2010/11/18 - 2010/11/18
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まみさん
始まっていたではないですか、赤坂サカスのイルミネーション!
ひょっとしたらまたチャンスがあるかも、と欲をかいたのに、公式サイトには情報なし。
ということはまだなのか、残念!
とあきらめていたら。
実際に観劇前にはイルミネーションはまだだったのに。
なんと、終演後に外を見たら、イルミネーションが始まっているではないですか、ラッキー@
開演時間をいつのまにか18時30分と勘違いして向かった赤坂ACTシアター。
実は開演は19時からで、18時30分まで開場しないことに、シアター前までやって来て初めて気付きました。
30分以上も早く着いてしまいました。
仕方がないので30分、そこらをぶらぶらしました。
イルミネーションはまだでも、夜こそ目覚めのときのような都会のまだ宵の口。
心惹かれる街角夜景散策が楽しめました。
いやはや、デジカメ1台あれば、時間を持て余すなんてありえない@
そうして赤坂ACTシアターでミュージカル「ファントム」を22時までたっぷり楽しんだあと、窓ガラスの外を見たら。
イルミネーションが始まっていたというわけです。
一昨年も観劇ついでに見ることができた赤坂サカスのイルミネーション。
一番メインの光の天井は、一昨年はクールな青がベースでキュートな星がまたたいていました。
今年はあたたかみのあるオレンジの中に、大きな雪の結晶と流れ星でした。
なぜ観劇前にイルミネーションが点灯されていなかったのか不思議ですけど、点灯前の、そばのショップの照明で十分明るかったときとの対比が見られたので、かえってよかったかもしれません。
※一昨年も観劇前に見られた赤坂サカスのイルミネーション
「イルミネーションの赤坂サカスでバレエ「くるみ割り人形」を鑑賞」(2008年12月26日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10297306/
赤坂サカスの公式サイト
http://sacas.net/index.html
観劇会場の赤坂ACTシアターの公式サイト
http://www.tbs.co.jp/act/
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イチオシ
グランドプリンスホテル赤坂の巨大なクリスマスツリー
赤坂見附駅からアクセスしたら、こんなステキなものが見られました。 -
イルミネーションはまだの赤坂サカス
あんな風に準備はできているのに、明かりが点っていないなんて。 -
TBSのビルに向かいの建物の明かりが歪んで映って、まるでイルミネーションのよう!?
こんな擬似イルミネーションに慰めを見出しました。 -
本日の観劇は赤坂ACTシアターでミュージカル「ファントム」!
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おやっ、階段にファントムの仮面が……!
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階段の仮面はこうなっている@
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会場前のたいまつの幻想的な炎
にせものではないです。本物の火をたいていました。
それにしても、人の集まりが少ないです。
まさか急に公演とりやめになった、なんてことはないでしょうね。
戻っくる人もいるのはなぜ? -
会場脇の窓に出演者たちがドーン!
ファントムの他は、キーパーソンとなるオペラ元・支配人のゲラール・キャリエールと、ヒロインのクリスティーン・ダエーです。
劇場入口前では当日券の抽選をやっていました。
誰も中に入る様子はありません。
ここでハタと気付きました。
なんと開演は19時でした。
開場の18時半までまだ30分以上あります。
劇場前で待っていても仕方がないので、あたりをぶらぶらして時間をつぶすことにしました。 -
TBS前のサカス広場にてなにやらイベントが始まるよう
NIPPON PROFESSIONAL BASEBALL CONVENTIONが開始されるところでした。テレビ中継もやっていたようです。
でも私が注目したのはコンクリートの床のブタちゃんです。
ここは2年前はスケートリンクになっていたところでした。
今年は、2010年11月20日〜12月4日まで、映画「SPACE BATTLESHIPヤマト」宣伝のために戦艦ヤマトが展示されるはずです。
残念ながらニアミス。
期間中に赤坂サカスに行く予定はたぶんないです。 -
赤坂サカスをぶらぶら
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TBS前のサカス広場と赤坂ACTシアター
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光のカーテンと、奥のビルは赤坂Bizタワーかな
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イルミネーションはまだの赤坂サカス
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イチオシ
建物の中に水玉が見える@
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TBSストアを覗こう!
