2010/07/04 - 2010/07/04
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まみさん
4年前の2006年4月に初めてデジカメをおっかなびっくり手にしたとき。
最初の被写体は花でした。
見慣れた花、見過ごしていた花、雑草とあなどっていた花、あるいはもともと美しいと思っていた花も、ファインダーの中に捉えるといつも違う顔を見せてくれて、たちまち花撮影に夢中になりました。
それは5年目となった今でも変わりません。
そんな私が海外旅行先で花を撮らないわけがないんです@
花だけを被写体にすると、海外旅行先の写真だなんてわからなくなってしまうけれど、そこに花がある限り、誘惑にあらがえません!
それに同じ夏でも日本の野花との違いは興味深いです。
ましてやヨーロッパは日本の夏とは違って、夏こそ花ざかりではないですか?
───1年オール・シーズン滞在したことがないので、比べたことはないですが。
でも、仕事の都合でそれまで春・秋に旅行していた私が初めて夏にシフトしたとき、春よりもヨーロッパの町中は花であふれているとびっくりしました。
そのときの驚きがいまだに強く残っているんです。
そんな町中を飾る華やかな花もいいけれど。
まず惹かれるのはひっそりと咲く野花の方というのは、なぜかしら?
海外旅行先で撮った花の名前を帰国してから調べてみると、日本の野花の本であっさり見つかって、自分が気づかなかっただけで日本でも身近な花だったんだと拍子抜けすることもあれば、なかなか見つからないものも、本の写真の印象と全く違うものもあります。
町中の空き地で撮ったのに、ヨーロッパの夏は日本よりずっと空気が乾燥していて涼しいせいか、日本の花の本では山野草に分類されているのもあったりして、そんなささやかな違いも興味深いです。
2010年夏のバルト3国旅行でも、たくさん花の写真を撮りました。
ハイライト旅行記の植物編は、ささやかな夏の野花、華やかで大輪が多い園芸種や花木、そしてラトヴィアのルンダーレ宮殿のバラ園で撮った写真の3つに分けました。
野花の花中心に集めたこの旅行記には、水面に咲く花や、「北のサハラ」ニダの砂丘の植物も収めました。
2010年バルト3国旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2010年バルト3国旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10481279/
詳細版「2010年バルト3国旅行の詳細旅程(写真付き)」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2010/07/2010-ccbf.html
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ゲディミナスの丘から大聖堂の裏に通じる坂道を下りているとき
薄紫のキキョウに似た花の後ろ姿に目が引き寄せられました。
バルト3国旅行で最初に撮った植物写真です。
といっても、観光初日のほぼ最初の観光スポットです。我慢できずに早速撮ってしまったわけです@
撮影日:2010年7月5日(月)、ヴィリニュスにて -
キキョウかな〜違うかな〜
こっち向いている花がない(苦笑)。
実は坂を下り切ったところで、この花の群生を見つけました。
でも、その花に当たる日の光が弱いため、私のコンデジPowerShot SX 210 ISでは薄紫の花が青くにしか撮れず、写真を撮る気がしなくなってしまいました。
でも後日、この花を正面から、ちゃんと薄紫に撮れるチャンスが訪れました。
撮影日:2010年7月5日(月)、ヴィリニュスにて -
ベルナルディン教会の鐘楼に生えた風草
チカラシバとかネコジャラシのようなイネ科の雑草扱いされがちな草だと思います。
風草(カゼクサ)が一番よく似ていると思いました。
瓦のすき間から生える生命力と、この全体の風情に惹かれました。
撮影日:2010年7月5日(月)、ヴィリニュスにて -
おヒゲのように伸びるおしべが気になった花
午後に参加したトゥラカイ城ツアーの自由時間に、名物キビナイを食べに行った帰り、集合場所に戻る途中。
キビナイ・レストランがちょっと遠いので、行きは大急ぎで向かい、回りをみる余裕はあまりありませんでしたが、戻るときには、これなら集合時間に間に合う!と余裕が出たので、ちょっと気になった草花を撮りながら戻りました。
この花は実物はもう少し紫ががっていました。
私のコンデジPowerShot SX 210 ISは日陰で撮る紫が苦手なんです。
でも、これは許容範囲の青味かな。でなければこうして手元に写真を残しておきません。
撮影日:2010年7月5日(月)、トゥラカイにて -
