2011/06/25 - 2011/07/04
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sheltieさん
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憧れのマチュピチュ…そしてこの旅最大の目標であるワイナピチュ山2,690mに登頂してきました。
1日200人×2回の計400人にしか登頂が許されないワイナピチュ。
頂上から世界遺産マチュピチュを望み、一生の思い出をつくることができました。
これからマチュピチュに行かれる方へ、そして、ワイナピチュ登頂へ挑戦しようとする全ての方へ最大のアドバイスとなるよう、この旅行記に記します。
「持ち物について」
○ 雨具は必須です。ここの天気は刻一刻変化します。○登山靴でなくともスニーカーでも十分登れますが、岩場が多いので、滑りにくい靴がいいです。○水は、最低1リットルは必要です。○服は、気温の変化が激しく、太陽が出ればTシャツ1枚で、曇れば長袖の上に、ウィンドブレーカーくらいは必要です。○高地で日差しが強いので、帽子、サングラス、日焼け止めがあったほうがいいです。○途中、鎖をつかむ場所もあるので、手袋があったほうがいいかもしれません。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 飛行機
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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今回の南米の旅では、最初にイグアスの滝を見て、ペルーに向かいました。
アルゼンチンのブエノスアイレスからペルーのリマへの飛行機から眼下に6,000メートル級の山々が連なるアンデス山脈が見られました。 -
リマからマチュピチュの玄関口に当たるクスコの空港に到着。ここで標高は3,400m、最初に出迎えてくれたのはソローチピル(sorojchi pills)という現地の高山病予防薬の看板でした。現地の薬屋さんで処方箋なしで手に入るようです。
この薬のことは、事前に知っていたのですが、私たちは日本国内でダイナモックスという予防薬を処方してもらいました。多少、利尿作用があるのですが、もともと高山病になりやすい体質なので、服用しました。パートナーは大丈夫そうでしたが、薬を飲んでいてもクスコはきつかったです。
マチュピチュは2,280mですので、随分楽になります。 -
クスコの空港内には、マチュピチュ観光のツアーデスクがいっぱいありました。
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クスコの空港から観光のために更に高地に登ります。
アルパカと記念撮影。 -
50m程の誤差がありますので、ここで標高3,500mくらいでしょうか。
この後、バスで2〜3時間かけて、マチュピチュ行きの列車に乗るオリャンタイタンボ駅に向かいます。この間、トイレ休憩なし、標高4,000mの高地を超えていきます。
高山に対応できないので、寝るしかない状態でした。 -
ペルーレイルと呼ばれる列車に乗りますが、この列車、3種類のグレードがあり、ツアーですと、真ん中のビスタドーム号が多いようです。安いのはバックパッカー号、一番豪華なのは、マチュピチュの発見者の名を取ったハイラム・ビンガム号です。
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車内はこんな感じで、発車後しばらくは、回りの氷河の景色を撮影したりと忙しくなりますが、同じ景色の連続にすぐに飽きてしまいます。ちなみに自由席ではなく、予約時に名前と席がきちんと決まっています。
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途中で軽食が提供されたり、お土産を売りにきたりで、1時間40分の列車旅はあっという間に過ぎていきます。
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夕刻マチュピチュ駅に到着。丁度、豪華列車ハイラム・ビンガム号が停車していました。
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マチュピチュ駅前は、おみやげ物店が100軒ほど並んでいます。
ホテルに着いたあとや帰りの列車に乗る前に買物が出来ます。
奥に行くと坂道の両側にホテルやマッサージ店などがあり、坂を登りきったところには温泉もあります。
ここまでは乾季ということもあって、天候に恵まれていましたが、ここにきて急に厚い雲が拡がってきました。 -
宿泊はマチュピチュ村にあるホテル インティ イン。山小屋風のこじんまりとしたホテルでした。
翌朝は、ワイナピチュ山に登るため、数時間寝るだけですから、十分です。 -
部屋にトイレと超狭いシャワーブースが付いています。
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マチュピチュまでは、駅から出る専用のバスで30分程度。早く出るのは、ワイナピチュに7時に登れるのは200人、その後の200人は9時以降となっているからです。したがって、このホテルでは朝食が4時から取れます。夜は、ずっと土砂降りの雨で、午前3時に起きたものの、あきらめざるをえない状況でした。とりあえず、朝食を食べて、外で土砂降りの中、タバコを吸っていたら、何故か、この後、雨が止むって思えたんです。不思議な感覚でしたが、気圧の変化を身体が感じ取ったかのようでした。大急ぎで出かける準備をして、駅に向かいました。そこには既に沢山の人の行列が…もうだめか?
