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ワイルドな青春18きっぷの使い方④ 恐山大祭 - 行列のできるイタコ相談所

旅行時期 2008/07/28 - 2008/07/28 (2011/07/14投稿

 青森県にある恐山。ここは比叡山、高野山と並ぶ、日本三大霊場として知られています。わざわざこんな遠くまで来た目的はただひとつ。イタコに会うためです。<br /><br /><br />==ワイルドな青春18きっぷの使い方 シリーズ一覧==<br />① 富士登山駅伝を生観戦 (静岡県)<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10580484/<br />② 戦車に乗ろう - 富士学校・記念行事 (静岡県)<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10580494/<br />③ 鳥人間コンテスト 弾丸ツアー (滋賀県)<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10580717/<br />④ 恐山大祭 - 行列のできるイタコ相談所 (青森県) &lt;==<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10581335/

 青森県にある恐山。ここは比叡山、高野山と並ぶ、日本三大霊場として知られています。わざわざこんな遠くまで来た目的はただひとつ。イタコに会うためです。


==ワイルドな青春18きっぷの使い方 シリーズ一覧==
① 富士登山駅伝を生観戦 (静岡県)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10580484/
② 戦車に乗ろう - 富士学校・記念行事 (静岡県)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10580494/
③ 鳥人間コンテスト 弾丸ツアー (滋賀県)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10580717/
④ 恐山大祭 - 行列のできるイタコ相談所 (青森県) <==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10581335/

写真 27枚

テーマ:
イベント・祭り
エリア:
青森 | 下北半島
エリアの満足度:
評価なし
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    [目次]

    恐山大祭
    アクセス
    上山式
    恐山 菩提寺
    恐山を散策
    イタコの口寄せ
    リベンジ
    まとめ

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    [恐山大祭]

     恐山は霊場ということもあり、死後の霊魂がここに常住すると信じられています。この恐山には年二回、大きなお祭りがあります。ひとつは、夏(7/20-24)の恐山大祭。もうひとつは秋に行われる恐山秋詣りです。それぞれ、お寺で法要や祈祷が行われるのですが、一番の注目はイタコの口寄せです。

     大祭中は、イタコの女性が勢揃いし、寺の敷地内で相談所のようなものを開きます。イタコには霊魂と通信する能力があり、依頼者のリクエストに応じ、先祖や亡くなった人を呼び出してくれます。つまり、早い話が霊媒師。その霊力の真偽はさておき、イタコの高齢化が叫ばれてから、かなりの年月が経っています。今でもイタコに会えるのでしょうか。非常に興味を持った私は、夏の大祭に行くことにしました。この機会を逃したら、青森なんて遠い所、一生行かないかもしれません。

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    [アクセス]

     恐山があるのは、青森県・下北半島のむつ市。ここは文字通り、本州の最北端にあたる場所です。アクセスですが、新幹線以外の列車で、東京から青森へ一日で行く方法はありません。よって18きっぷよりは深夜バスが役に立ちます。青森市まで片道だいたい4-5000円。青森駅から下北駅までは、快速で90分。運賃は2120円。もし青森駅から日帰りするとなると、18きっぷが活用できます。

     下北駅から恐山へは路線バスに乗って行きます。市内から40分ほど。片道750円。

    バス・スケジュール: http://simokita.org/sight/osore/bus.html

  • 500_22528005

     バスに乗ること40分、ついに恐山に到着です。バス停のすぐ横にはカルデラ湖である宇曽利湖があり、水面から硫黄臭のガスがブクブクと湧き出ています。とんでもないとこに来たなー。何の演出のなく、ナチュラルで地獄っぽい、それが恐山の魅力です。まあ、一番怖いのはその大げさな名前なんですが..。

     お寺に進む前に、途中バスで通過してしまった赤い橋(太鼓橋、写真)のところまで戻ります。ここを流れる川が「三途の川」とされていて、観光スポットになっています。

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    [上山式]

     恐山大祭は毎年、7/20-24の5日間行われます。どちらかといえば地味な祭りなのですが、ひとつだけ分かりやすい行事があります。それが、僧侶と信者が列をなして歩く「上山式」で、7月22日の朝10時から行われます。私はこの時間に合わせてやってきたので、タイミングはドンピシャリでした。

    写真: 僧侶の行列が三途の川を越えていきます。

  • 500_22528015

    行列はそのまま湖畔の道を進み、菩提寺へと向かいます。

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    私も後を追います。

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    [恐山 菩提寺]

     入山料(500円)を払って寺の中へ入ります。さすがに、大祭期間中だけあり、境内には人が大勢います(写真)。団体バスもたくさん見かけました。

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     入ってすぐ左側の場所でイタコの口寄せが行われます。ここは、あとで立ち寄ることにして、さらに奥へ進みます。

  • 500_22528019

     山門をくぐり、境内の一番奥まで行きます。そこには地蔵殿と呼ばれるお堂あり、ここでお参りします。

  • 500_22528021

    [恐山を散策]