チロッと赤い舌のようなものが覗く、いたずらっぽい花
ネットで詳しい人に質問し、シベナガムラサキ(Echium vulgare)という名前を教えてもらいました。
チロッと覗く赤いものは、おしべでした。
ヨーロッパ原産ですが、日本でも咲いているところがあるようです。
しかし私にとっては、ここリトアニアで初めて見る花でした。
私の身近には存在しない夏の野花だと思います。
いや、単に目にしていても見えていなかった可能性がないとはいえません。
なので、この花のことを知った今、この先、ひょっとしたら日本での撮影散策中でも見つけることができるかもしれません。
撮影日:2010年7月5日(月)、トゥラカイにて -
たぶん、セイヨウマツムシソウ@
マツムシソウは手持ちの日本の花の本でもよく見る花です。
実物を見るのも初めてではありません。
ここにも咲いているのね!───というなつかしいような気持ちから、撮影しました。
撮影日:2010年7月6日(火)、ヴィリニュスにて -
線香花火のような、綿毛のような花を見つけた@
旧市街から少し離れた聖ヨハネ&パウロ教会から戻る途中、住宅街のはざまの空き地で見つけた野花です。
あっちこっち、細い茎をすらっと伸ばして咲いていました。
高さは20cmくらいはあったと思います。
撮影日:2010年7月6日(火)、ヴィリニュスにて -
可愛くてつい撮影に夢中!
ネットで詳しい人に質問し、オオバコ科の「プランタゴ・メディア(Plantago media)」という名前を教えてもらいました。
日本でも咲いているようですが、私はいままで見たことがないです。
見つけたネットの写真には、ヨーロッパからの帰化植物であるとコメントがありました。
うっすらピンク色のものもあるようですが、私が今回のバルト3国旅行中に見たのは、みんな白でした。
撮影日:2010年7月6日(火)、ヴィリニュスにて -
昨日、後ろ姿しか撮れなかった花を見つけた!
プランタゴ・メディアと同じく、旧市街から少し離れた聖ヨハネ&パウロ教会から戻る途中で見つけた野花です。
撮影日:2010年7月6日(火)、ヴィリニュスにて -
イチオシ
日本の花の本でも載っていたソバナ(蕎麦菜)
帰国後、手持ちの花の本で見つけました。
キキョウ科の花です。キキョウに似ていると思ったのはさほど外れてはいませんでした。
どらちかというと自生地は山のようです。
でもバルト3国は、首都の町中の林でも、気候からすると日本の山のようなものなのかもしもません。
いまから思うと、ウクライナで見つけた名前不明のこちらの花も、ソバナの気がします。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16649893/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16649894/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ・ハイライトその3:ウクライナでも植物に注目(後編)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10361800/
撮影日:2010年7月6日(火)、ヴィリニュスにて -
ネムナス川に浮かぶ水草と花
円形に切れ込みがある、水草のステレオタイプのような形の葉っぱに、最初、惹かれました。
小さな黄色い花がぽつぽつ。
これ以上大きく撮るのは無理でした。
撮影日:2010年7月7日(水)、カウナスにて -
ネムナス川に浮かぶ水草と花
これは、日本の花の本で、水草の欄で比較的簡単に見つかりました。
コウボネ(河骨)だと思います。
私にとっては初めて見る花でしたが、この先、日本でも見つけることがあるかもしれません。
そうしたら、もっと花を大きく、きれいに撮るチャンスもあるかもしれません。
撮影日:2010年7月7日(水)、カウナスにて -
日本でも東欧の夏でもよく見るピンクの群生の花
ヤナギランだと思います。
2008年の夏にブルガリアでこの花の群生に目に留めてから、日本でも気づくようになりました。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14357827/
関連の旅行記
「2008年ブルガリア・ハイライトその9:花と実り豊かな夏のブルガリア・その1」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10264144/
でも私の身近では、これと似ている(と思う)オイランソウの方がよく目にする気がします。
この写真はニダの砂丘の手前の松林で撮りました。
ちなみに、砂丘の植生について書かれた看板にあるPurple loosestrifeとは、この花のことかもしれません。
