2012/09/14 - 2012/09/15
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tuviajeroさん
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本日は以前から懸案になっていたコロラド河のウェスト・ウォーター・キャニオンのラフティングを体験しようと思っています。私の普段の川下りは数日掛けてのリバー・トリップが中心で、日帰りの急流下りは後回しになっていましたが丁度スコットランドからのグループが行くと言う話を聞いたので相乗りすることにしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 2.0
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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スコットランドのグループと聞いて、リチャードと「スカート穿いてきて欲しくないね」なんて下らんジョークを交わしていたのですが、実際は、スコットランドから来たのですが半分方アフリカ系で、残りもノルウェイやドイツ人で、辛うじてイングランド人は居たものの本物のスコットランド人が居たかどうか今では定かでありません。
真ん中のサングラス親爺がリチャードの弟で世話役のボブです。バックカントリーの主みたいな男で、8月に封切りのローン・レンジャーがキャタラクト・キャニオン(キャニオンランズ国立公園内)で撮影した際は彼が面倒を看ました。「良い商売になった」ととても機嫌が良かったです。 -
ここが乗り入れ場所で、シスコと云う集落の直ぐ近くですが、これがまた先日のトンプソンに輪をかけたような寂れ具合で何軒かの家屋と作業場のような廃墟が在る中に人が住んでいそうな家があるという感じです。こちらのウィキペディアを御覧になると様子が良くわかります。http://en.wikipedia.org/wiki/Cisco,_Utah
ここも高速道路(I−70)が通ってから一気に寂れたらしいです。高速道路が出来ると大きな町の郊外になるほどは近くなく、独立した町に成れるほど遠くない町は通過されて寂れて行くようです。
日本の新幹線沿線の町村も考えた方が良いでしょう。リニア新幹線の中間の駅で「素通りされないように駅ビルを作って欲しい(“作る”でないところが凄い!)」と言っている町なんか“急いでいるからリニアを利用する人達”がわざわざ駅ビルのために途中下車するかどうか考えた方が良いでしょう。もう2・30分も走れば本物の都会に付くのに1時間1本の電車を降りるかどうかを・・・余計な無用の超巨大施設を抱え込んで困るだけです。素通りを怖れるよりも“目的地”になるような魅力を持たなければ駅ビルを抱える負担だけが残ってしまいます。 -
船団(?)の構成は御覧の自分でパドルを漕ぐパドル・ボートと私が乗っているボートマンに任せて“お客さん”になるラフトとの2艇です。
私はパドル・ボートに乗りたかったのですが既にそちらは埋まっていて、かと言ってもう1艇増やすほどの人が居なかったのです。後で判ったことですがリチャードが“店のオゴリ”にしてくれていたので、手が空いてたので写真も撮れたしで満足するべきものでした。 -
何やらミサゴ(有名なオスプレイ)のような猛禽類がいます。
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こちらにも居るところを見ると夫婦でしょうか。
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この奥にウェスト・ウォータ・キャニオンがあるのでしょう。
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こちらはガンです。
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ウェスト・ウォータ・キャニオンです。この黒い岩がここの特徴で三畳紀のものだそうで、表面に露出している世界で最も古い岩らしいです。
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この地域はブッチ・キャシディーとサンダンス・キッドが暴れまわった地域にも近く結構“ワイルド・ウェスト”でした。このキャビンも強盗団の隠れ家だったらしいです。
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先ずは腹拵えです。此処で思わぬハプニング、私とドイツ人が捕鯨問題で大論争になり、世界一議論好きのドイツ人とアメリカ人顔負けの頑固者の私がボートマンが時の氏神になるまで一歩も後に引かない事になりました。
でもなんで西欧人(キリスト教文化)って自分達以外のものを“悪”と決め付けるのでしょうね。ヨーロッパの狩猟やアメリカの鹿狩りに比べればずっと小規模なのに。
要するにメキシコや中米、イースター島も含む南米のプレ・コロンビアン諸文化が絶滅してしまったのと同じ原因でしょうね。反捕鯨の先鋭オーストラリアやオセアニア諸文化でも先住民文化が迫害されてきました。
