2008/11/22 - 2008/11/24
456位(同エリア1087件中)
まゆままさん
今回マジョリカタイルを作ってみようと思った時に参考にしていたのはタイル関係が充実したINAX出版の本やINAXの世界のタイル博物館のHP。
世界のタイル博物館は開館当時一度訪れたことがあったのだが、この博物館に所蔵されてるタイルのコレクターでもあり、日本タイル史を切り開いたと言われる山本正之さんの話を読んで、この方が世界中から集められたタイルをあらためて見てみたい、と再び訪れることにした。
ちょうど以前にはなかった子ども向けの施設「土・どろんこ館」という新しい施設も加わったということで、これは家族で行くにはうってつけ!
子どもたちはそこで「光るどろだんご作り」に挑戦することに。
他にも建物が登録有形文化財に指定されている大正10年築窯の石炭窯窯のある建物を資料館とした展示室には今はなき解体されてしまった近代建築の一部分であるテラコッタ装飾などの展示もあり・・・
私にとっては好きなやきもののタイルと建築装飾のと両方が楽しめる興味深いところで・・INAXライブミュージアムを大満喫した。
参考:「世界のタイル・日本のタイル」INAX出版
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INAXライブミュージアムへやって来た。
ここは世界のタイル博物館、窯のある広場・資料館、土・どろんこ館、陶楽工房からなる複合ミュージアム。
館内だけでなく敷地内にはさまざまなタイルや煉瓦が多用され、隅々までみどころの多い施設だ。 -
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世界のタイル博物館
ここではタイル研究家・山本正之氏から常滑市へ寄贈された約6000点のタイルをINAXが公開(常時約1000点の公開)している。
山本氏は、長くタイルの販売と施工業に携わり、タイル施工の革新のために世界中を巡り、タイルと関連の資料を精力的に収集し研究してこられた方。
INAX出版の「世界のタイル・日本のタイル」という本に載せられていた山本正之氏の軌跡を読んでこの方のタイルに賭ける熱い思いを知り、あらためて山本氏の審美眼で集められたコレクションを見てみたい、とやってきたのだった。 -
博物館へ入るとまず目に飛び込んでくるブルーのアーチと床の象嵌のタイル。
入り口アーチは中近東のイメージカラー「トルコ石ブルー」を現在の技術で再現したもの。 -
床には象嵌タイルをパターン張りし、明治40年に建てられた旧E.H.ハンター邸の玄関の床に用いられたタイルを元に再現されたのだそう。
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1階の常設展示ではこれまで人間が作り上げてきた時代別の装飾タイル空間が再現されている。
紀元前3500年のメソポタミアでは、土壁を美しく見せるため「クレイペグ」と呼ばれる頭部を着色した円錐形のやきものを並べて幾何学模様を描いていたそう。
約5万本のクレイペグを当時と同じように一つ一つ手作りし、モザイク模様を土壁に再現したもの。
このモザイク模様の再現はINAXの社員や家族によるボランティアが制作したのだとか。
今から5500年もの前の人々がこんな装飾空間を作り上げていたとは〜〜ちょっと信じられないような・・ -
世界最古のジュセル王の階段ピラミッドの地下通路にある扉。
王の復活を願うトルコブルーの陶磁器片は、世界最古のタイルといわれている。 -
産業革命によって中産階級が富を得て、タイルを豊かに使い始めたころ、
イギリスのヴィクトリアンタイルを用いたパブに見立てた空間。
アールヌーヴォー様式を取り入れた彩り豊かなビクトリアン・タイルは公共の建物から市民の住宅まで広く使われるようになった。 -
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2階へ上がる階段も凝ったタイル張りになっている。
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2階にはコレクションの中から各国のタイル約1000点が展示されている。
フロアーに敷かれた象嵌タイルも美しい。 -
イランの13〜14世紀頃に製作されたラスター彩星型タイルと青釉十字形タイル
イスラム教の偶像崇拝の禁止によりイスラーム建築には多様な幾何学文が考案され発達し、幾何学文の連続と反復によって壁面が埋め尽くされた。
この星型の玉虫色に輝くラスター彩のタイルの技術の復元は現在でも難しいのだそう。 -
何百年を経ても色あせないこのトルコブルーがとてもきれい。
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偶像崇拝が禁じられたイスラム教だったが、宮殿など私的空間では人物を描いたタイルもみられるようになった。
これは物語の一場面を描いた組絵タイル。 -
14世紀〜17世紀後半に栄えたオスマン・トルコの窯業地、イズニックで作られたイズニック・タイル。
中国の染付の影響を受け、更に独自に発展した。
