2014/04/02 - 2014/04/03
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窓際さん
ところで話の続きになるのだが
なんせ3組だけの泊まり客では
ひとつしかお風呂を沸かしてくれないこのお宿。
後続のお客にも配慮し、そそくさと入浴を済まさねばならい。
だから手早くパパっと洗いたいのに・・・・
なんじゃ?!この水圧の低さは!!
夕方に入った時より、ぐっと水圧が落ちている。
こんなシャワーでは、長い髪の方なら かなり苦労するだろう。
それとも、なんとか外の中居さんに知らせたら
もっとボイラーを稼働させてくれるのだろうか?(笑)
ま、そんなこんなで部屋に戻る。
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風呂あがりの一杯(笑)
持参したルイ・ロデ。
北野神社から持ってきた桜の花を置く。
この桜・・・ビニール袋に水を少し入れて持ってきましてね。
そしたらおねーさんが、
冷蔵庫に入れておいた方が長持ちすると言ってくれ
夜まで冷蔵保存してあったのである(笑) -
アテにするのはそう!
「嘯月」でいただいたお菓子たち!
ちなみにコレは夕方、
月見台で撮っておいた写真(笑) -
桜餅、草餅。
きな粉をまぶしてあるのは蕨餅! -
そして、あのショーケースで見た・・・・
左が「春景色」。右が「春の山」。 -
ホントは月見台に出て涼みながら一杯・・・っと
思っていたのだが・・・・・
ココに来て雨、降りだしてましてね。
明日の予報も、
実は結構な降水確率になってきていたりする。くぅ。
月見台のわろうだも きちんと片づけられてあり
しょうがないので、ガラスを開けて部屋の中で涼みながら
二次会を開始する。 -
まだ新芽すら出ていない、山奥の宿。
せめてこれだけでも、春を連れてきておいてよかった。 -
しかし、実を言うとね?
わたくし、入浴中に、とうとう花粉アレルギーが爆発した。
そりゃそうでしょ。
まわりみんなスギとヒノキ。
も、ラスボスの城に
木の棒とお鍋のフタで戦いを挑んだようなものである。
おかげで完全に鼻が詰まって、こんなゼイタクなお菓子も
こんな高額なシャンパンも・・・・
味がまったく分からず・・・・残念!(爆) -
23時半。
酒も無くなり、おふとんをめくる。
ふぉっ 「あんか」が入ってる!
そういやネット情報で見たわ。
動かそうと手を伸ばす・・・・
あっつ!!!!
も、こんな高温の物体、おふとんに入れといていいのか?!と
不安になるほどの高温!
ぐいぐいと足元に押し込み、寝転がる。
ちょーど腰のあたりが熱々になっていて・・・・
くぅ〜っ 気持ちいぃ〜っ!
そんな夜だった。
あ、こんな春まだ遠い山奥でも
窓開けとくと、ちょいちょいカメムシ・・・っした(爆) -
翌朝、7時。
昨夜、おねーさんにいろいろ聞いたのだが
朝風呂は夜と違い、小さい方のお風呂のみ。
勝手に空いてる時間を探して入るしかないらしく
3組しかないので、7時ぐらいなら・・・とのこと。
なので7時起きでお風呂に行ってみる。
空いてた。
すでに先客があったのか、入口のカゴには使用済のタオル。
入ってみると、かなり狭い脱衣場。ふたりではキツイ。
使用後の清掃はきちんとされある。 -
戸を開けると、大きい方のお風呂よりは
どういう造りなのか、階段の段数も少ない。
シャワーはひとつだけ。湯船はじゅうぶんに広い。
大きい方のお風呂とは違い、こちらは窓が開閉可能。
開けると露天風呂っぽく、気持ちいぃ〜!(笑)
ちなみに水圧は・・・やっぱ悪いね。 -
部屋に戻って、ナゾの「あんか」を剥いてみる(爆)
いや、構造を知りたくてね。
一晩たったのに、まだ、あっつ熱!
