2007/12 - 2007/12
782位(同エリア5120件中)
のうりかさん
T氏との約束(ロンドン編と香港編の最後で紹介した)を果たすべく、選ばれたディスティネーションは「神戸」。
実に2人で旅するのは5年ぶり。
お互いに気合は十分で、T氏からの「2泊しても良いのでは?」という提案に自分の都合で応えられず申し訳なく思いつつも、「任せるよ」と言われて選んだホテルは神戸ベイ・シェラトンhttp://www.sheraton-kobe.co.jp/のタワーズ。
豪華でっしゃろ?ってまだ行ってませんでしたね。
この旅行記を読む親しい人たちも疑問に思っていたであろうところの、「なぜこれほどT氏との約束にこだわっていたのか?」に答えましょう。簡単に。
T氏は5年前に事故で重傷を負い、(発見されなければ絶命の危機だった)足に後遺症が出たため手術を繰り返し、またその間、本人の努力と家族の献身的な看病の甲斐もあって回復。日常生活、業務に全く支障がないまでになった。
しかしながらその間、僕がT氏(以降、彼)を励ましたことは一度もないと記憶している。
ただ、僕が「良くなったら、また一緒にどこかに行きましょう。」と言ったら、彼は「ああ。必ず、約束だね。」と答えたから。
「一体、神戸に何しに行くの?」は二人がそれぞれ奥方からされた質問。
二人とも奥さんに違った返答を(いや、同じと言うべきか?2人とも、「なんかTさん、(ネコおやじ君が)行きたいって言うから・・・。」と言った)している
。が、少なくとも僕の、あるいはお互いの価値観を理解してくれる数少ない存在であることは自他認めていただけるところなので、こんな慌しい師走に旅するのも変に楽しい。
表紙は「なんだこりゃ?」と思った方、鋭いですね。
タイトルどおり、「なんや知らんけど、よう神戸に着きませんでした。」の旅がはじまります。
それではご一緒に参りましょう。(しかし、これホンマに神戸エリアでええんでしゃろか?)
付記
「3 times a lady」と聞いて、
「コモドアーズね!」http://www.cam.hi-ho.ne.jp/kt-tokyo/commodores.htmlとわかる人はある年代以上の方とお見受けしますが、この曲名の解釈に苦労しませんでしたか?(古いね)
このタイトル、僕にとって「神戸が3度、そしてそれ以上に微笑む」のです。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ
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12月某日、晴れ。
某日はその通り、あえて特定したくないために記すことをはばかられる日を指す。
朝、拙宅の前に北欧の某メーカー、ステイション・ワゴンが横付けされる。
前日電話でT氏が車で拙宅まで「迎えに行ったるで。」(わざと使ってます。関西のことば)と言わはりますので、当然何回もお断りしたんですよ、私は。(尊敬する先輩やし!)
が、ルートとしてはピックアップなのでやむなくご厚意に甘えましてん。
で、お約束の「ドア開けるの違いますから」スタート。(もうこれは儀式か?外車なのに右ハンドルだし)
今回の旅は予め決定していたので、お祭り前のなんだかわけわかんないけど、とにかく仕事バンバン片付けて行ったろやんか!とばかりに飛ばしたおかげで、今となっては周りが急にスローモード。
僕としてはとても仕事が優雅になっている。つまり、失業かもよ状態。
一方のT氏は、降って湧いたか(振って沸いた?)のような、とてもシラフでは始められない研修の事務局を越年でスタートするプロジェクトに忙殺されいる。(たぶん)
チェックインは30分前。
このオヤジどもは(航空会社にとって)お利口さんだらしい。しかも礼儀だけは正しい。
日航のJクラスはT氏のような大金持ち(金持ちとは明らかに違う)にふさわしくなかったかもしれないが(国内ファーストってもう乗れるんだってね)、僕と一緒ということでお許しいただくほかあるまい。
途中、富士山。逆光でしたね。
ドリンクサービスの紅茶を飲みながら、T氏は「で、今日はどうするの?」と聞いてきた。 -
一応2日間の予定を事前に話したのではあるが、電話で僕が「神戸行ったことないのでいいですよね?」と確認を求めたところ、T氏は「うん。USJも近くだしね!」と言ったのにはいささか驚きを隠せず、それでも適当に「そうですね」とは答えてみたものの。1日目は神戸、2日目はUSJだな。と勝手にコースを頭に描いたオイラが甘かった。
T氏はなんと、本日到着後USJへ向かってはどうか?と提案してきたのである。
これはUSJに並々ならぬ決意があると判断し、「今回、USJはTさんの最重要訪問箇所だということは承知しているので、そうしますか?」と答えたところ、にっこりとした笑顔が返ったではないか!
いやあ、やっぱり本気だったんだ。
T氏は過去2回USJに来ている。わけあって僕は一度も行っていない。
頭の中ではエクセルの旅程表(作ってもいないんだけど)がパカパカと書き換えられてゆく。どうも、シェラトンが邪魔だな・・・。
神戸港と神戸空港が見えて本日も北からのアプローチ。定刻通り、うす曇の関西空港に到着。 -
旅客ターミナル3階、町屋小路の「そじ坊」http://www.kansai-airport.or.jp/resshop/rest/7/index.htmlで昼食。
ここでT氏と一緒に旅行する良いポイントの一つを再認識する。昼食からビールなんて飲まないんだよ、彼は。僕が一人だったなら飲んでるな、たぶん。でも2人だと我慢とかではなく、不満なく楽しく食事はできるから不思議だね。
ここは自分でワサビをおろして猪口に入れる。
しかし、すり残したワサビは袋に入れて持って帰れと店の人が言うんですわ。理解に苦しみながらも、そば湯を飲みながら生ワサビを袋に入れて鞄にしまう2人のオヤジ。いとおかし。(ワサビは日本の固有種植物だって知ってはる?) -
USJ行きのバスhttp://www.kansai-airport.or.jp/access/bus/index.htmlは3番乗場から。12:10発に滑り込んだ。
iPodをオヤジに預け「ダイハード4.0」を楽しんでもらう。ってか、液晶が小さくて申し訳ない。
僕はウォークマンでDIANA KRALL(http://www.dianakrall.com/)のChristmas Songs。彼女の声だけでThe Girl In The Other Room以来ファンになった。
1時間でUSJ到着。寒くはないが、曇り空。ここは屋内アトラクションが多いのであまり天気は関係あらいん。
USJのJはJAPANのJなのだろうけど、どうしてOSAKAやKANSAIにしなかったのだろう?だってネズミーランドは千葉県なのにTOKYOですよ。
この疑問にはT氏、簡単に答える。
つまり「OSAKAだったらUSO(ウソ)になっちゃうじゃん!」・・・。
ごもっともでございました。(USOはビリー・ジョエルの「アレンタウン」の歌詞の中にもに出てくるけど)