鮮やかな赤色を用いた花文様などが典型だそう。 -
型を使い、輪郭を残して文様部分を凹ませ、この凹部に色釉を詰めて焼成するクエンカ技法で作られたタイル。16世紀スペイン
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17〜18世紀に栄えたイランの窯業地、クムの産で、カスピ海西岸のクバチという都市からこの種のタイルが多く出土したのでクバチ手とよばれる。
さまざまな色の顔料を用いて文様を描き、透明釉を掛けて焼成された。 -
油性の顔料で輪郭を描いたのち、各面を色釉で塗りつぶして焼成したクエルダセカ。
顔料は燃えてしまうため、輪郭線が色釉の部分より凹んだ状態で残る。 -
18世紀頃に製作されたオランダのマンガン彩タイル。
聖書の一場面が描かれている。 -
17世紀頃のオランダのタイル。
白地のタイルの中央にコバルトブルーの単色で動物が描かれている。
人物や動物と並んでオランダならではの風車や船などの風景も好まれたモチーフだったそう。
この単色の使用は中国から輸入された染付の影響といわれている。 -
粗めの陶胎に錫ゆうで化粧掛けし、色絵を施したスパニッシュマジョリカタイル
17〜18世紀のもの。 -
着色した粘土を埋め込んだ象嵌タイル。
イギリスの象嵌タイルの起源は中世まで遡り、19世紀に展開したアーツ・アンド・クラフツ運動のもとでも中世に倣って多くの象嵌タイルが作られた。
耐久性があるので主に床材などに使われた。 -
銅版転写は18世紀半ばにイギリスで確立したタイル絵付けの技術で、色釉で図案を刷り込んだ転写紙を、タイルに貼り付けて焼成して作られた。
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釉薬の濃淡が素敵だな〜と思わせる単彩レリーフタイル。
鉛釉に銅、コバルト、鉄の金属化合物を入れ、それぞれ緑、青、茶の透明感のある色調が出されている。 -
単彩レリーフタイル
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二色以上の色を用いた多彩レリーフタイル。
スペイン系由のイスラーム陶器やタイルを源流とする15〜16世紀のイタリアの色絵陶器のことをマジョリカというが、この再現の意味を込めて多彩レリーフタイルのことをマジョリカタイルという。 -
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チューブライニングタイルは釉が混じり合わないよう、稜線を立てて色面を分割する技法。
クエンカ技法が起源といわれている。 -
日本のヴィクトリアンタイル(和製マジョリカタイル)は幕末から明治時代以降、洋風建築の内装などにタイルが使われ始め、当初はイギリスからの輸入品が主流だったが明治41年乾式成形法の確立を機に近代的な国産タイル製造が本格化した。
イギリスのビクトリアンタイルを真似て作られたものだが、市松模様なんかもあったり、色合いもなんとなく和風テイストが加わって、しみじみいいな〜と思える・・
私が真似たデザインのも発見。 -
和製マジョリカタイル
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和製マジョリカタイル
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19世紀末イギリスで起こった手仕事に芸術的価値を求めるアーツ・アンド・クラフツ運動を代表するタイルデザイナー、ウィリアム・ド・モーガンは独自のタイル素地を自作して手書きの絵付けを行った。
当時主流だった乾式製法に比べると手間がかかるため、一般の住宅で使用するには高価すぎるものだったそう。 -
タイルの裏面の様々な凸凹加工は壁面や床面との接着をより強固にするためのものだが
縞や格子模様などさまざまなデザインが美しい。 -
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そして隣接する「窯のある広場・資料館」へ。
この建物の中には大正10年築窯の倒焔式石炭窯があり、煙突、窯、建物共に登録有形文化財となっている。
1階にはテラコッタの展示、2階には染付古便器などの展示が。 -
このステンドグラスの表示板もおしゃれ。
地面に映し出される色付の影もかわいい! -
広場には夜になるとほのかに灯りが照らし出されるという鍛鉄作家の照明がおかれている。
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同じく照明。
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窯のある資料館内にある倒焔式石炭窯。
窯の壁面の耐火煉瓦には製品を焼く時に使用した塩釉が繰り返し付着したため徐々に飴色に変化してとてもいい感じの色合いになっている。
当時は土管や焼酎瓶、クリンカータイル(せっ器質施釉床タイル)が製造されていた。 -
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日本で一番最初に作られた本格的なテラコッタは明治42年に武田五一設計による京都府立図書館に使われたこのテラコッタで、常滑で焼かれたものだそう。
