2013/10/02 - 2013/10/02
7925位(同エリア23066件中)
yazzさん
バーンプリー百年市場があまりにも良かった為、同じくバンコク近郊にあるクローンスアン百年市場にも行ってみることにした。本当は日曜日に行きたかったのだが、生憎の雨模様だったため決行中止。でも、あきらめきれずに平日ながら行ってしまったのだ。はたして、観光客の居ない平日の百年市場はどんな感じなのだろうか・・・
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
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午前中の雨も午後になって晴れてきたのでエカマイのバスターミナルへ。窓口で聞いてみると、チャチューンサオ行きのバスが途中でクローンスアン百年市場を通るという。運賃は60バーツ也。
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切符を持ってバス乗り場へ行くと、停まっていたのはバスではなく手前のミニバン(ロットゥー)だった。これでもボーコーソー(公営バス会社)の正規路線である。ちょっと以外!バスだと採算が合わないのだろうか?
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ミニバンの中はこんな感じ。アムパワー水上マーケットに行ったときのものと大きさは同じだが、補助席がない分スペースに余裕があるような気がする。
ここで乗車したのは、私の他には高校生らしき制服の男女2人のみ。なるほど、このサイズの車で十分なわけね。運転手に、あらかじめ「タラート・クローンスアン・ヌンロイピー」と伝えると「え?」って顔してた。平日に行く客は珍しいんだろうね。
車はスクンビット通りを南下し、オンヌット通りへ。渋滞した一般道路を走り続けて、モーターウェイに入る気配は一向にない。 -
そして、スワンナプーム国際空港のバスセンターで一旦停車。ここまでで既に発車してから1時間15分もかかってる。
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ここで空港からの乗客を乗せた後、係員が検札して再び出発。その後も、一般道であるラート・クラバン通りをひたすら東へ向かって進む。途中の停留所で乗客が乗ったり降りたりを繰り返し、まるで路線バスのような遅さ。
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空港を出発してから約40分、ようやくクローンスアン百年市場の看板が見えてきたので、この三叉路で下ろしてもらう。
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看板の矢印に従って小道を入っていくと、大きな牌楼がお出迎えだ。古い市場は華人によって創設されたものが多いが、ここは華人色がより強く出ているようだ。
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200メートルほど歩くと市場本来の看板があり、この先が入口になっていた。
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これが市場への入口。観光地とは思えない簡素な作りで大きな看板や記念写真たてなんかも見あたらない。
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左横には小川を挟んで中華色の強い建物があった。ここは、レストランのようだが平日なので客はゼロ。
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市場への入口を入っていくと食堂やお店が並んでいるのだが、平日だけに多くの店が閉まっている。そんな中、やっている店を見ているとおもしろいことに気がついた。
この店、店頭ではお坊さんの人形などのみやげものを売っているが、本来は漢方医の診療所だ。 -
こちらも店頭で観光客向けのお菓子を売っているが、本業は機械の修理・整備会社だ。
百年市場ブームで観光客がやって来るようになったことから、こんな風に地元用の顔と観光客用の顔を使い分けているようだ。 -
川添いへと進んで行く途中で水路があり、店舗の裏側を見ることができる。二階の軒下に洗濯物が干してあったりして生活感溢れる風景だ。
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その先がT字路になっており、右に曲がると川に沿って市場が伸びていた。平日なので見渡す限り観光客の姿はない!観光客向けのお店は休店しているところが多かったが、地元住民御用達と思われるお店は営業していた。まあ、これが本来の市場の姿なんだろうね。
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こちらが市場の横を流れるプラウェート・ブリーロム川。
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まず目に飛び込んで来たのが薬屋の店頭にあったこの薬。タイガーバームのようなカンフル成分の入った軟膏なのだが、イラストの女性が凄い形相!完全に覚醒しちゃってるよね(笑)。
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こちらはお菓子やジュースを売るコンビニの走りとでも言えるお店ですな。
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こちらも、薬屋って書いてあるけど、何でも売ってたコンビニ2号。
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衣料店。観光地定番のロゴ入りTシャツも売ってた。デザインは、アムパワー水上マーケットで売っていたものとそっくり。たぶん、こういうみやげものTシャツを一手に引き受ける製造業者が作ってるんだろうね。
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こちらは店頭でおみやげ用のお菓子を売ってたが、店内にはテーブルが並んでいたので本業は茶店なのかな。平日で観光客が来ないから店主はテレビに夢中で、こちらを見ようともしなかった。
