サハリン旅行-ユジノサハリンスク

2013/08/11 - 2013/08/15

サハリン、旧樺太に行ってきた。

日本の地図では、
北緯50度以南は白くなっていて、
「帰属未定地域」だそうだ。
子供のころは、誰も住んでいない？
に近いイメージを持っていたし、
大韓航空機撃墜事件のときは
秘密の軍事基地があるのでは？
というようなきな臭いイメージだった。

実際に行ってみると、完全にロシア。
ロシア人がキリル文字を読んでウォッカを飲んでいる。
ロシア人は顔は怖いが、実際にはそれほど怖くない。

そしてここは、戦前の一時期、
日本が占領していて日本人が40万人住んでいたとのこと。
日本人が住んでいた形跡は、
一部の建物などに残ってはいるものの、
日本人の面影、町に刻まれた心みたいなものは、
もはや完全に無いといっても良いかと思う。


サハリンは、欧米的な観光地ではない。
観光客も多くないし、
名所もそれほどないし、
お土産が売っていない。
そんな素朴なところが旅情気分を盛り上げてくれる。

北海道・稚内に行くと、
最果ての地という感じがしたものだが、
その先に、すぐ先に、こんな街が広がっているとは…

エリア ユージノサハリンスク(ロシア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: アシアナ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

サハリンへは北海道上空を通って飛行。

アシアナ航空、ソウル→ユジノサハリンスクの機内食。

ユジノサハリンスク上空より。
街の東側にあるスキー場を望む。
日本統治時代に作られたスキー場だそうだ。

ユジノサハリンスクの空港。
正式名はホムトヴォ空港。
ちっちゃな空港だけど、
アジアからアメリカへ行く太平洋航路の下を通っているため、
昔から途中給油などに使用されることが多い重要な拠点だ。

空港→ホテルへ。
日本から送迎を事前に頼むと「驚きの価格！」だったので、
路線バスにした。
初めてのロシアだったので少し不安だったが、
乗ってみればなんてことはない。
運転手や客が親切に教えてくれた。
15RUB。
この後何度もバスに乗ったけど、
バスの運転手は携帯電話で話しながら、
なんとなく？運転している。
それに比べると、日本のバスの運転手ってみんなまじめだよねぇ･･･
バスに限らないか。

ホテルを予約する時期が遅れたので、
比較的高いグレードのホテルしか取れなかった。

非常に良いホテルだった。

サハリン州立郷土博物館。
日本時代に立てられた建物。

旧樺太神社の狛犬かな？

天1号標石。
日本時代にソ連との国境を示した標石。

ここが日本で、日本人が日本の生活をしていた、
という歴史。

こちらはロシアの軍服。

ロシア正教会の教会。
鐘の音がとてもステキだった。

街中のモニュメント。

ユジノサハリンスクのショッピング街。
多分、一番アツイスポットと思います。

駅から徒歩10分程度の場所にある。

映画館。
ハリウッド映画も普通に上映されるそうだ。

政府庁舎

旧豊原町役場。

町の市場。
市場の入り口はこういう感じで、
中は商店が肉屋、魚屋、野菜や、靴屋、などなど、それぞれ別々に経営しているようだ。

市場の中の様子。

市場には露天もある。

キオスクと呼ばれる、町の売店。
いたるところにたくさんある。

駅前のレーニン像。
大きな銅像だ。

ユジノサハリンスク駅。

駅前の鳩。

駅前に飾られているD-51。

サハリン鉄道歴史博物館。
中のおじさんがとても面白い人だった。
日本語のキャプションが入った旧樺太の鉄道写真について
なんて書いてあるのか聞かれたりした。

内部の様子。

将来は日本から新幹線が開通する！？