2014年母と娘のカナダ東海岸ー9／10日目・帰国トロントから成田へ

2014/06/19 - 2014/06/27

さて、長々と書き続けた旅行記もやっと最終日。今日はトロント空港近くのホテルから、→空港→直行便で成田へ帰国となります。

今回PEIからの帰国は当日だと朝4時ホテル出発のトロントで乗り換え6時間待ちとなってしまうため、母には少々きつそう。
それを避けるため前日の夜トロントに移動、空港近くのホテルに1泊し午前中ホテルでのんびり荷物整理などして空港に向かったわけですが、飛行機⇔ホテル間が昨日に引き続き車いすのあれこれに、荷物を抱えたまま振り回されてえらく時間がかかり、と?っても疲れたのでどっちが良かったのかよくわかりません。

もう少し頑張って空港直結のシェラトンホテル（ちょっと高い）を選択すれば時間のロスも少なく楽だったのではと思います。
そこでちょっとケチったのが失敗でした。といってもここのAltホテル
http://www.althotels.com/en/torontoairport/
はとても機能的で広くて清潔な良いホテルでした。普通に行ければ空港からも近くて便利、リーズナブルでおすすめです。

あとは帰るだけと言いつつ結局なにかとごたごたする我が家の旅でした。

エリア トロント(カナダ)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

午前中はゆっくり、昨日疲れてくじけてしまったお風呂に入り、買い込んでおいたあれこれで朝食。
荷物の整理などして昼前に空港に向かいます。

ホテルの廊下。

ホテルはこんなに駅の目の前。それしかないのですぐにわかります。
昨日車いすを担当してくれたお兄さんが週末は混雑するから早く行った方がいいというので、3時間半前に出発したけどこの日はわりと空いてました。

ホテルまでは昨日お願いしておいたので約束の時間に車いすの係員が迎えに来てくれるという手厚さはいいのですが、またしても空港に入る前に係員交代、チェックインカウンターで係員交代と
いちいち長時間待たされる…。まあ、道に迷うことはないけれど…

空港からの直通モノレールみたいな電車。駅も電車も新しくてきれい。
これに乗って2駅ほど。

電車を降りたら、ながーい通路を通ってチェックインカウンターへ向かいます。

さて、チェックイン後の係員の交代では次の人がちょっとここで待っていてと言い残し、30分経っても戻ってこない。
余裕があるとはいえ、昨日からの状態を見ているのでもう自分たちで勝手に行くことにしました。なんという手際と連絡の悪さ…。

対応についてはあきらめて先に進んだのですが、この最後の最後で残念な失敗をしでかしました。
帰国後まっすぐ姉の家に行く予定だったため、お土産のバターナイフを手荷物に入れていたのです！

そうなんです。お気づきの方もいらっしゃると思いますが、
手荷物検査でひっかかって、没収されてしまいました。
手作りのトンボ玉がついた変わった形のもので2500円くらいかな〜
「でも、これバターナイフだよ！切れないよ！」と食い下がってみましたがダメでした。
前回のカナダでもうっかり小さい鋏を手荷物に入れていて係員ともめたんだった。この時は英語も何言ってるのか良くわからず険悪になったっけ。どうもカナダの空港とは相性が悪い。

奮発したお土産が、現地の空港で没収されるというのは初体験。
かなりがっかり…。
でも少し前に空港でプリンを没収され抗議して暴れたため逮捕された人がいた事件を思い出して、プリンが許されなかったんだからバターナイフでこれ以上ねばっても仕方ない…とあきらめました。

せめて写真を撮っておいてよかった…思い出に。

話は変わりますが、トロント空港のロビーはカウンターにipadが設置してあります。
すごーい。使い放題！

広くてきれい。お土産も充実。

さて、帰りもちょっぴり奮発のプリファードシート。すっかり落ち着いていたらちょっとした騒ぎが。
機内に座席が離れてしまった双子の赤ちゃん連れ夫婦がおり、離陸の準備が始まっても母親は文句を言って座席に座ろうとしません。
スタッフが他のお客様に席を変わってもらえないか声をかけて回っています。なかなか反応がなく、このままでは離陸できない…。