バッグを預けて、チケットを購入。チケットブースのおばちゃんにVISAで払うと割引されると聞いたが、PCで申込んでプリントしたものを持参しないとダメhttp://www.usj.co.jp/ticket/s1.htmlだそうで、ぬか喜びのオヤジども。T氏に至っては障害者割引の表示を発見して「手帳を持ってくるんだった!」と叫ぶ始末。
学習は全然足りないオヤジども。
とにかく入場すると。エントランスの巨大なユニバースがゆっくりと回っている前で、グローバーやエルモの帽子をかぶって記念写真を撮る修学旅行生たち。「エルモ!ルッキングー!」なんて知ってるのかな。 -
クリスマス・デコレーションで華やかなアーケードのメインストリート。以外に人は多いよ。TDR並みにゲストがあふれていると思ったね。
それでも本日のパークは平日なので「混雑している」とは言わないらしい。待ち時間も30分程度だという。ゆえにエクスプレス・パスhttp://www.usj.co.jp/studioguide/attraction/efficient/uexbooklet_index.htmlも必要ないと判断したが・・・。 -
ポパイとオリーブがお出迎えしている先にはシュレックが幼児を羽交い絞めにしている。って、ああ、記念写真撮ってるだけでしたか。
そんな光景に見とれていると、Tオヤジが「さあ、どこへ行こうか?」とテンション揚げまくり状態。
「T2(これで2人のオヤジ間では通じてしまう)でしょう」と近くの看板が目に入ったので適当に答えると。「よし、行こう!」って、本気だし。 -
さて、ターミネーターhttp://www.usj.co.jp/studioguide/attraction/t2_3d.htmlですが、シアタータイプのTDLで言うとミクロキッズ・アドベンチャーをT2にしてしまった内容でシートへ移動する間、お約束のビデオ(サイバー・ダイン社の宣伝)がバンバン流れて大して感動もせず眺めていたら、プレショウが突如として始まり、「綾小路麗華」なるオバちゃんがけたたましく登場。最初はナッシュビルのカントリー酒場かと錯覚したけど、ゲストの出身地を聞いてこき下ろすというパフォーマンスから始まり、その後もガンガンと毒舌を撒き散らして本編がスタート。
が、麗華ババは前半あえなくT-1000に殺されてしまう。
うーん、“Hasta la vista, Baby!”
(もし、どんなオバちゃんか見たい人はコチラ→http://panasonic.co.jp/usj/index_main.html)
あとは3Dメガネかけて、玄田哲章の声がWOWOWの吹替えシアターのようで違和感なく、シュワが実物になったりと結構面白かった。 -
Tオヤジがショウのプログラムをしきりに気にしているのはどうやら「ウォーター・ワールド」のようである。
次は「バック・ドラフト」
告白するが、僕は今年の3月末で19年間のボランティア・消防団を退団した。
分団長を3年間務め、65人の団員を指揮した。
指揮は副分団長を10年も務めてしまったおかげで、不幸にも約半数の団員は僕のかける号令が完璧に染みついてしまっていたくらい。
現役中も、現在も僕を知らない方は、「まさか、あなたがあ?」と思うほど場違いな活躍をしたようである。(ネコおやじなのに)
よく「消防好きなんでしょ?」と言われたが、実際その逆で大嫌いだった。特に式典が。
その証拠に4月から度々案内がされる一切の公的な場に欠席を続けている。つまり地下に潜ったと言ってよい。
皆は僕に会いたいそうだが、僕は会いたくない。
「リーダーに求められるのは常に決断力だ」これは僕が引継いだ今の分団長に贈った言葉。(彼はちなみに開業医である。こやつもまた場違いか?)しかし、任期中、場違いがとても快感だったことは否定しない。 -
というわけで「バック・ドラフト」http://www.usj.co.jp/studioguide/attraction/backdraft.html
これは、少し熱いです。
まあ、とにかく化学工場内がハデに爆発やら火炎が発生し特殊効果のスーパー・マーケットだな。最後は大音響とともにデッキが倒壊。前でみているゲストはちょっと逃げ腰になる感じ。
唯一リアリティに欠けるのは煙がないこと。もっとも煙が出たらゲストは皆意識不明の渋滞じゃなくて重体でんねん。
現役中、式典ではプロの消防士も同席する。必ず殉職者へ黙祷の時間があるのだが、そのとき僕の脳裏には「バック・ドラフト」が映っていた。決して9.11のワールド・トレード・センタービルに思いを馳せることはなかったよ。なぜなら9.11は実体験として僕の中にないから。 -
「さあ、次はどこへ行く?」と言いながらT氏の足は既にウォーター・ワールドへ向かっている。つまり早く並ばないと良い席で見れないんだね。
ありがとうオヤジ!おいらも嬉しいよ。
途中、ジュラッシック・パーク・ザ・ライドhttp://www.usj.co.jp/studioguide/attraction/jurassic.htmlのスプラッシュ・ダウンする(落っこちてくる)ボートをパチリ。
手ぶれしておま。
Tオヤジに「乗りまひょか?」と言ってみたが、「いや」と一言。どうやら興味はないらしい。
シアター前の列に並んでいる間、さっきのジュラシックパークについての疑問が解けた。
合羽(300円で買えるらしい)を着ている人たちを見ながら「日本はやっぱりカッパ(ポンチョ)が必要だよね」とTオヤジ。
つまり、ロサンゼルスでは湿度が低いので合羽なんて必要ないのだということ。日本のこのアトラクションでわざわざ濡れるのを楽しむ人は、夏を除いてはただ酔狂にしか写らないのではあるまいか。というもの。
カリフォルニアをこよなく愛するオヤジ。 -
さて、関西の言葉に囲まれながら待つこと約10分。ゲートが開いて「ウォーター・ワールド」http://www.usj.co.jp/studioguide/attraction/waterworld.htmlのアリーナに入場。オヤジ2人して真ん中の通路中段の左に陣取ってスタンバイ。
プレショウは客席前段のゲストが失礼なキャスト3人に、これでもかと水を掛けられて喜んで?いる。もちろん前段の水がかかっても良いと思っているゲストたちはしっかりポンチョを被って準備万端整っているわけですが。
「ウォーター・ワールド」は近年の映画史上稀に見る失敗作といわれているらしいが、実際この作品は僕も細切れに30分程度しか(WOWOWで)見ていない。興業成績の不振はひとえに、予算の大半をケビン・コスナーのハゲを隠す特殊効果に使われたため、とまことしやかに囁かれているらしい。
ショウが始まってパンパン、バンバン!ウォーターバイクが前段のゲスト目がけて水を浴びせかけ、ヘレン役の金髪の姉さん(なぜか日本語を話すのですが)がやたらたくましく活躍するのでした。おしまい。
でもこの飛行機が落ちてくるのにはビックリするかも。真正面のゲストは知ってはいても必ずのけぞるよな。間違いなく。 -