これはキリスト教の弟分とも言えるイスラム教でもそうなのですが激しく同化を求めるので世界の豊かな文化の多様性が失われてしまいます。欧米の“多様性と自由の尊重”も飽くまで“キリスト教文化の中での多様性”です。
例えば、自由と人権のメッカのように言われるフランスでは、イスラム教女性の“学校でのスカーフの着用を法律で禁止”しています。宗教と教育を切り離すためと言う理由らしいですが、ある意味イスラム女性にとってスカーフを人前で取る事は“裸足で人前に出る”以上の心地悪さがあるようです。イスラム女性にとってスカーフは服の一部と云う事です。要するに“服装の一部分を脱げ”と言っているのと同じことです。宗教の問題でもないでしょう。そのくらい“他人の価値観”には無神経なのです。
宗教を分離したいのならフランスでは学校(国会も)で十字架の着用を禁止しているのでしょうか?キリスト教の聖人の名前に由来した名前も学校では呼んではいけないと云う事でしょうか?全く狭い視野に基く独断・独善だと思います。そう云う文化の圧殺に反対する意味で日本は捕鯨問題で妥協してはならないと思います。 -
この洞窟もギャング達が食料などの資材を隠した場所らしいです。
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このウェスト・ウォータ・キャニオンは日帰りの短いコースですがテクニカルな激流で有名です。リバー・トリップの楽しさは有りませんが時間が無いけど本物のラフティングを経験したいという人にはピッタリだと思います。
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一同大変な意気軒昂ぶりですがこの後にメッキが剥がれます。
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コースそのものは短い区間にラピッドが沢山あって面白いです。
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この彫り物だらけのオッサンがボートマンのデイビッドです。確かもう50歳近いと言っていました。独り者で一度も妻帯経験がないと・・・少し淋しそうでしたがこの歳になってもこう云う不安定でも自由この上ない生き方から離れられない彼には人にも、場所にも、職業にも、物の所有から生まれる束縛にも、耐えられないでしょうね。これが100年前なら流れ者のカウボーイだったと思います。
一緒に居る女性は名前を忘れましたがベネスウェラから来た女性です。 -
乗客はトロ場になるとボートを漕ぎたがります。この彼は国名を失念しましたがアフリカ中部の英語圏から来ていますがナイジェリアではなかったです。
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これもラフティングでは必ず見られるアトラクションです。水は濁っていますが、微細な岩の粉で、決して汚くは無いです。これが本来のコロラド河・グリーン川水系の水ですが、グレン・キャニオン・ダム(パウウェル湖)が出来てからそこで澱が沈殿されるので下流に当たるグランド・キャニオンの水は澄んでいます。
コロラド河やグリーン川では澱のせいでフィルターが目詰まりするのでリバー・トリップの料理・飲料水は日数分を持ち込まねばなりませんが、グランド・キャニオンでは川の水をフィルターで処理して使用します。しかし、グランド・キャニオンの水は透明度が上がった代わりに、更に水温も低下したので主流に流れ込む支流以外には在来種の魚が居なくなりました。 -
こちらはイングランド人のオッサンです。この後は引揚げポイントまで帰着するのですが、パドル・ボートは旋回性など運動能力は高いのですがどうしても“走る事”は苦手なのでオール・ボートを繋ぎ合わせて漕ぐことになります。そこでデイビッドが「パドル・ボートも漕いでくれないと帰れなくなるよ」と言ったのですが連中は直ぐに漕ぐのを止めてデイビッド一人で全部を負担する事態になりました。
私は大いに気に入りません。パドル・ボートのくせにパドルをしない、楽しくて楽なラピッドだけ楽しんで“後始末は他人任せ”に腹も立ちつつ「パドルが空いているなら俺にくれ」と半分本気、半分イヤミでパドルを漕ぎ始めました。連中に「ホラ漕げば冷たいビールが待ってるぞ」とか他に色々言いながら漕いだのですが連中は「金は払ったんだから」と言わんばかりに“お客さん”を決め込んでます。結局、デイビッドと私とパドルボートの船頭(結構サボる)だけで漕ぎ帰りました。あんな連中と金輪際、苦楽を共にするリバー・トリップをしたくありません。アメリカ人ならもっと自分の冒険を楽しんだでしょう。
陸に上がって分かれる際にイングランド人のオッサンだけが「君は本物の冒険家だよ」と慰めのようなことを言ってくれました(南米時代を含めて体験を話したのです)。
ボブに後で「ああ云う連中は嫌いだ」と言うと「自分で漕げと言っておいたんだけどナァ」と言ってました。現場でも言われていたんだから確信犯でしょう・・・こんな輩は遊園地でコースターにでも乗っていれば良いのです。 -
一夜明けて、グリーン・リバーの町年間最大のイベント、メロン・デイのお祭りです。このグリーン・リバー最大唯一の産業と言えるメロンのお祭りです。