最後の箱を開けるのは・・・
なんか怖いのでやめといた(爆)
炭でも入ってるのだろうか?
尋常じゃない発熱量なのである。
※追記
「豆炭あんか」と言うそうで・・・・ -
8時半。
朝ごはんの支度ができたと、呼びに来る。
外へ出ると、昨夜の雨がウソのように
も、快晴! 予報、大ハズレ!
いやっほぉ〜い!(爆)
空気も乾燥してるのか、ぐんぐん伸びる飛行機雲。
こんな山奥の上にも飛行機が飛ぶのかと、ちょっと感慨深くなる(笑) -
なんせ3組だけですからね。
昨夜のカウンターに案内される。 -
わたしの折敷には、大好物の筍。
オヤジの方は・・・・ -
我が家じゃうるさいぐらいなのに
ココではまだ、まったく聞かないウグイス(笑)
みんな違うデザインなのだろうか? -
こちらで漬けた梅でいれられた
梅湯をいただく。
酸味はさほど無い。
旨みのみ。美味しい。
これから始まる、『美山荘』の朝食・・・
正しいニッポンの朝食に、期待が膨らむ! -
この後 出すお豆腐にどうぞと、おネギ。
ふむふむ。
お豆腐が出るのか。 -
春菜と焼いた椎茸。
下には湯葉だったか・・・・・
菜っ葉からお出汁が染み出て美味しい〜っ -
料理長が、奥から銅鍋を持ってくる。
お豆腐まで自家製なのかぁ! -
ぷるんとお豆腐をよそって
ダシ餡をかけてくれる。
って、驚いたのが料理長。いや、女将もその他のスタッフも!
昨夜遅くまで我らをもてなしてくれていたのに
今日も早くから・・・・いったいどんだけ働くんだ?!
あ、あのテレビでポルシェに乗って摘草に行ってた現当主は
「奥におります」と女将は言っていたが
ほとんどココには、いなさそうな感じだったな〜(爆) -
話は戻って・・・・。
そのまま食べても お豆腐の味が美味しい。
餡が美味しい。おネギを添えるとまた美味しく、
ピリっと辛い生姜を添えると、またまた旨い(笑) -
今度は炊き立てのごはんが運ばれる。
おしゃもじに付いたお米を
お箸できちんとはずし・・・
ひと粒たりとも粗末にせぬ扱い。 -
お茶碗によそってもらう。
これぞニッポン人に生まれた喜び! -
お味噌汁は、蕪。
ほんっとに、やわらかく炊かれた蕪。 -
特筆すべきがこのへしこ!
炭火で炙って出してくれる。
これをごはんにのっけて食べると、もぉ最っ高!
強めの塩分。鯖の脂。
へしこって、こんな旨いもんだったんだ! -
おかずに野菜の炊いたん。
車麩が ぶりんと美味しい。 -
やわらかく炊かれた筑前煮。
筑前煮と言えば鶏肉だが、この朝食。
へしこしか動物性たんぱく質が出てこない。
さすがにもちょっとなんかあっても
良かったかなぁ〜って思ったり(笑) -
ちなみに・・・・
やっぱ思うのだが、
こういう一斉スタート形式ってニガテだな。
今回この3組の中で、いちばん食べるのが遅かったのがわたし。
なんかね?ちょっと、気を遣うよね? -
1時間ほどの朝食を終えて部屋に戻る。
昨夜の桜は、まだ残しておいてくれた(笑)
雨が乾きはじめた月見台で
別れを惜しみ、最後の撮影。
遠くまで、お付き合いありがとう。
あ、一部・枝は、昨夜の菜篭から持ち帰ったものです(笑) -
歯磨きをして、言われた通り軽装になり外へ出る。
母屋の前の清流。
いやね?これからちょっと
この先の「峰定寺」に参拝してみようと思いましてね。 -
だって女将以下全員が、行ってみるべしと勧めるもんだから(笑)
あ!
