2014/01/04 - 2014/01/04
86位(同エリア192件中)
マプトさん
汽車旅がしたくて留萌方面に出かけました。夏は穏やかな留萌地方ですが、冬は強風とどか雪で大変です。増毛まで行ってきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル
PR
-
道北1日散歩きっぷ2,200円也をツインクルプラザ旭川支店で買って、留萌方面へ出発です。旭川駅で岩見沢行きの普通列車を待っていたら、こんなカラフルな汽車が入ってきました。旭山動物園号です。
-
雪まみれの網走発札幌行きオホーツク2号が入ってきました。そういえば、旭川駅は、今はASAHIKAWAと読みますが、以前はASAHIGAWAでした。私が高校生の時に変わったと記憶しています。中学生の時、私ら旭川近郊の田舎に住む中高生は、旭川に行くことを、「がわに行く。」と言っていたものでした。
「これカッコいいね。どこで買ったの?」
「がわに行った時、西武で買ったんさ。」 -
留萌本線の起点、深川に到着です。道内では、深川市、留萌市、富良野市、紋別市は同じくらいの人口で、2万4千前後です。ちなみに、深川名物のウロコ団子は、留萌方面でたくさんとれ、深川駅に運ばれた時、駅にたくさん鰊の鱗が落ちていたことに因むとのことです。
-
深川駅です。20代の時、留萌地方に住んでいました。札幌に行く時、この駅で乗り換えたものです。中央バスや沿岸バスに乗って札幌に行ったことは、数えるだけです。帰りは札幌19時の特急に乗れば、深川着が20時頃。すぐ留萌線の最終列車に乗り換えると、留萌着が21時頃でした。
-
深川駅の跨線橋には、こんな案内表示が。国際色豊かになりました。道内のローカル線のうち、富良野線、釧網本線は観光路線という色彩が濃くなった感じがします。そんな中、留萌本線は取り残されたような印象がします。ただ、利用者は少ないにせよ、ちゃらちゃらせずに着々と深川と留萌地方を結ぶ地域住民の足としての使命を果たしている気がします。
-
汽車旅に欠かせない物はこれ。深川の駅弁です。幕の内弁当735円也。これも今回の旅で楽しみにしていました。
-
深川の駅弁は、立売ではなく、駅の中の売店で売っています。是非、多くの人に食べてほしい逸品です。もし、駅弁が切れていたり、駅弁屋が閉まっていたら…。駅前にローソンがあるので、そこで食べ物等を調達しましょう。
-
卵焼き、焼き魚、煮物…と、古風な幕の内弁当ですが、すごくおいしいです。妻にお土産としてリクエストされるほどです。汽車でなくても深川に来たら、駅に寄って駅弁を買って帰るほどです。大きなザンギと切干大根も好きです。気付いたことですが、西日本の駅弁に入っている焼き魚は鮭ではなくて鯖なんですね。初めて九州に行って、肥前山口駅で駅弁を食べて、「あらっ」と思ったのです。道産子の私には違和感たっぷりで、びっくらこきました。
-
発車前の留萌行き普通列車です。2両で留萌に向かいますが、2両目は回送扱いです。雪まみれの車体が雪国らしいです。
-
この日の留萌地方の天気予報は雪。ただ、嬉しい誤算で晴天です。ちゃんと留萌方面に2本のレールが続いています。留萌本線の車窓は、留萌〜増毛の海沿いに目が向きがちですが、恵比島〜峠下の山道も意外といいものです。ループまではいかないですが、クネクネしてトンネルも2か所あります。深川から留萌に向かい、進行方向左側の席がお勧めです。
-
冬の留萌駅。2両目が切り離され、深川行きとなります。先頭車両は増毛行きとなります。留萌駅には立ち食い蕎麦屋が入っており、頑張っています。駅弁もありますが、予約制です。以前、食べたことがありますが、数の子とみがき鰊の煮つけ、南瓜の素揚げ等が入っていました。