でもその後、あちこちで群生を見つけました。
まるで、私が写真を撮ったから、もういいか、ってかんじに一斉に姿を現したかのようでした。
特にバスの車窓の外で目にした群生が壮観でした。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/19726396/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/19726397/
関連の旅行記
「2010年バルト3国旅行ハイライトその3:移動と市内交通編<エストニア>」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10483389/
撮影日:2010年7月9日(金)、ニダにて -
白い砂丘に生えていた黄色い花
写真では分かりにくくなってしまいましたが、かなりの急勾配をずりずりと滑り降りている最中です@
花はもうほとんど閉じていて、これを見る限りではどんな花か想像がつきにくいですが、たぶん、Bur-Marigoldという花ではないかと思います。
その根拠は砂丘をのぼる前にあった、砂丘の植生について書かれた看板です。
撮影日:2010年7月9日(金)、ニダにて -
白い砂丘に生えていた草
海岸沿いに断崖のようになっていたニダの白い砂丘は、死の砂漠ではありませんでした。
真っ白な砂丘には、人が散策した足跡だけでなく、このような植物が砂漠をデザインするかのように生えていました。
たぶん、Phragmites australisかHolcus lanatusはないかと思います。
根拠は同じく、砂丘をのぼる前にあった、砂丘の植生について書かれた看板です。
でも、どちらも要するに「葦(アシ)」みたいです。
そういえば、海岸沿いに生えていたのとよく似ています。
撮影日:2010年7月9日(金)、ニダにて -
ニダの砂丘の植生について書かれた看板
撮影日:2010年7月9日(金)、ニダにて -
海岸と砂丘の間の草原地帯に咲いていた花
トーマス・マンが「北のサハラ」と呼んだ白い砂丘を30分ほど散策して満足した帰り道に撮りました。
撮影日:2010年7月9日(金)、ニダにて -
ギザギザの苞(ホウ)が野性的@
「地球の歩き方(’09〜’10年版)」にそう書いてあったから探したンですが、見当たりませんでした。
Baltijne Stokleという花だそうです、夏の砂丘に咲くピンクの花は。
この花は、ネットで詳しい人に質問し、Rhinanthus minorではないかと教えてもらいました。
それともひょっとしたら、Rhinanthus minorのリトアニアでの名前がBaltijne Stokleだったりして?
撮影日:2010年7月9日(金)、ニダにて -
道端に咲いている花の背が高い@
ここからしばらく、スィグルダからクリムルダを経由してトゥライダ城めざして、結果的に6時間もかけたハイキングの途中で見つけた野花の写真となります。
花畑の花だけがぽっと浮かび上がっているようなクリムトの絵を思い出しました。
日本の野花は踏まれてもだいじょうぶそうな背の低い花を多く見るような気がする(あるいはこの手の野花はそういう印象が強い?)のですが、それに対してヨーロッパではこういう野花ものびのびと咲いている気がします。
撮影日:2010年7月12日(月)、スィグルダにて -
遠くから三色スミレに見えた花
スィグルダからロープウェイでガウヤ川を渡り、対岸のクリムルダから蛇の道と呼ばれるくねくね坂道を下りている途中です。
道路脇の林でたくさん目にしました。
日陰にばかり咲いていました。
撮影日:2010年7月12日(月)、クリムルダからトゥライダに向かう途中 -
こんな花、見たことがない@
トゥラカイで撮影したシベナガムラサキかなと思ったのですが、違いました。
ネットで詳しい人に質問してヒントが得られ、メラムフィルム・ネモロスム(Melampyrum nemorosum)という名前にたどり着くことができました。
紫の部分は苞(ホウ)でした。
撮影日:2010年7月12日(月)、クリムルダからトゥライダに向かう途中 -
イチオシ
やっと日向に咲く花を見つけた@
紫の苞(ホウ)は、この写真の方が見た目に高い色がでています。
撮影日:2010年7月12日(月)、クリムルダからトゥライダに向かう途中 -
ふわふわの妖精の羽の集まりのような花
今度は、蛇の道を下りて、スィグルダに向かう林の中のハイキングコースを歩いている途中。
ネズミモチかなと思ったのですが、葉っぱのかんじが違うようです。
撮影日:2010年7月12日(月)、トゥライダに向かう途中 -
ゼラニウム・プラテンセ(Geranium pratense)に再会@