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一階は明治・大正・昭和の洋風建築の外観を飾ってきたテラコッタの展示。
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大阪ビル1号館の獣顔のテラコッタ。
やはり上に取り付けられていたものだからか、目線が下向きでかなり恐い。 -
新橋演舞場
大正14年 -
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旧帝国ホテルのテラコッタタイルのINAXによる復元品。
当初の帝国ホテル旧本館の内外壁用に使用されたタイルも知多半島南部の粘土を用いて作られたそう。
F.L.ライトはこの常滑に帝国ホテル直営のレンガ製作所を置いて、大正7〜10年の間に250万個のスクラッチタイル、150万個の穴抜け煉瓦、そして数万個の装飾タイルを生産。
その煉瓦製作所が現INAXの前身なのだそう。 -
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朝日生命館のランタン天蓋
ロマネスク風の装飾が細やか。 -
ヴォーリズの大同生命ビルに使われたテラコッタ。
アメリカからの輸入品。 -
二階は明治から大正時代にかけて製作された花鳥文の絵付けを施した陶磁製の小便器、大便器、尿瓶、おまるなどの各種古便器の展示。
とても便器とは思えない優雅な絵付けがされている。 -
織部のデザインの便器&スリッパも面白い。
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漆塗りの木製おまるが風流・・
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窯のある資料館隣にあるのは温度分布のついたトンネル状の部屋の中を、台車に積まれたタイルが少しずつ移動しながら熱を受取焼きあがっていく連続焼成のトンネル窯。
均質なタイルを大量に供給できるように考案された。
INAXの外装壁タイルを焼造していた伊賀上野にあるトンネル窯が部分移築されたもの。 -
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そして、「土・どろんこ館」へ。
私がタイル博物館、資料館と見学してる間、子供たちはここで「光るどろだんご作り」をしていた。
ここはいろいろな体験教室やワークショップに参加できる施設なのだが、内側にも外側にも土をふんだんに使って作り上げたというこの建物自体も見どころの一つ。
建物の前庭は土がむき出しになっていて自然な感じ。
夏にはここにどろ田が作られどろんこ広場なども開催されているそう。 -
「土・どろんこ館」の建物を取り囲むように築かれた擁壁は、採掘したままの常滑の「はがね土」が用いられ、建物外壁は鉄筋コンクリート壁にもたれかけさせる形で石灰と砂を配合した土を突き固め、積み上げられているそう。
この擁壁は駐車場に面していたが、車から降りてきた時に、ぬくもりのあるやわらかい雰囲気を感じた。 -
型枠に入れた土を押して固め、それを層状にして構造体を造る版築工法で建てられたこの外壁は30〜80cmの厚みを持つ。
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どろだんご作りなどワークショップが行われるスペース。
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受付横には、「常滑大壁」と名づけられた壁が美しい曲線を描きながら大空間に広がっている。
難易度の高い左官技術で仕上げられているのだそう。 -
「小あがり」は土を石灰やセメントなどと混ぜて突き固めた、高さ30cmほどの“三和土(たたき)”でできており、寝転がってくつろげるところ。
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「小あがり」に置かれていたのは世界一大きな「光るどろだんご」
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水場には水色のガラスタイルが
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トイレ入口前の壁は、砂目の多い石灰でパターンをつけ、鏝(こて)で磨きあげた、赤や黒のイタリア磨きでできている。
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男性用は森を、女性用は水をイメージしたというトイレ。ここは女性用
壁や洗面台一面に色とりどりのモザイクタイルが張りめぐらされている。 -
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2階はロフトになっていて撮影禁止だったが百土箱の部屋と呼ばれ、たくさんの引き出しが!