その後いろいろあって最終的に私たちの後ろの女の子が席を変わり、赤ちゃん連れ4人家族が真後ろに来て無事離陸したわけです。
多くを語ることもないと思いますが、まあなんというか…
赤ちゃんが騒ぐのは仕方がないとして、
両親が椅子にがたがたぶつかりながらしょっちゅう出たり入ったり、機内の電気が消えても通路と座席で大声でずっとおしゃべり…。
最後の1時間くらいだけ全員が眠りに入ってこちらもやっと少し休めた感じ。

恒例の機内食1回目、洋風牛丼っぽい。

そしてまたしても匂いに釣られてもらってしまったカップラーメン。
と夜食のサンドイッチ？

到着前の朝ご飯はおかゆとフルーツそして必ずついてくるパン。

そんな必要以上に長く感じた帰りのフライトもなんとかしのぎ無事成田に到着。

すっかり車いす癖の付いた母は、空港到着後も全然歩かず…

なんと駅員さんにも車いすを押していただき、電車のホームまで一度も立たずに到着しました。なんか嬉しそうだったので、まあいいか。

今年の旅はこれでおしまい。
やっぱり思いもかけないいろんなことがありましたが、病後の母も体調を崩すことなく無事帰ってくることが出来ました。
助けていただいた皆さんには本当に感謝です！

最後はこれといってステキな写真もありませんでしたが、旅行記お読みいただいてありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• ゆんこさん 2017/06/06 15:17:28

  素晴らしい母娘旅

  May822さん、こんにちは。
  
  初めてご訪問させていただきました。
  あまりの素晴らしい旅行記にただただ感動しました。
  旅行の手配の完璧さや、ご病気のお母様を気遣いつつもご自分も楽しんでいらっしゃる光景が浮かんできて、読みながら「よしっ！」とか「良かった良かった」「あ〜、お疲れだったね」とか言いながら拝見させていただきました。
  
  実は来月、私の還暦記念旅行として「アンに会いに」Ｐ・Ｅ・Ｉに行くことになっています。
  私の子供のころからのほぼ半世紀の夢、赤毛のアンが生まれた場所へ。
  アンとは無縁の夫、きれいな風景がたくさんだよ、と何とか引っ張り込み、一か月前となりただいま詳細な日程を計画中です。
  レンタカーで回るので、どのように回ったらいいか頭を悩ましているところです。
  
  そんな時に、この旅行記に巡り合い、大変参考になるお話ばかりでじっくりと拝見させていただきました。
  私の今までのリサーチの中では出てこなかったこともいくつかあり本当に助かりました。
  出発まで、何度かお邪魔させていただくことになると思います。＾＾；
  
  あっ、我が家もキャベンディッシュ・ブリーズ・インに２泊しますよ。
  May822さんのおかげで、旅行モードに入れそうです。
  ありがとうございました。
  
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★ゆんこ★

  May822さん からの返信 2017/06/08 16:17:54

  RE: 素晴らしい母娘旅

  ゆんこさん、こんにちは！
  
  沢山の「いいね」と、コメントありがとうございます。
  お返事が少し遅くなってしまいすみません。実は今年の旅行、スイス一人旅に行っておりまして先ほど帰国したところでした！
  私も４トラの皆さんの旅行記には本当に助けられているので、お役に立てたと知ってとてもうれしいです。
  
  いつも元気で私よりも活動的な母でしたが、この時は全て手配が終わってからの、突然の危篤の報とその後の手術と後遺症など、本当にどうなるかわからない旅でした。
  無理させちゃいけないと思いつつ、Ｐ・Ｅ・Ｉまで行くんだもの、うっかり欲張ってしまいますよねぇ。
  
  来月行かれるんですね！旦那様とご一緒で車もあるなんて、うらやましいです！私も次回は夫と（車を運転してもらいたい♪）と空想しておりますが、あまりきれいな自然の景色に興味を持ってくれません。なんとか肉で釣れないか…。
  
  キャベンディッシュ・ブリーズ・イン、居心地の良い宿でした。もしも機会がありましたら、かよさん＆ミッキーさんによろしくお伝えください！手足が不自由な母を連れて行った者です。なんて、覚えていらっしゃらないかもですが(*￣▽￣*)~ﾟ
  
  楽しいご旅行になりますように！旅行記楽しみにしています。