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こちらの風鈴は、空き缶をリサイクル加工して作ったエコ商品。デザインも良し。
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レトロな店構えの床屋さん。お客さんいなかったけどちゃんと現役で営業中。
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と、ここで「球蟹粉」という珍しい食べ物発見!タイ語だと「ホイジョー」といって蟹の肉を湯葉に詰めて揚げたものらしい。蟹の部位によって1個10バーツから25バーツと値段が違ってて、一番高いのは蟹のツメの部分の肉を使ってるんだって。う〜ん、これは旨そう。実は私まだこれを食べたことないのだ。
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ということで一番高級なツメの部分のやつを買ってみた。う・・・旨い!ツメの肉だけに甘さがあってパサパサ感もないし、外のパリっと揚がった湯葉とも相性いいね。カニが好なくせに、こういう食べ物があるということを知らなかった自分が恥ずかしい。
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こちらは中華風豚肉の腸詰めのお店。看板には「脂肪入れたり、小麦粉なんかの混ぜ物は一切使ってないぜ〜。しかも、作り置きせずに、毎日、手作りで小まめに作ってるんだせ〜。」って書いてある。商品に自信ありという感じで、評判のお店に違いない。
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そして、ぶたちゃんの姿焼き。う〜ん、中華してるなあ。単なる飾りではなく実際に食べてるっぽい。
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そしてこのクイティアウ屋さんで一旦、市場は途切れており、その先に小川が流れていた。
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ここで小さな橋を渡ると市場がさらに続いていた。
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橋を下ると目に付いたのがこの記念撮影スポット。ここから左はサムット・プラカーン県、右はチャチューンサオ県だよっていう矢印が付いている。今渡ってきた小川が県境になっているのか。ということは、この市場は2つの県にまたがって建ってるってことね。
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ここから対岸を見るとモスクがあった。
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では、今度はチャチューンサオ県側の市場を散策。
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宣伝の垂れ幕とかあって、こちらの県はPRに力を入れているようだ。
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ここで市場から横に抜ける古めかしい通路を入っていくと・・・
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チャチューンサオ県側の市場への入口に出た。こちらは、垂れ幕もかかってて観光地らしい雰囲気だ。
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横のミニマートの前にはバンコク銀行のATMがあった。「ここでお金を降ろしてどんどん市場で使ってね!」ってことなんだろう。
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そして振り返って戻ろうとすると、やっぱりあったよ観光地の定番、顔出し記念写真撮影スポット。
どうもサムット・プラカーン県とチャチューンサオ県では観光地のPRに関してかなり温度差があるようだ。 -
再び市場の中に戻ると、おじいさんの等身大パネルのあるレトロなコーヒーショップがあった。ちょっと、気になったので入ってみた。
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店内は、このおじいさんの写真がいっぱい飾られていた。地元の雑誌やテレビが取材に来た時の記事も多く、相当な有名人のようだ。記事を読んでみると、この老舗カフェの創業者で、名前はペリー。このペリーじいさんが入れるコーヒーが旨いと地元で評判となり、百年市場ブームが来たこともあって全国的に有名になったのだとか。
しかし、この日はペリーじいさんはお休みのようだ。 -
その有名なコーヒーを作ってくれたのが、息子さん。昔ながらの方法で入れたタイ伝統のコーヒーだぜと自信のポーズ。
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そしてコーヒーを碾いていたのが娘さん。今は2人で店を切り盛りしてると言う。ということは・・・・もしかして、ペリーじいさんは・・・と聞くと、
「残念ながら今年の3月に・・・でも、大往生を遂げたんですよ。89歳だったんですから・・・」と教えてくれた。 -
今でも、ペリーじいさんを慕って遠くから来てくれるお客さんが多いそうで、そんな方達のために等身大の看板を作ったらしい。
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では、ペリーじいさんのご冥福を祈って・・・
う〜ん、典型的なタイらしい甘いコーヒーだね。
市場を歩き回って疲れた身への栄養補給としてはちょうどよいのかも。
お値段20バーツ也。 -
そして、こちらの市場にもあったよレトロな床屋さん。
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ぼうし屋さん。
