2008/11/22 - 2008/11/24
232位(同エリア387件中)
まゆままさん
今回の宿泊は二泊とも半田で。
それはなんと素泊まり一人一泊1500円の超リーズナブルな宿、勤労福祉会館を発見したからだ。
(二泊目はデラックスしか空いてなかったがそれでも2500円)
子連れで泊まるには十分な宿で満足〜
半田運河沿いを歩くコースは朝の散歩には最適!
お酢の香りが漂うミツカンの蔵が立ち並ぶ運河沿いの早朝散歩を楽しみ、全国でも屈指の規模の煉瓦建築、半田赤レンガ建物や旧中埜家住宅(T'sCAFE)などの近代建築へも訪れることができた。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
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2日目の朝、一人で早朝散歩へ繰り出す。
阿久比川に沿って赤煉瓦の遊歩道を歩く。 -
赤煉瓦の遊歩道
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赤煉瓦の遊歩道を歩き終えると半田運河にさしかかった。
水面が静かで美しい半田運河。
水浴び?してる鳥も。 -
半田運河の裏手の通りを歩く。
半田は江戸時代から酒、みそ、酢などの醸造業で栄えた職人たちの町。
半田運河周辺には黒板囲いと白壁造りの蔵が並んでいる。
ここは国盛酒の文化館。
200年前の酒蔵を利用した建物で、1844年から続く酒造りの行程を再現している。
約10種類の日本酒の試飲もできるそう。 -
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半田運河の裏通りは蔵やお屋敷が立ち並ぶ静かな通り。
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この長い塀に囲まれたお屋敷は明治時代より廻船業と醸造業を営んでいた、ミツカンの創業者の中埜家の邸宅。
明治22年に建てられた中埜半六邸は敷地900坪の中に数奇屋造りの本宅をはじめ、米蔵、茶室、門家、職人小屋、井戸館と300坪の建物が建てられていたとか。
今でもいくつかの建物が京風の庭園と共に残っていて、今では無人のお屋敷だが、年に数回見学会などが催されているのだそう。 -
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小栗家住宅(登録有形文化財)は明治初年頃の建築と推定される商家建物でこちらの旧店舗は半田市観光協会になっていている。
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半田運河にかかる源兵衛橋のランプ。
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潮風などから蔵を守るためにコールタールが塗られている黒い板壁。
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ミツカンの倉庫が並ぶ運河沿いにさしかかると
お酢の香りがプーンと漂ってきた。
半田市は環境省が選定する日本の「かおり風景百選」に唯一選ばれたのだそう。
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博物館「酢の里」は日本唯一のお酢の総合博物館。
半田は良質な地下水と海運に適した立地に恵まれ、古くから酒造りが盛んな土地だったそう。
初代中野又左衛門は酒造りの過程で発生する酒かすを原料とした「粕酢」の醸造に成功し、この粕酢が江戸前にぎりすしによく合ったことから次々と船で江戸へ運ばれていったのだそう。 -
ミツカングループ本社研究所は元中埜家の同属銀行として大正14年に建てられた建物。
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運河からしばらく歩いていったところにあった赤煉瓦で造られた珍しい蔵。
きめ細やかなきれいな煉瓦が積まれていた。 -
赤煉瓦の下の石はそれぞれ六角形にきれいに加工されていて、石積み意匠の最高峰といわれる亀甲石積みで積まれていた。
とても端整で美しい蔵だった。 -
宿の前の道に使われていたブロックは下水処理場で発生する汚泥の焼却灰を再利用して作られたもので小さな穴があけられ透水効果が高められているのだそう。
半田は代表作「ごんぎつね」がおなじみの童話作家・新美南吉が生まれ育った町で、ここは南吉ロード?として陶板が入れられていた。
ここで早朝一人散歩を終え、一旦宿に戻った。 -
朝食後、常滑のINAXライブミュージアムへ向かう前に二つの近代建築へ寄ってもらい、紺屋街道の町並みを少し歩くことに。
こちらは旧中埜家住宅。
ミツカンの創業者の中埜家の別荘として明治44年に建てられたハーフティンバー様式の館。
戦後は学校の施設として使われ、現在は紅茶専門店T'S CAFEとなっている。
開店前だったので中は見ることはできなかった。
カフェの中の様子はたらよろさんの旅行記に詳しく載せられてます。↓
http://4travel.jp/traveler/tarayoro/album/10164525/ -
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中埜家第10代半六がヨーロッパ留学中に見たドイツ風の優雅な山荘を模して造られたそう。
手割りのスレート瓦屋根、北欧風の飾り窓やバルコニーが特徴。
扉のデザインにはアールヌーボーの影響も見られる。 -
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そして、この半田で最も大物近代建築である赤煉瓦建物へ。
半田赤煉瓦建物は全国でも屈指の規模の煉瓦建築だそうで、明治31年にカブトビールの醸造工場として建造され、第二次世界大戦時には飛行機の倉庫として使われていたそう。
こちらの棟はハーフティンバー様式で建てられている。 -
使われた煉瓦の個数は東京駅、横浜新港埠頭、北海道庁についで日本第四位だとか。
堅牢さが特徴のドイツ式で積まれた煉瓦。
設計は明治建築界の三大巨匠の一人、妻木頼黄。 -
建物の北側外壁(向かって右の建物上部)には第二次世界大戦時の空襲による機銃掃射の弾痕が生々しく残っている。
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今年からはクリスマスのイルミネーションが始まったそうで、リースやライトが用意されていた。
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この真ん中の棟は地上五階、高さ18mもあるのですごい迫力!
五階の窓を見上げるとステンドグラスも入れられているようだ。
年に数回は内部も公開されるそうで、ちょうど私たちの行く少し前に公開されてたようで残念・・ -
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歩道橋の上に上がって見下ろした赤煉瓦建物
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青い空に赤煉瓦が映える〜
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そして赤煉瓦建物から歩道橋を渡ったところから始まる紺屋海道という昔ながらの街道を少し歩いてみた。
昔、この界隈に染物屋が数軒あったと伝えられていることから「紺屋海道」と呼ばれていた街道。
江戸時代には上半田と下半田を結ぶ交通の要所として多くの人が往来する賑やかな街道だったそうで、童話作家・新美南吉が歩いた道でもあった。 -
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明治8年創業の米穀店が現在、手焼きせんべいのお店になっている米市商店。
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紺屋街道沿いにあったうさぎ屋は築100年を越える古民家で和食・会席料理のお店。
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瓦が埋め込まれた玄関先
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庭を通り抜けた奥には明治時代の屋敷蔵を改装したギャラリー「はなくら」がある。
ということでお店はまだ開いてなかったが、門が開かれていたのでお庭を拝見させてもらった。
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こういうところでお食事もゆっくりできてよさそう・・
が、私たちはこれから常滑へ行くので無理だ〜 -
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「うさぎ屋」なだけにうさぎと亀の置物が庭に置かれていた。
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ギャラリー「はなくら」準備中・・
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そしてこの後、常滑のINAXライブミュージアムへと向かった。
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