2012/04/06 - 2012/04/09
90位(同エリア372件中)
ANZdrifterさん
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八百比丘尼伝説に惹かれて小浜に三連泊したので、八百比丘尼伝説にちなむ名所のほかいくつかの寺社を訪ねました。小浜には百数十といわれる寺や、多くの延喜式内社がありますが、それぞれが離れているので三連泊くらいで訪れるのでは数が知れています。それで、訪れることができた寺社を簡単に写真で紹介します。福井県に二つしかない国宝建築がある妙通寺、羽賀寺の元正天皇をうつしたといわれる美人の観音様、本当に手が千本ある妙楽寺の千手観音は必見です。また唯一残っている神仏習合の神宮寺もお勧めです。写真を御覧ください。
人口:31000人あまりのこの街は、ウイキペディアによれば “畿内の色が濃い湊町で、ヤマト王権の日本海側上陸地として栄えてきた。奈良時代からの文化財も多く残るため、「海のある奈良」という異名を持つ。3月に二月堂でおこなわれる「お水取り」の水は遠敷(おにゅう)川・鵜之瀬から送られるといわれる。また伊勢志摩や淡路島とならんで海産物を奈良や京都まで送った御食国(みつけくに)の一つでもある”という。 ちなみに象が始めて来日・上陸したのも小浜だそうです。
ほかにも、江戸時代には浅井三姉妹の次女、初の夫である京極高次や酒井氏などが治める小浜藩の城下町とか、鯖街道の基点であるなどと解説している。
この町の観光案内所は多くのパンフレットを備えていて惜しげもなく提供してくれる。しかし、食事処については「うまいもん屋」というパンフに載っていない店に安くてうまい店があるので、買い物をした店や宿で聞いて見ることを薦めます。たとえば泉町通りには食べログで評判の昭和2年からの大谷食堂があり、外見は悪いが中身は良かった。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- タクシー 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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小浜の駅に近い空印寺は小浜藩主 酒井家の菩提寺。
入り口に八百比丘尼、入定の洞窟があり、洞窟は丹後まで通じていたという。(別旅行記「若狭・小浜:八百比丘尼幻想記) -
妙通寺で国宝を拝観。仁王門も重厚で見事です。
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妙通寺には福井県でただ二つしかない国宝建造物がある。
右の屋根が本堂。左の三重塔とともに国宝です。 -
本堂の屋根は檜皮葺で、近年葺き替えたばかりで銅葺きに見まがう色だった。
中は重要文化財の薬師如来の両脇を日光・月光ではなくて、降三世明王と深沙大将(いずれも重文)が固めているという異色の配置です。
もう一体の不動明王も重文である。 -
国宝の三重塔。
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小浜市の北部にある羽賀寺の入り口。
間違えてこの建物に入ったら、奥から出てきた女性に羽賀寺はここから左に参道を登ったところだと教えられた。
案内板くらい立てておけば、お互いに楽なのに。 -
羽賀寺の参道は石段でした。杉の老樹が良い雰囲気を作っています。
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石段に脇に咲いていた花。
ご存知でしたら名前を教えてください。 -
羽賀寺の本堂。屋根の姿が見事な重要文化財でした。(室町期)
中には重要文化財の十一面観音、千手観音、毘沙門天の立像が収められています。
珍しいのはヤマト王権の勢力外にいたツガル国の安倍一族の安東愛季、秋田実季親子の像も納められています。1398年に焼失した本堂を「日の本将軍」と称されていたツガルの安倍康季が1436年に再建したのだそうです。ツガルの国がヤマトに統一された後に、南に流れた安倍一族の末裔、安倍晋三氏も訪れたそうです。本堂の左側のお墓はすべて安倍姓でした。 -
十一面観音は元正天皇の姿を行基が写したといわれる秘仏。(写真はパンフレットを写しました)
長らく秘仏だったので奈良時代に作られた当時の色が残っている。
あまりにも美しいので10数分も座り込んでいたら 確かに微笑んでくれた。と見えた。
中には2時間も座り込んでいた人もいたという。 -
羽賀寺の境内にもヤブツバキが咲いていました。
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妙楽寺の山門です
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苔が美しいので、落椿を並べて見ました。