いろいろな視点からみた土の世界を引き出しに詰め込み、土の多様性と魅力を紹介しているそう。
何が入ってるんだろう?と引き出しを開けるワクワク感が楽しい! -
階段部分の日干し煉瓦はワークショップで参加した子供たちと共に作り上げられたもの。
この煉瓦も温かみがあっていい感じ。 -
常滑の風景をイメージした鍛鉄の格子が入れられた入り口のドア。
土・どろんこ館はどこも凝った手仕事がなされた建物で、手作りのあたたかみと土のやわらかさが感じられるよい建物だった。
土でできた建物だけに、これで完成というわけではなく今後も自然の力による仕上げが徐々に始まっていくということで、何年後かにこの建物がどんな風になっているのか?再び見に訪れてみたいなあ・・ -
そして子供たちにとってはここでのメインイベント、「光るどろだんご作り」のワークショップ。
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でこぼこした粘土質の塊を荒削りで丸くした後、更にどろだんごを金属のわっかの上で転がし、凸凹を削り取って滑らかにしていく。
子供たちが作業してる間、私は隣のタイル博物館などへ・・
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1時間半ほどみっちり時間をかけてつやつやになったどろだんごに好きな色をつけて完成。
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娘作の青いどろだんご
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息子作の緑色のどろだんご
どろだんごは帰ってからもメンテナンス?が必要で、毎日さわることで光沢を保つことができるのだそう。
うちはもう既に放置状態のようだけど・・;
「光るどろだんご作り」は一人800円。 -
世界のタイル博物館横にあるとこなめトイレパーク。
公衆トイレとは思えないデザイン。
だが、トイレは鍵がかかっていた・・
今は使われてないのかなあ? -
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世界のタイル博物館へ再び訪れる発端となった自作のマジョリカタイル。
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石こうを彫り、粘土でかたどった後、素焼き、そして釉薬を塗り分けて再度焼く、という手作業の末
生まれたタイル。
一見、簡単そうで意外と手間がかかっててこずった・・
最初にマジョリカタイルを手作業で作った人もこんな風に作っていたのかなあ?とふと考えてしまう。 -
しばらく新聞紙にくるまれて眠っていたタイル。
この度、友人である木工の達人Cさんの助けを借り、苦労を重ねて?マガジンラックを製作!
その天板にタイルをはめてみた。
2009.6.30
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この旅行記へのコメント (14)
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- ゆういちろうさん 2009/05/15 21:45:43
- はじめまして!
- まゆままさん はじめまして!
タイル関連の旅行記大変面白く、また驚きと感動で
一気に読んでしまいました。
モザイク浪漫館とタイル博物館には行きたいというよりか
絶対行かなければならない!!!という使命感を持ってしまいましたよ(笑)
タイルは味わいが深くて素敵ですよね。
私の旅行記にも鄙びた感じのタイルの写真をちょっとだけ載せています。
それと絵付けをした陶器製の便器の写真も。↓
http://4travel.jp/traveler/rossini/pict/15942770/
これは先日訪れた広島県竹原市の松阪邸にありました。
はじめて見た物でどういった謂れの物なのかと思っていましたが
まさか他のトラベラーさんの旅行記で再会出来るとは…。
これまた感動&まゆままさんの旅行記を見て目から鱗でした。
まゆままさんの旅行記はかなり奥が深そうですので
少しづつ拝見させて頂きたいと思います。
これからもどうぞ宜しくお願いします。
ゆういちろう
- まゆままさん からの返信 2009/05/15 22:08:54
- RE: はじめまして!
- ゆういちろうさん、はじめまして!
旅行記読んで頂きありがとうございます。
おまけにモザイク浪漫館とタイル博物館へ行かねばならない使命感?
