川原湯温泉めぐり

2008/03/28 - 2008/03/28

川原湯の由来（川原湯温泉発見の別説）・・・温泉ＨＰより

今から８００年ほど昔、上湯原の不動院に旅のお坊さんが来て「一晩泊めてください」と頼みました。

不動院のお坊さんは気の毒に思って中に入れてあげると旅のお坊さんは薬師如来像を取り出して、お経をとなえ始めたのです。

不動院のお坊さんは感激して身の上をたずねると「私の名は川原朝臣権頭光林（かわらのあさごんのかみこうりん）帝（みかど）にお仕えした家に生まれたのですが体が弱く勤めも出来ませんので、こうして諸国の霊場霊地を廻って歩いているのです。」と言いました。

そしてその夜のこと、光林が眠っていると、いつも拝んでいる薬師如来様が夢枕に現れて、「ここから東へ八・九丁行ったところの岩陰に熱い湯が湧いている。

その湯に入ると病が治り、長生きすることは間違いない。」とのお告げがありました。

光林はお告げの場所に行き、その湯に毎日入りました。するとすっかり健康になり村人たちも皆この湯の恩恵を受けることになったそうです。

そこで村人たちはこの湯を「川原湯」と呼ぶことにしました。

エリア 川原湯温泉(群馬)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル

アクセス

●上野駅から高崎線、吾妻線、新特急草津号で 約２時間１５分で川原湯温泉駅・・・徒歩１０分、 タクシーで約２分（約８００メートル）

●関越自動車道渋川・伊香保ＩＣ下車
R353,145をへて長野原町へ・・（ＩＣ下車後約１時間３０分）

●上信越自動車道碓氷・軽井沢ＩＣ下車
R18,146,145をへて川原湯温泉へ・・（ＩＣ下車後約１時間３０分）ＪＲ

●ハイウェイバスでは・・・
新宿駅から上州名湯めぐり号で約２時間１５分

川原湯温泉駅です

国道をテクテク歩いて温泉街へ向います

歩いていると、道沿い左に『聖天様露天風呂』の案内が見えます

林の中を高台に向けて進んでゆきます

聖天様・・・ありがたや、ありがたや〜〜

聖天様露天風呂の外観です

脱衣所も備わっています

・・・誰もいません！独占状態です。
高台にある露天風呂は気持ちがいいです。

もちろん、源泉かけ流し
ほのかな硫黄と鉄分のの香りがします

の温泉としても当地は有名です。

奇祭、裸祭りとして有名な「湯かけ祭り」は毎年１月２０日（大寒）の早朝に地元の繁栄を祈り、１年の無病息災と平穏無事を祈願して行われます。

聖天様のお風呂を満喫し、再び歩き始めます

由緒ある旅館が沢山あります
写真は『山木館』

『王湯』はこの後の楽しみとして、不動の滝をめざします。約１?の徒歩行程です

山道をテクテク、はぁはぁ進みます

こんな風景〜ダムができると見ることができなくなります

ダムの工事が進んでいます。実は川原湯はあと数年で、湖に沈む温泉なのです。

長い建設反対の歴史をへて、現在八ッ場ダムの建設が進められています。

昔の風情を今に残している温泉街。
古き良き歴史ある川原湯温泉を
瞳に焼き付けておきたいです。

不動の滝は階段の上・・・

なんと、冬季閉鎖中！ガビ〜〜ン！！
今回は残念ながら諦めましょう

気を取り直して川原湯神社に帰ってきました

川原湯神社です

神社を下ると、『新川原湯源泉』が見えてきます

足湯と・・・

温泉卵が２５分ほどで作ることができる源泉があります

汗もかいたので、お待ちかねの温泉『王湯』にはいることにしましょう！！

利用料　大人300円、小人(歩ける子供から小学生以下)200円で、男女別内湯、露天風呂、和室休憩室(大広間)などがあります。

まずは内湯に入ります。とても熱いので水が常に源泉の横にかけ流し・・・でないとやけど必至でしょう

硫黄のほのかな香りとすべすべの泉質は上質なものです

温泉を飲んでみましたが、酸っぱくて(くさくて)一口でご馳走様です

一旦、階段で上に上がって、露天風呂を目指します
（風呂ごとに着替える必要があります）

露天風呂です。
滑らかでしっとりした透明感ある硫黄温泉で、時間が経つのを忘れてしまうすばらしいお湯でした。

無論、源泉かけ流し！

向かいの建物

王湯はさすがに歴史ある温泉です

源頼朝が発見したとされています紋所の『笹リンドウ』がトレードマーク

各温泉の旅館に源泉が供給されているとのことです

入りませんでしたが、『笹湯』です

昔ながらの湯治場的共同湯。

お金は各自投入ください！

料金箱はこちらで〜〜す♪

お風呂はこんな感じでした

共同湯の風情っていいですね

いいお湯をありがとうございました

おまけ

おまけ?

おまけ?

おまけ?

ダムに沈む前にもう一度訪問しようと思いました