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さて、アグロドーム(牧場)の次はレインボースプリングス(動物園見学)だ。ここへは10分ほどで到着した。<br /><br />この動物園では、絶滅寸前の動物の保護、人工孵化などを行っている。。<br /><br />入口では、日本語のパンフレットとトランシーバーの貸し出しをしてくれる。パンフレットに表示されている番号のところで各々の説明を聞くことができるのだ。<br /><br />入口から左回りで見学開始だ。まずレインボーの泉だ。この自然の泉は24時間で2.5百万リットルの新鮮な水が湧き出していて、300〜400匹のニジマスが生息している。もともと、マスは来たアメリカから1883年に釣りの目的で輸入されたもので、ニュージーランド原産のものではない。<br /><br />その先にある。ナースリー・プールには、毎年400匹のニジマスの稚魚が放流されている。マスは本能的に共食いをするので、2時間おきに餌を与え夜はネットをかぶせ外敵から守っている。自然界では、1000匹に5匹しか成魚になれないニジマスだが、ここでは、完璧に保護されているので、85%が成魚になる。2歳くらいになるとロトルア湖に放流される。<br /><br />園内にはニュージーランド特有のシダなどが、至る所に繁殖している。高さは20メートルにもなる巨大なシダだ。<br /><br />ニュージーランドでは気候が植物に適しているので、他の国で育てるよりも早く巨大に成長するようだ。<br /><br />途中にある鳥小屋にもめずらしいニュージーランドの鳥たち(トゥイ、ケレル(写真左)、北島オウム(写真右)、カカ)が飼育されている。<br /><br />その先の池には、意外に獰猛な白鳥もいた。これも1866年以降イギリスから輸入されたものだ。どこかのヤクザな豆屋のロンパリ社長が確かこんな名前だった記憶がある。。いまどきロンパリもめずらしい。。ははは<br /><br />80歳くらいまで生き、最大体重50キロにもなるの巨大なニュージーランドウナギもいた。マオリ人が好んで食べるそうだが、いかにもまずそうだ。この池のウナギは9歳で体重は9キロだ。まだ若手だ。<br /><br />『モア』この巨大な飛べない鳥は動きが鈍く、牛肉のように美味しい肉は先住民族マオリ人の格好のターゲットにされて、400年前に絶滅してしまったので、銅像で登場だ。8000万年前に12種類いたというモアの中で一番大きいものの実物大銅像だ。<br /><br />その先には、絶滅した『モア』に近い種類でモアより小さいが、 『エミュー』という飛べない鳥がいた。平胸類、胸の骨が平らな鳥の仲間だ。<br /><br />次は判りにくいが、『アオマス』といわれるニジマスから4万匹に1匹の割合で突然変異で生まれた青いマスを観察できる。目立つので外敵から狙われやすく、ほとんど成魚にならないそうだ。<br /><br />4種類の大きなマス(ニジマス、ブラウンマス、カウマス、タイガーマス)を水槽で見学できる。食べてみたくなった。ニジマスは脇に赤い線、ブラウン・マスは緑かかっていて黒と茶の斑点がある。カウマスは茶色と黄色の斑点がありヒレの端が白い、タイガー・マスはトラ模様です。みなさん区別つきますか??(動画参照)<br /><br />その先にはニュージーランド原産のヤモリとトカゲがいた。これも非常にめずらしい爬虫類で、体内で卵を温めて、孵化させて子供を生む。。<br /><br />『トゥアタラ』と呼ばれるニュージーランドの爬虫類だ。2億2千5百万年前から進化していないので、恐竜の生き残りといわれる珍しい生物だ。なんでもゆっくりで、獲物がくるまでじっと待ち、呼吸も1時間に一回しかしないそうだ。成長するのも遅く35年くらいかかり、寿命は100年以上だ。<br /><br />子供は反対側の檻に入れられているが、親と一緒にすると共食いされてしまうので別々に飼育されている。本当に気持ち悪い生物だ。<br /><br />さて、お待ちかね『キーウィ』の登場だ。次は『KIWI HOUSE』だ。フラッシュによる撮影か禁止だ。薄暗い館内に2匹のキゥイがいるのだが、木に隠れていて良く見えない。ガイドの人が木を動かすとすばしっこく動き回る。まるでハリネズミのようだ。<br /><br />野生の『キーウィ』は5%しか生き残れないため、レインボースプリングスでは、人工孵化して、生後6ヶ月体重が1.2キロになるまで育てている。その後、探知機をつけたまま野生に放っている。<br /><br />この『キーウィ』は7000万年まえから生息していて、夜行性で1日18時間も寝ている。体の大きさに比べて卵は大きく、体の大きさに比べて世界で一番大きな卵を生む動物だ。野生では、イタチ、猫、犬、ポッサムに襲われて絶滅の危機にあるので保護されている。<br /><br />暗いなかを一瞬走りまわっただけなので、撮影することはできなかった。出口のポスターで勘弁してください。<br /><br />レインボースプリングス(動物園見学)は1時間ほどで終了した。<br /><br />『レインボー・スプリングス』07-350-0440<br />Fairy Springs Rd PO Box 25,Rotorua<br />営業時間8:00−17:00(ナイトツアーは別途)<br /><br />写真つき詳細⇒http://amet.livedoor.biz/archives/50303480.html