パークに灯りがついて、サンフランシスコ・エリアをぶらぶら。
-
次は僕のたってのリクエストで「バック・トゥ・ザ・フューチャー!」http://www.usj.co.jp/studioguide/attraction/b_to_future.html
もうデロリアンの前で記念写真。しかも2人のオヤジは代わる代わるそれぞれのカメラでだ!レーザー・ディスクで見ていた頃が懐かしいかも。
到着前、わけあって僕はUSJを訪れたことがない。と言ったが理由は家族の同意を得られなかったことにある。ロサンゼルスのディズニー・ランドに行ったときにまず子らがハリウッドのユニバーサル・スタジオ行きを拒否。その後は女房が何回かUSJへ行っているが、いつも楽しくないらしい。子らもそれぞれ1度行っているが、「ディズニーランドのほうが格段に楽しい」と喝破している。
こやつらのそう思わせるものはただ一つ。ネコおやじはテーマのほとんどの作品を見ているのに対して、彼女たちは見ていないからだ。
とはいえ、ネコおやじはハリウッドよりニューヨークを舞台にした作品のほうが好きだし、変態しか出てこないフランス映画も大好きなのだが。オヤジになると嗜好は変わるものなんだね。 -
このアトラクション最高!Tおやじと一緒だったにもかかわらず、人数の都合で僕だけ一番前に乗ったが、隣のライドが見えたりして「うおおお!」とか意味不明に叫びっぱなし。って私のことでした。ええ。
スポンサードしているトヨタ自動車工業に感謝したいくらい満足した。
ロサンゼルスhttp://www.universalstudioshollywood.com/index.htmlではこのアトラクション、今年でなくなったらしい。かわりにシンプソンズのアトラクションになるのだとか。残念だね。
アトラクションを出たら、Tおやじがすごい発言。
「どうだい!ネコおやじくん、アメリカに行きたくなっただろう?」
今回のTおやじ語録のヒットだな。
じゃ、また2人のオヤジ旅やりますか?フロリダででも。(実際には「いや、どうかな!」と正直に答えたネコおやじ) -
ネオンがにぎやかなニューヨーク・エリアを歩きながら「スパイダーマン」に「60分待ち」のサインを発見。
入口のスタッフに確認したら、ホントに60分待ちだらしい。
で、「何分間のアトラクションなの?」と聞いたら返ってきた答えは「約6分間です!」 -
Tおやじと協議した結果、「なんか飲もうか?」になりましてん。(でも決してビールを指していないんだな、これは。)
で、ダミーのカフェにかく乱させられ、セサミのキャラクターと記念写真を撮る家族を横目に歩く。 -
たどり着いたのは「メルズ・ドライブイン」http://guide.usj.co.jp/ja/restaurant/j_mels_drivein.do
ここでホットチョコレートとアップルパイをシェアするオヤジ2人。えらい怪しすぎて写真にはおさめられまへん。 -
時計は6時前、シェラトン行きのバスは6時30分だったと関空から降りたときに確認している。
T氏に「ETはどうか?」と気乗りもせんのに確認すると、「ETねえ・・・。」と、どうやら食指は動かない様子。
ダイナーにあったこのジュースボックスほしい・・・。 -
いつの間にか、巨大なツリーが点灯されてメインストリートが身動きできないくらいになっていた。
「では、帰りましょう。せっかく良いホテルをとってあるんだから」
ではお土産でも・・・。
もっとも僕は何も買いませんが。 -
アーケードにあるユニバーサルスタジオ・ストアへ入ると目に入ったのが、サンタのスヌーピー。巨大である。
ここでT氏の足が止まる。
「サンタじゃないのは売ってないのかな?」とスヌーピーの赤いクローズを触っている。
彼はなんと「だめだ。縫い付けてある」と確認して、がっかり。
僕が「スヌーピーのスタジオエリアならおいてありますよ。スタッフに聞いてみましょう」言うと、積極的にカウンターのお兄さんをつかまえて相談しているではないか。
お兄さんはなにやらレイディオで交信して「スヌーピー・スタジオ・ストアにあります」と案内してくれた。
よかったね!Tおやじ! -
しかし、誰に買うのか?奥さんだよな。
「奥さんはスヌーピーが好きなんですね?」と聞くと「そう、大好き」とのお答え。こりゃ、このオヤジも大好きなのではないか?
僕の女房飼い主ことニコトラ曰く「スヌーピーはある年代以上の女性に絶大な人気があるのよね」と。
これは暗に、私はそれほど興味がない。ことを指している。
ビーグル犬の代わりに僕がTおやじをショップまで案内する。(マップをみれば初めて来たところも簡単に歩ける才能を如何なく発揮)
なんだか、とってもワクワクしてきましたね! -
「ここだ、着いたぜ!オヤジ!」と後ろを振りかえると、そこには急ぐTおやじに「写真とって下さい」と頼み込んできたカップル。
Tおやじ嫌がる顔もせずシャッターを押すの図。 -
で、本当に棚からいちばん大きなのを抱えてレジへ。とうとう買ってしまいましたの図。
おめでとう!ウェル・ダーン!Tおやじ。
実は僕はネコおやじと呼ばれているにもかかわらず、スヌーピーが好き。「レッド・バロン」http://www.cafepress.com/snoopystore/3874976と「ジョー・クール」http://www.snoopy.com/comics/peanuts/meet_the_gang/meet_snoopy.htmlが特に。(メルマガ登録http://www.snoopy.com/しているくらい)
でも、ぬいぐるみはさすがに、ちょっと・・・。 -
では、帰りましょう。
途中、オズのキャラクターをパチリ。こんな写真を撮るだなんてなんだかとっても不思議な気持ち。もっと不可解なのはこのパークには(京王線から出張ついでに住みついたのか)ハロー・キティもいるそうではないか? -
歩いていると今度は僕の足が止まる。「ラルフの店」。
ショウウィンドウ越しからストームトルーパーが呼び止めるではないか?んなアホなこたないですよね。
では写真を1枚。すると、中のスタッフの女性と目が合って、「こちらへどうぞ」とゼスチュアされた。まだ時間はあるのでT氏に目をやれば、もう既に店内に入っている。
実はTオヤジ、完璧な「スター・ウォーズ・マニア」全シリーズを見逃していない。一度、2人で酒飲みに出かけて、なんか言いたそうだなと思っていたら、「これからスター・ウォーズ見ない?」と映画館へ行ったこともあるくらい。本物です。
僕も中に入り、スタッフの女性に「ストームトルーパーは非売品ですよね?」と一応ご挨拶代わり。「ええ、入手自体が無理なので残念ながらお売りできないんです。そのかわり・・。」と勧められたのがフレームにカードとポジが入ったセット。もちろん1点もの。 -
率直に申し上げますと、旅で出会ったものは全てが運命だと思うしかない。人は自分の選んだ道しか歩けないのだから。
かなり哲学的になっちゃったよオイラ。なんだか納豆食べたいくらいにエキセントリックな状況だ。でも、はっきり言う、「僕はスター・トレックのほうが好きなんだあ!」
