2007/05/27 - 2007/05/28
30912位(同エリア43926件中)
ニーコさん
新緑眩しい京都に、1泊で行って来ました。
行きたい、行きたい、と思いつつもきっかけがないまま、約2年ぶりの京都でした。
今回の旅の目的は:
?相国寺承展閣美術館で開催されている「若冲展」(2007年5月13日~6月3日)を観に行く。
?去年オープンした「ハイアット・リージェンシー京都」に泊まる。
?「ハイアット…」内の「RIRAKU スパ&フィットネス」で鍼灸を取り入れたトリートメントを受ける。
初っ端からちょっとしたトラブルもあり、~ゆっくり京都で癒される~というわけには、必ずしもいかなかったのですが、一応目的は達成できたので良しとします。
それにしても、やはり京都はイイです♪
次回こそは、ゆっくりと見て周りたいな、と思いました。
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相国寺に向かう途中、同志社大学の建物(啓明館)。
…ここに到着するまでに何時間かかったんだろう…。
というのも、この日の朝6時半には起床して、9:00の羽田→伊丹便に乗ろうとしたのですが、羽田空港に着いてみたら、某航空会社のシステム障害により発券、チェックインができなくなっていましたヽ(TдT)ノアーウ…
復旧の見通しは立ってない…カウンターには長蛇の列ができています。一瞬、諦めて帰ろうかとも思いましたが、この機会を逃したら「若冲展」も観られないし、ホテルもスパも予約してるし…
というわけで、意を決して長蛇の列に挑みました。
結局10:00発の便にチェックインできたのですが、その便も遅れに遅れて、結局出発したのは12:00ちょっと前。
伊丹からは京都駅行きのバスにすぐに乗れて、京都駅に到着したのは14:00。
京都駅から地下鉄烏丸線に乗り、「今出川」下車。
この時点でかなり疲労困憊 (´Д`疲) -
疲れたし、時間はかかったけど、なんとか無事に京都には着いたし、念願の「若冲展」も観れるし♪
天気は良くて、日差しが暑いくらい〜♪
と、テンションが徐々に上がってきました。
結構ルンルン気分で相国寺に向かいます。
…この後すぐにまたショッキングな事実に遭遇するとも知らずに…〜(m--)m
右手に見えた建物は、同志社大学・アーモスト館。
「アーモスト・同志社プログラムの第1回学生代表であったニコルズの母親やアーモスト大学の卒業生からの寄付によって建てられたニューイングランド・ジョージアン様式の建物。W.M.ヴォーリズが設計し、学生寮として使用されている。1932(昭和7)年に竣工。」 -
相国寺の門に到着。
これです、これ。看板が出ています。
「開基足利義満六〇〇年忌記念 釈迦三尊像と動植綵絵・120年ぶりの再会」
江戸時代に活躍し、近年非常に人気の高い「奇想の画家」伊藤若冲は、相国寺の第百十三世住持・大典禅師と交流が深かった。
壮年期の若冲が10年の歳月をかけて描きあげた、「釈迦如来像」と「文殊・普賢菩薩像」の三幅、そして様々な動植物を絢爛で鮮やかな色彩で細密に描かれた「動植綵絵」三十幅。これらを若冲は家族と自分自身の永代供養を願い、相国寺に寄進した。
以来これらの三十三幅の作品は、相国寺の法要の際に方丈に掛けられ、一般の参拝者も見ることができた。しかし、明治維新後の廃仏毀釈で財政的に危機に瀕した相国寺は動植綵絵三十三幅を皇室に献上した(買い上げてもらった)。
今回、相国寺の開基、足利義満600年忌を記念して、まさに120年ぶりに、この動植綵絵が相国寺に里帰りしたのである。相国寺 寺・神社・教会
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相国寺に入った途端、案内の係員の人の叫ぶ声が耳に入りました。
「現在『若冲展』は、入口まで120分並んでいます! そこから先も大変混雑しておりますので、ゆっくりご鑑賞いただくのは難しい状況です!」
工エエエエェェェェェ(:.;゚;Д;゚;.:)ェェェェェエエエエ工
120分!?
しかも入口まで?!
あ、ありえない…!
飛行機に乗るのに3時間待って、ここでも2時間も待たなくちゃいけないのー?!
しかもこの暑い中、立ちっぱなし…。 -
どうしよう…?
