2014/02/10 - 2014/02/23
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1ウォンさん
【2014冬-21】 2月21日(金)
今日は、釜山駅前の草梁洞で旅を!
昨年の春に、草梁イバグギルという釜山の歴史散歩道のようなコースができた。
イバグとはイヤギ(話)の慶尚道地方の方言で、
草梁イバグギルとは草梁の物語道(story way)といったところ。
この地域も朝鮮戦争の際に、全国から多くの避難民が押し寄せ
そのまま定着して住むようになった。
周辺には釜山駅、釜山港があり、釜山の要でもあってそれだけ物語も多いというもの
イバグギルで、昔の釜山駅の存在を知って (表紙写真)
すごく感動はしたものの、その運命には愕然とさせられた。
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テグから終点・釜山駅に降り立つ
駅前の風景は、草梁洞の街並みとその先には亀峰(クボン)山
物語が詰まった草梁洞、 どんな旅が待っているのだろうか、、 -
草梁洞を走っている333番バス
釜山駅前から出発して、再び駅に戻ってくるという循環バス。
このバスにはあとで乗ることとして、大通りを渡ると、 -
イバグギルの案内図あり。
駅前から終点まで約1・5キロのコースで
今日は終点少し手前の 「ユ・チファンの郵便ポスト」 までの予定 -
大通りから百メートル弱入った地点に、旧百済病院
1922年に建てられた、釜山最初の近代式建物である個人総合病院。
所有者はたびたび変わり、現在はテナントビルとして使われている。 -
説明文
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一般人も難なく入れてしまうので、ちょこっと潜入〜 ^^
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入口横の共同ポストが、昔の雰囲気を漂わせている。
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1階は荒れていた。
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上の階に上がると、まさに昔の病院といった造り
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入居中のオフィース
ドアもビル完成当時そのままといった感じ -
リフォーム中のようで
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こちらは完成したもよう
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4階にはスタジオ室もあった。
中途半端な状態ではあるものの、少々タイムスリップの旅もできた ^^ -
お隣のスーパーマーケットには
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南鮮倉庫の跡地
1900年に建てられた釜山最初の物流倉庫で、
咸鏡道から船舶で運ばれてきた海産物を保管し、鉄道で各地方に輸送していたとのこと -
倉庫は2009年に撤去されて、外壁だけが残されている。
ここで腹が減って、ランチタイム〜 ^^ -
今日は、プルベク通り近くのウリテジクッパというお店にしてみる。
プルベク屋さんに向かう途中にあり、気になっていたお店
「30年伝統 昔ながらの味」 だそうで -
プルベク(甘辛焼肉定食)屋さんも相変わらずにぎわっている。
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(ウリテジクッパの店内)
まあまあの客入り -
メニュー
スベク (スユクペクパン) 8,000Wを注文 -
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軟骨入りのスユク
、
ピスンデもふたつ付いて、まあまあだった ^^ -
(草梁イバグギルに戻って)
ここはタムジャン(塀)ギャラリーで、草梁洞の昔の写真が展示されている。 -
亀峰(クボン)山の山腹には
今では建物がぎっしりと建っているが、こんな自然な姿だったのだ。
朝鮮戦争がなければ、全国から避難民が押し寄せることもなく
全く違った風景になっていたのかも、、
ということは、こんな大都会にはなっておらず、一大観光地にもなっていなかった ?
なんてことを想像してしまう ^^ -
タムジャンギャラリーを通り抜けて、草梁小学校に。
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小学校のとなりには草梁教会
1892年にアメリカの宣教師によって設立された百年以上の歴史を持つ教会
日本統治時代に李承晩大統領も礼拝に参席したとのこと -
小学校側の塀は、東区人物史タムジャン(塀)
ここから突き当たりの168階段まで、約100メートルの通りに
東区出身の文化人の紹介のほか、釜山駅などの歴史についても語られている。 -
一番手前に、イバグギルの大きな案内地図
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医師の張起呂(チャン・ギロ)
出身は平安北道だが、草梁洞の病院で韓国初となる青十字を設立。
無料の病院を設立するなど韓国のシュバイツァーと言われている。
張起呂記念館が近くにあり、イバグギルのコースにもなっている。 -
その他、独立運動家や女性政治家など
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草梁小学校出身の韓流スター
歌手の羅勲児(ナ・フナ)や、タレントのイ・ギョングなど
彼らの生家まで記されていた。 -
こちらは、歴史コーナー
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1876年、釜山港開港
小さな漁港だったが、韓国初の貿易港として開港
1898年から埋め立てに着手し
拡張工事が進められて、現在では世界第5位の国際貿易港となった。
撮影された年は不明だが、埋め立て後の写真だろうか、
先は影島と思われる。 -
1905年
釜山ーソウル間の京釜線開通 -
昔の釜山駅
ルネッサンス建築風で素敵な駅舎
こんな駅舎が韓国に存在していたとは、 驚き!