そうそう、留萌駅では音がかかっていました。音楽の街・留萌の宣伝だとか。「夕陽」という曲でYOU TUBEでもきけます。 -
今回の行き先を留萌方面にしたのは、カジカかアンコウを買いたいと思ったのも理由の一つです。留萌の魚屋では、この時期、マダラもごろんと、箱で売られているのです。鱈だったら、買ってきて、家で捌くのが楽しみです。お腹を裂いた時、タラコかなあ?タチかなあ?と出てくる物が。ただ、まだ市場が開いていないため、魚屋では鮮魚が一匹も売られていませんでした。残念…。妻へのお土産は、揚げたての蒲鉾となりました。
-
ところで、内地の皆さんはカジカという魚を知っていますか?食べたことがありますか?写真右上の黒い魚がカジカです。写真は、20?程の小さい物ですが、店に並ぶ物は40?位です。エラが張って頭がやたらでっかく、お腹がデップリして…。正直、みったくない魚です。が、味噌汁や鍋にすると、いい味を出します。オレンジ色の肝を汁にといてやるとえも言われません。道南では、美味くて鍋の底をつつくように競って食うことから、カジカのことを鍋こわしとも言うとか。冬の日本海の味覚です。
※写真左から、クロガシラ鰈、クロガシラ鰈、カジカ、マガレイ、アブラコ
アブラコは、本州で言うアイナメ これらは紋別港で釣りました -
留萌駅の構内です。羽幌線があった頃、跨線橋はまだまだ長く、奥までずっと続いていました。当時に比べ、随分構内は小さくなりました。また、留萌線内を走る汽車は、1両の普通列車のみです。
-
瀬越付近で日本海に出ます。日本海の車窓を楽しもうと思っていたのですが、窓が曇ってはっきりとは見えません。
-
雪まみれの瀬越駅です。今や留萌本線は、本線とは名ばかりのローカル線になってしまいました。留萌から札幌へ行く人は、直通の中央バスの高速るもい号を利用する人が多いとか。私が小中学生の頃、海水浴客のための鬼鹿行きの臨時列車かもめ号や旭川・札幌から羽幌行きの臨時急行天売という汽車も走っていました。定期列車でも急行はぼろ、急行るもいも走っていました。
-
留萌〜増毛の車窓です。礼受付近だったでしょうか。波はありますが、まだ穏やかな方です。冬、物凄く冷えた込んだ朝、留萌港や羽幌港では、海面から湯気がたったような現象が見られます。これをけあらしと言います。
-
日本海から吹く強い浜風で看板も錆ついています。留萌方面の冬の浜風は半端ではありません。前を向いて歩けない程、物凄く強いのです。木だってまっすぐ伸びれないのです。
-
留萌本線の終点・増毛到着。無人駅です。留萌線内の有人駅は留萌のみです。地名の由来は以下の通りです。
留萌=アイヌ語「ルルモッペ」(潮が静かに入る所)
増毛=アイヌ語「マシュケ」(かもめが多い所)
深川=アイヌ語「メム」(深い川) -
増毛の駅を出ると、写真のような風格のある建物が目につきます。増毛の歴史は古く、武士もいたそうです。また、映画のロケ地にもなっており、風格がある街並みです。もう少し増毛をブラブラしたかったのですが、汽車の時間の関係で、すぐ折り返し。
-
増毛発深川行き、留萌駅で11分の停車です。冬、この駅に降り立って耳を澄ませば、ゴーッと海鳴りが聞こえてくることもあります。この日の深川行きの乗客はUターン客が多く30人強。留萌駅では、帰る孫に手を振って別れを惜しむばあちゃんの姿も。私が進学のため、旭川駅を急行宗谷で旅立ったように、この駅から志をもって旅立った人も多くいるはず。
-
峠下駅着。この駅で、留萌方面と深川方面への汽車が行き違います。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
22