まで持って頂いて・・
昔の手の込んだタイルは味わい深いものがありますよね。
今では出せない釉薬の色合いなども美しいです。
タイルがお好きでしたらよかったらこの淡路島のダントーのタイルも見てみてください〜
きれいなんです。
http://4travel.jp/traveler/mayumama/album/10299260/
ゆういちろうさんの竹原の松坂邸の染付けの便器も見せてもらいました。
便器なのにのこ華麗な装飾がすごいですよね。
風流ですよね。
竹原はまだ行ったことのない町なので、又ゆっくり旅行記拝見させて頂きます。
こちらこそよろしくお願いします。
- ゆういちろうさん からの返信 2009/05/16 23:52:16
- こんにちは
- 淡路島の旅行記も拝見させて頂きました。ありがとうございます。
不勉強で恥ずかし限りですが
マジョリカタイルというのは、一枚一枚色を塗って行くのですか?
だとしたら物凄く手間がかかった製品ですよねぇ?
小さなタイルを組み合わせてデザインするのも大変だけど
マジョリカタイルを作るのも大変ですよね…。
タイルを含めて古いものに惹かれる事が多いのは
手作りの温か味を感じられるからなんでしょうね。
- まゆままさん からの返信 2009/05/17 15:18:17
- RE: はじめまして!
- 日本でマジョリカタイルというのは多色のレリーフタイルのことを言うそうですが、
一枚のタイルに一色一色手描きで塗り分けた手の込んだタイルなのです。
境界線で色が混じり合わないように昔はハンドクリームなどを使って
混じり合うのを防いだりもしたとかで・・
私も一度作ってみましたが、型を作るのにも色を塗り分けするのにも
やはり時間がかかりました。
今はもう需要もなく採算も合わないようなので製造はされてないようで残念ですね。
そうですよね、古いものには手の込んだ細工がされたものなど丁寧に作りこまれた手作りのすばらしさが感じられるものが多いですよね。
これからもそういうものを探して見ていきたいと思ってます〜
-
- wiz さん 2009/01/17 00:28:40
- タイル!タイル!
- まゆままさん、こんばんは♪
安藤忠雄のと、常滑のタイル博物館と、淡路島編と
いっきに(すいません・・・汗)拝見させてもらいました。
いやぁ〜タイル博物館、遊園地のように楽しいですね!
この旅行記、図鑑です、図鑑!
万華鏡をクルクル廻すがの如く次から次へと美しいタイル♪
ほんとに素晴らしいですね。 ここで世界一周気分味わえますね。
このタイル達が、例えば、ブダペストの応用博物館や
マーチャーシュ教会の屋根のように、実際
建物に使われたところを想像すると堪りませんね〜(笑)
イマドキの言葉で云えば・・・タイル萌え?!(苦笑)
このようなメソポタミア〜な土っぽい色合いもけっこう好きです。
トルコブルーも素敵だし、
英国ヴィクトリアンは格調高そうでかっこいい、
アート・アンド・クラフツ系も現地で一度見たいところだし・・・
スペインのはイエローが入ったりカラフルですよねー。
階段のところのタイルも素敵!
それぞれに民族的な色も出ていたりとても楽しいですね。
たくさん見せて頂き、ありがとうございました♪
wiz
- まゆままさん からの返信 2009/01/17 21:21:52
- RE: タイル!タイル!
- wizさん、こんばんは〜!
うわ〜・・旅行記丁寧に見ていただいたようで・・それぞれの旅行記に大量投票いただきどうもありがとうございました〜!
タイル博物館、たしかに万華鏡のようにいろんな色やデザインのタイルがあふれる楽しいところです〜ほんとに世界一周気分ですね!
小さなタイル一枚の中にもアールヌーヴォーやアールデコなどいろんなデザインが詰まっているので観ていて飽きませんよねー
ほんとは、建物や室内装飾に使われてる状態で見れるのが
一番うれしいですが、wizさんがおっしゃるように、使われてる状態を想像して観るのも楽しいかも〜
タイルは自分の好きな近代建築つながりでもあるし、今回は陶芸、やきもの方面からのアプローチでしたがやっぱりとても興味惹かれてしまうものです。
応用美術館やマーチャーシュ教会の屋根といえば、ジョルナイ工房ー!
