2010/02/08 - 2010/02/08
3494位(同エリア6667件中)
まゆままさん
順正・五龍閣でゆっくりランチした後は散策しながら円山公園の長楽館へやって来た。
その昔、ここのレディースホテルへ宿泊したこともあったが、今はそのレディースホテルは閉館され、ラグジュアリーホテルとして、又カフェ&レストラン、そしてウェディングのできる施設としてリニューアルオープンしているよう。
重厚で大胆な空間のロビーや階段ホールに、さまざまな様式の内装で彩られた各部屋の見学を堪能〜できた。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス 自転車 私鉄 徒歩
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カフェでゆっくりくつろいだ後は、Tちゃんが清水寺へ行くというなら行こうと思ってたがお互い何度も行ってるので、「もういいっか〜?」てことに;
そして散策しながら円山公園の長楽館へ向かうことに。
三年坂、二年坂には「なんちゃって?舞子さん」がチラホラ・・
思わずカメラを向けてしまった。 -
産寧坂を下っていく。
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こっちにも舞子さん御一行が。
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後ろ姿も
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石塀小路の石畳に惹かれて歩いて行きたくなったが、我々は円山公園方面へ。
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伊東忠太の設計の祇園閣の前を通って・・
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長楽館へ着いた。
長楽館は内部をじっくり見せてもらいたかったので又別の日にランチでもした時に見に来ようかと思ってたのだが、Tちゃんがせっかく来たから入ろう、と言ってくれたのでとりあえず入ってお茶だけでもすることに。
中へ入るとカフェの利用だけでも二階までは自由に建物見学してもいい雰囲気だったのでゆっくり見学させてもらった。 -
長楽館は明治42年に「たばこ王」と称された実業家村井吉兵衛の別荘としてアメリカ人技師T.M.ガーディナー設計により建てられたもので迎賓館として利用されていた。
「長楽館」という名称は伊籐博文が宿泊した時につけたものだそう。
外観はルネッサンス様式、内部はヨーロッパのさまざまな建築様式が取り入れられている。 -
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エントランスの上部には村井家の家紋の柏の葉がデザインされたマークが入れられている。
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ぶら下がるシャンデリアの明りの陰影がとても美しく天井に映し出されていた。
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重厚な雰囲気のロビーへ入ると中央の暖炉には火が入れられ暖かい空気が流れてた。
火が入ってる暖炉が見れるなんて〜これはうれしい。冬に来た甲斐があった・・ -
重々しい大理石の柱とその装飾
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ロビーから見上げる階段ホールは、まさにバロックの劇的空間を思わせるようなダイナミックでゴージャスな造り。
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階段親柱の細やかな彫刻、優雅にカーブを描く手摺が圧巻〜
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蒔が燃える暖炉、寒いこの日はありがたかった〜
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ロビーから二階を見上げる
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私たちがお茶した部屋。
もともとビリヤードなどの球技をするために造られた部屋だったそう。
ステンドグラスと鏡に囲まれた夜?の雰囲気のお部屋。
ここの天井の漆喰装飾もすばらしく華麗だ〜 -
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この喫茶室には大きな円形テーブルが二つあって、その中心には和風のステンドグラス。
聞くと、このステンドグラスは三階の和室に使われていたものをテーブルに再利用したものだとか。
下からのライトに照らされて浮かび上がる桜と水の流れ。 -
こちらのテーブルは紅葉と川のデザインのものだった。
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部屋の片隅にあった洗面台。
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喫茶室の入口の扉のステンドグラス。
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もう一つの喫茶室は元温室だったという部屋を改装したところ。
昔、短大時代に友人とここのレディースホテルで宿泊した時に、ここで朝食をいただいた記憶がある・・
その時は豪華な長楽館の部屋に泊まれるんだ〜と喜んでたが、実は宿泊は別館でがっかりしたことが。
当たり前といえば当たり前だけど・・; -
モザイク状のガラスの壁の真ん中にバラ模様のステンドグラス。
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こちら白いドアに淡い色合いのステンドグラスがきれい。
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喫茶室の床のタイル
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こちらの入り口の上部にも家紋の柏の葉が。
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玄関から入って右手にある最も豪華な迎賓の間。
