晴れの国　岡山（秋季高校野球　岡山県大会）中国大会　関西高校５年ぶり５度目の優勝！明治神宮大会速報　関西初戦敗退(>_<)関西、創志学園選抜決定！！！

2010/09/25 - 2010/10/04

写真は秋季高校野球岡山県大会：準決勝　関西高校VS共生高校(倉敷マスカット球場)

気候も良くなりましたのでポカポカ陽気に誘われおそらく２０年？ぶり位になるかも知れませんが、久々に高校野球観戦へ出かけてみました。
県内の各ゾーンのリーグ戦を突破してきた１６校のトーナメント大会です。
この大会で上位３位までに入れば中国大会（鳥取、島根、岡山、広島、山口）へ進出する事が出来ます。
尚、中国大会では各県（５県）×３校＋１校（開催県）＝１６校となっています。

大会は倉敷や岡山、美咲町等４球場で開催されましたが、私は倉敷マスカット球場で観戦させてもらいました。
マスカット球場にしても１９９９年のあのイチローや松井選手も登場したオールスター戦以来１１年ぶりに訪れ、懐かしかったですねえ

興南高校で始まり興南高校で終わり盛り上がった今年の春夏の大会でしたが、久々の高校球児達も礼儀正しくて新鮮。

来年の春を占う新チームの大会（１、２年生）ですが、１回戦からいきなり予想を裏切る大会となりました。
今夏の甲子園メンバー７人が残り優勝候補の一角と言われた倉敷商業がいきなり学校創立、創部１年目でもちろんメンバー全員が１年生と言う創志学園にまさかの敗退。

その後もその創志学園の勢いは止まらずあれよあれよと言う間に決勝へ、決勝戦はその創志学園と今大会優勝候補筆頭の古豪関西高校の新旧との対決となりました。
ベスト４に残った学校すべて私学校と言うのも初めてではないでしょうか・・・

●今大会前の私自身個人的なランク付（◎優勝候補筆頭○優勝候補△ダークホース）
総合力の分析：５段階評価
対戦経験の少ない新チームのこの時期、攻撃力は未知数なのでアバウトでの評価としてます↓
◎関西高校　　投手力５　攻撃力４
昨年に引き続き今年の関西高校はエース堅田投手、控えの水原投手等豊富な投手力に安定した守備力と守りから試合を組み立てるチーム。
攻撃力は少し甘い感じもしますが、これからの期待度を込めて４としました。
エンジンのかかりが遅いチームなのでその分ピッチャーに負担がいきますが、それが返って集中力、緊張感が維持できて好結果につながっているような感じもします。
総合力では既に全国クラスのチームだと思いますが、その全国クラスの本格派の好投手との練習試合の経験をもっと積んでいけばこの後の中国大会等面白い存在だと思っています。（もちろん中国大会でも優勝候補にあげておきたいと思います。）

○玉野光南　　投手力４　攻撃力４
△学芸館高　　投手力４　攻撃力３〜４

エリア 倉敷(岡山)

大会初日１回戦の第一試合の関西VS倉敷を制しこの次の対戦カードとなる岡山南VS水島工戦をバックネット裏よりゆっくりと観戦偵察の関西高校の監督及びコーチ、選手等

【1回戦：８試合の結果】
倉敷高校 ０-４ 関西高校
水島工業 ４-３ 岡山南高
倉敷工業 ５-１ 岡山東商
玉野光南 ３-１ 岡山城東
興譲館高 ０-３ 学芸館高
倉敷商業 ３-５ 創志学園
共生高校 ７-４ 岡山理大
玉野高校 ２-１３作陽高校

○comevaの注目の一戦！（学芸館高VS玉野光南）
今大会でも関西高校と共に注目していた玉野光南高校でしたが、立ちあがりに好投手エースの石塚投手(MAX144ｷﾛ)が四球に長打、守備の乱れ等で４点の先制パンチを喰らい、その後立ち直ったものの味方の打線が及ばずあえなく準々決勝で敗退。しかし総合力は高いものを感じました。

