2012/09/12 - 2012/09/13
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tuviajeroさん
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今まで行ったことのないコロラド河のウェスト・ウォータ・キャニオンのラフティングを遣ろうかと思いまして一旦グリーン・リバーに引き揚げました。
命からがらの砂漠の彷徨の直後でしたので文明の中で心身も休めたいと思ったことも有ります。しかし、今回の旅も残すところあと2週間ぐらいですのでそうそう潰れても居られません。
と云う事で・・・グリーン・リバーで久し振りのベッドとシャワー、他人の作った料理の生活を堪能しつつグリーン・リバー近場の名所を見て歩くことにしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 1.0
- ショッピング
- 1.0
- 交通
- 1.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ボブの家の前の道路です。この前の旅行記では同じ場所が乾き切った道路でしたが今日は低くなっている箇所に水が溜まっています。雨が降ったのでしょう。
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これが道路の一番低い箇所で横を向いたところです。御覧の通り雨が降ると実はクリークになってしまうのです。私も知っていますが本当にホンの一寸した雨で激流になってしまうのです。以前、ボブの娘が大型のピックアップでこの場所で流れに呑まれて大騒ぎになった場面に立ち会ったことがあります。
面白かったのが、その直ぐ後で町の食堂やお店などに行くと皆が知っていたのが実に田舎町らしかったです。 -
先ずはサン・ラファエル・リーフの中にあるブラック・ドラゴン・キャニオンの岩絵を見学に行くことにしました。高速道路の脇にいきなりこんなゲートがあってそこに入ってゆきます。
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入った所はもうサン・ラファエル・リーフが目前に迫ります。
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砂漠で迷った時に炎天下にこのリーフを目指して歩き続けたのです。この風景に命を救われました。
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直ぐに目の前に迫るリーフの隙間に潜り込むような谷間に入ってゆきます。
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これがブラック・ドラゴン・キャニオンです。
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見て判るとおり、ひとたび雨が降れば鉄砲水が走るクリークです。
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しばらく行くと大きな岩が転がっていて、これが謂わば車止めになっていました。小型の4WDは通れます。この先の他にもATVの轍が残っていました。
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後は歩きです。正面壁面のの窪みに岩絵が描いてありました。
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谷はまだ奥までずっと続きます。
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奥のほうに行くとこんな風景がありましたが谷の右壁面の岩が少し気になりました。
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近くで見るとナント・・・ペルシャの王様の横顔みたいな岩がありました。その前の岩もお皿を載せたような形で・・・なんか不思議な光景です。
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岩絵です。悪戯書きも多いですが、一定の時代以上に古ければもう悪戯書きも“歴史”でしょう。それをどのくらい前にするかが問題ですが。
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この「オッサンの犬の散歩」みたいな絵も射撃の的にされた形跡が有ります。
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こちらはサンダーバードみたいですが多分本物でしょう。その方向の方達は“トサカ”を見て「プテラノドンを描いた」と言うかもしれません。
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こちらも其の方面の方はお好きでしょうね。宇宙服と無線装置ですね。
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元来た道を帰るには高速道路の下をくぐって反対車線に入らねばなりません。
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反対側に出るとリーフが目の前に迫ります。
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その後はそのままI−70を南下してグリーン・リバーも通過して他の岩絵を見学に行きました。
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トンプソンと云う集落から谷間に入ったところです。
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此処にも悪戯書きが沢山あってどれが本物かと云う問題が有ります。
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馬に乗った人物などは後世のものかもしれませんがカウボーイが描いた物ならそれなりの歴史的遺物の範疇に入るかもしれません。
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奥の谷間は深いです。トレイル沿いに古い構築物が点々と残っています。相当大規模に鉱山が開発されていたらしいです。
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鉄道も敷かれていたみたいです。
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これなんか何でしょうネェ・・・立派ですが教会とは違います。集会場や学校にしては窓のような開口部が大きいですし、サルーンとか劇場のようでもあります。不思議な建物です。
