2012/04/25 - 2012/04/27
44位(同エリア48件中)
ごん太2さん
低気圧が接近中。ちょうどフェリーに乗るころから雨となる。初日は結局、雨風強し。予定の半分も行けない。あと2日はみごとな晴天。これが表題の一つ。もう一つの雨のち晴がある。鹿児島空港で借りたレンタカーで串木野からフェリーに乗って、上甑・中甑・下甑と乗り継いで回る予定をたてていた。
ところがフェリーは予約制で、もう車が満杯だから、予約してない車は乗れないという。え、まさか。全くの想定外。やむなく駐車場に停めたまま、かなり落ち込みながら人間だけ乗る。これが結果的によかった。
島の移動手段は、もう一つ高速艇というのがある。速くて時間も都合がよい。島でもレンタカーを毎日借りた。ただし時間制で。それでもフェリー代金と大差ない。しかも予定以上の観光ができたというわけで、これが雨のち晴の甑島になった次第。
さてその甑島。この時期は観光客は皆無だった。有名な鹿ノ子ユリが咲く7月ごろがにぎわうらしい。しかしユリは咲いてなくても、雄大な自然はいつも健在。あの海岸美は隠岐の赤壁や沖縄の万座毛や小値賀の軍艦瀬を彷彿とさせる。というより、甑島はあのような断崖が圧倒的に多くて、どこにでも絶壁があるという感じ。上甑の長目の浜やトンボロは雨のせいで、はっきり見えなかったが、下甑は制覇したかなと思うほどあちこち回れた。
リュックを背負って、登山靴をはいてると誰がみても観光客だ。たまにすれちがう人が、ほとんど例外なく挨拶をしてくれる。子どもでさえ。人情豊かなり。
薩摩エビを8尾もつめて一つの海老フライにして、それが3つもついた海老フライ定食が人気で、TVや本で何度か紹介されている。そこへ立ち寄ったとき、時間的にあわなかったので、夫婦で一人前だけを注文したら、喜んで受けてもらい、おまけにご飯・みそ汁はきちっと2人前。850円のところせめて1000円払おうをしても、受け取ってもらえない。もてなしの温かさが分かろうというもの。
島は多少の不便さもあるが、まだまだ昔の日本の良さをまた教えられた甑島の雨のち晴の旅だった。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 船 レンタカー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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雨にけぶる上甑の長目の浜。右は海。左は池が4つもある。池に降りたが、もっと歩きたかった。
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向こうに見えるは中甑。手前が下甑。この間を橋でつなごうという大プロジェクトだ。距離は1㌔ほどでも、潮流が速く、完成のめどはたたないという。それでも島民の悲願なのだろう。
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海岸美を象徴するかのようなナポレオン岩。日本人はすぐに岩に名前をつけてしまうが、この岩ほどそうなんだと納得できるものも少ない。
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下甑の海岸はどこも美しい。こんなとこばかりだと思っていたら、とつぜん「Dr.コトー」や「釣りバカ日記」のロケ地になったきれいな砂浜にもでくわす。
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高速艇で余裕で戻ってきたので、3日目は串木野にある「金山蔵」の見学。むかし鹿児島は金の産出が日本一で、ここも代表的な金山だった。今もトロッコに乗って見学ができる。
ただ今は焼酎を造っていて、地下は焼酎をねかせている。有名人のボトルもたくさんあった。
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