2013/11/30 - 2013/11/30
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高崎駅からバスで20分くらい。洞窟観音は、観音山の中腹にあります。高崎市街からだと、かなりの近場なのですが、この山一帯は、他にも高崎白衣大観音・慈眼院や洞窟観音に付属した山徳記念館、清水寺、高崎市染料植物園など、いろんな観光スポットが点在して、格好のレジャースポットとなっています。
この日は、晩秋の紅葉が輝くような美しさ。全然期待していなかったのですが、結果的にはこれが大収穫。ちょっと写真の練習にもなったかもしれません。
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洞窟観音に到着。天気も良くて、紅葉がまだ見頃ですね。
さて、洞窟は、新潟県柏崎出身で呉服の商いで財を成した山田徳蔵が50年の歳月をかけて昭和39年に完成させたもの。 -
400mの洞窟には、名工、楽山が彫った御影石の観音像33体が安置されていて、順番に見て行きます。
ここが入り口です。 -
如意輪観音から、
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十一面観音、
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千手観音、
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楊柳観音、
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円光観音、
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遊戯観音、
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白衣観音。
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観音は、地下壕のような通路の両側に、ポツンポツンと並んでいます。
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そして、観音はまだまだ続きます。パンフレットによれば、楽山は、彫り進むにつれて円熟味が増しているのだそうで。さらに期待が高まります。
続いて、滝見観音、 -
施薬観音、
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魚籃観音、
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水月観音、
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威徳観音、
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イチオシ
衆宝観音。
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最後の方には、大きな洞もあって、
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終了。
ところで、観音には、こんなにいろんな種類?があるんですね。ちょっと感動しましたが、三十三というのにも意味があるよう。調べると、妙法蓮華経の観世音菩薩普門品に、観音が三十三種に変化して姿を現すとされているのが原点だそうです。 -
さて、洞窟観音を出て、今度は、山徳記念館の方に向かいます。
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ところで、入り口の紅葉が真っ赤ですね。
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イチオシ
話をした係りの人によれば、午前中の光じゃないとこんな風には見えないんだとか。へえー。そうなんですかあ。
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つまり、これはいろんな条件がぴったり合っての美しさなんですね。
確かに、真っ赤な紅葉の葉をいっぱいの光が包んで、これこそすごいの一言でしょう。 -
ただ、紅葉を眺めてばかりでも仕方ないので、先に進みましょう。
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この山徳記念館は、
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観音山に洞窟観音を開いた
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山田徳蔵の住居跡を
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氏のコレクションである漫画を展示する美術館。
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聞いたことはありませんでしたが、近代漫画の新時代を拓いたという北沢楽天との親交があって、コレクションは始まったようです。
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歴代の首相の
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似顔絵は面白いですが、
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一歩の戦前の時代を題材にした漫画は、
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題材が題材だけに、重いテーマんですが、それをけろんとしてまとめてしまう。まんがの力をまざまざと見せつけられたような思いがしました。
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芥川龍之介に、
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こちらは、のらくろ。
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そして、このステンドグラスが北沢楽天の作。
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イチオシ
さりげなく雰囲気がありますねえ。
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色彩的にも装飾的な落ち着きがあるし、漫画の域は、はるかに越えていると思います。
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洞窟観音を開いた山田徳蔵の旧宅を囲む庭園が徳明園。
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くぼ地なので、
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日陰になっています。まあ、いずれにしても、建物に付属した庭園です。
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見学を終わって、再び出口。
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輝くような紅葉の赤が
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何といっても
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きれいです。
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それも、
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期待していなかったところで
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こんなにきれいな姿に出会ってしまうと、感動もひとしおというものです。
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この美しさを何とか記録に残したいもの。
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どうしたら、いいんでしょう。
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拙いながら、いろいろやってみますが、
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イチオシ
なかなか難しいですね。
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光がキラキラ踊っている感じを
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イチオシ
撮りたいんですが、
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イチオシ
もうこれが限界。これ以上は、記憶にとどめるしかないようです。
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以上で、洞窟観音はおしまい。
洞窟観音から次の目的地、高崎白衣大観音までは、高崎自然歩道を1キロほどを歩きます。 -
山の尾根伝いに歩く感じで、林の中を進みます。
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何組か、小さな子供を連れた家族もいて、それぞれに気持ちのいい散歩を楽しんでいました。
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イチオシ
白衣大観音は、「びゃくえだいかんのん」と読みます。高さは、41.8m。
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建立当時は世界最大の観音像だったとか。
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境内に高崎白衣大観音のそびえる慈眼院では、年に二回公開するという五色龍王の無料拝観をやっていました。
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五色龍王は、奥の広間の障壁画で、四面の襖いっぱいを使った見事の色彩の龍の絵です。白衣大観音建立七十周年を記念して描かれたもの。五色は、密教で言う仏の五智も表しているそうです。
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で、今度は清水寺を目指します。
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途中。観音山名物の焼まんじゅう屋台って、なんでしょう。元気なおばちゃんがやっていますよ〜。
注文すると、白いパンに何度も味噌をつけながら焼き始めます。 -
その味噌に光沢があって、パクリと食べるとこれはうまい。深い味噌の味わいと甘みのあるパンの相性が抜群。B級グルメならこれが最強かもっていうくらい、まじでうまいです。
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清水寺は、「セイスイジ」と読むのでしょうが、地元の人でも「キヨミズサン」と呼んでいまして、セイスイジはどこですかと尋ねたのに、キヨミズサンはと答えられてしまって、ちょっと拍子抜けしました。
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この清水寺は観音山の名前の起こりになった寺のようで、歴史がある寺。
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ふもとからの500段の石段もあって、これを登って来る人の姿も何人か見えました。
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観音山の清水寺の脇にある、たぶん、高崎では有名なそば屋さん「手打ち蕎麦 そばっ喰ひ」。11時半の開店を待って、訪ねるかっこうになりました。
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お店は、
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土間にまきストーブが焚かれ、上がってすぐの座敷には囲炉裏が切られています。窓の外は、高崎市街を一望だし、これは思っていた以上にすごいお店ですね。
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さて、いただいたのは、名物のそばがき。
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イチオシ
ひたひたのお湯のお椀に入ったそばがきをわさび醤油に付けていただきます。
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ねっとりとした滑らかな食感で、ほどよいそばの香り。文句のつけようがない味わいに、脱帽です。御馳走様でした。
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このデザートもそばの寒天。程よい甘さがいけてます。
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さて、高崎観音山公園の駐車場に帰ってきました。
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そこから高崎市街がはるかに見渡せるのですが、その市街の向こうには、さらには赤城山や榛名山も見える。とってもいい眺めです。
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そして、高崎駅までは再び、市内循環バスぐるりんで。右回りと左回りがあって、運転手さんに行先を言うとこれがいいとか、次の反対廻りがいいとか。親切に教えてくれます。一回200円。往復するだけであれば、これで十分だと思いますが、一日フリーチケット500円もあるようです。
以上で、おしまい。ちょこっと寄ったにしては、意外に内容の濃い散策になりました。
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