2008/11/22 - 2008/11/24
141位(同エリア228件中)
まゆままさん
旅の最終日は雨の予報だったが、午前中はなんとかもちそうな様子だったので佐久島のアートを探訪することに。
高齢化と過疎化がすすむ佐久島では地域活性化を目指して「祭りとアート」をキーワードに島おこしされているようで、過去のアートプロジェクトによる作品が島内に常設展示として点在している。
そのアート作品を一つづつ探訪!
なんとなく不思議な空気に包まれた島・・
歩いているうちに島にあるもの全てがアートに見えてくる。
あれもアート?これもアート??
子供たちとアート探しを楽しんだ。
その後は高浜市のかわらミュージアムへ訪れる。
そしてこの旅、最後の締めに名古屋の知る人ぞ知る喫茶店「マウンテン」へ。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 船 自家用車 徒歩
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一色渡船場から佐久島の西港まで約20分の船旅。
運賃は片道大人800円、子ども400円。 -
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一色町のマンホール。
日本一の栽培面積を誇る町の花カーネーションがデザインされている。 -
出発してまもなく、雲行きが怪しくなってきた・・
これは海苔の養殖の風景なのだだそう。 -
西港に到着。
観光客はうち以外一組?地元の人もパラパラと降りる。 -
渡船場のすぐ近くには一番目のアートスポット、のぞき箱「宝船さちかぜ」が。
のぞき箱をのぞくと見えるのは想像の世界の佐久島だそう・・? -
三河湾の黒真珠と呼ばれる佐久島は黒い板壁を持つ家並みが独特の景観を作っている。
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これはたこを採る仕掛け?だそう。
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そして二つめのチェックポイントがある崇蓮寺境内へ。
この錆びたいすたちもアートなのか?!
妙な存在感を放っていた・・ -
真っ赤なケイトウの花が満開の境内
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「ガリバーの目」という作品
風景を巨人の視点に変えてしまうという装置らしいが・・
見方がよくわらかない・・ -
佐久島では昔から潮風から建物を守るために建物の板壁にはコールタールが塗られている。
真っ赤なケイトウと黒い壁の対比がきれい。 -
そしてここは佐久島弁天サロン。
古い民家を修復し、アート作品展示の場などに活用されている。
ここでお茶を頂き、一休み。 -
ここにものぞき箱「西港歓迎太鼓」が。
島の祭りに欠かせないという勇壮な佐久島太鼓。
島に来た人を歓迎する様子が見える。 -
弁天サロンの二階の窓から西港を眺める。
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弁天サロンで鍵を借りて、アート作品の大葉邸へ向かう。
このボロボロの穴あき具合がアートな?!小屋。 -
猫たちもあちこちでくつろいでいる。
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ガランとした人の気配が感じられない不思議な雰囲気の路地。
先へどんどん進んでいきたくなる。 -
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煉瓦で出来た弘法さんの祠。
島の中にはこんな祠が80ヶ所ほど残っているという。 -
そして大葉邸へやってきた。
大葉邸は築100年、空き屋になって50年の民家が一軒丸ごと作品化されている。
2002年から2007年まで5期に渡って制作された進化するアート作品なのだそう。 -
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弁天サロンでもらった大葉邸鑑賞の手引きと注意事項にしたがって鑑賞・・
この門も作品で、門に入る前に格子の間から見える風景を鑑賞とのこと。
門の隙間からのぞいた景色に期待が高まる。
そして中へ。 -
まずはお庭の鑑賞から。
50年も空き屋だったため、生い茂っていた笹を取り去り、海岸から石を拾って、一ヶ月、のべ160名のボランティアによって手作業で敷かれた石畳。
この瓦の塀もその時に作られたものだそう。 -
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黒い塀にいい具合に絡まる緑の蔦。
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庭には井戸も。
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そして鍵を開けて室内へ。
土間があり、土間の奥にはおくどさんが置かれている。
土間は学生ボランティアが日本古来の方法で打ったものだそう。
くどにはガラス作品が設置され、摩訶不思議モードを醸していた。 -
暗闇の中、靴を脱いで部屋へ上がる。
ここには水屋の作品が。
水屋の真ん中には繊細なガラス作品、そして引き出しを開けるとかつて大葉邸で実際に使用されていた
という食器類が作品と共に並ぶ。 -
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大葉邸に鍵を掛け、弁天サロンに返しに行って、次のアートスポットへ。
黒い板壁が独特の景観を作っている路地。 -
たまにはこんな鮮やかな花が咲き乱れていたりするのも不思議な感じ。
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ここは普通の民家のようだけど・・
なんか塀が全部瓦でできていてただならぬ雰囲気。 -
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郵便ポストまでが〜
瓦と一体化してる〜 -
次のアートスポットの海岸へ向かう道。
子供たちはずんずん先へ進んで行ってしまって見えなくなってしまった・・ -
のどかな農家の風景も見られたりして楽しい散策。
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海岸へ出た。
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アートスポットの「おひるねハウス」
ごろんと横になって三河湾ののんびりとした海の景色や波の音が体験できる。 -
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そして元来た道を引き返し、次なるスポットへ。
ほとんど人に出会わないのでちょっと不気味でもある・・ -
アートスポット「大和屋観音」
数年前に閉店した島の雑貨屋さん大和屋のレトロなショーケースの中に光り輝く観音さまが・・
島の子供たちをそっと見守っているのだそう。 -
この辺りの路地もとてもいい感じ。
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きれいなお花を咲かせている家々も多く、フラワーロードをしばらく歩く。
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次なるアートスポットは森の中に・・
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山道の途中には弘法さんの祠があちこちに点在。
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そしてやっと見つけた作品「空の水ー山」。
森の中に溶け込むチェーンでできた不思議なドーム。 -
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山を下り、再び海岸沿いに出てくる。
海食棚が美しい。 -
これは古びた小学校の校舎?