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ぶひぶひ@
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ぶぶぶーっ!
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ぶひ、ぶひ、ぶひぶひぶひひひっ!
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イチオシ
サンタ・ベアちゃん、きゃわゆーい!
おとなりの店にて。
帰りにイルミネーションが点灯していなかったら、これを表紙にしようかと思っていました。 -
ウインク・サンタさんとアライグマのようなトナカイさん、とってもキュート!
このお店のクリスマス・シンボルはフクロウなのかしら。 -
サンタさんのクッキー? マジパン?
マジパンは日本ではあまりウケないかな。
ハンガリーにはブダペストなど、ステキなマジパン博物館があったことを思い出しました。
マジパン博物館のマジパンの写真がある旅行記
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第3日目(4)ブダペスト:王宮の丘散策」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10104710/
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第4日目(5):ティハニの博物館」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10105688/ -
飾りかな? 食べられるのかな?
外から撮っていたので未確認@ -
大きな袋をかついだ小さなサンタさん
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花屋の店頭にはすでにクリスマスのポインセチアが登場@
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おしゃれなフラワーマーケット
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ああ、もっと光を!
これでも十分きれいですけどネ。
ここまで準備できているのに、なぜ明かりが点されないのでしょう。 -
白い星降る赤坂サカス
よく見たら星というより雪の結晶かな。
すぐに連想したのは雪印マークですけどネ。 -
やっと入れる!
撮影散策をしていたら30分はあっという間にたちました。
18時30分、やっと開場です。 -
主役の大沢たかおさんグッズ
グッズ売り場の会計前はものすごい行列でした。 -
1階席は階段を下りるけど
赤坂ACTシアターは入口が2階ロビーにある構造をしています。
サービースコーナーも下にあります。
私の席は2階だからここにこのままいます。
でも、入口前のロビーはとっても狭いです。 -
階下にもグッズ売り場
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やってくる人々を眺める
みんなあの階段の仮面に目をつけて、2人に1人くらいは携帯カメラで撮影していました。
ちなみに、このあと、自分の座席へどう行ったらよいかちょっととまどったので、近くにいたスタッフに尋ねたら、「すみません、よく分からないのですが……」と言われてしまいました、びっくりーっ!!
劇場の構造を知らなくて、なんのためにいるスタッフでしょうか。急募したか、代理のバイトかしらん。
キミが立っているすぐ後ろが座席の入口につながっていたヨ。 -
終演後、なんとイルミネーションが!
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イルミネーションのサカス坂
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イルミネーションで華やかになった劇場前、広角側で撮影
広角のゆがみが面白くて。 -
イルミネーションで華やかになった劇場前、望遠側で撮影
望遠側で撮ると歪みが取れてすっきり。
でも奥行きがなくなって狭く見えます。 -
やっぱりあっちもイルミネーション中!
なぁんだ、赤坂サカスのイルミネーション、11月18日現在、もう始まっているってことですか。
なぜ公式サイトでイルミネーションの情報がゲットできなかったか、不思議。
私が初めて赤坂サカスのイルミネーション撮影をしたのは一昨年だったのですが、そのときはトップページで宣伝されていましたし、特設サイトもありました。
でも今年か去年からは特に公式サイトで宣伝しなくなったのかしら。 -
アトリウムの光のカーテンと
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アトリウム前もさっきよりずっと華やか@
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雪の結晶の天井
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まるで山の中腹にある雲のよう
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降り注ぐ光の中に雪の結晶
ちろりちろりと流れ星も落ちてきています。
できるだけ流れ星が長く伸びている瞬間を狙いました。 -
窓に映った自分にコンニチハ
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イチオシ
光のベールの路
表紙の写真をどれにするか迷いましたが、イルミネーションの様子が分かる、どちらかというとオーソドックスに撮ったこの写真にしました。 -
赤坂BLITZタワー前
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よく見ると緑の雪の結晶と青の雪の結晶がある!?