ちなみに設計者は、日本銀行本店や朝鮮銀行などを手がけた
辰野金吾氏であるという記事を見かけたものの、実際のところはよく分からない。
しかし
この駅舎は、1953年の韓国至上最大の大火災により焼失したとのこと
なんと もったいない話ではないかッ! -
もし火災で焼失してなければ、ソウル駅のように保存されていたかも、、
残念としか言いようがない。 この壁画は永久保存版でしょう!! -
1968年
2代目釜山駅建設 -
2004年
3代目は、KTX開業とともに近代的な駅舎に生まれ変わる。
すごく興味深い、駅の物語だった。 -
こちらも興味深い、草梁洞を走る333番バス
このあと乗車する予定で、どんな旅ができるのか楽しみ -
壁の向こうには、昔の釜山の風景が見える。
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井戸で水汲みをしている風景
井戸が現実側にはみ出ている? ^^ -
(ここまで振り返って)
アート色は薄いものの、すごく興味深いものばかりだった。
まだまだ続くイバグギル -
続いて、恐怖?の168段階段を登る ^^
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階段手前には
イバグジョンゴジャン(停車場)という、麺やキンパなどの軽食のお店もあり。 -
登ってしばらくした所に、避難民らが使用していたと思われる井戸あり。
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水は澄んでいたものの、使われていないようす
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さらに登って、右に入って行くと
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金敏夫展望台へ。
金敏夫(キム・ミンブ)とは、水晶洞出身の詩人 -
釜山駅をほぼ正面にして
街並みを見渡すことのできる、とてもよい所 -
売店もあり、飲食しながらのんびりできる
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庶民の必須アイテムである、くつろぎ椅子もあり! ^^
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こちらは、より庶民的! ^^
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しばらく景色を眺めたあと
168段階段ではなく、展望台から直接上にあがると -
ここに出た。
目の前にはヘンテコな建物が、、 窓枠が特徴的
幼稚園児も興味津々といったようすで、見学中 -
2階の窓からは眺めがよさそう?
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消火器の蝶
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鉄筋の柵には大きなアリが這いずっている。
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内部はリフォーム中
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数軒先では、先ほどと同じような窓枠を作っていた。
日よけも同じようなスタイル
ここでびっくり! -
去年見に行った
文化コルモク (アートな造りの飲食街)のコルモク隊長がいらっしゃった。
隊長は建築家でもあった。
こちらの建物はマッコリのお店で、先ほどの建物はゲストハウスとして
1ヵ月後にオープンさせるとのこと -
文化コルモクのパンフ (地下鉄:慶星大 釜慶大駅近く)
ちなみに文化コルモクの旅行記 (写真79枚目〜)
http://4travel.jp/travelogue/10789580
まさかアートの発信元にお会いできるとは思わず、感激! -
隊長に今から車に乗ってクッパを食べに行くけど
いっしょに行かないかと誘われるも、テジクッパ食べたばかりなのでお断りしてしまった。
名刺を頂いたので、いつか隊長のお店に行ってみよう。 -
この目の前は168段階段
上から見下ろすと確かに怖い! -
続いてやって来たのは、張起呂記念館
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こちらは、いつかゆっくりと (^_^)
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続いて山腹道路沿いのイバク工作室へ。
これはその手前のバス停だが、近未来風で感じがいい〜 -
屋上の展望エリア
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約1年前のお姿 (完成直前の2013年3月1日)
船の形に似ている。 -
(下から)
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館内では、「お正月のイバグ展」が開かれていた。
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山腹道路を歩いていると、、
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これはなんだァ!?
亀のように見えるけど・・・ -
やっぱり亀だった。
元に戻してあげてすごく喜んでくれているようす? ( ^ー^)
それとも甲羅をはずして日向ぼっこしていた?
でも、なんでこんな所で裏返っていたの? 誰か教えて 〜 ^^
山腹道路をさらに歩いて -
金水寺入口にやって来た。
ここでちょっと寄り道して、眺望名所探しを! -
階段登って、金水寺本殿に。
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金水寺境内からの眺望
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続いてヘミョン寺からの眺望
景色はまあまあだけど、高さ的にややもの足らずさらに上へと登って行く。
かすんでいるのがちょっと気になる。 -
しかし、なかなか見晴らしのいい所に出ず、結局頂上まで来てしまった (予定外)
ごくろうさん! ^^ -
亀峰山408メートルなり
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せっかくここまで来たけど、天気はいいのに、真っ白!
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釜山タワーもよく見えない!
これは中国から飛んできたPM2・5ではないか、、
いつかリベンジ! -
下山して、「ユ・チファンの郵便ポスト」に来た。
ユ・チファン(1908〜1967)とは、
詩人&教育者で、ここは彼の記念館となっている。 -
展望エリアには、1年後に配達される郵便ポスト (たぶん韓国内のみ^^)
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窓からの眺めもよさそうだが、今日は中には入らず。
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こちらにも新しいバス停ができていた。
バス停名は 「釜山コンピューター科学高校」 -
屋根の郵便ポスト風のオブジェがかわいらしい。
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ここで333番バスに乗る。
釜山駅からちょうど中間あたりになり、行程の約半分 -
車窓からは、こんな絵も見られたりするが、
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わずか5,6分で終点の釜山駅に到着してしまい、あっけない旅だった (ー_ー)
しかし! イバグギルに加えて、草梁洞満喫の旅となった! ^^
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この旅行記へのコメント (2)
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- konomiさん 2015/09/03 21:23:29
- ウリテジクッパ 行ってみました
- 1ウォンさんのブログを見て、気になっていたので行ってみました。
とってもやさしい味で、柔らかいお肉がおいしかったです。
店内はおじさんたちでいっぱい。
ユスッを食べながら一杯やっている方たちがたくさんいました。
- 1ウォンさん からの返信 2015/09/06 19:41:03
- RE: ウリテジクッパ 行ってみました
- konomiさん ウリテジクッパに行かれたのですね!
ちょっと意外に思ってしまいました。 ^^
近くにプルベクのお店が並ぶ技士食堂通りがありますが、
ウリテジクッパも技士アジョッシがよく利用しているようで
店内にいたおじさんたちは技士アジョッシかも、、 ? ^^
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