ニュージーランド レインボースプリングス(動物園見学) ロトルア

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2006/12/23 - 2006/01/05

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香港マイタン日記

香港マイタン日記さん

さて、アグロドーム(牧場)の次はレインボースプリングス(動物園見学)だ。ここへは10分ほどで到着した。

この動物園では、絶滅寸前の動物の保護、人工孵化などを行っている。。

入口では、日本語のパンフレットとトランシーバーの貸し出しをしてくれる。パンフレットに表示されている番号のところで各々の説明を聞くことができるのだ。

入口から左回りで見学開始だ。まずレインボーの泉だ。この自然の泉は24時間で2.5百万リットルの新鮮な水が湧き出していて、300〜400匹のニジマスが生息している。もともと、マスは来たアメリカから1883年に釣りの目的で輸入されたもので、ニュージーランド原産のものではない。

その先にある。ナースリー・プールには、毎年400匹のニジマスの稚魚が放流されている。マスは本能的に共食いをするので、2時間おきに餌を与え夜はネットをかぶせ外敵から守っている。自然界では、1000匹に5匹しか成魚になれないニジマスだが、ここでは、完璧に保護されているので、85%が成魚になる。2歳くらいになるとロトルア湖に放流される。

園内にはニュージーランド特有のシダなどが、至る所に繁殖している。高さは20メートルにもなる巨大なシダだ。

ニュージーランドでは気候が植物に適しているので、他の国で育てるよりも早く巨大に成長するようだ。

途中にある鳥小屋にもめずらしいニュージーランドの鳥たち(トゥイ、ケレル(写真左)、北島オウム(写真右)、カカ)が飼育されている。

その先の池には、意外に獰猛な白鳥もいた。これも1866年以降イギリスから輸入されたものだ。どこかのヤクザな豆屋のロンパリ社長が確かこんな名前だった記憶がある。。いまどきロンパリもめずらしい。。ははは

80歳くらいまで生き、最大体重50キロにもなるの巨大なニュージーランドウナギもいた。マオリ人が好んで食べるそうだが、いかにもまずそうだ。この池のウナギは9歳で体重は9キロだ。まだ若手だ。

『モア』この巨大な飛べない鳥は動きが鈍く、牛肉のように美味しい肉は先住民族マオリ人の格好のターゲットにされて、400年前に絶滅してしまったので、銅像で登場だ。8000万年前に12種類いたというモアの中で一番大きいものの実物大銅像だ。

その先には、絶滅した『モア』に近い種類でモアより小さいが、 『エミュー』という飛べない鳥がいた。平胸類、胸の骨が平らな鳥の仲間だ。

次は判りにくいが、『アオマス』といわれるニジマスから4万匹に1匹の割合で突然変異で生まれた青いマスを観察できる。目立つので外敵から狙われやすく、ほとんど成魚にならないそうだ。

4種類の大きなマス(ニジマス、ブラウンマス、カウマス、タイガーマス)を水槽で見学できる。食べてみたくなった。ニジマスは脇に赤い線、ブラウン・マスは緑かかっていて黒と茶の斑点がある。カウマスは茶色と黄色の斑点がありヒレの端が白い、タイガー・マスはトラ模様です。みなさん区別つきますか??(動画参照)

その先にはニュージーランド原産のヤモリとトカゲがいた。これも非常にめずらしい爬虫類で、体内で卵を温めて、孵化させて子供を生む。。

『トゥアタラ』と呼ばれるニュージーランドの爬虫類だ。2億2千5百万年前から進化していないので、恐竜の生き残りといわれる珍しい生物だ。なんでもゆっくりで、獲物がくるまでじっと待ち、呼吸も1時間に一回しかしないそうだ。成長するのも遅く35年くらいかかり、寿命は100年以上だ。

子供は反対側の檻に入れられているが、親と一緒にすると共食いされてしまうので別々に飼育されている。本当に気持ち悪い生物だ。

さて、お待ちかね『キーウィ』の登場だ。次は『KIWI HOUSE』だ。フラッシュによる撮影か禁止だ。薄暗い館内に2匹のキゥイがいるのだが、木に隠れていて良く見えない。ガイドの人が木を動かすとすばしっこく動き回る。まるでハリネズミのようだ。

野生の『キーウィ』は5%しか生き残れないため、レインボースプリングスでは、人工孵化して、生後6ヶ月体重が1.2キロになるまで育てている。その後、探知機をつけたまま野生に放っている。

この『キーウィ』は7000万年まえから生息していて、夜行性で1日18時間も寝ている。体の大きさに比べて卵は大きく、体の大きさに比べて世界で一番大きな卵を生む動物だ。野生では、イタチ、猫、犬、ポッサムに襲われて絶滅の危機にあるので保護されている。

暗いなかを一瞬走りまわっただけなので、撮影することはできなかった。出口のポスターで勘弁してください。

レインボースプリングス(動物園見学)は1時間ほどで終了した。

『レインボー・スプリングス』07-350-0440
Fairy Springs Rd PO Box 25,Rotorua
営業時間8:00−17:00(ナイトツアーは別途)

写真つき詳細⇒http://amet.livedoor.biz/archives/50303480.html

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
観光バス

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  • レインボー泉のマス

    レインボー泉のマス

  • 薄気味悪い 『トゥアタラ』

    薄気味悪い 『トゥアタラ』

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