舎の前はジャック・カルティエ広場。画家やパフォーマーで賑わっています。

結構真剣に選んでいる人も？

演奏している人も…

退屈している人も。

市庁舎前から港の前まで、ちょっとお散歩。
この辺りはモントリオールで一番賑わっているというサン・ポール通り。
この写真の反対側にボンスクール・マーケットなどがあります。

そこからまた車に乗って、チャイナタウン、カルティエ・ラタンを車窓から眺めつつジャン・タロン・マーケットへ。

市場大好きなので、ここも逃せないスポット。
ジャガイモ、なんと20種類くらいあるそうです！

試食用のカットフルーツがあちこちに山積みになっていて、これでおなかがふくれそう！

色々試食してみて、日本ではあまり見ないアプリコットを一山買いました。

ケベックでも思ったけど、そんなに暑くないのに皆薄着だな〜。

通りすがりの公園では家族がピクニックしていたり、カップルがお昼寝していたり、市民の憩いの場って感じ。

こちらはモントリオール在住の方が何人もおすすめしていたパン屋さん。

美味しいパンに目がないもので、連れて来てもらっちゃいました。ちょっと行きにくい場所なんですが車なので…
Le Fromentier
http://www.lefromentier.com/

モントリオールにはフランス文化の影響で美味しいパン屋さんがたくさんあるんだそうですよ！確かに美味しかった。
パン好き、おかし好きの方にはここのサイトもおすすめ。
http://www.cocomontreal.com/jp/archives/771

夕食用のタマゴサラダのバゲットサンドに、明日の朝用でオリーブのパン、何か忘れたけどスペシャルな小麦を使って固めに焼いたパンとリンゴのパン。美味しそうでついつい買いすぎ、いつ食べるんだろう…でも翌日の夕食もこれにおかずを買い足してカバーできました。

かわいいアパートを眺めながらロワイヤルパークに向かいます。
このあたり一時期のブームで内部の広さを確保するのに2階への階段を外付けにした家が多いそうですが、現在は危険なので禁止になっているそうです。そりゃ雪の多いこちらでは冬とか凍結するし、年取ったら住めないよな〜。

さて、モン・ロワイヤルパークは車で通りすぎるだけ。展望台に行ってみたかったけど、たくさん歩かなきゃならないみたいでパスです。

公園を通り過ぎて聖ジョゼフ礼拝堂へ。
ここは足の不自由な人の聖地なので、母を連れてきたかったのです。

ここに最初に礼拝堂を建てたアンドレ修道士は足の不自由な人を歩けるようにしたんだとか。
車いすや杖をついた方が大勢いらしてました。

礼拝堂の中には歩けるようになった人が奉納した沢山の杖がかけられています。

このろうそく棚の裏側に、手を置いてお祈りをするカウンターみたいな場所があります。キリスト教徒ではないですが、まあ気持ちの問題ということで私たちも…

ちょっと道が混んでいたこともあり、時間が無くなってきて、ここはあまりゆっくり見られませんでした。

去り際に車の中から正面の景色をパチリ。
電車やバスだとこちらから上がってくる感じです。

ホテル近くで車とサヨナラして、街を見学しながらホテルに戻ります。

こちらはガイドさん曰くビールが美味しい人気店なんだとか。ちょうど今サッカーワールドカップ中なので大きなスクリーンに試合が映し出されていて大勢の人で賑わってました。

途中から地下街に入ります。
モントリオールは地下に巨大なショッピングモールがあって、冬の買い物に便利なんだとか。

帰ってみるとホテルではなにやら大規模なパーティーが開かれるようで、ロビーはドレスアップした若者でごった返してます。どうも卒業祝賀会みたいな感じ。みんなゴージャス！

さて、母には休憩していてもらい、私は市内交通の1DAYパスを買いにホテルの地下からつながっている地下鉄Bonaventure駅へ。

今夜の移動で使うかもしれないのと、明日の空港へのバスで使用するためです。
1dayパスについての説明サイトはこちら
http://www.stm.info/en/info/fares/transit-fares/1-day