と心の叫びをよそに、既にカウンターには何点ものフレームが並べられて、Tおやじが熱心に女性から説明を受けている。
「いやあ。時間もないし、どうしようかなあ?」とTおやじ、初めてオイラに助言を求めてきた。
2mばかりの間ごしに、努めて冷静な語り口で
「時間は大丈夫ですよ。ここで会ったのも何かの縁でしょう。僕の家で尾形光琳と宗雪のフレーム見たときと同じですよ。」と外にでてこの店の写真を一枚。
ラルフの店?違うな。これはダミー。店の名は「シネマ・ギャラリー」http://guide.usj.co.jp/ja/shop/j_cinema_gallery.doだらしい。 -
さらに向かいのダイナー前に止まっているクラッシック・カーを一枚。車体にネオンが映り込むようにパチリ。どうでっしゃろ?今回の表紙ですねん。
再び店へ戻ると、どうやら商品は決定したらしい。(ゴッド・ファーザーならこんな感じ)http://www.halcyon.co.jp/image/fc2798%20GODFATHER%20TRILOGY.jpg
Tおやじ、考えてみたら、やっぱり大金持ちだった。
厳重に包装してもらって、スタッフの女性に見送られ店を出る。
そういえば、携帯の着メロ。Tおやじからだと「スターウォーズのテーマ」なんだよな。
後で変えとこ、「ダース・ベーダ」に。 -
バスの時間まであと少し。スヌーピーを抱え、ゲートを出て、荷物を出してバス停に向かうと、まだバスは着ていない。間に合った。
と、親切な案内のオジさんが「どこまでですか?」と僕らに聞いてきた。
「シェラトンです。」とネコおやじ。
「今日は6時が出ましたから、あとは8時30分までお待ち下さい」とにこやかにご案内いただく。
はんあ???
確かに時刻表に小さく記載がありました「20時閉園の場合http://www.sheraton-kobe.co.jp/modules/tinyd7/index.php?id=40」このオヤジの仰せのとおりです。 -
うーん、まずはスヌーピーだよな。
宅配サービスのカウンターへ。Tおやじが手続きしている間、僕はシェラトンへ電話。受付のお姉さんが出て、「バスじゃないホテルへのアクセス方法」をこと細かく、「ユニバーサル駅からJRに乗って大阪で快速で住吉へ、六甲ライナーで・・・。」と説明してくれた。ありがとう。えらい優秀なお姉さんやんか。
では、せっかくのお姉さんのナビゲート通りに駅へ向かいましょう。
とゲートを出ると、そこには巨大なエレキギターのネオンサイン。ありゃ、そういえばここにあったんだよね。
「Hard Rock Cafe」http://www.hardrockjapan.com/cafes/osaka_univ.asp
ユニバーサル・シティウォーク大阪店。
お腹も空いたし、夕食はここに決定。 -
7時前ではまだ並ぶ客もなく、オーダーとるのも料理が運ばれるのもいいタイミング。
2人のオヤジはビールで乾杯。
しかし、料理が、だ。
このボリューム。ひかえめにオーダーして、スタッフに「けっこう多いですよ・・・。」と言われて、「大丈夫、食える!」と思ったんだが、かなりの苦戦を強いられる。
お互いに人生の半分は過ぎているのに、若い胃袋ではなくなってしまったことを時々忘れてしまうのですね。
そんな敗北感を訴えようとする僕の前で、コークをオーダーするTおやじ。徹底した摂生ぶりだな。
僕は当然バドワイザー。まだ料理を流し込むために必要だったから。
レストルームが階下のショップ奥になっていて、階段には客待ちの列が続いていた。人気なんだねここ。11時まで営業するらしい。で、タバコ吸える席がたくさんあります。 -
気がついたら8時も過ぎていた。
では、また反対側のゲートへ向かい、3番乗り場からホテルへのバスに乗りましょうか。このフレキシブルな対応が旅には必須の条件なんだよね。(と正当化し)
バス乗場にはさっきのオジサンはいなくなっていて、かわりに黒のコートを着たお姉さんが立っていた。
「シェラトンですか?」と確認され、バスに乗り込む。車内には乗客なし。USJに来るのならすぐ目の前のホテルに宿泊するよな。
結局、乗客は僕らと数名をのせただけで、スタート。
30分弱で六甲アイランドのシェラトンに到着した。 -
ドアマンに案内されて玄関を入ると、暗い。2階へのエスカレータがまた暗い。
エスカレータの正面がコンシェルジュとベルなのだが、アイコンタクトですぐ近づいてきて「タワーズルームを予約しています」と言うと。19階へ案内された。
オヤジが2人並んで椅子に座ってチェックイン。
タワーズ・ラウンジは9時までなので、あと数分。ヘルスクラブはあいにく工事中(せっかくスイミングパンツ持ってきたのに!←冗談でおます)で、明日の午前中なら使えるといわれる。
今回は朝食つきのお得な(たぶん)レートで予約した。1階のカフェと19階のラウンジのどちらでもどうぞ。と言われたが、断然1階のバッフェットだわな。 -
案内は1802と1803号室。
T氏の部屋だけスタッフに室内の説明をお願いした。
部屋は、まあまあ広くていいんじゃないかい?http://www.sheraton-kobe.co.jp/modules/tinyd1/index.php?id=2
窓からの景色は夜なので、どっちが南だかも解らず。六甲ライナーの明かりが近づいて、駅に止まったので正面が南で左が大阪、右が神戸の街の明かりだと判断した。
30分後にTオヤジの部屋に行くと電話で伝えて、ちょっとリラックス。 -
さて、ナイトキャップにバーへ行きますか。隣のチャイムを鳴らして中に入るとTオヤジは壁にかかったフレームの微妙な傾きに納得がいかないらしく。難しい顔をしていた。そういえば、喫煙ルームと言われたのに灰皿がないね。電話で灰皿を頼むとすぐ届いた。僕の部屋にも入れてくれたらしい。
バーは最上階ではなく1階。
この夏、T氏行きつけの店で2人で酒を飲んでいたとき、彼のお嬢さん(僕の家と同じで娘が2人)が迎えに来て、なんと就職が決まったと教えられた。(他の家の子供が育つのは早いから、絶対)
帰り際に彼女の前で「僕とお父さんが次に乾杯しているのはウエスティンのクラブラウンジだから」と言った手前、ホテルはスターウッドでなければと予約したのがこの「神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ」
ラウンジを使えなかったのは残念だったけど、また次の機会にね。 -
メイン・バー「テラ」http://www.sheraton-kobe.co.jp/modules/tinyd2/index.php?id=1
T氏と旅のバーで飲むのは札幌グランド・ホテルの「オールド・サルーン」http://www.grand1934.com/rest/lounge/index.html以来。
あそこで僕は「アカシア」のカクテルを知った。
もちろん帰ってからベネディクティンDOMを買って、自分で作れるようになった。