昨日は来た時から閉まってた山門が、今朝は開いてる。 -
美山荘の奥には、このお寺が一軒あるのみ。
この「峰定寺(ぶじょうじ)」!
なんと本堂は、あの!清水寺の舞台の元になったとかで
そこまで言われたら せっかくこんな山奥まで来たんだし
見ておかねばと思ったワケで・・・・。 -
ちなみに件の本堂。聞けば片道15分ほど?
地図をご覧になって欲しいのだが
400段以上の階段・・・修験者の道を登っていかねばならぬらしく
それを聞いたわたしのココロはへし折れたのだが
オヤジがなんだか異様に乗り気でしてね(爆) -
境内にはまだ雪のかたまり。
でも、気温はそんなに寒くもない。 -
入り口から撮るとこんな感じで
奥で待ってるばーちゃんに拝観料500円を払い
長々と寺の説明を受け、斜め掛けの袋としおりを持たされ
杖を・・・長いものを選ぶようしつこく言われ
ついでに六根清浄、自分と向き合う修行の道だと
カメラは取り上げられ・・・・取り上げられても
iPhoneあるけどね?(爆)
そうしてこの写真左手前。
この山門をくぐって、長い長い階段が始まる。
キリス・ウンゴル!(爆)
途中、ちょいちょい「浄財」と書かれたナゾの箱を攻略し
最後何段かは、何かにつかまらねばムリなほど。
女将・・・・ココ、気軽に勧めるトコじゃねんじゃね?!(爆)
それでもま、確かに清水寺の縮小版ってな本堂まで登ると
妙な達成感があって・・・
それにいったい、いつの時代の落書きなんだ?!ってなのもあり
面白かった。
ちなみにこの本堂。ドコモなら3Gバッチリです(笑)
問題は・・・そう。下り。
本気でひざ、イワすかと思いましたよ(爆)
ま、歩きなれない我らの足で、休憩しながら片道15分ほど。
ヒールの方には、宿でスニーカーも借りられるそうで。
って、そこまで勧めなくてもいいって!(爆)
あ、長い杖。下りで納得。
一段下につくから、長くないとダメなんだ。 -
コ1時間で山を下りると
「お疲れ様でした」と、中居さんがダッシュで
お山の水を持ってきてくれる。
汗だくなんで助かる(笑) -
明確に「チェックアウト」の時間ってのが
無いんだろうな、ココは・・・・。
野鳥の声を聴きながら、しばし休憩。
エアコンついてるのに開け放たれた窓。
足元にあったかい風。顔に涼しい川の風。ゼイタクだ(笑) -
中居のおねーさんに聞いてみる。
ねぇ。ドコに住んでるの?(爆)
やっぱ、すぐそこに寮があるらしい。
だって最寄りのコンビニまで、クルマで30分ですよ?!
だいぶ乾いてきた月見台。
わろうだ、また出して欲しかったな。 -
最後に女将がコーヒーと
黒砂糖のお菓子を持ってきてくれる。
精算もお願いする。 -
11時過ぎ。
クルマをまわしてもらい、女将と記念撮影し
宿を後にする。
憧れに憧れた、
ニッポンを代表する有名旅館、『美山荘』。
素晴らしい思い出になった。
帰りは女将に教わったとおり、峠越えの道ではなく
山をぐるっと周る「周山道路」へ出る。
女将は迂回する分、20分ほど余計にかかると言っていたが・・・
「しばらく山を下りていない」とのたまってた女将。
トンネル、開通してますよ?(爆)
ナビにも出ない新しい道路も完成し、全線2車線。
峠越えに比べて、走りやすいのなんの!
こんな山奥なんですけどね。
公共工事のありがたさってやつですよ。
所要時間も、こっちの方が早かったんじゃねぇか?
往路の苦労はなんだったんだ?
いや、あれはあれで、面白かったですけどね(笑)
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