同じく、スィグルダに向かう林の中のハイキングコースを歩いている途中。
英語での通称「Meadow Crane’s bill(牧草地のツル科の鳥のくちばし)」。
2009年のウクライナ旅行中にとても気になった花です。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16649884/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ・ハイライトその3:ウクライナでも植物に注目(後編)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10361800/
撮影日:2010年7月12日(月)、クリムルダからトゥライダに向かう途中 -
イチオシ
明るい光の中でなんとか薄紫に撮れたゼラニウム・プラテンセ
こうやって野花に注目するのはハイキングの醍醐だから、気になった花はどんどん撮っておくんです@
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16649884/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ・ハイライトその3:ウクライナでも植物に注目(後編)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10361800/
撮影日:2010年7月12日(月)、クリムルダからトゥライダに向かう途中 -
小さくて可憐なピンクの花が顔を覗かせて
フウロソウ(ゲラニウム)系の花。ゲンノショウコかな。
漢字では「現の証拠」。すごい名前です。
撮影日:2010年7月12日(月)、クリムルダからトゥライダに向かう途中 -
たぶんナデシコの仲間の花
撮影日:2010年7月12日(月)、クリムルダからトゥライダに向かう途中 -
マツバボタン? アザミ? うーん
撮影日:2010年7月12日(月)、クリムルダからトゥライダに向かう途中 -
野外博物館でもついに花の写真に手を出す@
花の名前は不明。
小さな可憐な花でした。
撮影日:2010年7月13日(火)、リガ野外博物館にて -
サクラソウ科のクサレダマ(草連玉)? それともハンゴンソウ(反魂草)?
花は終わっていると思いますが、全体の花姿に惹かれて。
撮影日:2010年7月13日(火)、リガ野外博物館にて -
芝生に浮かび上がるように咲くプランタゴ・メディア(Plantago media)
芝生などは立入禁止で守られているせいか、あるいは日本ほど雑草が無尽蔵にはびこらないせいか、こういった都市の身近な草地に咲く野花は、こんな風に飛び出して咲いているものが多かったように思いました。
撮影日:2010年7月15日(木)、ヴィリャンディにて -
楽しげに広がって咲くレースフラワー? それともセリ科のシシウド?
ラヘマー国立公園見学は、サイクリングツアーに参加しました。
ツアーといっても、スタート地点のパルムセまで、自転車を積んだバンで連れていってもらい、あとは集合場所のカスムまでめいめいでサイクリングするというツアーです。
集合時間は5時間後。
途中でランチ・タイムや寄り道をしても十分な時間のようですが、私は何度も何度も自転車を停めては撮影タイムを設けていたため、ランチをとったり、寄り道したりする余裕はありませんでした。
手元に100枚以上の写真が残るくらいしょっちゅう停まって撮影していれば、まあ当然そうなりますよね。
それはそれで私なりの国立公園のサイクリングの楽しみ方!
撮影タイム以外はひたすら走り続けることで、なんとか5時間後に集合場所までたどり着けました。
撮影日:2010年7月17日(土)、ラヘマー国立公園にて -
自然が奏でる昼間の花火@
撮影日:2010年7月17日(土)、ラヘマー国立公園にて -
スポットライトに当たった花@
撮影日:2010年7月17日(土)、ラヘマー国立公園にて -
赤紫の花びらが顔を出し始めたアザミ系の花
背景にぽつぽつ並ぶ白いものは、白いビニールに包まれた干草です。
撮影日:2010年7月17日(土)、ラヘマー国立公園にて -
林の脇で線香花火のように光っていた花
セリ系だと思うのですが。
撮影日:2010年7月17日(土)、ラヘマー国立公園にて -
ぽつぽつと小さな灯りがともるように
撮影日:2010年7月17日(土)、ラヘマー国立公園にて -
ふわふわ@
7月12日のクリムルダからトゥライダに向かう途中で撮った、ふわふわの羽の集まりのような花と同じだと思います。
撮影日:2010年7月17日(土)、ラヘマー国立公園にて -
輝く綿毛@
撮影日:2010年7月17日(土)、ラヘマー国立公園にて -
光を捉えた!