僕がオリジナルを創るなら「マグノリア」なんていいかな。ホワイト・キュラソーを入れて。ジン・ベースで。
あらら、いまGoogったらマグノリア・ブロッサムにマティーニまであるんだわ。みんな考えつくことは大差ないってことですな。
「酒は身銭を切って飲む」のがこの2人のオヤジの共通点。奢られたり、誰かの金で飲むことを潔しとしない。自ずと飲み方はきれいでスマートだ。足元がふらつくようになることはまずない。ただし、Tおやじは大して量を飲まないのですが・・・。
キール・ロワイヤルとフォア・ローゼズで乾杯。
T氏は僕の娘の受験の様子を聞いてきた。彼の娘2人は優秀で旧一期校に在学している。所得格差は子供の教育に顕著になるのか?だらしい。
僕の上の娘は先日、某国立大学の推薦入試を受験してきた。定員9名に全国30数名が受験したようで、結果はあまり期待していない。しかし万が一マルだった場合、僕は彼女の校長に挨拶にいくことを女房に約束させられている。なぜならばだ、校長名で推薦されたから。そしてその校長は僕の恩師だから。
T氏曰く、「定員って増えるんだよ2、3人。家の娘のときもそうだったんだ。」と慰めてくれるが。減ることはあっても増えることはない学科なので、どうなりますことやら。
受験生を持たぬ親にしかわからない話であることは、2人とも大いに頷いてしまうところではある。 -
なぜか任天堂DS-Liteの話になり、T氏の奥さん(会社勤めする必要の無いご家庭)が脳トレソフトに勤しんで24歳以上は進まなくなくなったとか、入手困難なワンセグ・アダプターhttp://www.nintendo.co.jp/ds/unsj/index.htmlをゲットする(僕もオヤジも奥さんも欲しいらしい)方法は如何に?など、おおよそ僕の女房こと飼主にことらには絶対許せない(家に3台あるDS-Liteを売り飛ばすと毎日言ってはばからない)話題で盛り上がる。
Tおやじは2杯目で決まったようで、目が充血。僕はロングドリンクを3杯目。Tおやじには水。
「Tさん、あのね・・・。」と言おうとして、言葉にする前にやめた。明日もこのオヤジとあちこち歩くと考えたら、さっさと寝かしてやろうと思ったんだ。
バーのスタッフに聞いた神戸のお土産。神戸プリン、ゴーフル、ルミナリエ饅頭(←うそ。関連お菓子)
明日、北野に行くなら「牛や。たん平」がおすすめとか。あいにく牛タンは好んで食べんのですわ。
では、おやすみなさい。
オヤジどもはそれぞれの部屋に帰る。
「明日何時に?」とTおやじ。「8時でどうでしょう?」でOK。
枕元にカードが立ててあり、明日の天気と六甲アイランドの子供たちが描いた絵に「おやすみなさい」のメッセージが添えられていた。
風呂に入って、ビールを1本空けて。1時には眠る。
この部屋の空調は完璧だ。タバコの臭いがしない。コントロールをオフにしても快適。 -
12月某日。晴れ。
翌朝、8時にT氏に部屋からの電話で起こしてもらう。いい身分だね。
不覚にも眠り続けてしまったらしい。ごめんなさい。
朝食は「ガーデン・カフェ」。
世界中の数限りないホテルにガーデン・カフェという名前は存在するんだな。 -
久しぶりに良い朝食でした。美味しいし。タワーズ・ラウンジのコンチネンタルではちょっとね。
窓越しに、犬小屋がある。 -
朝食をすまして外でタバコを一服すると、さっきの犬小屋の謎がとけた。
犬を同伴できるカフェテラスだらしい。
T氏の家にはゴールデン(ハムスターじゃなくてレトリバー)の老犬がいる。
僕の家にはペットはいない。
父は犬が好きで秋田を見ると「立派だな」と言っているらしい。しかし、僕を除いてみんな犬が嫌い。
なにが幸せかはわからないが、そのかわり家族は僕をネコ扱いしている。 -
そのネコおやじは先月、仕事で訪問した庭先に犬をみつけ(もちろんそこで飼っている)て、約束していたご主人から時間に遅れる旨連絡があったとのでお待ちください。と紅茶とお手製のケーキなぞをすすめられたが、どうも犬と目が合ってしまって、やおらリードを手繰り「ちょっと散歩してきます」と犬を連れ出して町内を一周してきた。(女房曰く、ありえないから!)
犬が喜んだのは言うまでもない。
ちなみに、この写真のボロぞうきんか、ゴマよごし、はたまたブラウニーのような生き物は僕の犬のカテゴリーに入っていない。 -
19階のデスクでチェックアウト。
T氏は僕の強い勧めで「スター・ウッド・プリファード・ゲスト・プログラム」https://www.starwoodhotels.com/preferredguest/support/site_tour.htmlの入会手続きをし、仮カードを渡される。持ってると少しいいことがあります。たぶん。
サブロー・バスなるへんてこな名前のバスに乗って三宮へ。
「なんのこたない、360円だからサブローなんだね」とはTおやじ鋭いぞ。http://www.nihonkotsu.co.jp/bus/limousine_route/saburo360.html -
15分で三宮到着。コインロッカーに荷物を入れて、「シティ・ループ」http://www.kctp.co.jp/cityloop.htmlの列に並ぶ。
地下鉄三宮駅前(北行き)バス停で案内する「我妻」さん。親切に料金は・・、コースは・・・と説明してくれはります。
バスは約15分おきに出るらしい。
と、すぐにバスがきた。
ぎゅうぎゅうの車内で1日券を購入。1人650円なり。
北野坂をバスは登り、北の異人館前で下車する。ほとんどの乗客がここで降りる。 -
まず、「ラインの館」。http://www.ijinkan.net/ijinkan/line.html紅葉の真っ最中ですね。この洋館は外壁が板張り。で黄色がドイツっぽくて好きだ。
-
さらに急で狭い坂を上ると途中にマンホールを見つけた。消防ではなさそう。水道の止水栓か。
足に来る坂道なのでT氏に「大丈夫ですか?」と聞くと「全然平気!」だらしい。でぶ我慢か?失礼、Tさんはメタボではありませんでした。 -
蜜柑の実がなる枝の先に、「うろこの家」http://www.ijinkan.net/ijinkan/urokono-ie.htmlが見えてきた。
ここは見逃せません。
Tおやじが「なんか飲もう」とブレイク。
ウィンナ・コーヒーをたのんだらコーヒーにソフトクリームを乗っけられて出てきた。
入場料は美術館と合わせて1,000円なり。
洋館なんだけど瓦葺なんだよな。外壁はウロコの形のスレートが美しい。昔は「うろこの館」って言ってたと記憶するが。
サンタが登っているのはご愛嬌とみるか、興ざめとみるかは微妙なところ。 -
内部は、このシャンデリアのポヤッとした灯りがなんとも言えずいいね。カップボードの彫刻にはヨーロッパの職人技を感じる。
最上階からは神戸の街が一望できる。T氏、少しだけ感動。
あの震災から12年が経った。
ニュースでうろこの家がそうとうな被害を受けた映像が流れて、僕も女房も心が痛んだ。まだ学生だったころ2人で旅した思い出の街だったから。