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大きな木の橋を渡ると
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アートスポット「カモメの駐車場」が。
この作品は風の方向を見るためのものでもある。 -
すぐ近くの浜ではほんとの鳥たちも集団で羽を休ませていた。
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しばらく海岸沿いを歩いた後、海の上の長い道を歩いた先の大島にあるアート「佐久島のお庭」へ。
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小道を伝って進んでいくと
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地面から巨大な顔を出す海神様が現れる。
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小道は島の人たちが使っていたお皿のモザイクでできている。
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佐久島をイメージした不思議な形の山
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お山の前には不思議な世界から飛んできた「弁天鳥」が。
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そしてお昼に元祖大アサリ丼のお店、鈴屋で佐久島の名物、大アサリ丼を食べることに。
大アサリ丼を食べたのは私だけだったが・・ -
たこのぶつ切りも新鮮で美味しい!
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最後に正念寺にある「海神さま」へ。
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釣りの神様なだけに頭に魚が載ってる・・
ちょうどアート巡りが終わった頃に雨が降り出してきた。
なんとかギリギリ雨に遭わずに済んでラッキーだった。
帰りは東港から船に乗り帰途に。
親子共々楽しい散策が出来た佐久島、。
アートで島おこし、なだけに昔訪れた瀬戸内海の直島に雰囲気が似てなくもない・・
が、ここはちょうど歩きで一周まわるには程よいコースなのがよかった。
佐久島の不思議アート、満喫できた! -
午後からは高浜市にある「やきものの里かわら美術館」へ。
高浜市は古くから窯業が盛んで、現在全国の瓦生産量日本一を誇る三州瓦の中心産地として栄えてきたところ。
小企画展で「日本瓦の文様展」が催されていて、ちょうど私たちが訪れた2時から学芸員によるギャラリートークがある、というので参加した。
瓦の文様は蓮華文、唐草文、巴文というのが主で意外とバリエーションが少ないんだなあと・・
かわら美術館にママ友のお兄さんが学芸員をしてる、というのを聞いていたのだが、
なんとこのギャラリートークを担当されてた学芸員さんがお兄さんだったらしく・・
後で確認してちょっとびっくりだった。 -
かわら美術館前にはこんな瓦でできたオブジェが点在するかわらの広場もあって、雨が土砂降りじゃなければ、この辺りも散策が楽しめたのに残念・・
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そして、この旅の最後の締めに前回、名古屋へ訪れた時、休業中で行けず悔しい思いをした「喫茶マウンテン」へ行くことに。
実は今回一日目の瀬戸の帰りに寄ったら満席で1時間以上はかかると言われあきらめたのだ。
なのでこの日は5時くらい着くように早めにマウンテンへ向かった。 -
ここの一押し?!甘口抹茶小倉スパ。
抹茶味のパスタに小倉あんと生クリームが乗っている。
甘口イチゴスパと迷いに迷って結局こっちにした。
私以外家族は不気味がって誰も食べようとしなかったので完食は無理だった・・
これってデザート?それとも食事??
