第４０回白瀬中尉をしのぶ集い

2007/01/28 - 2007/01/29

秋田県にかほ市にて白瀬南極探検隊記念館が毎年開催している
「白瀬中尉をしのぶ集い」雪中行進に参加してきました。
期待していた雪中行進とはならず全国的な暖かさのため積雪はゼロでした。

エリア 象潟・にかほ(秋田)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: その他

自宅の千葉から車を走らせて初めて雪に出くわし山形自動車道の月山付近でしたが道路上に雪がないため無人のサービスエリアに入り写したものですが残念ながら雪は最初で最後でした。

白瀬南極探検記念館内に展示されている白瀬中尉が探検に使用した探検船「開南丸」の再現された実物大の一部分

第９次日本南極地域観測隊の故村山雅美越冬隊長以下１１名の越冬隊員が日本初の陸路での南極点調査旅行を実施成功させたときに使用された雪上車。（昭和４３年１２月１９日極点に到着）

ニュージーランド・クライストチャーチにあるカンタベリー博物館に永久貸与された白瀬矗中尉の顔像と同じ強化プラスチック製の原型が本日（１月２８日）雪中行進のイベントに合わせて展示された。
因みにカンタベリー博物館にはアムンセン、スコットと並べて展示されているとのこと。

館内に展示されている白瀬矗及び開南丸について

南極探検後の白瀬矗中尉の様子についての説明。

白瀬矗南極探検隊が実際に使用したテントと防寒具やそりなどと開南丸のテールエンド。

明治４５年（西暦１９１２年）１月２８日白瀬探検隊は南緯８０度０５分に到達したが、その日を記念日と制定し毎年「白瀬中尉をしのぶ集い」雪中行進を実施していて今年は第４０回を数えたが初めての積雪のない雪中行進となった。記念館前に集まった人達と関係者。

雪中行進？をしている参加者の皆さんと、途中合流する人達。全く積雪はありません。

雪中行進？最終地点（白瀬矗の生家及びお墓がある浄蓮寺）に到着した参加者の皆さん。

浄蓮寺にある白瀬矗中尉のお墓にお参りする皆さんとそれを見つめる白瀬矗の弟さんのお孫さんでもあるご住職さん

白瀬矗中尉について分かり易く書かれている。

１。酒をのまない
２。たばこをすわない
３。茶をのまない
４。湯をのまない
５．寒中でも火にあたらない

上記五か条を生涯実行したとのこと。

到底真似が出来ない。

勤労青少年ホームでの「第４０回白瀬中尉をしのぶ集い」に集まった人達を前に「白瀬中尉に学ぶ」作文コンクール・小学校の部で最優秀賞を受賞した金浦小学校五年生の女の子で題名は「とても感心な白瀬矗さん」。作文朗読を聞いていてその素晴らしさに感動しました。

今年は４０回を数える集いですが初めて積雪のない雪中行進だったということでしたが通常はこのような雪中行進とのこと（会場に展示されていた写真）

集いの会場となった勤労青少年ホームで南極観測隊員経験者の山形大学加々島先生による南極についての基調講演が行われた。

浄蓮寺の裏側、勤労青少年ホームから見た雪をかぶった鳥海山、ですが地元のお話ではいつもはもっと積雪のある鳥海山だとか。今夏の田畑への水不足を危惧する地元の方も・・・。