震災の犠牲になった6,400名以上の人たちには心から哀悼の意を送る。そして、あのときに昼夜を厭わず活動を続けたプロの消防士とボランティアの消防団はまぎれもなく、まさに消防人の鑑だ。
財団法人消防科学総合センターのWeb「消防防災博物館」http://www.bousaihaku.com/cgi-bin/hp/index2.cgi?ac1=B209&ac2=B20902&Page=hpd2_view
(〜阪神・淡路大震災関係の手記〜震災活動消防職員・団員の手記http://www.lib.kobe-u.ac.jp/directory/eqb/book/5-217/pdf/21_note.pdf)P14からは西宮市消防団の分団長が残した手記が続く。
手記のなかで尼崎の分団長が最後に「遠い夢であってほしい」と言っているが、災害には常に危険の予測予防が重要なのであり、消防はその啓蒙と整備に専念しなければならない。
「火事場の馬鹿力よりも、常日頃の予防消防を」とは、12年間苦楽をともにした僕の前任分団長の名言だった。 -
再び、北野異人館前からバスに乗り、新神戸経由で南京町まで乗る。車内は暖房もかけていないのに春のようで、ガイド兼車掌のお姉さんが窓を開け閉めして温度調整。
このお姉さんたちは働くわ。車窓から見える観光ポイント(だって、生田神社を取り囲む一宮から八宮の神社があるなんて初めて聞いた)まで説明しながら、1日券と1回券の料金を徴収してドアの開閉のセキュリティの任も負うのだから。僕が経営者なら月30万円は彼女らに支給する。ボーナスは別払いで。 -
南京町の長安門。昔女房と来たストリート。中華食べたい。世界中に中華料理店があるけど、台北の青葉が最高だと飼主にことらは断言している。(先日、マイレージJudyさんから、バンクーバーの中華も最高ですよとたしなめられたが http://4travel.jp/traveler/yurikoyuriko/)
中華街ではなく、中華料理店がない町は世界中にあるのだろうか?誰か知っていたら教えてください。 -
では、旧居留地を散策しましょう。
歩き始めてすぐにT氏はこの街並みが気に入ったようだ。
まずは大丸。旧居留地38番館。http://www.daimaru.co.jp/kobe/kyoryuchi/index.html
アメリカン・ルネサンス様式の傑作。
「38番」は、外国人居留地時代の区画番号。
この街の素晴らしさは、古い建物を街並みのまま保存したこと。さらに驚くのは大丸神戸店をはじめ現役の店舗、あるいは会社の事務所として使用されている点だね。
横浜にも海岸通りがあるけど、これほどの調和は感じられない。日本大通りにいたっては東京と変わりない。
ただし、神戸の海岸通りは残念ながら海が見えない。メリケン波止場のメリケンパークまで行けば海が見えるのだが・・・。
関東大震災の瓦礫で埋立した山下公園がある横浜と違う点だね。 -
次は旧居留地十五番館。http://www.to-ho.co.jp/cafe/
旧合衆国領事館。阪神・淡路大震災で全壊したが、みごとに復元されたらしい。ここのテラスで紅茶を飲みたいな。レストランもある。
お腹すいてきましたね。
では、本日の昼食へ向かいましょう。 -
と、目の前に「L.L.Bean」http://www.llbean.com/international/japan/j_stores.html
Tおやじに寄ってもよいか、目で問うと「どうぞ」とのゼスチャ。
バーガンディ色のセーター1枚を購入。満足したネコおやじ。
Webで買うのも時間がないと億劫なもんだな、と改めて思う。 -
昼食はこの先の「EH BANK」http://www.kobe-kyoryuchi.com/cgi-bin/guide/guide.cgi?shop_id=15
海岸通りを代表するチャータードビル1階にある。
古い回転式ドアを回して中へ。
満席だが7組待ちで30分くらい隣のブティックで待って下さい。と言われ、カウチソファで寛ぎながらTおやじとあれこれ話す。
この店を訪れるのは1日目の夜のつもりだった。(朝方5時まで営業している)モザイクでイルミネーションhttp://www.kobe-mosaic.co.jp/を見たあと、遅い時間に1杯できそうだと思っていたから。
実際にはそうならずとも、USJは昨日で正解だったし、Tおやじはお宝のフレームまで見つけることができて僕も喜んでいる。 -
20分で案内されて、席に着くと圧倒的に女性客が多いことがわかった。そういう店もあるよな。
僕の飼主にことらは子らと休みが同じ職業だ。T氏の奥さんはお家で活躍する人。平日オヤジ2人がごく普通の社内、あるいは会社の近くの店で「本日のランチ」を食している頃、それぞれの奥さんは「ホテルレストランのランチ」を、なんてことは容易に想像できる。勝負あったな、の世界は確かに存在する。
というわけでもないが、ピペール・エドッシックで乾杯。http://www.asahibeer.co.jp/enjoy/wine/heidsieck/index.html
「踊らされる人生より、踊る人生に乾杯!」は販売元のコピー。
美味しかったよ。意外に。パスタはアルデンテでTオヤジが満足。ハンバーグはカリッとして僕の好きなジャーマン風だった。 -
「クィーンズ・イングリッシュとの闘い」Alone編http://4travel.jp/traveler/nikotora/album/10084062/でふらっと入った、銀行を改造したレストラン「China House」http://travel.yahoo.com/p-travelguide-2796787-china_house_the_london-iの雰囲気と似ている。
金庫の観音扉を残してそのまま開けてあり、レストルームに続いているあたりは期待を裏切っていないな。
「小樽の北一硝子http://www.kitaichiglass.co.jp/kakuten/tenpo/kitaichihall.htmlのカフェで飲んだビール覚えてますか?」とTおやじに問うと、「うん、サッポロ・クラッシックhttp://www.sapporobeer.jp/classic/product/index.htmlが美味しかったね」と返ってきた。
「また行きたいですね。あのカフェ」に、うん。と頷くTおやじ。
あの時、Tおやじは「今度は女房を連れてきたい」と言っていたっけ。やっぱ、愛妻家なんだよ。
デザートはないが、Tおやじはアールグレイ(このチョイスがTおやじ。私、アールグレイだけはいただきません。と言う輩は多い)を、僕はコーヒーで。タバコも吸えるし。いい店だ。間違いなく。
写真のお姉さん、いいでしょ?もしかしたらこの旅のベストショット。
さて、そろそろお家に帰りましょうか? -
また南京町へ。途中、Tおやじがトミー・ヒルフィガーhttp://www.tommy.com/opencms/opencms/japan/index.jsp神戸元町店で足が止まる。
大丈夫、時間はあるぞ、Tおやじ!