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ミークロープ(揚げビーフン)のお菓子のお店。細めのちびっこラーメンにハーブやナッツを加えて水飴で固めたものと言ったらわかりやすいかな?これ、結構美味しくて好物なので2つほどおみやげとしてお買い上げ。一つ40バーツ也。
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これがミークロープ。
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カイケム(塩漬け卵)屋さん。
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こちら古き良き時代のものを集めて展示している博物館?「今日入手した新品だって、明日には中古になってしまうのさ。」なんていうキャッチコピーが貼ってあった。
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ここで市場はおしまいなのだが、この橋を渡って川向こうのお寺さん、ワット・クローンスアンへ行くことができる。ここも、やっぱりお寺の門前市場として発展してきたわけね。
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こちらが橋の上から見たワット・クローンスアン。
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橋の上から見た市場(西側)
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こちらが東側。緑が続くのどかな風景だね。
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橋を降りるとまず目につくのがお寺の脇にずらりと並んだお墓。
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本堂前のお庭の芝生が綺麗に手入れされていた。
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美しい鐘塔。
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こちらは布薩堂。
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その前にもお墓がたくさん。
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広い駐車場側から見たお寺の全景。
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アユタヤにありそうな木もあった。
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お寺を後にして橋の上から景色をながめていると、そういえば最初に見えた、もう一つの橋にまだのぼってないことに気がつく。なので再びサムット・プラカーン側の市場へ戻り、この橋にも登ってみた。
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こちらが東側。
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そして西側。
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最後に、最初に通ったT字路の左側へ行ってみた。この橋を越えると・・・
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川辺に一軒の食堂があるのみだった。お客さん誰もいない。やっぱり平日は寂しいなあ。きっと休日に行ったらがらっと印象が変わるんだろうけど。
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東の空から暗雲が空を覆い出したので雨が降る前に帰ることにした。
帰りは、行きにロットゥーを降りた三叉路の反対側で待っていればよい。停留所はないけれど合図をすればロットゥーは停車してくれる。 -
ちなみに、ここには途中のラートクラバン(発音はラーッカバンと聞こえる)行きのロットゥーも走っているので注意しよう。見分け方はフロントにオレンジのラインが入っているものが空港経由でエカマイまで行くもの。無印がラートクラバン行き。
時間帯によってはエカマイ行きがなかなか来ないかもしれないので、そんな時は「パイ・サナーンビン(空港まで)」と言ってラートクラバン行きに乗ってしまおう。すると、ラートクラバン通りとスワンナプーム4通りの交差点で降ろしてくれるので、そこから空港行きのロットゥーに乗り換えて空港ターミナルまで行く。後は、空港鉄道を使えば都心に戻ることができる。
今回、私はこの方法で帰ったが、行きよりも時間はかからなかった。
空港行きのロットゥーは空港職員が利用するので頻繁に来る。停留所には制服を着た職員がロットゥーを待っているはずなので、一緒に乗り込めばOK。
運賃はラートクラバン行きが30バーツ。空港行きが10バーツ。 -
ではここから地図のコーナー
まずは場所の確認図 -
続いて現地でのロットゥーを降りる場所と帰りに乗る場所
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そして、ラートクラバン行きに乗った時に乗り換える場所
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続いてお助けカード
これは行きのロットゥーで、降りる場所を教えてもらう時用。 -
こちらは、帰りにラートクラバン行きに乗る場合、空港行きのロットゥーへ乗り換える場所を教えてもらう時用。乗るときにドライバーに見せましょう。
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最後は、ラートクラバン行きのロットゥーから降りた後、乗換場所でやって来たロットゥーに乗るとき用。
これを見せて空港へ行くかどうか確かめてから乗れば間違いない!
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