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これが往復のバスのチケットです。バス乗り場は、駅にかかる歩道橋の下の道にたくさん停まっているので、駅を目指せば誰でも分かります。しかし、このチケット、実はガイドさんが間違えて、ガイドさんの名前の入ったものを渡されてしまい、行きのバスは自腹でチケットを買う羽目になってしまいました。バスの係の人からパスポートの提示を求められ、チケットとパスポートの名前が異なっていることを指摘されたからです。バスのチケットは、バスの並んでいる反対側の歩道に宝くじ売り場くらいのボックスがあって、そこで購入します。USドル又はソルでの購入が可能で、現在のバス代は片道7.75ドル(往復15.5ドル)となっています。
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この写真は、バスで登ったマチュピチュ遺跡の入り口…雨がひどかったので、下山後、皆さんと合流したときに撮ったものです。行きのバス乗り場周辺では、朝から売店が開いていて、温かいコーヒーやサンドウィッチ、レインコートなどを売っていました。写真の手前に大きなトイレ、右手の階段を登り左手にマチュピチュに隣接して建つ唯一のホテル「サンクチュアリロッジ」があり、昼食はここでバイキングを食べます。右手が遺跡の入口、朝6時にオープンします。
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ここが遺跡の入口。この写真も天気が回復した後に撮ったものです。朝は、6時開門まで長い列が出来ていました。ワイナピチュ山に登るためには、この写真の左手に朝一番の時にだけある受付(屋根の下に係りの人が立ってワイナピチューって言っているだけ)で次の写真の左下にあるスタンプを押してもらわないといけません。このことだけは絶対に忘れないで下さい。
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これがマチュピチュ遺跡の入場チケット。遺跡内にはトイレはありません。通常の観光だと中で3時間。どうしてもトイレに行きたくなったら、チケットを見せれば出入りは自由です。ワイナピチュ山に登るためには、入口に入る前に必ず、左下のスタンプを、右側のスタンプは入口を入ったところで任意で押す記念のスタンプです。
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ワイナピチュ山の入口は、遺跡の一番奥にあります。遺跡入口からまっすぐに歩き、右手に降りるように歩いていけば、スムーズに行き着けるでしょう。逆に左手に登っていくと、戻るのが大変です。この入口から入り、一端下った後、写真の尖ったワイナピチュ山に登っていきます。標高差は400mくらい、時間は1時間から1時間半みていけばいいでしょうか。
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ワイナピチュ山の入口は7時オープンです。出遅れたと思った分、ダッシュでこの入口を目指しました。結果は、前から8番目。雨はまだ降っていますが、確実に弱まってきました。
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登頂後、昼前に撮った入口の写真。行く前は色々な制限事項があることをネットなどの情報から得ていましたが、実際に行ってみてわかったのは、①めちゃくちゃ大きなものでない普通のバックパックであれば、持って入れる。②ペットボトルはダメという情報がありましたが、これもOK。③傘もさしても大丈夫。④ストックは遺跡を傷つけるし、必要ないので持っている人なし。④蚊がいっぱいということでしたが、この時期は全くなし。ガイドの人いわく世界中の虫除けスプレーのお陰で蚊がいないんだとか。…季節の問題だと思いますので、信じないほうがいいです。
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登りはじめてすぐにマチュピチュ遺跡を上空から望むことになります。
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ここで3分の2くらい登ったところでしょうか。今のところ、日本人トップで登っています。
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ところが、49歳の体は正直です。下から悠々と登ってくる若者たちに追いつかれました。彼らは、アメリカに住んでいて、スペイン語を学ぶために南米に留学に来ているそうです。これからの日本はこうしたグローバルな若者たちに委ねられています。いい笑顔ですねー。
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誤差が出ていますが、ワイナピチュ山2,690m山頂です。
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一人登山のため、周りの登山者と撮りあいっこして記念写真を撮ります。
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狭い山頂の岩の上、ぞくそくと登頂してきますが、この風景から一歩も離れたくありません。
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遠くには更に高いアンデス山脈を望みます。
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ジグザグの道をバスが登り、この地に世界中の観光客を運びます。しかし、この景色を見れるのは、このワイナピチュに登った者のみです。何度でも言いますが、一生の思い出が欲しければ、登るべきです。ここで一人の日本人の若い女性と出会いました。話を聞くと彼女は日本語オンリーでここまで一人旅、朝はバスを使わず、3時に麓を出発して2時間かけて遺跡の入口までたどり着き、更にこの山を登ってきています。若さゆえかもしれませんが、レインコートも無く、ずぶ濡れのジーンズに普通のスニーカー、気持ちさえあれば何でも出来るんだなーと勇気付けられました。
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下りは登りとは別ルートになります。かなり急な場所を降りなければいけません。
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反対側も絶景です。
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普段渓流釣りで山奥に入っていますので、急峻なところだけは大丈夫、ひょいひょい降りていけます。しかし、怖い人にとっては、お尻をつきながら一歩一歩降りていかなければなりません。皆、マナーがよく、せかす人は誰もいませんでした。
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下山して、遺跡の入口に着いたの10時前頃だったと思います。無事、ツアーの皆さんやパートナーとも合流できました。
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マチュピチュ遺跡のすばらしさは、他の旅行記にお任せしたいと思いますが、トルコのカッパドキア、フランスのモンサンミッシェルなど、これまでに25カ国45箇所の世界遺産をめぐった中でも文句なしに世界一、サイコーです。
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ここがベストポジションでしょう。絵葉書のような自分だけのマチュピチュ遺跡が撮れました。
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他の峰にも登っている人を発見。望遠レンズで捕らえました。
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後で知ったのですが、私たちの横に映画「マスク」に主演したジム・キャリーが観光していました。写真撮っておけばよかったのに残念です。これは空港で流していたニュース映像です。
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帰りの列車の中は、お決まりのアルパカ製品のファッションショー。
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クスコで宿泊したホテルが良かったのでご紹介します。ホテル名は「リベルタドール パラシオ デル インカ」。
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ホテルの前には「コリカンチャ」。
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朝食も充実。
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これはクスコの空港のロビー。ここからリマに飛ぶ予定だったのですが、濃い霧のため、リマからの飛行機がこれません。ここで4時間ほど費やしたでしょうか。座る椅子もなくなり、地べたで休む人も…。
それでも天候が回復して、飛ぶことが出来たので良かったですが、何があるか分からないのが、南米旅行です。
南米旅行は、10日間でセスナも含めて10回飛行機に乗りました。
高山病の不安やナスカの地上絵を見るためのセスナでは飛行機酔いへの不安もあるでしょう。そういう意味では、1年でも早く若いうちに行くべき旅行だと思います。本当に素晴らしいと心から感動出来た南米旅行でした。
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