なにやら、Webで探すよりも手っ取り早く欲しいものが見つかったらしくご購入されました。
で、この後のシティ・ループ・バスが長い列。1本見送り、地下鉄三宮駅前へ。この時点で神戸空港から船http://www.kobe-access.co.jp/で関空にアプローチするプランを放棄した。
荷物を出して、関空行きの15:20発リムジンバスhttp://www.kate.co.jp/pc/time_table/time.htmlに乗ろうとしたら、目指すところにバス停がない。
あらら、すぐわかると思って確認しなかった僕のミス。
珈琲店の店先で豆を挽いているおじさんに乗り場http://www.kate.co.jp/pc/time_table/map/kobe_map.htmlを教えてもらって、無事乗車できました。
すんまへん。えろう、おおきに!
ノン・プロブレム、飛行機に間に合います。
あとは関空まで、まったり参りまひょか。
ところが、このバス、六甲アイランド経由でシェラトンに止まったではないか!約15分のロス。
ドライバーの運転手さんがアナウンスする関空到着予定は16:35。ギリギリだな。 -
はたして、バスは16:30に関空到着。
ありがとう。リムジンおやじ!
自動チェックイン機にボーディングパスを入れて(最初に復路分ももらっておいてよかったあ!)。
何事もなかったようにスモーキング・ルームでタバコを1本。
お土産も買わず、冬の夕暮れせまる関空からお家に帰りました(マル)。
サービスのコーヒーを飲みながら、窓の外には金色から漆黒へのグラデーション。
ウォークマンからはライオネル・律雄が歌う「3times a Lady」が流れてきた。
僕にとっては3回目の神戸。また訪れたくなる街だった。
いつも大阪から西は外国だと思っている(失礼だな)。
ルミナリエもクリスマス・イルミネーションも見なかったけど、実際この街の人たちは、たくましく希望を見出して輝いていた。そして、さらにこの街を訪れる人を癒し、希望を与えてくれていた。
それは、実に(actually)Tおやじのように。 -
あのね、Tさん。夕べのバーで言おうとしてやめたことなんだけど・・・。口では何ともうまく言えないんだな。だからこうして文字にするしかない。
僕は5年前のTさんの事故を知ったとき、目の前が真っ暗になったんだ。まるで自分が再起不能になったかのようにね。
ちょうどその頃、僕の周りではいろんな人が去っていった。いろんな事情でね。特に右腕として、また弟のようにしていたM主任の退職を止められなかったダメージは大きくて、自分はどんどん独りになって行く錯覚に陥った。
M君に僕が「うまく行かないから人生は面白いんじゃないか?」と言ったら、彼は「いいえ、うまく行ったほうが断然幸せです。」と言い切った。
その後、彼は僕との仕事に決別しただけでなく、愛する家族とも別々に暮らすことになってしまっている。
何が幸せなのか、何が本当の幸いなのか自分で考え続けたな。
10数年前、2回ほどTさんを停めましたよね。しかも3回目は停めないと約束しながら、あらゆる職権を行使して。
僕が停めなかったら事故にも遭わずにすんだんだ。と思ったら、自分は誰のことも幸せにできないんだ。と、ひどく情けなく感じたんだ。
だから、Tさんを励ますこともできなかった。
でもね、あの冬ちょうど今頃。僕の家のイルミネーションを見て電話をしてきた人が何人かいたんだ。
M君は「やっぱり、アニキならやると思いましたよ!」って真っ先にね。
娘の同級生のお母さんは「なんだか、とてもあたたかい気持ちになった」と言っていた。
僕は誰かを幸せな気持ちにしただろうか?この灯りで。
少なくともそんなことを考えながら救われたような気もした。
しかしだ。今は違う。Tさんが僕にとって励みになっているから。
そして、いつか一緒にどこかで仕事ができる。(同じ部署なったことはないけど)と思う気持ちに変わりはない。それは、Tさんがどんな水虫もち(←違う)でもね。ずっと尊敬する先輩で友だちだ。大金持ちじゃなくてもさ。
人は希望を持つことなしに、人生をやっていくことはできない。
今回の神戸は僕にとって印象深い旅になったよ。
急に睡魔が襲ってきて、落語のヘッドホンをしたまま眠った。タッチダウンで目が覚める。
Tオヤジはスポットに着くまで爆睡してるし!
お疲れさまでした。
Tおやじ!今度はどこ行こうか?やっぱ小樽あたりいいよね! -
-編集後記-
「スヌーピーはどうなったか?」
もちろん大喜びされたらしい。
僕の女房、飼主にことらの推理はこうだ。
Tおやじは、ハネムーンでユニバーサル・スタジオ・ハリウッドへ行ったとき、奥さんが巨大なスヌーピーを所望したが、持って帰れないと泣く泣く諦めた・・・。
とか、たぶんそのへんだと推測するが。
いずれにせよ、それを覚えていたとすれば、このオヤジの愛はジュール・ベルヌが描いた「海底2万マイル」よりも深いことは確かである。
ずいぶんと長い神戸ならぬ、6割USJ旅行記を最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
またまたP.S.
「娘の受験はどうなったか?」
昨日、合格通知が学校長あてに届きました。
その時、おやじは下の娘が「知事と会って話す」というので休みをとり、娘が知事と懇談している間「ナショナル・トレジャー2」に観入り、もう少しでエンディングというタイミングで「合格しちゃった!」のメールが届きました。
ネコおやじ、大いにびっくりしちゃったあ!の一日でした。
ご心配をいただいた皆様に重ねて感謝申し上げます。
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この旅行記へのコメント (8)
-
- nakamasananiwaさん 2008/08/08 09:56:19
- はじめまして
- ご訪問おおきにです。
ええですねー
バタ臭い感じで
おいら若いときバーテンの真似事やってまして
こういう感じあこがれました、今は居酒屋のおっさんですけど
またお邪魔するつもりです
それでは
- のうりかさん からの返信 2008/08/23 16:59:53
- RE: はじめまして
- nakamasananiwaさん、こんにちは。
ずいぶんと返信が遅れてすみません。
nakamasananiwaさんの旅行記をまだ全部制覇できないでいるのですが、
あの、「居酒屋」はどちらでやってらっしゃるのですか?
