2009/04/26 - 2009/05/05
12位(同エリア54件中)
麻由さん
今回の旅で、一番悩んだのがこれ。モロッコへ、どのように行こうかということ。
自分で行くよりツアーの方が安いようだけど、
以前にもバックパッカーで旅したことのあるモロッコ。
何となくツアーじゃつまらない(というよりツアーは苦手)。
グランタクシーに乗ったり、好きなように町を歩いたりしたい。
ということで、セウタ経由でティトゥアンへ行く予定にしていた。
でも昨日アルヘシラスに来て、ホテルで紹介されたツアー。
ティトゥアンもタンジェにも連れていってくれると言うではないですか。
ホテルからフェリー乗り場までのタクシーも込みで60ユーロ。
フェリー代より安いし、まあ今回のモロッコはおまけ程度だし…
ということで、ティトゥアン&タンジェ1dayツアーに決定~♪
♪09'GWスペインの旅・スケジュール♪
4/26 出国・マドリード→トレドへ(トレド泊)
http://4travel.jp/travelogue/10334052
4/27 コンスエグラ・トレド観光 (トレド泊)
http://4travel.jp/travelogue/10334722
4/28 AVEにてマラガ経由でグラナダへ(グラナダ泊)
http://4travel.jp/travelogue/10334443
http://4travel.jp/travelogue/10334446
4/29 グラナダ観光後、ネルハへ(ネルハ泊)
http://4travel.jp/travelogue/10334453
http://4travel.jp/travelogue/10334457
4/30 フリヒリアナ散策(ネルハ泊)
http://4travel.jp/travelogue/10334458
5/1 ネルハ→アルへシラス、ジブラルタル観光(アルへ泊)
http://4travel.jp/travelogue/10334460
http://4travel.jp/travelogue/10340930
5/2 モロッコ1dayツアー(アルヘ泊)
http://4travel.jp/travelogue/10334466
5/3 アルヘ→マラガ、マラガ散策(マラガ泊)
http://4travel.jp/travelogue/10335022
5/4 帰国の途へ
5/5 日本着
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昨日は暑さでここまで来るのを断念した、アフリカ大陸行きのフェリー乗り場。今日はかなり風が強くて曇りがち。ずいぶんと待たされたけど、約束どおりタクシーで連れてきてもらえました。
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入り口を入るとこんな感じ。いろんな会社のチケット売り場がある。ちなみにどこも値段は一緒らしく、自分の乗りたい時間のフェリーが出る会社で、買えばいいらしい。私たちは今日はツアーなのでこの列に並びます。
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どうやら10時発のフェリーらしい。いかにもツアーなシールを胸に貼り、2階に上がり、入国用の書類を記入します。
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いよいよ乗り込んだフェリーの中。思ったより広くて立派。軽食が売っているお店もあるし、お土産屋さん風の売店もあった。普段なら断然外派な私たちだけど、あまりの強風にちょっと躊躇。とりあえず席に着いてみる。
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出発して少しして、やっぱり外が気になり出てみることにした。ジブラルタルが見えます。そしてなぜかターリクの山の上にだけ、ぶ厚ーい雲。
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ちょっとでも手を離したら本気で飛ばされそうなくらい、すごい風。目を開けるのも困難。そして風が強いということは、船も揺れるということ。どんどん揺れを増していくフェリー…。いったん中に戻ると、何だか一気に酔ってしまった私。これまでの数十回の旅行の中で、これほどつらいかったことはないと断言できるほどのひどい船酔い…夫は何ともないらしい。
そんな私を乗せて、フェリーは何事もないように、ジブラルタル海峡を渡ってゆきます。 -
セウタに到着。いつの間にか、私も夫も寝てしまっていたみたい。地獄のような船旅がようやく終わった…。本当にタンジェ行きのフェリーにしなくてよかったと心の底から思いました。約2時間これでは、もう今日という日が終ったも同然。揺れが体にしみついたのか、ぐるぐると回る感じが取れない〜
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船を降り、ここからは現地ガイドにバトンタッチ。しばし自由時間ということで、下の階に降りてうろうろしてみたりする。ちょっと気を抜くと、売り子にからまれるので要注意です。メキシコ人カップルの男の子がさっそくつかまっていました。
まだ酔いの抜け切らない私。風に当たるため、いったん外に出てみけど、強風過ぎてすぐに引き返す。 -
どうやらバスが遅れているらしい。どういう仕組みかよくわからないけど、お詫びなのか、端っこにあるお店で、好きな物を飲んでいいと言う。お決まりのカフェ・コン・レチェ。店内はもういっぱいだったので、ベンチで飲みます。あったまる〜☆
ふと横を見ると、隣の外人さんが食べているドリトスが、ものすごーくおいしそうに見える。思いっきりまねっこだけれど、私たちもドリトスを購入♪ -
ようやくバスが到着!食べ終らないドリトス片手に私たちも乗り込みます。メンバーは国際色豊か。スペイン人はもちろん、ポルトガル人、メキシコ人、アメリカ人などなど。私たちの他にも2組、日本人がいました。総勢30人くらいはいるのかな。10分くらい走って、国境を越えていきます♪
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ここからはモロッコ。3年ぶりのモロッコ入国です!