学芸館は全体的に石塚投手の速い球を捨て変化球に狙いを定めていた感があります。

その学芸館も予選の４試合と今大会１回戦とここまで５試合無失点試合を続けている球の切れで勝負する好投手海野と今夏にも出場していて経験豊富な控えの左腕真黒は相手チームにとっても脅威。

この日は海野投手が完投しましたが、３点を取られました。ここら辺りはさすがに光南ですね。
海野投手はランナーを背負ってから２アウトから続けて得点されてますのでもう少し打たれ強い粘り強い投球が課題となりました。
ただこの２枚看板はそう簡単には打ち崩せそうもありません。

【準々決勝：結果】
玉野光南 ３-５ 学芸館高
創志学園 ２-１ 作陽高校
関西高校１１-１ 水島工業
倉敷工業 ５-７ 共生高校

そんな中で今大会ノーマークだった、こちら創部１年目もちろん全員がまだ１年生で今夏の県大会でも１回戦でコールド負けを喫していた創志学園が快挙を成し遂げました。

予選を４戦全勝で勝ち上がり県大会の１回戦では地元紙が優勝候補に挙げていた倉商（５−３）を破り準々決勝では県北部の雄、作陽高校に２−１と辛勝、そしてこの準決勝戦（VS学芸館高）でも・・・

決して飛び抜けた選手がいる訳でもなく富田投手を中心としたチームワークが素晴らしい
背番号１１とエース番号ではない富田投手は決してスピードがある訳ではなく制球力とコンビネーションで勝負してくるタイプでその術中にハマった時は苦戦を強いられる。

評価は投手力、打撃力ともに３と言ったところですが、力以上のものを発揮するチームワークの素晴らしい好チーム。

この準決勝戦でも投打が上手いことかみ合い打線は学芸館のエース海野投手を上手いこと打ち崩した。
この試合も２アウトから得点された海野投手、制球力も良いしキレもあって決して連打を浴びるタイプではないのですが、これが現実です。

学芸館の打線は逆になりをひそめ富田投手の術中にハマった感があります。

創志学園４−２学芸館

試合直前の関西高校選手

一方、準決勝のもうひと試合関西高校VS共生高校戦ですが、ここまで順調に勝ち上がって来た関西（かんぜい）高校もこの試合は初回に先取点を取られ最初から追う立場に立たされました。
その後は総合力で上回る関西が逆転、３〜４人の投手を繰り出し目先を変えてくる共生高校の投手陣に少々手こずり３−１と何とか勝利。

県北部は新見市にある共生高校も創部１４〜１５年目と比較的新しいチーム。

今大会注目の左腕堅田投手（関西高校）

共生高校は近年台湾や韓国からの留学生を多く受け入れている学校でこの日も金投手初め内野手を中心に４人が先発メンバー
この他控えの選手にも留学生選手がいました。

今年の共生は打力のチームでこれで投手力が整えば怖い存在です。

３位決定戦(学芸館高VS共生高校）は雨天で２度試合が中断される中で行われました。（学芸館高校応援席）

勝利した方が中国大会出場権を得るとあって父母会も応援に一生懸命です。

試合は序盤から学芸館ペースで進み、今大会初先発の左腕、真黒投手が好投！
強打を誇る共生高校を７回まで散発７安打１失点に・・・

代打、１９９ｃｍ１１５キロと巨漢の廖選手（台湾）が左中間へ２塁打を放つ
結局試合は２度目の雨が衰えず、８回表学芸館の攻撃中（試合は７回終了時点で成立）降雨コールド１０−１と学芸館が圧倒！