写真は券売機、フランス語ですが下の方にあるEnglishのボタンで英語に切り換えられます。そこからチケットの種類や枚数を選んで購入。
大きいお札は使えないので、50ドル札以上の方は窓口へ。

空港バスは10ドルでコインしか受け付けないそうなので、事前にパスを準備しました。このパス24時間市内交通と合わせて空港バスも利用できてお得！スイカなどと同じくタッチ式で簡単。

切符を買いに行ってみたらホテルから地下鉄の乗り場まで結構距離があります。これは足の悪い人には厳しい。それに危険情報はありませんでしたが夕方でもあまり人気がなかったので、夜はちょっと怖いかも。

シルク・ド・ソレイユ公演会場の旧港ジャックカルティエ埠頭まで地下鉄を利用するつもりでしたが、大変そうなので結局タクシーにしました。

外に出たついでにホテル隣のドルチェスター広場、世界の女王マリア大聖堂も見学。
全然人がいないな〜。

すごいリムジンが走ってました！後ろのバスと同じくらいの長さ！！

ちょっと一人でふらふらしてから、部屋に戻って買ってきたバゲットサンドと持参したスープで夕食。
ホテル前のタクシー乗り場からタクシーで会場に向かいます。フランス語は全くダメなので、行先はメモ紙に書いて見せられるように準備。

ところがもう少しというところで大渋滞。
なるべく近くまで行って欲しいけど、開演時間もあるし料金はどんどん上がるしで、結局途中で下してもらいました。

運転手さんは最初無愛想だったのに日本人だとわかると急にフレンドリーになり、東京と大阪に仕事で行ったことがあるそうで日本大好きと言ってました。好きになってもらえる国でうれしいな〜。

早めに出たのに渋滞でぎりぎりになってしまいましたが、こちらが埠頭にあるシルク・ド・ソレイユのテント。

もうこのテントだけでワクワク！

本日の演目は今年の新作「KURIOS」
HPからチケットを取った時メールで送られてきたバウチャーがそのまま入場チケットになります。

こちらはテントの中のお土産屋さん＆Cafeスペース。

上演中は撮影禁止なので、休憩時間に一枚だけパチリ。

わりと良い席を取ったのに、残念ながら前列にずらりと大柄な男性が並んで見にくい…。上空のショーはいいんだけど下の方は人の隙間からやっと見た感じで首が痛くなりました。
でも美しかった〜。私はシルク初体験でしたが、独特の世界に引き込まれました。他の作品も機会を作ってみてみたい。

後日行ったコンサートでも思ったけど、カナダの人々はリアクションが大きくて反応がストレート。最後はスタンディングオベーションで拍手喝采！
言葉はほとんどないから、ただ見ているだけで楽しいと思います。

テントを出るとなんだか夢から覚めたみたいな気分。

帰りは夜の街をぶらぶらしながらノートルダム大聖堂のライトアップを眺め、ここから地下鉄に乗ればよかったのに、歩いて帰ることに。

しかし思いのほか遠くて不安になり、途中何度か通りすがりの人に道を聞いて確認しながらなんとか到着。グーグルマップで見たときはもう少し近い気がしたんだけど、地図も持ってこなくて記憶だけで歩いたので失敗。
母とゆっくり歩いたので距離感が狂ったのか4.50分かかったような…。

やっとたどり着いたお部屋からは夜の街。

今回はざざっとまわっておしまいでしたが、ゆっくり滞在して街歩きするのも楽しそうなところでした。

最後の歩きが効いて疲れた〜。明日の朝も早いので、さっさと寝ましょう(と言いつつもう12時近いです）。
今夜のベッドも広くて快適。母は高すぎて腰掛けられないと文句を言ってますが…。
明日はいよいよこの旅の一番の目的地、プリンスエドワード島へ向かいます！
それでは、お休みなさい。

4日目・モントリオールからプリンス・エドワード島へ
http://4travel.jp/travelogue/10888502