待つのはもう嫌だけど…
でも、これが第一の目的でわざわざ京都に来たんだし、「若冲展」は6月3日(1週間後)には終わってしまうからこれがラストチャンスだし…。
観なかったら、やっぱり後悔しそう。
よし、頑張って並ぶか。
飛行機が遅れた為に、昼食も食べそびれちゃってお腹も空いたヨ…。
写真は、並んでいる時に撮った相国寺・法堂(江戸時代・1605年建立)。重要文化財だそうです。
相国寺自体も臨済宗大本山の名刹で、「若冲展」の行われている「承天閣美術館」以外にも見るところがたくさんありそうだったのですが、何せ、最終的に3時間程かかったので、他のところは見ることができませんでした。 -
チケット売場まで約1時間。
ここからまた1時間以上並びました…。
そもそも普段はこんなに人が訪れることのない小さな美術館なのでしょう。(展示室は2室のみ)
ただ、この「若冲展」は非常に人気があることを見越して、仮設のチケット売場、仮設のミュージアム・ショップ、仮設トイレまでできていました。
(この仮設トイレが、容量いっぱい気味で臭かった!) -
「若冲展」パンフレットより。
(拡大して頂けると、若冲の襖絵、動植綵絵、釈迦三尊像がご覧になれます。)
現在、宮内庁三の丸尚蔵館所蔵の動植綵絵三十幅は、本当に圧巻でした。
緻密にして鮮やか。豪華絢爛。
そして、現代アートにも通じるような配置・構図。
素晴らしい。
この動植綵絵、表からだけではなく、裏からも彩色されているそうです。
これは、宮内庁における保存状態が良かったということもあるのかもしれません。 -
動植綵絵 紫陽花双鶏図
(相国寺にて配布していた、日本経済新聞・PR版より) -
ふ〜…さすがに疲れました。
ホテルに着いたのは18時半頃。
今回泊まったのは、前から泊まってみたかった「ハイアット・リージェンシー京都」です。
1980年から25年間営業していた「京都パークホテル」が全面リニューアルして「ハイアット・リージェンシー」として去年オープンしました。
ただ、周辺に三十三間堂、智積院などの歴史的建造物の多い地域なので規制が厳しく、外観を大きく変えることはできず、主にインテリアを変えたのだそうです。ハイアット リージェンシー 京都 宿・ホテル
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部屋は、スタンダード・ダブルの部屋。
意外と広々してるー。
液晶テレビも大きいし、DVDプレーヤーが付いています。 -
ベッド(ダブル)。
低めで落ち着く感じ。
なんとなく和を感じさせるインテリア。 -
洗面所。
左手にトイレ、奥はバスルーム。 -
バスルーム。
左手に日本風の深いバスタブ。
お風呂用の木の椅子もありますが、高さのあるもの。
シャワーが大きい!
このお風呂、広いし、洗い場の椅子が便利だし、湯船にゆっくり浸かれて、とても良かったです -
ホテルに荷物を置いた後、夕食を食べに祇園へ出ました。
ブラブラ歩いていると、行列の出来ているお団子屋さんを発見☆
お、美味しそう…。
というわけで、夕食前だというのに思わず並んでしまいました。
小ぶりのお団子を火で炙って焦げ目をつけてから、みたらしダレにつけてます。 -
これがそのお団子♪
1本 \90也。
みたらしダレだけでもあっさりした甘みで美味しい。
更にそれにきなこがかかっているバージョンもあり、こちらも美味しい。 -
鴨川。
京都っぽーい!良い感じ!
夏に川床で鱧なんて食べたいな。 -
連れがインターネットで見つけた創作和食のお店で夕食。
「うしのほね」
http://www.ushinohone.com/honten/index.html
京都内に内容の違う何店舗かあるようです。
私達の行ったのは、京阪三条駅の近くで、路地を入った長屋の町屋がお店になっています。
お店は小さくてこじんまりとしています。
皐月のおすすめコース \3500也。
・冬瓜とツブ貝の冷たい前菜
・鴨カツ 玉葱ポン酢(写真)
ポン酢におそらく少しケチャップが混ざっているトロっとしたソースが美味しい (´∪`*) -
・鳥羽浦村産 蒸し岩牡蠣
半分生で、美味しい〜(*´Д`)ノ -
・その日の鮮魚 しゃぶしゃぶ(写真)
この日は、穴子でした。
こういう風に穴子を食べたのは初めてでしたが、プリプリっとして、美味しい!
もっと食べたいぐらい!
・山伏豚ポテト焼き -
そしてこれ!
・「うしのほね風シチュー」
これがめちゃくちゃ美味しかったo(*^▽^*)o♪
また絶対に食べに行きたい!
そしてこの後にまだ、
・お茶漬け(明太子 or 甘汐鮭 or 梅しそ)
又は、 新生姜と鯛めし
・デザートのきなこアイス
と続きます。
全部とても美味しくて、大満足でした。 -
翌朝、朝食を食べに下に降りました。
写真は、ロビーの様子。 -
日本の伝統柄をもとにデザインした透かし組みの天井。
この全面改築(改修)の総監修は、建築家・杉本貴志氏。
コンセプトは「コンテンポラリー・ジャパニーズ」だそうです。 -
「ザ・グリル」
こちらで朝食をいただきます。
ホテルの規模の割りに、このダイニング・スペースが狭いようで、席に案内されるまでロビーで5〜10分程待ちました。
そんなに繁忙期というわけではないはずなのに、これで大丈夫なのかな?と少し心配になりました。
待っている間、新聞を読んでいたところ、昨日の航空会社のシステム障害について、一面で報じていました。
午後13時半から18時までの出発便は全て欠航だったそうです…!実は、遅れたけれどちゃんと乗れたのはかなりラッキーだったのかも! -
充実の朝食(人´∀`).☆.。.:*・°
パンもサラダも、チーズも、スモークサーモンも全部美味しいのですが、ピカイチだったのが、1番手前のお皿の上に乗っている「出来立てハム」!!!