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雪の結晶が下りてきて建物に語りかける・その1
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雪の結晶が下りてきて建物に語りかける・その2
TBSの赤いマーク入り@ -
帰りに再び赤坂プリンスホテルのクリスマスツリーを拝む
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イチオシ
ライトアップの紅葉と、ホテルニューオータニーのイルミネーションツリー
こちらはホテルの中でも紀尾井町側に面したブティック街なので、イルミネーションはややシンプルなのかもしれません。
ホテルの正面にまわったらどんなイルミネーションかしら。
と思ったけれど、もう22時30分すぎです。
あんまりぐずぐずしていたら、ヘタすると自宅最寄りの終電に間に合わなくなるかもしれないので、そろそろ帰りましょう!
ミュージカルとイルミネーションの余韻を胸に。
* * * * * * *
<ミュージカル「ファントム」の感想>
別の公演で配られたチラシでたまたま知った、大沢たかお主演のミュージカル「ファントム」。
2年ぶりの再演だそうです。
原作はもちろん、ガストン・ルルーの「オペラ座の怪人」。
私が「オペラ座の怪人」を知ったのはアンドリュー・ウェッバーのミュージカルからです。
アンドリュー・ウェッバーのミュージカルは音楽もとても好みでしたし、全体的にゴシックロマンでゴージャスな舞台であった点もとても気に入ってしまい、その後見た映画もウェッバー版のミュージカルの映画化のような作品でした。
なので、その影響で邦訳で読んだ原作は、20世紀初頭の作品らしく、ウェッバーのミュージカルと同じくゴシックロマンな雰囲気があったような気もしますが、あたかもノンフィクションのような書きぶりで、絡め手から核心にじわじわ迫っていくので、私にとってじれったかったくらいでした。
当然ながら、ミュージカルの構成の方がもっと単純明快で分かりやすかったですから。
今回も、ついウェッバー版のミュージカルと比べながら鑑賞していました。
このミュージカル「ファントム」のチラシを読むと、演出家は2年前の初演時は、ミュージカルときいてイメージされるものからできるだけ遠ざかろうとしたそうです。
だけど再演の今回は、オーソドックスをめざしたそうです。やったー!
オーソドックス───私がこのミュージカルに求めるものは、まさしくそれでした。
男性は正装時にシルクハットと燕尾服、女性はクリノリンで膨らませたゴージャスなドレス。
こまごまと変わる場面にあわせて素早く変わる大掛かりな舞台セット。
そして、アンドリュー・ウェッバーのテイストとは違うけれど、ドラマチックな音楽!
なかなか好みでした。
再演にあたり、キャストは主役の大沢たかおさん以外はみんな新しく選ばれたそうです。
主役のファントム役の大沢たかおさんは、再演にあたってまた主役を張るのも納得できる、すばらしい実力者だと思いました。
感動的なファントムを演じ切りました。
とっても好みの声に、セリフも歌もベテランの深みを感じさせました。
ベテランの深みを感じさせたのは、脇を固めるキャストたちもそうでした。
たとえば、オペラ座の元・支配人のゲラール・キャリエールや、新支配人でありカルロッタの旦那のアラン・ショレや、ルドゥ警部。
私はミュージカルというと、見るのは宝塚や劇団四季が多いのですが、たまにそれ以外のミュージカルを観劇すると、登場する役者さんたちはあちこちから集められていて、特定のミュージカルのカンパニーの色に染まってなくて、私の目から見てとても自然で肩の力が抜けた落ち着きのある演技をされます。
いろんなキャリアを積んできてテレビでも他の舞台でも通用しそうな俳優さんぞろいで、そういう方たちの実力とはこうもすごいのかといつもとても驚かされます。
あるいは逆に、そういう良い役者さんたちが登場する良いミュージカルにめぐり合うことが多いということかもしれません。