グランタクシーがいっぱい止まっていました。自分たちで行ってたとしたら、ここで乗ればよかったのね。思ったよりいーっぱい止まってるので、困ることはなかったのかな、という感じだった。 -
すっかり寝てしまい、気づいたらティトゥアン到着!どこの門かわからないけど、寝ぼけた頭でとりあえず着いていく。
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ぞろぞろと、みんなで歩いていく。ちょっと気を抜くとはぐれそうなので、好きなところで足を止めてもいられない。
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こんな光景、フェズでも見たな。懐かしい。このお店とは別のところだけど、首のない鳥が何羽もつる下がっていたり、なかなか日本では見れない光景ばかり。
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魚のお店は以前行った町のメディナでは見たことのないかも。まったく記憶にないなー。フェズもマラケシュも、かなり内陸の町だからね。
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ここで何やらいったん足を止めてガイドさんが説明をしてたけれど、出遅れたためまったく聴こえず。あきらめて、今がチャンスとばかりに、一人でちょっとうろうろしてみる。「手つかずのメディナ」というけど、まさにそのとおりの雰囲気。庶民のスークといった感じ。町によって全然違うんだな、と思った。
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グラナダ陥落の後、多くのイスラム教徒が逃げ込んできたというティトゥアン。当時の様子を想像しようとしても、今とそう変わらないような気がする。やっぱりここは、その頃の雰囲気を残すメディナなのかな。ただ残念なのは、やっぱりツアーだとここの良さを十分に感じられないこと。こういうメディナは、気の向くままにうろうろして、時には自分が今どこにいるのかわからなくなったりして。気になるお店で足を止めて、地元の人とふれあって、庶民的なお店で地元の人に混ざってご飯を食べて。そうしてこそ味わえることがいっぱいあると思う。この後、少しでも自由行動があることを祈ります!
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パン屋さんらしい。ガスは使っていないと言っていた。石釜かしら。
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アラビアパンは素朴だけど本当においしい。タジンのスープをつけたり、何かを挟んで食べたり。パンを見てたら、お腹がすいてきた。そろそろランチかな?