決勝戦の関西高校VS創志学園は翌１０月４日（月）に延期となり結果（地元紙より）↓

【決勝】
創志学園００１００００００　　１
関西高校６４０５０００２×　１７

関西高校は決勝こそ初回で試合を決める事が出来難無く勝利する事が出来ましたが、全体的に得点パターンが遅くどの試合も決して楽な試合ではなかったように思います。
個人的には今大会失敗の多かった送りバンドの精度をもう少しアップしてもらいたいと思いました。
チームはわかっていると思いますが、失点が計算出来るチームだけに先取点を取る為の精度を上げてもらいたいですね。

これまで送りバンドで決着がついた試合を幾度も見てきていますのでこれは関西の課題だと思っています。

●練習試合
その後の中国大会までの３校（関西高校、創志学園、学芸館高）の練習試合速報結果等は情報が入り次第こちらへアップしておきます。

創志学園３−９共生高校 創志学園５−４共生高校

関西高校３−１明徳高校
関西高校８−１報徳学園 関西高校５−２報徳学園

３校の新チーム戦績
関西高校　３４勝　５敗１分　
創志学園　２２勝１１敗２分
学芸館高　３９勝　３敗８分

★comeva評　◎本命○対抗△穴
◎関西高校○尾道高校、国際学院、学芸館高△岩国、宇部鴻城、総合技術、創志学園、鳥取中央育英と言う感じです。

●中国大会
大会初日：１回戦
国際学院　６−１　安来高校　創志学園　３−２　松江商業
関西高校１１−０　徳山商工　学芸館高　９−０　八頭高校

国際学院は今井が５安打１失点完投。打線もつながり、安来（島根）に６―１で快勝した。関西は堅田―水原の継投で徳山商工（山口）を無安打に封じて１１―０で五回コールド勝ちした。
創部１年目の創志学園は延長十一回、３―２で松江商（島根）に競り勝った。学芸館は１２安打の猛攻で、八頭（鳥取）を９―０の七回コールドで下した。

大会２日目：１回戦
岩国高校１１−１　鳥取商業　宇部鴻城　２−４　鳥取中央育英
総合技術１７−２　大社高校　出雲高校　０−７　尾道高校

尾道は序盤から試合を優位に進めて、出雲（島根）に７―０で七回コールド勝ち。１７安打を放った総合技術は大社（島根）を１７―２の五回コールドで下した。
岩国は中盤の集中打で鳥取商を突き放し、１１―１で七回コールド勝ち。鳥取中央育英は宇部鴻城（山口）を４―２で振り切った。
地元島根勢（４校）が１回戦で敗退。

大会３日目：準々決勝
国際学院　１−２　創志学園　岩国高校　４−８　鳥取中央育英
※残りは雨で順延
創志学園は一回、吉田、金山、玉井の３連打や暴投などで２点を先制。先発の富田は継投を挟み、計８回2/3を１失点で切り抜けた。国際学院は決定打を欠き１４残塁。１３奪三振と力投の今井を援護できなかった。創志学園は県内の勢いをそのまま引き継いで２試合とも１点差ゲームの幸勝。

大会４日目：準々決勝
関西高校　３−０　学芸館高　尾道高校　２−４　総合技術

総合技術（広島）関西（岡山）が勝ち上がり、４強が出そろった。
総合技術は同点の八回、有村が決勝の２点打を放ち、尾道（広島）に４―２で競り勝った。関西は左腕のエース堅田が学芸館（岡山）打線を２安打に封じて３―０で快勝した。

国際学院や尾道と言った強豪校が敗れると言った波乱含みの大会はここまで予想が当たったのは本命の関西高校のみ
こうなれば優勝予想もこのまま関西高校に頑張ってもらいましょう♪
希望は岡山県大会決勝の再現です。

○準決勝　第一試合
創　志　学　園 1 0 0 0 0 1 0 1 1 4
鳥取中央育英 0 0 0 1 0 0 1 0 1 3
投　手
創志学園 富田 ―山本
鳥取中央育英 福田