ネットで詳しい人に質問し、「セイヨウナツユキソウ(西洋夏雪草)」ではないかと教えてもらいました。
シモツケソウに花は似てるなぁと密かに思っていたのですが、仲間でした@
撮影日:2010年7月17日(土)、ラヘマー国立公園にて -
きっとこっちはクサレダマ(草連玉)、あるいは別名イオウソウ(硫黄草)
日本でも見かけそうな花だと思います。
でもいままで私は日本での花撮影散策でこの花に注目した覚えがないです。
ネットで調べると、高山植物に分類しているところもあります。
であれば、私が日本であまり目にしなかったのも納得できます。山にはめったに行かないから。
ちなみにラヘマー国立公園は山ではなく、平地です。
きっとバルト3国の夏の平地の気候は、日本なら高山みたいものなのかもしれません。
撮影日:2010年7月17日(土)、ラヘマー国立公園にて -
少しだけ咲いていたビロードモウズイカ
ビロードモウズイカの群生に目をみはったのは、2008年夏のブルガリア旅行中です。
関連の旅行記
「2008年ブルガリア・ハイライトその7:熊手のような黄色い花」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10262841/
日本でも咲いているようですが、私自身は見たことがありません。
どうも日本で咲くビロードモウズイカはもっと地味らしいので、だから注目しなかっただけかもしれません。
図書館で借りていた夏の花の本にビロードモウズイカも載っていたのですが、キーワードが「地味」「ひかえめ」「おとなしい」です。
バルト3国で見かけたビロードモウズイカは、やや楚々としたかんじがありましたが、ブルガリアのビロードモウズイカは、地味だなんて、ひかえめだなんて、おとなしいなんて、とんでもありませんでした@
撮影日:2010年7月17日(土)、ラヘマー国立公園にて
「ビロードモウズイカ/分類=ゴマノハグサ科/原産地=ヨーロッパ
【特徴】高さは1〜1.5mになり、直系1〜2cmの5弁花が密集して、長い花穂をつくって直立している。小花はやや地味めな黄色で、花の中心部は赤褐色。茎や葉全体にやわらかい毛が密集して、独特のやわらかい触感を生み出している。花の姿じたいはかなり風変わりだが、花色などのせいかおとなしく、ひかえめな雰囲気だ。
【メモ】学名はバーバスカムといってヒゲを意味し、葉や茎にはえる毛に由来する。ビロードモウズイカのビロードも同様。それほどまでに、密集した毛は特徴的で、花が比較的地味なのでいっそうめだつようだ。寒さに強く、花のない季節は葉も鑑賞でき、しかも大きく育つということから、公園、植物園など、広い場所によく植えられている。」
(「見て楽しむ四季の花[夏]」高木誠・著/夏梅陸夫・写真(創元社)より) -
ベルみたいにきれいに並んで咲くソバナ
撮影日:2010年7月17日(土)、ラヘマー国立公園にて -
下生えの少ない明るい林に咲いていた花
アカツメグサでいいのかしら。
ラヘマー国立公園の大半は松林だったのですが、日本ほど植物がよく生える環境ではないせいか、下生えの植物は控えめで、林全体は日本のように鬱蒼とせず、とても明るく感じられました。
撮影日:2010年7月17日(土)、ラヘマー国立公園にて -
田んぼや土手でよく見る花だから、林の中で見るのは不思議なかんじかも@
撮影日:2010年7月17日(土)、ラヘマー国立公園にて -
可憐な野花に元気をもらう
これらアカツメグサに目をつけたのは、サイクリングを開始してもう4時間は経過した時点でした。
こんな調子で撮影のために自転車を停めてばかりいて、集合時間に間に合うかしら、と、そろそろ危ぶみ始めた頃です。
でも、長時間のサイクリングでさすがにお尻が痛くなっていて、時々自転車を下りないときつかったんです。
撮影日:2010年7月17日(土)、ラヘマー国立公園にて
「2010年バルト3国旅行ハイライトその10:植物編<園芸種や花木>」につづく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10487695/
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