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モスクなのかな?集団の先頭の方で、説明をしているのかもしれないけど、ゆっくり見ながら歩いていると、必然的に列の後ろになり何も聞こえず。入り口のドアも、タイルがとってもきれいだった。このあと絨毯屋に連れて行かれ、ランチにはありつけず…。いつも気ままに旅をしているだけに、ツアーに対する不満がつのりはじめます…。
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絨毯屋、みやげ物屋を経て、ようやく待ちわびたランチです。いかにも観光客用の大きなレストランだけど、タイルもランプもとてもステキ♪
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ちょうど目の前が楽器隊(?)という席だった。ちょっとどんな音楽だったかは忘れてしまったけど、演奏を聴きながら食べれます。(でもずっと演奏してるわけじゃないけど)
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アラビアパン・ハリラ・クスクス・カバブかな?それに、ちょっとカサカサとした懐かしい感じのお菓子。ミントティーがつきました。味はよそ行きな味、ツアーのレストラン風というか。モロッコの味を知っているだけにちょっと残念だし、しかも私、タジンが食べたかったのです。食べ終わっても好きなように外に行けず、不満げな私をなだめる夫。
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ようやく外に出れたけど、もうティトゥアンを去らなければなりません。カスバからのティトゥアンの町も見てみたかったし、王宮やハッサン2世広場も見てみたかったな。バスの中では出発が遅れたけど予定どおり回ると言ってはいたけど、だいぶ駆け足だったし、省かれたところもあるんじゃ…。
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モスクみたいな建物のあるティトゥアンのバスターミナルを通り過ぎる頃、通路をはさんで隣に座っている日本人夫婦に、ものすごーくびっくりすることを聞かれた。
「ところで、さっきいた町は何ていう町だったんですか?」
えっ…? -
「ティトゥアンですよね…?」とりあえず答えてみる。「え?ティトゥアン?そういう町だったんですか。タンジェではなさそうだと思ってたんですけど。」と…。世界遺産の町ティトゥアン。ガイドさんも今日のルートを何度も言っていたのに。英語がわからないのかしら、と思ったけど「僕たちはドイツから来ました」と言っている。自分で申し込んだツアーじゃないのかな?なぞなぞでした。
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モロッコの湖(?)。初めて見ました!!!車窓からのこういう風景は、自力でティトゥアンだけに行ったのでは見ることができなかった景色のはず。
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眠っていたら夫に起された。「あそこだよ!」と。目を開けると、私の大好きな番組「世界ふれあい街歩き」で見たあの光景ではないですかっ!!しかしここでは下車できず、世界ふれあい街歩きのようにはいかず。でも見れただけでもうれしい!!
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グラン・ソッコ。何となくこのわくわくする雰囲気。私、タンジェ好きかも。グラン・ソッコからメディナに入っていきます。
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オリーブ。タンジェのスークは今日行ったティトゥアンとも、以前に行ったマラケシュやフェズともまたひと味違う。何ていうか、出入りが多そうというか、国際的というか流動的といか、うまく表現できないけれど違うなと思った。
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こんな風に、ヨーロッパ的な建物も多い感じ。でも行き交う人々はアラブ。そんなアンバランスさが、不思議でおもしろい町でした。ちなみにタンジェでアラビックなランプをゲット♪
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他のメディナとの違いは噂どおりの客引き。私が前にマラケシュで買った木製のラクダ。1匹3ユーロという声が聞こえる。高すぎます…いくらか忘れてしまったけど、相当値切って買ったもん。基本的に無視していればいいので、こういう客引きは全然気にならないのだけど、スペインからモロッコへ行く人で、どっちかだったら、これが嫌な人はティトゥアンの方がオススメかも。けっこう激しかったから。
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タンジェはあっという間に終わり、セウタ経由でアルヘシラスへ戻ります。バスの車窓からは、ラクダも見れた。昨日はヨーロッパ側から見た地中海に沈む夕日、今日はアフリカ大陸側から見ることができました。ツアーで窮屈な部分は確かにあったけど、自力で行ったのでは見れなかったであろう景色を、たくさん見れたことも事実。ティトゥアンとタンジェ、どちらの雰囲気も味わえたし。満足満足♪
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さよなら、セウタ。朝の船酔いの悪夢のせいで、かなり気がかりだった帰りのフェリー。行きよりも新しいフェリー&風も穏やか。一緒のツアーだったメキシコ人カップルが、2人で写真を撮るのに苦戦しているようだったので「撮りますよ」と声をかけられるほど、余裕の船旅でした♪
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アルヘシラスに戻ってきて、遅めの夕食を買ってホテルへ戻る。マリーナ通りのホテル、アル・マルのところを入ったところにあったお店。ここで適当に指差しでサンドイッチを購入。そしてホテルに戻ると、私たちの部屋に異変が…!まさか…掃除が…?!昨夜、あの素敵なバスルームを洗濯物(主に下着…)でいっぱいにした私たち。それはもちろんそのままだったものの、新しいタオル&きれいになっているバスルーム。そして、ベッドの上に脱ぎっぱなしのマイパジャマも、きれいにたたんでありました…。ムチャス グラシアス…。
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気を取り直して、まだ温かいサンドイッチを食べる。これがまさにモロッコのフェズで食べた味で感動!!野菜もお肉も本当にたっぷりで、ソースも美味。全く言葉は通じないけど、お店のお兄さんたちもすごくテキパキとしていて、何よりとーっても親切でした。
スペインの旅も、明日のマラガが最後の目的地。9時のバスだから寝坊しないようにしないとっ!