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こちらは坑道ですね。
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こちらも坑道のようにも見えますが倉庫か何かのような感じも・・・
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こちらの岩絵も射撃の的にされています。勿体無い話ですが、昔の地元の人にはそれほど大切なものとの認識は無かったのかもしれません。
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明らかに本物でしょう。
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真ん中の刀を差した人物や的は後代のものでしょう。
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こちらはもうごちゃ混ぜです。
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こんな場所にどうやって描いたのでしょうか。
そう云えばこの場所で研究者らしき白人グループに出遭ったのですが、散々岩絵を褒めてから何故か礼を言われました。ボロボロの地元ナンバーのジープに乗っていましたしマタゾロ先住民と間違われたらしいです。説明するのも面倒でしたからそのままにしておきました。 -
トレイル脇に点々と岩絵があるのですが、多分トレイルから外れたところにはもっと在るのでしょうね。
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実に多様ですが多分スピリットの類を描いたのでしょうね。
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このトンプソンと云う集落は殆ど半分ゴースト・タウンになりつつあります。色鮮やかな国旗と天幕が却って際立って寂れ具合を強調しています。
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こちらはモーテルの廃墟ですが現在のものと大分感じが違います。いきなり車寄せだけがあって、部屋も小さく、窓も小さく大分質素です。
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人の住んでいる家と廃墟が混在している感じです。
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次の日の朝はグリーン川沿いの間欠泉クリスタル・ガイザーを観に行くことにしました。
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右手遠くかすんで見える岩山の連なりがサン・ラファエル・リーフです。私はこのジープの正面4・50キロ先の砂漠で危うく命を落としそうになりました。
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手前に見える川がグリーン・リバーで奥の岩山がサン・ラファエル・リーフです。この様にこの地域ではどこからでもサン・ラファエル・リーフが見えます。これに見慣れていたことが私の命を救ってくれました。
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画面左の川沿いの緑が少し途切れているところがクリスタル・ガイザーです。
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これがクリスタル・ガイザーです。後日4日ほどかけてグリーン・リバーの町からカヌーでラビリンス・キャニオンを下る予定なのでこの前を通ることになります。
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この間欠泉は珍しいことに冷泉で、蒸気の圧力ではなく炭酸ガスの圧力で噴出するらしいです。ところがなかなか噴き出さず、時間も予測不能なので諦めました。川下りの途中に何度か観たことがあるのですが噴出に出くわした事はありません。
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そしてこの足で今日ももう一度きのう行ったトンプソンへ行ってみようと思います。
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今日は岩絵を観るよりもトンプソン・キャニオンをドライブしてみようと思います。これが集落のメイン・ストリートですが全部空き家です。
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こちらは住居でしょう。
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こちらも住居のようです。
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こちらは竈みたいですね。レンガでも焼くのでしょうか。
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ホント不精になって写真を撮らなくなりました。
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トンプソンの町からモーテルの廃墟の前を通る道を走るとこんな風景です。実は私がユタ州を最初に旅した1973年にはフリーウェイなどは話にも無く、こう云う道が幹線道路でした。サンフランシスコからサクラメントを経てソルト・レイク・シティまで、そして、ペイジからグランド・キャニオンまで全部この程度の道でした。そしてフラッグ・スタッフからラス・ベガスへもルート66しかありませんでした。今では跡形も無く、片側3車線のI−40がそれに代わっています。
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横に遠く大型トラックが見えます。このハイウェイと完全に平行で走っているI−70です。トンプソンは昔のハイウェイ沿いに栄えた町です。昔なら旅人はここで一晩泊まったり、食事をしたりしたのでしょう。しかし現在ではフリーウェイで一気に走ります。泊まるなら直ぐ近くにグリーン・リバーの町もあります。トンプソンはハイウェイと共に時間に取り残されて死に行く最中の町と云う事です。こういう、フリーウェイができて存在意義を失った町は散在しています。ただこのハイウェイ沿いにも未だ所々に建物が残っていて現在も細々とではありますが使用されています。
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この光景は彷徨って死にそうになった砂漠を思い出します。明日はウェスト・ウォーター・キャニオンでラフティングをします。
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