ヒロインのクリスティーン役は、初舞台で初ミュージカルの女優さんのようでした。
アンドリュー・ウェッバー版のような大人っぽいクリスティーンを期待していたので、ずいぶんおきゃんで調子の良い、下町っぽい女の子で、はじめギャップに戸惑いました。
チラシやポスターで役者さんの写真を見ると、とても気品のある、妖精のような雰囲気の女性なので、もっとお嬢さまっぽいクリスティーンでもいいと思うんですけどね。
もう少し経験を積むと、舞台上でもそういう大人しくても存在感を感じさせる女性を演じられるようになるのかもしれません。
歌唱力はとてもある方で、クリスティーンのデビューきっかけのコンクールのときはすばらしい声量を発揮していましたが、まわりのベテランさんたちと比べると、なるほど初舞台かもしれない、と思わされるところも多々ありました。
クリスティーンがファントムにレッスンをつけてもらってから、声に落ち着きと確かさが出たように思ったので、それまではわざと少し不安定に歌っていたのかとも思ったのですが、そうでもありませんでした。
ただ、時々おやっと思う以外は、とても声が出て、上手だったと思います。
だから、私まで、彼女がうまく歌えるかどうか、はらはらしてしまい、逆にとてもクリスティーンを応援したい気分になりました。
こういうはらはらと見守る心境が、生の舞台観劇の醍醐味でもあります。
他に、カルロッタ役の女性は、カルロッタ自身はオペラ座のディーバを自称しても、回りのみんなが彼女にそこまで実力がないことが分かっている、という役どころであり、このミュージカルの中のいわば悪役なのですが、汚れ役をあれだけ演じきれるのはとても実力のあるミュージカル女優さんだからだと思いました。
ちなみにアドリュー・ウェッバー版ではクリスティーンと幼馴染で恋人同士となるラウル……じゃなくてフィリップ・シャンドン伯爵は、この「ファントム」では哀れ、新たなキーパーソンであるオペラ座元・支配人のゲラール・キャリエールに重要な役回りを奪われて、すっかりかすんでしまっていました。
街角で歌っていたクリスティーンの歌声に惹かれて、ほとんど一目惚れし、彼女をオペラ座に送り込んでデビューのきっかけをもたらしますが、クリスティーンには気持ちはほとんど通じてなくて、いい人扱いされていただけのようでしたし、ファントムに誘拐されたクリスティーン捜査のときも中途半端でしたし、ファントムの人質にはなるし。
うーん、ラウルという役割はとても気に入っていたのでもう一人のヒーローとしての活躍を楽しみにしていたのに、こちらではすっかり脇の脇役にされてしまっていました、残念。
ストーリィーは、アンドリュー・ウェッバー版は、ファントム伝説を描くことをメインとしていたように思いますが、こちらはもっとファントムに焦点を当てていました。
ファントムの素性を明らかにし、オペラ座の地下で過ごすようになった経緯もはっきり説明をつけていました。
そして最期にファントムの心を救ったのは、クリスティーンではありませんでした。
クリスティーンはファントムの心の救いに全くならなかったとはいわないけれど、彼女は中途半端に優しさを与えたことによって、かえってファントムを絶望の底に突き落としてしまいました。
ファントムを長年の心の闇から救うには、クリスティーンはまだ若くて世間知らずでした。
もちろん彼女は深く後悔し、挽回しようとします。
そんな風に、ウェッバー版のミュージカルと違って主人公の素性にきちんと説明をつけるところや、ヒロインのクリスティーンを絶対的な救いの聖母マリアさまのような存在にしないで、弱さのある人間らしいヒロインにしたところ、そしてファントムの死という形できちんと決着をつけて幕を下ろすところなどは、いかにも日本人好みの展開ではないかと思いました。
少なくとも私好みでした。
でも、よく調べてみると、このミュージカルは日本産ではなく、アメリカのテレビ局でのドラマ化されたもののミュージカル化でした。
まあ、アメリカ人もフランス的な曖昧なストーリィーや結末よりは、単純明快なものを好む傾向がありますよね。
おわり
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