2010/07/17 - 2010/07/19
1156位(同エリア1792件中)
まゆままさん
恒例のE家との夏旅行で二泊三日で淡路島・高松・小豆島を巡ってきた。
淡路島では念願の?「テングサ採集」に励み、
高松では豪華絢爛な元旅館であった「常盤茶寮」でランチ。
そして今年の冬、香川の建築巡りの時に宿泊して感じが良かった宿、竹林民宿八正庵に泊まり
今回は野菜の収穫体験をさせてもらえた、旅の一日目の記録。
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そもそも以前に淡路島の道の駅でテングサを買ってそれで寒天を作ったことから、
淡路島ではテングサが採れるんだ〜ぜひ今度は採集するところからやってみたい・・
と思い続けて約1年?!ようやくこの日がやって来た。
事前に観光協会や漁協に訪ね、阿那賀という海岸で採れるという情報を入手した。
(大っぴらには採っていいわけではないが、家庭で使う分くらいなら採ってもよいとのこと) -
しかし詳しい場所などが分からなかったため、とりあえず現地へ赴き、
地元民に聞き込み調査?をして採集場所を教えてもらった。
しかし時期がもうやや過ぎてるとのこと。
その「緑の道しるべ・阿那賀公園」へ、
まあ少しは採れるだろうということでやって来た。 -
子どもたちは水着に、私はスカートを短パンに履き替え戦闘態勢に。
さあ〜採るぞ〜!
と意気込んでみるが・・
海藻はやや見られるもののテングサがいまいちどれかよくわからない・・
持って来た「日本の海藻」という図鑑を見ながら探してみるがどれも違うもののような; -
とにかくよく分からないので片っ端からいろんな種類の海藻を採りまくってみた。
テングサ以外にも食べれるものがあるかもしれないし・・ -
海藻はポリ袋一袋くらいになった。
E家のママは几帳面にもネットに種類ごとに分けて入れてるし・・ -
子どもたちはテングサを探しながらも、ヤドカリやカニなどを探して遊んでいた。
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我々以外にも何かの採集に来た人がいたが・・
明らかに装備が違う。
何の採集なのか尋ねてみたところ、化石だとのこと。
ここはアンモナイトの化石が採れるということでも有名な所だそう。
どおりでこんな像が立っていたのだ。 -
ひとしきり海藻を採集した後、どれがテングサなのかを教えてもらおうと先ほどの民家のあった辺りに戻ってきた。
ちょうど庭先に出ておられた方にポリ袋の海藻を見せ、テングサはどれなのか?
教えを乞うた。
私たちが「これではないか?」と見当をつけ、大量に採集していた海藻をこれは違う、
と言われガックリ・・
結局あれだけ海藻を採ったにもかかわらず、テングサだったのはたったのこれだけ;
まあ、少しでも採れただけマシかなあ。 -
そしてその方が、自分の採ったテングサを出してきて見せてくださった。
5,6回洗って干すを繰り返し、白くなったテングサ。
糖尿病を患って以来、テングサで作った寒天を常食しておられるとかで、
おかげでとても調子がよいのだとか。
残り少ないテングサなのであげることはできないけど、と申し訳なさそうにしておられたが
とんでもない〜!そんな貴重なものを。とお礼を言ってお別れしたが、
子どもたちには庭になっていたトマトを頂いたりと気を使ってくださった。 -
せっかくなのでテングサをどこかで買って帰りたいと
近くの鮮魚店の店先におられた方に聞いてみると、
家に一度だけ干したものがあるけど、それを持って帰るか?
と言われてしまった。
それは!願ってもないこと!
これから数度はまだ洗って干さなければならないが、
念願の加工も楽しめるではないか!
そのおばちゃんは家からスーパーの袋一袋分も持ってきてくれた。
ありがたや〜〜 -
そしてふと海岸の方へ目を向けると、テングサを干している人の姿も!
