近江八幡にヴォーリズの足跡を求めて(その２）

2008/08/27 - 2008/08/29

ヴォーリズの足跡を求めて神戸から出発して、大阪、京都を経て滋賀県近江八幡へやって来ました。
近江八幡には、ヴォーリズが建てた建物がたくさん残されています。街にはヴォーリズが生きていた時のノスタルジーがあふれ、彼の建てた洋館があちこちに点在し、近江商人の古い街並みに溶け込んでいます。
町の人々は彼のことを今なお「ヴォーリズさん」と親しみをこめて呼んでいます。今でも彼の精神が生きているような気がします。
自転車を借りて、近江八幡の街を一日中見て回りました。小さな町ですので、ゆっくリ、のんびり見て回ることができます。

エリア 近江八幡・安土(滋賀)

「旧ＹＭＣＡ会館」の建物です。

池田町には「池田町洋館街」と呼ばれる洋風住宅が立ち並んでいます。
「吉田悦蔵邸」や間取りを左右対称に説計した「ダブルハウス」など数軒のヴォーリズ建築が残っています。
ここはかつてヴォーリズとともに伝道に携わった人々の住宅です。赤いレンガ塀が連なるこの地域は、彼が幼い頃に過ごしたアメリカの街並みを再現したものと言われています。

ここはかってヴォーリズが英語教師として奉職した旧滋賀県立商業学校（現滋賀県立八幡商業学校）です。
1938年（昭和13）年、自ら設計した建物です。

近江八幡から少々足を延ばして、甲賀市水口（みなくち）までやって来ました。
ここは江戸時代には東海道の水口宿場町だったところで、その頃はずいぶん賑わっていたそうです。近江鉄道に乗ると１時間くらいで、水口城南駅に着きます。
その近くにヴォーリズが携わった「水口教会」と「旧水口図書館」があります。
どちらも古い宿場町の雰囲気に溶け込んで、何ら違和感を感じませんでした。

この建物は水口教会（日本基督教団）です。

礼拝堂の内部です。白と黒を基調とした、落ち着いた雰囲気のつくりです。

礼拝堂は隣に和室が設けられ、ここからも説教を聞いたり、いろいろな会合を開いたりすることができるようになってます。

「旧水口図書館」の優美な建物です。
1928年（昭和３）に篤志家の寄付で、ヴォーリズの設計によって建てられたものです。その後2004年（平成16）に再生活用がなされ、有形文化財として登録されています。

頭頂部のランタンは修復で再生されたものです。

この旅行記へのコメント （2）

• 一歩人さん 2008/10/28 16:59:07

  近江商人の町で新発見！

  tamegaiさんへ
  ありがとうございます。
  一歩人です。
  いや、参りました。
  とても楽しいです。
  では、また。
  

  Weiwojingさん からの返信 2008/10/29 10:37:07

  RE: 近江商人の町で新発見！

  一歩人さん
  
  いつもコメントを書いてくださり、ありがとう。
  
  コンドルもいいですが、ヴォーリズもいいですよ
  
  ね。 親しみが感じられて、好きです。
  
  また近江八幡に行ってみたいです。
  
  では、今日はこれで。