店員さんに聞いてみると
これは一応、食事だということで・・
その店員さんはこの甘口抹茶小倉スパが好物でいつも一人で登頂(完食のこと)してるとのこと。
お客さんの登頂率は半々くらいらしい。
麺は太くて量は多いし、油はたっぷりだし・・
やっぱり一度食べれたらもういいかも。 -
これは「大人のお子様ランチ」
フライドライスの上に、ソーセージやハンバーグで顔が作られていて、見た目も味もごく普通だった。 -
カルボエグはカルボナーラ風のパスタ。
せっかくマウンテンまで来たんだから、普段食べれないような、サボテンスパとかイカスミぞうすいとか名前だけではどんなメニューなのかさっぱりわからないような、マカライスペスカドとかフレサラとかテリボジョピラフとか、それがダメならせめて、みそ煮込みスパくらいを頼んで冒険したかったのに・・私以外の家族は皆、食べ物に関しても超保守派なので得体の知れないものは断固拒否される・・ -
最後にデザートとしてカキ氷を頼むことになり・・
これも大もめ;
私はイカスミかグロセージャ?かマメイー?もしくはマンゴスペシャル(辛口)
くらいを頼んでみたかったのに、
イチゴがいい!という子どもたち・・
イチゴなんて、定番過ぎるだろー!
結局店員さんにおすすめを聞いて夕張メロンで妥協。
このカキ氷がとてつもなく大きい!
そして中にアイスが入っているのだ。 -
中のアイスを食べようとしたら雪崩をおこして、テーブル上はぐちゃぐちゃ・・
まるで雪と戯れてるかのような気分に。 -
前々日の混み具合は一体なんだったんだろう〜??
この日はガラ空きだった・・
こうしてやきもの、タイル、そしてアートの旅は最後はマウンテンで無事?幕を閉じた。
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この旅行記へのコメント (4)
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- ぬいぬいさん 2009/01/03 00:11:35
- 何とも言えない感じですね。
- まゆままさん こんばんは
明けましておめでとうございます。
こんなパスタ食べたくない、そんな感じがしますね。
年末より旅に出て、関西学院大学と神戸女学院大学、年末の誰もいないキャンパスの中で一人独占状態で見てきました。神戸ではユニオンチャーチも行きましたが、ちょうどお昼時で満席で並んでいたため眺めただけでしたたが、その他神戸では、裏通りの名もない洋館を見て、門司や下関のレトロな街並み、長崎の大浦天主堂やグラバー邸などの明治時代の洋館など年末の旅も近代建築を満喫してきました。
少しずつのアップになりますがまたのぞいて見て下さい。
今年もよろしくお願いします。
- まゆままさん からの返信 2009/01/03 21:55:17
- RE: 何とも言えない感じですね。
- ぬいぬいさん、こんばんは!
あけましておめでとうございます。
> こんなパスタ食べたくない、そんな感じがしますね。
そ、そんな・・ばっさり切り捨てないでください〜
抹茶小倉パスタはお嫌いですか?
意外と美味しいかもしれませんよ。
ただ油っこくて量が多いんです。
年末の建築巡り旅、満喫して来られたんですね。
神戸女学院、気にしておられたのでちゃんと入れたのちょっと心配しておりましたが無事潜入できたようでよかったですね。
女子大生に怪しまれませんでしたか〜?!
あ、年末でひとけがなかったんでしたね・・
ユニオンチャーチも行かれましたか、門司や下関の建築も楽しみです。
長崎の大浦天主堂やグラバー邸はずいぶん昔に行ったことがあり懐かしい地なので、
又ぬいぬいさんの旅行記で見せていただくのが楽しみです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします!
-
- たらよろさん 2008/12/23 23:57:01
- 不思議な島
- こんばんわ〜
焼物の島、佐久島のアート館、本当にただならぬ雰囲気の
不思議な島ですね〜〜
ある意味不気味さも兼ね備えている感じ・・・
真っ黒な壁が綺麗なのか恐ろしいのか。
私的には、横溝正史とかの世界を感じてしまうのですが(笑)
大きくて真っ赤なケイトウの花がすごく印象的です。
あのビロード感のあるケイトウのお花って大好きです。
そしてそして“マウンテン”行ってこられたんですね(笑)
私は怖くて未だ行けずじまい。。。
旅行記を拝見してやっぱり怖い気持ちが増しました。
行けないかも〜〜〜(苦笑)
たらよろ
- まゆままさん からの返信 2008/12/24 21:55:09
- RE: 不思議な島
- たらよろさん、こんばんは〜
佐久島は特にやきものとは関係ないんですが、最終日天気が
もちそうだったので急遽行ってみようかということになりました。
あまり知られてないのか?わざわざここまで来る人はあまりいないのか?
三連休中だというのにほとんど観光客もおらず、
島の人たちもあまり見かけることなくシーーンと静まり返ってました。
でもそのおかげか?佐久島のアートが一層?際立って
ちょっとした探検気分で島の散策が楽しめましたよ。
マウンテン、私たちが頼んだのは結構ノーマルなメニューですので・・
この写真を見て恐れているようではやめておいた方が無難かも・・(笑)
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