     この菩提寺は、普通の寺とは一味違います。中には、多数の地蔵や観覧ポイントがあり、ある種の霊山テーマパークのようになっています。その他、敷地内には温泉小屋(写真)があり、無料で入浴できます。

  • 500_22528022

     境内はとにかく「霊場押し」。売られるアイスの名は「霊場アイス」。しかも「恐山盛り」。中が普通のアイスクリームであることを願います。

  • 500_22528023

     寺の参道右側には宿泊私設(写真手前)があります。一方、左側(写真奥)には、火山石に覆われた岩場があります。

  • 500_22528024

     この火山石エリアには、「地獄巡り」と呼ばれる参拝コースが設定されています。途中、石像やお堂に加え、「血の池地獄」「無間地獄」など多数のなんとか地獄を回ります。

  • 500_22528025

     もともと火山だったこのエリアからは、亜硫酸ガスが吹き出していています。荒涼とした風景と相まって、「恐山=霊山」を説得力あるものにしています。ところで、地獄ってこんなに硫黄臭いものなんでしょうか。

  • 500_22528036

     順路に沿って進むと、最後に「極楽浜」と呼ばれる湖宇曽利湖の湖畔に出ます。白い砂浜を「極楽浄土」に見立てた場所で、石を積んだり花を添えたりして死者を供養します。

  • 500_22528037

    [イタコの口寄せ]

     寺の敷地内をひと通り回ったところで、本題のイタコです。祭り期間中、境内の一角にテントを張り、口寄せが行われます。イタコの多くは下北に住んでいるわけではないので、勢揃いするのはこの祭りの時だけ。普段は、週末に一名いるかいないかという話です。

     なお、彼女らはこのお寺に属しているわけではなく、ただ場所を借りているだけです。

  • 500_22528038

     イタコのテント・ブースは全部で7つ。つまり、現在少なくとも7人のイタコが現役でいるようです。かつては、目の不自由な女性が修行を経てイタコになることが多かったのですが、現在は晴眼の方も普通にいます。

     最初に寺に入った時は、行列が長かったため、こちらを後回しにしました。戻ってくると、期待通り列が短くなっているものの、一番端の列だけは相変わらず長いままです(矢印)。

  • 500_22528039

     ブースの中を適当に覗いてみます。テントの中では、イタコの女性と信者が向い合って座り、口寄せを行っています。一番多いのは先祖を呼び出して、何かを「相談」するケースでしょうか。口寄せの様子ですが、まず故人を呼び出す言葉を唱えた後、故人の霊魂に代わって思いを伝えます。この部分は憑依という感じではなく、ある一定のリズムとパターンに乗った伝言です。最初に「何から語ればよいのか、何からくどけばよいのか...」で始まり、途中「遠くから来てくれてありがとう」のようなセリフを挟むことが多いようです。これが数分続いた後、故人を帰す言葉を唱えて終了です。口寄せが終わった後は、素に戻って依頼者からの質問に答えます。こういう進行なので、依頼者と故人が直接会話することはありません。少なくとも、恐山での口寄せはそうなっています。年配のイタコの中には、方言が強く聞き取りにくい方もいます。

  • 500_22528040

     私も、短そうな列に並び、祖父の霊を呼び出してもらうことにしました。イタコに伝える情報は、口寄せを希望する故人の命日と続柄、(たまに死因)、確かこれだけです。イタコの女性は数珠を摺りあわせてから、口寄せモードに移ります。下りてきた祖父が言うには..

    「病気の世話で苦労かけた。お前は知らんかもしれんが、両親は苦労した。両親のどちらかが血圧が高いので、気をけて。親孝行するように」 などなど

    うーんなんとも微妙。どれも思い当たる節がありません。それより、「両親の一方」ってどういうこと?

    **写真のイタコの方と内容は関係ありません。

  • 500_22528052

     イタコの人の能力もいろいろなのかも。掟破りかもしれませんが、別のブースに並んで違うイタコにも見てもらいます。イタコのハシゴとは..罰当りな私です。2番目の女性が言うには、

    「お前の結婚見てから死にたかった。世の中勉強ばかりではだめ、仕事にがんばれ。ずっと見守っておる。帰るとき事故に気をつけて。」などなど

     最初の言葉は見事に当り。その他も当たってはいますが、一般論としても解釈できます。全体的には、鋭いところを突いています。本当に霊力があるのか、コールドリーディング能力が高いのか、それともたまたまなのか..。そのあたりは分かりません。イタコの口寄せ料は、特に決まっていませんが通常一回3000円から。


    **写真のイタコの方と内容は関係ありません。

  • 500_22528053

     最後に、一番行列の長いブースを覗いてみます。中にいたのは、唯一の若い女性である日向けい子さん。後でチェックすると、高齢化が進むイタコの世界に、勇気を持って飛び込んだ若い女性の一人だそうです。並んでいる人に話を聞くと、「朝5時から並びはじめて、まだ並んでるよ(すでに午後5時です)」「この人は、丁寧に見てくれるからいい。(つまり、一人当りの時間が長い)」とのこと。ここまで人気があるのは、若くて美白という外見的な要素よりも、信者が納得いくまでケアしてくれる、というサービスレベルにある気がします。

