2012/05/20 - 2012/05/20
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旅人のくまさんさん
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名古屋市東区の寺町紹介です。徳川幕府の時代、名古屋城の築城に伴い、清州から名古屋に移った時、お寺も一緒に移動しました。この清洲越し(きよすごし)と呼ばれる大がかりな引越しでした。(ウィキペディア)
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イチオシ
曹洞宗・安斎院(あんざいん)の山門です。現在の住所は、名古屋市東区東桜二丁目になります。旧住所名は松山町です。清州越しは、慶長17年(1612年)頃から元和2年(1616年)にかけて行われました。清洲越しは、家臣、町人のみならず、神社・仏閣も社寺3社110寺、清洲城下の町屋約2700戸のほとんどが移転したとされます。
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曹洞宗・安斎院の石標です。織田信長の側室、吉乃の母の菩提所とされます。清須越(1610年)の際にこの地に移転したお寺の一つです。
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曹洞宗・安斎院の山門のアップ光景です。織田信長が尾張を統治する時に、既に清須市西市場にあったとされますが、詳しい縁起は分かりません。
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曹洞宗・安斎院の山門透かし彫りです。雌雄の鳳凰が彫られているようです。その周りには雲も彫られています。スプリンクラー施設がありました。
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柱にも精密な彫刻がありました。スプリンクラーが設置されているのは、これらを保護する目的のように見えました。
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山門の屋根の光景です。獅子などの立派な飾り瓦が使われていました。尾張地区の隣の三河地区には、三州瓦と呼ばれる瓦の生産地があります。三州瓦は、島根の石州瓦、淡路瓦と並ぶ日本三大瓦の一つとされ、生産量は日本最大とされます。
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曹洞宗・安斎院の表札です。現在の敷地の面積は600坪ほどとされますが、清州越の際には1200坪ほどだったようです。
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曹洞宗・安斎院の境内光景です。庭木がよく手入れされ、正装が行き届いていました。清掃が行き届いているのは、お寺の共通点として、いつも感心させられます。修行の一つとも思えます。
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『水月場(?)』らしい文字が刻まれた大きな庭石の光景です。『場』に見える文字は、その古い字体のようです。周りに池があったのでしょうか。
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桜の枝が低く、長く枝先を伸ばした先に見えるのが本堂のようです。爽やかな桜の新緑でした。山門を潜って左手、北側の光景です。
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『日供養(?)』らしい文字が刻まれた仏座像の周りに、ずらりと並んだ地蔵尊らしい光景です。一列に10体が整列していました。
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先程の地蔵双んの右手、北側には新しい石壇が設けられていました。疎らですがこちらにも地蔵尊がありました。新しくお供えされたもののようです。
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本堂の光景です。山号や安斎院の扁額は見当たりませんでした。ご本尊は木像聖観世音菩薩坐像です。
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本堂の前から眺めた境内の光景です。子育・水子地蔵菩薩の文字が記された、奉納の青や赤の幟もありました。
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本堂の前から眺めた庫裏の光景です。東側方面になります。少し赤みを帯びた楓の新緑がありました。紅葉の時期には、白壁に映えそうです。
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イチオシ
境内の東南側の光景です。ネット情報では、安斎院の山号は『曹源山』、創建は室町時代の永禄九年(1566年)の情報もありました。
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清州越しの時の石灯篭がそのまま残されている光景のようです。頭部が苔生し、風化が少し進んでいました。
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庭の光景です。曹洞宗の曹源山・安斎院は、『名古屋170番』『尾張四国15番』の札所にもなっているようです。曹洞宗は、中国五大禅宗の流れを汲みます。
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境内の光景です。石灯篭、石碑や庭木がまとめられた庭園の光景です。周りは、歩きやすいように敷かれた大きな敷石で区画されていました。
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見学を終えて、振り返って眺めた曹洞宗・安斎院の山門付近の光景です。月例行事の写経会や供養のポスターがありました。
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