やはりこの辺りに住む人々にとってはテングサ採集がポピュラーなんだなあ。
その海藻に詳しそうなおじさんには自分たちが採って来た海藻を見てもらい食べれそうなものを教えてもらった。
テングサ以外には唯一E家のママが採っていたひじきのような海藻、
これだけが食べれるとのことで、後はダメだろうと・・
意外と海藻って食べれないものなんだなあ。
この食べれるというひじきは後ほど宿で調理してもらって登場。 -
淡路島でテングサ採りを無事?終えた私たちは高松へ向かった。
前回香川の建築巡りの時に時間がなくて行けなかった「ときわ茶寮」でランチをすることに。 -
元旅館だったというこちらの建物は昭和27年から4年の歳月をかけ建築されたもので、
現在は料亭として営業されている。
外観は建物の上に乗っているこの天守閣がインパクト大。
残念ながら老朽化のため、現在は天守閣へは立ち入ることはできなくなっているそうだが、
内部には見どころの大広間があるそうなので楽しみにやってきた。 -
食事が運ばれてくる間、内部を案内していただくことに。
こちらは真ん中に大きな池が配置された立派な中庭。 -
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池には鯉のほか、黄金色?に輝く草魚と言われる魚が優雅に泳いでた。
岩の上から垂れ下がる木の根っこもなんだかすごい・・ -
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そして大広間「桃山の間」へ。
うおーーっ、と声を上げたくなるような豪華絢爛な大広間。
壁から天井の隅々まで豪華な装飾に覆われている。 -
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何といってもこの漆絵が圧巻〜
力強い枝ぶりの松の漆絵。 -
よく見ると漆の分厚さが半端でない盛り上がりをみせている。
これは中は木などではなく漆を塗り重ねて出した厚みなのだそう。
なんと贅沢な装飾なのだろう〜 -
松を中心に両サイドの壁には竹・・
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そして梅の漆絵が描かれている。
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壁面にはこの横長の照明がいくつかとりつけられていた。
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天井は豪華な吹き寄せの格天井。
約60年前の建築当時のままだそうだが、ギラギラと色鮮やか。 -
天井の中心にはこれまた豪華なシャンデリア。
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漆絵以外にもこんな欄間や障子、造り付けの棚などのデザインも凝りに凝っている。
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桃山の間の前の廊下には朱塗りの大きな柱が立ち並び、
和洋折衷風な照明も付けられていた。 -
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廊下の天井も四季折々の花々が描かれた格天井。
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こちらはこの料亭の中で唯一の洋室。
この日はお客さんがおられたので中へは入ることができなかったが
タイルと大理石、そしてガラスに囲まれたモダンな造りのお部屋だった。 -
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料亭といってもランチは1260円から、子どもは1000円のお子様用があり、お手頃価格で昼食を楽しむことができ、建物見物を兼ねての満足のランチだった。
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高松のときわ茶寮でランチを食べた後、宿へ向かうまでに微妙に時間があったので立ち寄った「北浜alley」
alleyというのは路地裏という意味だそうで、
高松港に面した昭和初期の古い倉庫が活用され、さまざまな店舗が入った複合施設になっていた。 -
錆びたトタンの壁がいい色合いの倉庫群が並ぶ。
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一階は雑貨屋さん、二階はカフェとなっていたおしゃれなお店。
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緑がいい感じに建物を覆っていた。
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さび具合、朽ち具合が素敵な古い倉庫。
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ガソリンスタンドのオレンジの塀の前に並んだ椅子たちがアートっぽく見えてきた。
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この錆びた缶もなんだかかわいい・・
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そして本日の宿泊場所、竹林民宿八正庵へやって来た。
今年一月に泊まって以来二度目。
竹林に囲まれた素敵な宿。 -
さぬき三木の山々に囲まれた緑豊かな宿で、今回は野菜の収穫体験もさせていただこうと事前にお願いしていた。
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田んぼのかたわらに、無農薬で育てられたいろいろな夏野菜がたわわに実っていた。
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こちらは御夫婦二人で切り盛りされてる田んぼ
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きゅうりはこんなに巨大・・
きゅうり大好きな息子は大喜び。
私たちが来るので収穫せずにとっておいてくださっていたという。 -
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採りたてにかぶりつく息子。
大きなトマトを二個もペロリと平らげていた; -
なすびも
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こんなにたくさんお持ち帰り。
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レンブラント光線が見える、と教えてくれたご主人。
雲の間から太陽の光が放射状に漏れ、とても美しい光景だった。 -
宿の御主人にカブトムシがいるという木を教えてもらって、滞在中何度か見に行ったが
残念ながらカブトムシは見つからず・・代わりにカミキリムシをゲットした息子。 -
前回来た時にはなかった鶏小屋ができていた。
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友達と一緒だとやっぱりテンション上がる?!
楽しそうな二人。 -
アーティストでもある御主人の作品が並ぶアートカフェで夕食をいただく。
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この日の夕飯もこちらでとれた新鮮な野菜や鶏肉、卵がメインのヘルシーなごちそう。
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そして朝に淡路島で採ったなんとか食べれそうな?
ひじきのようなものを特別に料理してもらった。
しめじと一緒に白和えにしてくださったが味付けが絶妙でとても美味しかった〜 -
一夜明け、翌日の朝。
この日もいい天気!
竹林の中から青空が見える。 -
アートカフェの前の池の眺め。
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朝食もこんなに盛りだくさん!
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食後にはオリジナルにんじんジュースがうれしい〜
今回も宿の御主人や奥さんの心づくしのおもてなしが感じられ、温かい気持ちになって宿を後にすることができた。 -
〜〜ここからはテングサのその後〜〜
淡路島で頂いたテングサを自宅へ帰ってから
洗って天日に干すを何度か繰り返し、寒天ができるまでを記録してみた。 -
一度目の洗いの後、干したテングサはまだ色合いはまだかなり濃い感じ。
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三度目くらい。
子どもたちも一緒にお手伝い。 -
毎日のように洗って干しているとあまり色が変わってないように感じてたが、こうして写真を並べてみるとだんだん薄くなってきてるのがわかる。
ちなみに色が濃いまま寒天を作っても問題なくできるらしい。
透明感や海藻風味は違うかも?! -
10回目くらいで、これくらい白くなった。
これくらいで妥協?することに。 -
完全に乾かしてできあがり
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その出来上がった?テングサを30gに2Lの水と酢大さじ2杯を入れて圧力鍋で煮る。
普通の鍋だと40分くらいだそう。 -
煮汁を布巾で濾して絞り出したものを粗熱を取って冷蔵庫で冷やすと寒天の出来上がり!
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ところてん突きで押し出してみた。
今回はちょっと圧力なべを過信してしまって煮出しが不十分だったようでやややわらかめ。 -
黒蜜をかけて、やっと念願のテングサから寒天デザートの完成〜ばんざ〜い!
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