昔観た時は建物全体像眺めるので十分満足してましたが、
今行ったらジョルナイのタイルやセラミック装飾をなめるように観察してそうです(笑)
P.S.昨日は興奮のあまり、ヘンなコメントしたかもです・・しかも投票するのも忘れたかも?
後で見直しに行きます・・
- wiz さん からの返信 2009/01/17 22:28:27
- RE: RE: タイル!タイル!
- > 一番うれしいですが、wizさんがおっしゃるように、使われてる状態を想像して観るのも楽しいかも〜
> 今行ったらジョルナイのタイルやセラミック装飾をなめるように観察してそうです(笑)
両方見れればサイコーですけど大変ですもんね〜(苦笑)
今冬私が旅行に行ったフランスのルーアンにもルーアン焼があって、
そこに陶器美術館があったり、パリ郊外にも陶磁器博物館があったので、
気になっていたんですけれど・・・ 結局時間が足りず行けませんでした〜(笑)
例えばタイルの横に、実際こういう感じ(の建物・・・モスクとか)で、
使われているんだ・・・とかの建物の写真があると想像が膨らむかもですね!
そういう写真はあったりしましたか〜?
wiz
- まゆままさん からの返信 2009/01/17 23:08:17
- RE: タイル!タイル!
- タイル博物館の一階の方は、実際にタイルが使われた形で再現されてたので
イメージが膨らみましたよ〜
wizさんが結構好き、って言われてたメソポタミアのクレイペグとか
ヴィクトリアンタイルでパブを再現とか、モスクの天井が再現されてたりとかで趣向が凝らされてました。
2階はそれぞれの国ごとのタイルの展示で、多くの種類のものが見れて満足でした。
そうそう資料館の方では解体されてしまった建物のテラコッタが面白かったです。
なかなか間近で見れないものなので・・やっぱりでかいなあ〜と。
INAXミュージアム、なかなか充実した美術館でしたよ〜
タイル関係の本はやっぱりINAX出版だし・・
- wiz さん からの返信 2009/01/17 23:50:23
- RE: RE: タイル!タイル!
- > タイル博物館の一階の方は、実際にタイルが使われた形で再現されてたので
> イメージが膨らみましたよ〜
> wizさんが結構好き、って言われてたメソポタミアのクレイペグとか
> ヴィクトリアンタイルでパブを再現とか、モスクの天井が再現されてたりとかで趣向が凝らされてました。
おぉ!そうなんですね!
たくさんは無理だけれど少しでも再現されていると
イメージが膨らんで嬉しいですね♪
ちょっと異国に飛んだ気分で!
> タイル関係の本はやっぱりINAX出版だし・・
昨夜、オークションで検索してしまいました(笑)
レヒネル・エデンの出版物もありますよねー!!
- まゆままさん からの返信 2009/01/18 21:26:37
- RE: タイル!タイル!
- レヒネル・エデンもありますよね♪
私は「ハンガリーの建築タイル紀行」の方、最近借りましたが・・
ああ、もう行くこともないんだろうなあ・・と思いつつ・・
これも結構面白かったです〜↓
水と風と光のタイル ―F.L.ライトがつくった土のデザイン
http://www.inax.co.jp/publish/book/detail/d_404.html
INAXの本、写真も充実してるのでいいですよね〜
本物を見に行きたくなる、という誘惑がツライですが・・
-
- スーポンドイツさん 2008/12/15 11:03:48
- 和風マジョリカタイル♪
- まゆままさん、素敵なタイルを作られましたね。日本的な優しい色合いと異文化の融合というか・・世界に一つのタイル!どこに飾られるのでしょう。
25年以上前になりますが、以前住んでいたところの台所の前が白い壁だったので、(油を防ぐ目的も兼ねて)タイルを張ろう!と大阪中のタイルメーカーを探しまわりました。日本のタイルは無地が多くて面白くない!結局輸入品を選びました。でも当時和製マジョリカタイルを知っていれば・・まゆままさんの作を選んでいたかも。手間がかかるということは今でも高いのかしら?