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地元でもフアンが多い参道です。
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妙楽寺の本堂です。鎌倉時代の建造で、本堂の中にある厨子とともに重要文化財です。
中には平安時代の千手観音が祀られています。
実際に千本の手を持っている観音様は国内に3・4体しかないそうです。 -
本当に千本の手をもつ千手観音です。(これもパンフレットからコピーしました)
全体の形というかバランスが とても美しい観音様でした。 -
妙楽寺の地蔵堂です。
中の地蔵菩薩は平安時代後期の作で恵心僧都の作と伝えられています。 -
全国で唯一つ残されている神仏混コウの寺、神宮寺。
本堂と仁王門、それに南北朝時代の男神、女神の坐像が重要文化財です。
奈良二月堂のお水取りの水を送り出す寺で、寺の水を二つ後の写真の鵜之瀬まで1500?を松明行列で送り届ける祭りが有名。 -
神宮寺の由緒。
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二月堂に水を送り出す鵜之瀬。この対岸が次の写真。
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この注連縄の下の割れ目から水がしみこんで、10日あとに奈良まで届くことになっている。
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ここを左に行くとヒコホホデミノミコト(山幸彦)を祀る若狭彦神社だが、時間の都合で割愛してトヨタマヒメ(乙姫)を祀る若狭姫神社に向かった。
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若狭姫神社は千年杉と呼ばれる杉の大樹で有名。
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便利なことに割愛した若狭彦神社と、鵜之瀬の白石神社の遥拝所があった。
賽銭を入れて遥拝した。 -
少し寄り道して 小浜城跡に立ち寄りました。
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石垣だけが残っていました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 潮来メジロさん 2012/07/13 12:39:18
- 訪問回数50回目、ありがとうございました。ヾ(^o^)
- ANZdrifterさん、こんばんは! ヾ(^o^)
毎度、訪問&投票ありがとうございました。
一昨日、ANZdrifterさんの訪問回数が50回目となっておりました。
拙いブログなのに、度々お越し戴き、ありがとうございました。
> 本当に千本の手をもつ千手観音です。(これもパンフレットからコピーしました)
> 全体の形というかバランスが とても美しい観音様でした。
これって、本当に千本の手があるのですか?
ひょっとして、手と手の間に見える小さなブツブツのようなものも、小さな手なのでしょうか。
表面の黄色っぽい色は、金箔なのでしょうね。
それにしても、素晴らしい観音様ですね。
ではまた・・・。(^o^)/~~~
(潮来メジロ)
- ANZdrifterさん からの返信 2012/07/13 17:56:11
- RE: これからも よろしくお願いします
- 潮来メジロさん ご無沙汰しました。
どういう加減か 突然訪問者が激増して 最高950件/Day にもなりました。
だんだん減少して 今は 60〜200件/Day に落ち着いています。
こんな事件について ご存知でしたら ついでの時にでも教えてください。
さてご質問の件、
> これって、本当に千本の手があるのですか?
解体修理のときに実際に数えたそうです。大きな手の間に小さな手がたくさん埋め込まれている というような感じでした。
千手観音の前に紹介した羽賀寺の 元正天皇をうつしたといわれる十一面観音にちなんで 羽賀寺を再建した安東水軍の安東康季が治めていた津軽を 6月に訪ねて参りました。
安倍氏から安東(安藤)氏、さらに安東康季が秋田康季になり、その子孫が三春5万石の大名で維新で秋田子爵になって、華族のなかで唯一の天皇家に敵対した家だった という因縁ですが、安倍氏の末裔が総理大臣になった現代では 歴史のなかで忘れられそうな一こまです。
最近管理が行き届かないセカンドハウス近辺には ブッポウソウが来ます。
写真が撮れないのですが いつかお目に掛けられるように 心がけております。
いずれまた ! 妄言多謝
ANZdrifter
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