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先ずはメロンの山車からです。ただ手作りの山車が練り歩くパレードと公園での昼の夜店と言うか模擬店と無料で配られる食べ放題のスイカ以外は何も無いのですがこの数日のホテル代が馬鹿馬鹿しいぐらい値上がりするほど盛況です。普段はよほど何も無いと云う事ですね。
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こちらは何なのか・・・ポッチャリ系のミスのテンコ盛りです。
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こちらはカートに黄色のリボンが付いているところを見ると身内が海外に派兵されているのでしょうか。アメリカならではの光景です。そう云えばパレードの皮切りは州兵とそれに続く消防署の行進でした。
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こちらは「テン・フォー」と言う懐かしい声が聞こえてきそうです。これと「ハイヨー・シルバー」が解れば団塊の世代ですね。
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こちらは地元高校生のマーチング・バンドです。足元に散らばっているのは山車から撒かれるキャンディーで大人も子供も大はしゃぎで拾います。
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こちらも懐かしい車ですが・・・
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一番色っぽいケツの部分が切れてしまいました。へたくそでした。
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こちらはエメリー郡のミス・エメリーです。
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そしてアメリカのパレードと言えばホット・ロッドでしょう。
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こちらはダンス・グループらしいですが手に持った桶が・・・謎です。
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そしてまたホットロッド・・・
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よく解らないですが爺さんと婆さんが踊りながら・・・
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こちらは共和党の象が親子でスイカを掲げて州議会議員の選挙活動です。日本では無いでしょうね。
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こうなったらもう何でも有りで・・・選挙運動に続いてこちらは地元高校の72年の同窓会です。ナンノコッチャです。
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そしてまたホットロッドです。まるで剣道の面みたいです。
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ま、これは座っているだけで良しとしますか。
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こちらは人数の少なさを元気でカバーです。
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98歳のおばあちゃん達・・・矢張り男の方が早死にみたいですね。
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こちらは隣町(と言っても遠い)プライスからのゲスト・マーチング・バンドです。
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パレードは延々と続きますが、一番手前はこの町唯一のスーパーですが完全に広告です。
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こちらは悪魔と天子ですが・・・投票への呼びかけらしいです。
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こちらはこれもアメリカのパレードには付き物の馬ですが、此処は本場の筈なのに何か貧弱でついでみたいです。
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スイカは欲しい人に好きなだけくれます。グリーン・リバー・メロンはウォータ・メロンだけでなく、もう多種多様なメロンを作っていて道路沿いで売っています。
公園の模擬店も結構面白かったのですがパレードで燃え尽きたらしく一枚も撮っていません。
明日からグリーン・リバーを独りで4日間下る予定です。
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