世界のタイル博物館では、バートンさんの青いイスラムの世界を思い出しました。タイルから入って、今私の夢はイラン・ウズベキスタンに飛んでいるのです。
INAXの建物、ガウディも真っ青〜!楽しくて、展示もいいですね。
前回の旅行記の風呂場や流し場の小さなタイルも懐かしかったけれど、今も生活に密着して生きていて、どんどん進化している!素晴らしいですね。
すーぽん
- まゆままさん からの返信 2008/12/15 21:07:27
- RE: 和風マジョリカタイル♪
- スーポンドイツさん、こんばんは〜!
書き込みどうもありがとうございます〜
実はまだタイルは新聞紙に包まれたままどこにも飾ってないんです・・
ここぞという場所がなく・・;
>当時和製マジョリカタイルを知っていれば・・まゆままさんの作を選んで>いたかも
お買い上げありがとうございます(笑)
マジョリカタイル、一色ずつ手作業で釉薬をのせていくという風に手間もかかるためか、たしか現在は製造されてないと聞きました。
アンティークのマジョリカタイルなら出回ってるようですね。
昔、日本で作られたものが東南アジアの方へ輸出されたりしていたそうなので向こうの骨董屋さんなんかにもあるのかもしれませんね〜
イスラムのタイルは装飾がほんとに豊かですよね!
トルコブルーという色合いもとても神秘的で美しいです。
日本は風土的にタイルはあまり発達しなかったようですが、やっぱり向こうはタイルの本場ですよね!
イスラムといえば昔トルコのトプカプ宮殿のハレムで見た、これでもかと隙間無く装飾で埋め尽くされていたタイルが圧巻で印象に残ってます。
INAXの土・どろんこ館は建物好きの私にとってはとても楽しかったです。
土でできた建物なだけに時間が経ってどんな風に味わいが増していくのだろうかと興味深いです。
-
- MILFLORESさん 2008/12/11 06:56:18
- おっ!!
- まゆままさん
またまた、MILFLORES専用の旅行記を・・・(笑) ありがとうございます。
イスラムタイル、八角の星型と十字型のあの組み合わせ、ああいうの面白くて面白くて ジーッと見つめて時間が経つのを忘れてしまいます。
白地に青のウサギや鹿の絵はオランダですか・・・?
その下のはスペインぽいけど、違うんでしょうね。。。
お手洗いの壁まで なんと楽しいこと!
そして、お子様のお作りになってる球。
どうしてあんなにちゃんと真ん丸なの?!
色づけはどうするのでしょう・・・
(コメントまで大人しく待ちますね。。。)
最後に、いよいよ4トラ・デビューですか、このタイルたち!!
自分で作ったようにすーごく嬉しいです♪
- まゆままさん からの返信 2008/12/11 16:05:12
- RE: おっ!!
- MILFLORESさん、私の旅行記に日参していただきどうもありがとうございます〜!
イスラームの幾何学文様は細かくて複雑でつい引き込まれてしまいますよね。
この星型と十字も何気ないようで、タイルとしてぴったりの収まり具合で?うまい!っとうなってしまいます。
>白地に青のウサギや鹿の絵はオランダですか・・・?
>その下のはスペインぽいけど、違うんでしょうね。。。
さすが、MILFLORESさん大当たり!です。
下のはスパニッシュマジョリカタイルですね。
スペインのものはやっぱり明るく軽やかですよね。
土・どろんこ館の建物はいろいろとみどころがあって、トイレもモザイクタイル貼りで壁も曲面でうねりがきかせてあります。
こういうのを見るとこれもやっぱりガウディに影響されてる?と思ってしまいます・・
泥団子作り、実は私は途中しか見てないんですが・・
どうもあの金属の筒がポイントのようです。
あの上に載せて削りながら転がしていくとだんだん丸くなめらかになっていくようですね。
マジョリカタイル、駄作ながらせっかくなので載せてみました〜
後四枚あるんですが、この前釉薬が薄かったところを重ね塗りして
焼き上がりを待っているところです。
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