出来立て?というか、温かい大きなハムの塊から厚めに切り取ってサーブしてくれるんです!
脂身がジューシー♪で美味しー(^^*) -
ホテルの向かい側は、京都国立博物館。
ですが、この日は月曜日なので休館日。
フレンチ・ルネッサンス様式を取り入れた煉瓦造りの本館は重要文化財で、1897年(明治30年)、旧赤坂離宮(現在の迎賓館)などを手がけたことで知られる、片山東熊の設計による。
今日も空が青いです♪ -
朝の散歩がてら、ホテルのすぐ近くにある「三十三間堂」に行きました。
向こうに見えるのは「京都タワー」(JR京都駅前)。
まだ10時頃でしたが、修学旅行生が大勢来ていました。ちょうどそういうシーズンなんですね。
驚いたのは、最近の中学生の修学旅行は大型バスではなく(そういう学校ももちろんありますが)、4、5人づつのグループになって、タクシーで移動するらしいのです。タクシーの運転手さんが、ガイドもしていました。自主性が高まってこちらの方がいいのかもしれませんねー。三十三間堂(蓮華王院) 寺・神社・教会
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三十三間堂のパンフレット。
国宝「雷神と風神像」。
他にも、国宝「観音二十八部衆像」、そして圧巻の千体の「十一面千手千眼観世音」(重文)と「中尊」(国宝)。
入場料:\600 -
三十三間堂
正しくは蓮華王院(れんげおういん)。
約120mに及ぶ長い総檜造りのお堂は、正面の柱間が33あることから、三十三間堂と呼ばれている。
1164年(長寛2年)に建てられたが、焼失により1266年(文永3年)に再建された。 -
長ーいお堂。
この中に、1001体の御本尊が並んでいる様子は正に圧巻!です。
これは本当にスゴイと思います。 -
またホテルに戻って来ました。
ホテルのエントランス。
「ハイアット・リージェンシー京都」は、全体的には良いホテルでした。客室は快適でしたし、インテリアも素敵。朝食も充実していて美味しかったです。
少し残念だったのは、スタッフの方達が(私の接した限りですが)なんとなく慣れていない感じ…経験が浅いのかな。スタッフ間の連携もいまいち取れていない様子でした。
例えば、直接電話で予約しているにも関わらず、入力ミスで予約内容が間違っていたり(それをこちらの勘違いと思い込んでいる節もあり)、
チェックアウトの際に、こちらでお待ち下さい、と言われて椅子に座って待っているのに、フロントのスタッフはそういう案内がされている事に気付かず、後から来た客に先に対応していたり。
こんな細かいところが気になってしまうなんて、私も小姑みたいですが…(・_・; -
チェックアウトの後、予約していたホテル内にある「RIRAKU スパ&フィットネス」へ。
ここは、スパに鍼灸を取り入れたトリートメントを行っています。
鍼灸施術の後、アロマボディマッサージを受ける「鍼灸ブレスボディトリートメント」(120分) -
まず、お着替えです。
渡されたのは、こんなスウェットの上下。
もちろん洗濯はしてあるのだけれど、結構着ててくたびれてる感じ…。
友達の家にでも泊まりに行って、パジャマを借りたような感覚に襲われました。
ある意味、アットホーム?! -
まず、鍼灸師の先生のカウンセリングから始まり、かなり細かく自分の心身の状態について話します。
それから、先生が脈を取ったり、お腹や背中を触診して、状態を確認。
その後、鍼を打ってもらいます。
私にとっては初めての鍼体験!
ちょっと緊張しました。
なんとなくチクっとした後、ズーンと痺れるような変な感じに。これは鍼用語で「響き」というものだそうです。
身体の表と裏、それぞれに何本かづつ鍼を打ち、それぞれそのままで10分ほど待ちます。
あまり自分では何か変わったという実感はなかったのですが、先生が施術後に脈を取りながら、「これで胃腸の熱が取れて正常な状態になりました。」との事。
(でも確かにこれ以降、慢性化していた下痢がしばらく止まってる気がします…って汚い話ですみませんm(._.)m ゴメン)
鍼灸治療の後は、アロマボディマッサージに入ります。
まず、伏見の酒入りのフットバス+繭玉で足をこする。それから粉状のお香を手に擦り込んで、深呼吸。
なんか京都っぽい雰囲気は出てる。
それから、オイルマッサージ。
マッサージは、まぁ普通でした。
写真は、スパ内のリラックス・スペース。 -
全てが終わった後は、先生の処方による、大豆や小豆などの豆類をすり潰したものの入ったお茶が出てきました。(不思議な飲物!)
それと共に、胃腸に良いというドライフルーツのサンザシとイチジクをいただきます。 -
京都のお土産に、RIRAKUスパでも使用している「京都ちどりや」グッズを買って帰りました。
小ぶりのがま口、ポーチ入りのユズのリップバーム、椿油、トラベルコスメセットなど。ラブリー♪
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