二間続きのこのお部屋は優雅で軽やかな装飾があちこちに施されたロココ調。 -
家具、調度品も有形文化財の指定を受けた本物。
この迎賓の間は、アフタヌーンティー用のお部屋となっている。
アフタヌーティーは一人3000円とちょっとお高め。 -
私たちがいた時は誰もお客さんはおられなかったが、こちらの暖炉にも蒔がくべられお部屋を暖めていた。
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とても繊細で軽やかな漆喰装飾が天井、壁をこれでもかと埋め尽くしている。
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豪華、シャンデリア。
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一階のトイレに入ると・・上げ下げ窓にはこんなステンドグラスが入れられていた。
トイレの中には暖炉もあり、シャンデリアも豪華なもの。
元は普通の部屋だったのだろうか?! -
トイレの中にもシャンデリアで贅沢な気分
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トイレの中の暖炉と鏡
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換気口のデザインも細やかだ。
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そして二階へ。
この建物の中心に位置する部屋。
今までとは雰囲気がガラリと変わりアジアンムードがあふれる。
中国風の雷紋が縁取る壁紙、中国の王朝で使われていたという螺鈿の長椅子、象牙でできた調度品、暖炉には二匹の獅子・・
当初から喫煙部屋として使われていたこのお部屋、あえて建物の中心に据え、アジア風の装飾で彩ったのはアジアのたばこ王としての村井吉兵衛氏の自負の表れであったそう。 -
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床はシックな象嵌タイル
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中国の王朝で使われていたという螺鈿の長椅子
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象牙で造られた細やかな工芸品
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内側から見た入り口扉
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このたばこ部屋の入り口の扉を飾るステンドグラス。
開いていた扉を閉めて外側から眺めてみると羊たちと羊飼いの少女の風景がデザインされていた。
こののどかな風景は喫煙ルームとどんな関係が?
と尋ねてみたがそれはちょっと分からないようだった。 -
テラスへのドア
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こちらは二階の「美術の間」と呼ばれていた部屋。
この部屋は美術品を飾り、鑑賞する部屋だったとか。 -
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そしてこちらは客室。
当時はこの辺りには宿泊する施設がなかったため、こちらの迎賓館は宿泊施設を兼ねたものだったそうで国内外の賓客が訪れた。 -
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そして二階から三階へ上がる階段。
ふすまが見え、障子がはられているこのお部屋は和室のようだが非公開の為見せてはいただけなかった。 -
廊下の片隅にあったステンドグラスが美しいドア。
トイレかなにか?!
と開けてみると -
小さな部屋に新しくキッチンが取り付けられていたが、こちらの窓にもこんなステンドグラスを発見できた。
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こちらは二階のトイレ。
ここにもやはり暖炉が。 -
トイレのシャンデリア
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こちらも客室。
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こちらも客室。
客室は三つあり、それぞれ内装などの雰囲気が違っていて贅が尽くされている。
こちらの部屋も繊細で華麗な天井装飾とシャンデリアがすばらしい〜
それぞれの部屋の照明、家具、暖炉などなど見どころは尽きず・・ -
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客室からの眺め。
本当に見どころがいっぱいの長楽館だった。
この日は五条楽園の散策に始まり、五龍閣のカフェでランチ、そして長楽館と一日で消化するにはもったいないような?取り合わせで身も心も満足感に浸りながら帰途へついた。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ぬいぬいさん 2010/03/07 10:25:15
- やっぱり中を見ないといけませんね
- まゆままさん おはようござます
週末晴れていれば京都にでも行こうかなと思っていましたが、今週は生憎の雨。
久々に家でのんびりしています。
長楽館
清水寺に行くたびに、いつも目の前を通って眺めているのですが、実は中に入ったことがまだなかったんです。
中も素晴らしいですね。
桜の季節に京都へ行こうと考えていますが、そのときは必ず見に行きます。
- まゆままさん からの返信 2010/03/07 21:36:52
- RE: やっぱり中を見ないといけませんね
- ぬいぬいさん、こんばんは!
ぬいぬいさんは週末は珍しく?家でのんびりされましたか。
今日はさすがに雨で寒かったので家にいて正解でしたね。
長楽館、外観だけでは想像できないようなバラエティーに富んだ内装が
魅力の館でした。
アジアのたばこ王なだけにアジア風の内装の喫煙室を館の中心に持ってきた
というところも面白いなあ〜と。
ぜひ今度京都へ来られる際には内部にも立ち寄ってみてください〜
長楽館一つだけでも何軒も建物巡りをしたかのような充実感が持てる気がしました。
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