  • 500_22528054

    [リベンジ]

     そこまで人気があるのなら、ぜひ私も見てもらいたい。青森市に日帰りするという当初の計画はなかったことにして、むつ市に宿をとります。今回を逃したら、一生後悔するような気がしたからです。何しろ、青森なんて遠いところ...(略)。

     お寺の門が開くのが朝5時半(当時)。スタートダッシュが肝心なので、朝タクシーでお寺に向かいます(期間料金 3500円、20分)。4時40分に着いた時には、すでに3人総門の前に並んでいました。入山チケットを買い、彼女らの後に続きます。その後、続々と車やタクシーがやってきて、結局20人ほど並びました。本気なのは私だけではありません。

     開門すると同時に、走って日向さんのブースに向かいます。「外来組」では一番乗りですが、すでに「宿泊組」が列を作っています。私の前にはすでに4組。このお寺には中に宿坊ホテルがあるので、宿泊客は開門を待たずに並べるのです。口寄せ自体はすでに5時から始まっていて、最初の人は朝3時から並び始めたとか。

  • 500_22528055

     私が着いた後、次々と人が列に加わります。5分も経たずに10人ほど並んだでしょうか。この数分間が大切で、最後の人は夕方まで待つことになるかもしれません。というのも、他のイタコの方は、平均20分程度で客をこなすのですが、日向さんの場合、ひとり一時間以上はざらです。実際、この日の最初の相談者も1時間15分消費しました。ひとりの客が複数の霊を降ろすことも多いとか。5番目とはいえ、半日つぶれそうです。

     このイタコの口寄せには、毎年来ているリピーターも多いようです。皆折り畳み椅子を持参してきており、長時間待つ覚悟ができています。ある信者は「先に先祖をしっかりしとかんと、孫の世話なんかできない」と力強く語ります。人生いろいろ、人生のプライオリティも人それぞれです。

    写真:朝5時50分頃の行列。

  • 500_22528056

     2時間ほど待つと、雨が降ってきました。列の4番目以内だとテントの中に入れるのですが、それ以外の人は傘をさして順番を待ちます。時間が経つにつれ、並んでいる人もピリピリしてきました。あるおばさんがテントの中の椅子に腰掛けただけで、順番を抜かされたと勘違いした若い女性がきつい口調で抗議します。ここに来ている人達は、ある意味癒しや救いを求めて来ているはずですが、それに執着しすぎて逆に自分の心が荒んできていることには無頓着です。

     5時間ほど待った後、ついに私の番が回って来ました。ひと通り口寄せを行った後、コンサルティングでもするように私と対話します。彼女は、他のアクの強そうなイタコと違い、かなりソフトな印象。相手が聞きとりやすいように、ゆっくりと話します。どのイタコもそうですが、私の方から何か聞かないと、話が続きません。彼女にいくつか質問してわかったのは、「向こうの世界では、祖父は他の人よりひとつ高いレベルで、みんなと一緒に平穏にすごしている。XX月末に気をつけたほうがいい。あなたは見守られている。」など。

     昨日のイタコの方ほど当たっているとは思いませんが、まあそれは二の次。心理カウンセラーのような優しい語り口は、新時代のイタコを予感させます。結局、それほど聞きたいこともないので、15分で終了。何か自分だけ損した気分ですが、悩んだり相談したりしたいことがないのは、ある意味いいことです。


  • 500_22568174

    [まとめ」

    イタコを求めて650キロ。18きっぷも有効に使えず、結果、かかった費用は

    高速バス代(5000円 x 2)、電車代(2120円 x 2)、ホテル代(5000円 x 二泊)、市バス代(750円 x 3)、タクシー代(3500円)、イタコ代(3000円 x 3回)、入山料(500円 x 2回)。で、全部合わせて39990円。イタコに会いに行く旅は、思いのほか高額なものとなりました。でも、後悔はありません。何しろ、青森なんて遠いところ、二度と..(略)。

     ある意味、年2回しか注目を浴びない青森のイタコですが、末永く見守っていきたいと思います。10年後、日向さんはまだイタコを続けているのか。新しい新人は登場するのか。遠い未来、もう一度恐山を訪問する理由ができた気がします。その時が来れば、ぜひ青森まで足を運んでみたいと思います。非常に遠いところですが....くどい?

  • 500_29049306

    [リンク集]

    ==国内旅行記一覧==
    http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=dm&sort=when&view_mode=list

    ==海外旅行記一覧==
    http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&sort=when&view_mode=list

    ==東北旅行記==
    東日本大震災 被災地10ヶ所めぐり 全5作
    http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10670277/

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