書きこみのメッセージでてっきり「大阪やな」と勝手に思い込んどったんですわ。
nakamasananiwaさんがバーテンダーだった、と聞いたからではないのですが、プロフィールの写真をドライ・マティーニ(もちろん自作)へ変えました。
僕も学校に通っていた頃、横浜へバイトで通勤し、毎日バイト先の店長と軽く1杯やって帰りました。
気さくなバーテンダーおやじのおかげでシェイカーもマスターし、「バーテンダーになれば?」とお愛想にからかわれました。
そんなことを思い出させてくれた、nakamasananiwaさんの旅行記を見て、「人生は素晴らしい」と思った次第です。
では、また。
- nakamasananiwaさん からの返信 2008/08/24 02:46:50
- RE: RE: はじめまして
- >のうりかさん
毎度おおきに
ご返信感謝です
ほんまに人生色々あって楽しくもあり、苦しくもあり、なかなか思うようにいきませんねー
でもほんまにちょっとしたこと、たとえばバタバタと注文こなしてる時に風にのって聞こえてきたうわぁ何これ、なつかしー味するーとか、あ〜これこれ味こいけどこんなんたべたかったんとか、 一瞬のしあわせ感じます。ほんまにありがたいです。
シンガポールでもう25-6年になります、人生こっちのほうがながくなってまいました。
また覗かせていただきます、おおきにでした。
それでは
- nakamasananiwaさん からの返信 2008/08/24 02:59:31
- RE: はじめまして
- PS
ちょっと気になったんで
マティニのGINは何でしょう?
たぶんグリーンのボトルじゃないですか?
昔そこの社長がよってくれはって、ベルモットの栓あけてかたわらにおいて、香りかいでレモンピールだけでマティニやって飲んでました。は〜そういうもんかなーとか思ってまねして他のバーでやってました。あーなつかし
なんかあの頃のこといっぱい思い出しそうです
乾杯
-
- マイレージユリコさん 2007/12/19 12:47:31
- おやじ二人のらぶらぶ神戸ですねぇ!
- おやじふたりで、USJ!!と、初めはその深い関係をびっくりしてしまい
ましたが、読んで行くうちに誤解は尊敬に変わりました!
仕事の関係だけでなく、いっしょに遊んでくれ、話を聞いてくれる
ステキなお友達が近くにいるって、ホントいいですよね。
普通おやじ達って、何かと言うとゴルフじゃないですか?
それがUSJと神戸って なんだかとってもおしゃれでかわいい(失礼)
と 思っちゃいました・・・
中に、私の名前が出ており、「おお!・・」っとなりましたが
バンクーバーには香港返還の時に有名シェフがたくさんカナダに
移って、おいしい店が多いのだと、カナダへ行くたびに説明されます。
バンクーバーの土地の半分は華僑の方のものだとか・・・
ほんと、おいしいんです (くどいね)
お正月はまた、どちらかへ?
あ、お子さんが受験で大変なんでしたっけ
また、すてきな旅行記楽しみにしていますね それでは・・・
- のうりかさん からの返信 2007/12/19 21:43:54
- Judyさんにそういわれるとお。
- たぶん怪しいおやじどもには違いないのですが、2人とも普通のオヤジとは少し違うようなのですよ。
僕は好きなやつのことは徹底的に好きです。まあ、ときどきサボるときもありますが。
今回の旅行記はむしろTおやじの奥さんの反応が興味あるところですね。あとでjudyさんにご報告しましょう。
バンクーバーのことを女房に話したら、「あ、行きたいし!」とのこと。女性誌(月刊誌等)で特集されるベスト3の街だと言ってはばかりません。
香港返還前に宗主国の英国が、続いて合衆国政府が香港市民の移住を制限したとき、確かにカナダは寛容に彼らを受け入れていたことを思い出しました。
今日、帰宅したら大学の同級生からお歳暮が届いていました。さっき電話したところ電車の中なのでコールバックするとのこと。
この同級生は携帯もない時代に僕の居所をあらゆる方法で割出し、連絡を怠らないという特殊能力がありました。当時、僕が国会議員になるとき、秘書には必ずこいつだと思っていたものです。
しかし、問題は、さて、何をお歳暮返すかなんですが。毎回悩みます。
Judyさん。なにがいいお返しがあればお教えいただきらいのでが・・・。
- マイレージユリコさん からの返信 2007/12/19 23:28:55
- RE: 先生! なのですか!?
- 国会議員の先生さまなのでしようか!?
う〜ん なにかに使えないかな と思ってしまった私はいけない人間
でしょうか・・・
私はオットと共に会社を経営していますので中元、歳暮はたくさん頂き、
また 送りますが 悩むのは時間の無駄だ! と人気ベスト5に入るような
べたなものばかりです。自分がのんべで食いしん坊なのでそういうものが
多いですよね。やっぱりその方の好きなものが一番! 気のきいたお薦め
物がなくてごめんなさい・・
私は〜 かにとかウィスキーとかいちごとか変わったビールとか松坂牛
とかグラマシーニューヨークのケーキとか日本酒とかバームクーヘン
とかいいなあ・・・・・・・・ ああお腹すいてきた・・・
あ、でも商品券でもお食事券でもお米券でもいいや 結局なんでもいい
私なのでした!!
バンクーバー すごくいいですよ。いつもスキーのついでに寄るので
雨ばっかり(冬は雨ばかり)なんですが。季節のいい時期に 是非!
私もいつかロングスティしたいと思っている街です。
それでは のうりか先生 失礼いたします。
- のうりかさん からの返信 2007/12/20 21:38:34
- RE: 議員も悪くないですねえ。
- なに言っているんだか、のオヤジ状態ですみません。
最後の行に至ってはミスタッチのまま送信でしたね。
もちろん僕は給与所得者です。Judyさんのお役にたてなくて申訳ない。
国会議員になった友達はいませんが、秘書になったやつはいますね。僕は若い頃、いくつかの方面で市議会議員へのお誘いがありました。もちろん家内に「ネコおやじが議員でよいわけがない」と一蹴され、政治への道を閉ざされましたが。
お歳暮のアドバイスありがとうございました。
友達には花を贈りたいと思います。意外なものじゃないと僕じゃないと思っているヤツなので。
バンクーバーは世界一住みやすい街、5年連続1位だそうですね。
十数年前、仕事で僕の手足となって支えてくれた今年定年になるオババさま(失礼なことも数限りなく言ったけど、大好きなお母さん)のお嬢さんが留学していた街なので、印象はよいのです。
Tおやじはあれで高校生にしてスキー1級をとった腕前(脚前?)なのですが、一緒にスキーに行ったことは一度もありません。僕は蔵王の横倉を背中から滑った(落ちた)程度ですが。
今となっては彼とスキーもしてみたかったと思うこの頃です。
この続きはJudyさんの旅行記に場外としますね。
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