創部1年目（半年）で決勝へ！
創志学園は相手のミスに乗じたゲームで終始リードを保ちながら１点差に迫られた最終回一死一塁、三塁のピンチをここで交代したリリーフの山本投手が凌ぎきり創部1年目にして甲子園へ大きく前進した。創志学園は３試合続けての１点差勝利。

○準決勝　第二試合
総合技術 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
関西高校 0 0 1 0 0 0 0 0 x 1
投　手
総合技術 伊田
関西高校 堅田

貧打と言うより互角の投手戦は関西高校が３回にセーフテｲバンドであげた１点を堅田投手を中心に鍛えられた守備力で守り抜いた。
総合技術は関西高校をよく研究分析してきており健闘しましたが、決定打を欠いて一歩及ばなかった。それでも走力があり総合力が想像以上に高くこれからが非常に楽しみなチーム。
堅田投手はこれでこの中国大会３試合続けての無失点。

岡山県大会決勝（関西１７−１創志）の再現となった明日の決勝戦はおそらく控えの水原、陶山等の先発が予想される。創志学園も今度こそ舞い上がらずここで借りを返しておきたいところ・・・結果はいかに。

○決勝
創志学園０００００００００　０
関西高校１１０１１０００×　４

関西は一回、渡辺の右前打で１点を先制。二回は関の左前打で１点を加え、中盤以降も小刻みに加点した。先発の水原が散発５安打で完封した。創志学園は序盤の得点機で適時打が出ず、流れをつかめなかった。

関西高校５年ぶり５度目の優勝！　congratulation！

来春の選抜、中・四国５校枠の５校目は四国の高知か中国の総合技術の争いか？準優勝校の創志学園の選抜出場が決まれば創部史上最速となる！

●明治神宮大会組み合わせ↓
http://www.student-baseball.or.jp/game/jingu/2010/2010jingu_highschool.html

関西高校まさかの初戦敗退！やはり全国は甘くない、修正点はわかってると思いますので来春の選抜までにはキッチリと直してこの敗戦を肥やしに頑張って頂きたいと思います。

関西高校 ４- ９ 明徳義塾

●２０１０年秋季高校野球各地区大会経過及び結果
http://www.fanxfan.jp/bb/spr11/aki/

●２０１１年選抜

○１回戦
創志学園　１−２　北海高校
関西高校　１−９　東海大相模

岡山県代表の２チームが揃って１回戦敗退。

●２０１１年春季高校野球岡山県大会
○準々決勝
1創志学園 2-0 玉野光南
2倉敷工業 3-6 学芸館高
3共生高校 2-7 作陽高校
4倉敷商業 4-0 水島工業

○準決勝
1創志学園 2-1 学芸館高
2作陽高校11-9 倉敷商業

○３位決定戦
学芸館高 9-6 倉敷商業

○決勝
創志学園 0-1 作陽高校

●春季中国大会（岡山県開催：マスカット球場）
○１回戦
1倉敷商業11-7 智翠館高
2作陽高校 6-5 総合技術
3創志学園 0-1 宇部鴻城
4学芸館高 5-1 鳥取西高

○準決勝
1倉敷商業 9-0 作陽高校
2宇部鴻城 2-1 学芸館高

○決勝
倉敷商業 6-2 宇部鴻城

●２０１１年夏季高校野球岡山県大会
○準々決勝
1関西高校 2-1 岡山理大
2学芸館高 6-0 玉野光南
3作陽高校 7-4 共生高校
4金光学園 4-0 水島工業

○準決勝
1関西高校12-2 学芸館高
2作陽高校 5-10金光学園

○決勝
関西高校 6-5 金光学園

※関西９回裏、万事休すと思われた２−５から３点差を追いつき延長１１回にサヨナラ勝ち
金光学園は初の決勝進出、初の甲子園切符を惜しくも逃す！

●全国高校野球選手権大会
○２回戦
関西 3―2 九州国際大付
○３回戦
関西 7―1 明豊
○準々決勝
関西 8―3 如水館
○準決勝
関西 4−14日大三高