SaPa 少数民族の村々　5カットカット村　観光地化した黒モン族の村

2013/12/04 - 2013/12/10

カットカット村は人口約３０００人の黒モン族の村です。
主な産業は稲作ですが、積極的に観光客を受け入れ、
土産物屋もたくさんあります。

料金を払って観光用の決められたコースを歩き、
途中には展望台を設えた滝もありますが、
演出された「素朴な村」「観光地」という印象は、
いくらか残ります。

遠景には大きな鉄筋造りらしい建物が何棟も見え、
物売りの村人も外国人慣れして、明るく積極的です。
開かれて豊かになりつつある村といった印象です。

その点、この次に訪ねた隣のシンチャイ村とは、
全くちがう性格の村です。

エリア サパ(ベトナム)

• 旅行の満足度: 2.0

カットカット村の上の入り口。
ここで料金を払って「入場」すると、
殆ど下り坂だけで歩くことが出来ます。

この看板を見ても分かるとおり、
観光客の受け入れ意欲十分です。

石畳の下り坂を行きます。

点々と土産物屋があります。

やはり稲作の村です。
あちこちに棚田があります。

子猫。
保護色状態の場所で寝ています。

蝶も日向ぼっこです。

キミスジ（Symbrenthia lilaea）
http://www.geocities.jp/ikokuhetabi/butterfly/vietnam/Symblil.htm
この辺りでは一般的な蝶のようです。

カットカット村の立地は、
山間の日当たりの良い斜面です。

棚田が発達しています。

鉄塔や大きな建物もあります。
カットカット村は、
観光客が歩くルートとは違った面もあるようです。

村内の小山。
天辺に立派な建物が垣間見えます。
豪農？

黒モン族の母子。
民族衣装は日常的に着ているようです。

後ろの干してある布は・・・

このような状態で、
どこの村でも良く見かけます。

藍染です。

絞り染めというより、
まだ染めむらがあるようです。

この少年は両下肢の麻痺があるようです。
日本ならリハビリトレーニングと、
杖・車椅子などの補装具の対応をするところですが、
ベトナム〜この村ではどうなのでしょうか？
大変気にかかるところです。

ししおどし式の臼杵。
本体は太い材木で、家の梁を転用しているのかも知れません。
画面左側を、丸木舟のようにくりぬき、水が溜まるようにようにしてあります。

水が溜まるとその重みで下がり、溜まった水が流れ出し、また元の位置に戻るときに打ち込んである杵が臼を突きます。

観光コースにもう一箇所、
同じものがありましたが、
今も実用なのかどうか不明です。

水田のバリケン親子。

肉は鶏・アヒルより美味で、高値だそうです。
ベトナムではガモンと呼ぶようですが、
和名はバリケンです。
http://sorairo-net.com/bird/kamo/026.html

これは、シンチャイ村で撮ったバリケンです。

日なたではいはい・・・

そしてお座り。

ところが・・・
サプライズ０．５秒前!

噴射！

あーっ、さっぱり。

黒モン族の典型的な物売りスタイル。

この女性、ずっとつかず離れずでしたが、
押し付けがましいということはありません。

刺繍をしています。
商品？

土産物屋は多いのですが・・・

工業製品？
と思うものも並んでいます。

放し飼いの豚。
これは白豚と黒豚の混血？

こちらは黒豚です。

現地の人も黒豚のほうが美味しく、高いと言っています。

熟睡中。

溝にはまった子豚。
まもなく這い上がりました。

染物と刺繍。

この人たちも、
みやげ物売りです。

滝までおりてきました。

当然ですが、
ここがこのコース中で、
一番低いポイントです。

物売りの若い母親。

強引ではなく、
むしろ大人しく、おずおずとした態度です。

先ほどの女性も到着しました。

この女性の方が、開けっぴろげ。

フランス統治時代の水力発電所跡。
完成前にフランスはベトナムから撤退し、そのままになったようです。

もちろんダム式ではなく、
小規模な水路式発電所などが計画されていたのでしょうが、
確かにやや大振りな送電設備などが残っていました。
http://4travel.jp/travelogue/10557498

この建物はカフェとして利用されていました。

ベトナム将棋。

滝を離れて、反対側のゲートに向かうと、
近くに山村らしい風景が見えます。

電柱は枝を払っただけの丸太です。

棚田や・・・

畦（あぜ）を歩く鶏と雛。

とても良い雰囲気です。

本当はこんな所をゆっくり歩きたかったのですが・・・

この地方らしい農家も・・・

建てている最中の農家もあります。

反対側のゲートに近づきました。

また土産物屋が並んでいますが・・・

確かに綺麗な布で、
ディスプレィも工夫されていますが、
大量生産品？と感じます。

カットカット村の説明書きがあり・・・

このつり橋を渡れば、
まもなくカットカット村の観光コースも終わりです。