「マラガの休日」につづく…
http://4travel.jp/traveler/mayu1210/album/10335022/
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この旅行記へのコメント (4)
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- むんさん 2010/04/04 22:08:51
- モロッコへの日帰り旅行!
- 麻由さん、こんばんは!
モロッコ旅行記にお邪魔します〜。
なんとスペインから日帰りでモロッコに行かれたんですね〜。
こんなことが可能ということ、麻由さんの旅行記で
初めて知りました。
そうですよね。ヨーロッパとアフリカ。
地中海を挟んでいると言っても、
距離的には近いんですものね〜。
スペインとは全く違った雰囲気に包まれたモロッコの街々。
充実&感動の1日となられましたね。
- 麻由さん からの返信 2010/04/05 19:02:51
- RE: モロッコへの日帰り旅行!
- むんさん
書き込みありがとうございます!
そうなんです。
以前モロッコ旅行中に知り合った日本人の方から教えてもらいました。
今回スペインへ行く際に、夫がアフリカ大陸未上陸だったことと、
ジブラルタル海峡を渡ってみたいというのもあり、
強行スケジュールですが行ってきました♪
スペインとは全然違って、以前行ったモロッコの街とも違って、
とてもいい経験ができました^^
麻由
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- すぱーくりんぐさん 2009/06/09 08:30:40
- 麻由さん、こんにちは
- 掲示板への書き込み、ありがとうございます。
遠慮していたのだけど、私も書き込みさせて下さい。(^_^)
麻由さんの旅行記を見ていて、「あっ、私がいるーーー!」と叫んでしまいました。(笑)
この不思議な感じ、本当に貴重な体験です。
食事の時に出たミントティー、本場の味ってあんな感じですか?
以前、日本で行ったモロッコ料理のお店では、もっとミントがグラスにびっしり入っていて、すーっとするのに甘くて(今回のはただ甘いだけ)美味しかった記憶があるのですが……。
私はアメリカ人ばかりのテーブルだったのですが、食事中はブーイングがすごかったです。(苦笑)
旅慣れた雰囲気の麻由さんと、ややお疲れ気味のご主人。
この雰囲気がうちの場合は完全に逆で、読んでいて本当に楽しいです。
スペインに限らず、これからの旅行記も楽しみにしています。
- 麻由さん からの返信 2009/06/09 21:44:22
- すぱーくりんぐさんへ
- こんばんは!
ずっと書き込みしたいと思いつつ、なかなか出来なかったのですが、
昨日、ついにさせていただきました^^
遠慮せず書き込んでしまいました♪
そう、きっと私の旅行記に、よーく見ると、
すぱーくりんぐさん夫妻が写っているのです。
(顔わからないしと思って、載せてしまいました。ごめんなさい!)
まさかあの時はこんなところで再会するとは思いませんでした。
みつけてメッセージを下さった、スパークリングさんのおかげで、
私の方こそ貴重で不思議な経験をさせていただきました^^
ミントティーはスパークリングさんのおっしゃるとおり、
モロッコでもミントがギュウギュウに入っていて、
甘いけどすーっとして、とってもおいしい飲み物でした。
あれはニセモノでしたね(笑)
私たちのテーブルは、お父さんが迷子になった(笑)アメリカ人一家、
ポルトガル人夫婦でしたが、パンの消費がすごかったです。
アメリカ人は、最後の飲み物代の徴収の時に、
「ツアー代に入っていないのか?」とゴネて最初は拒否し、
ガイドさんが説明し納得したようで「それなら払う」と払っていました(笑)。
またすぱーくりんぐさんの旅行記、ゆっくり見せていただきますね^^
続き、楽しみにしています♪
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