2009/07/14 - 2009/07/14
87位(同エリア105件中)
まみさん
2009/07/14火 リヴィブ観光1日目
・オペラ座前広場(スヴァボーディ広場)
・民族博物館(スヴァボーディ通り)
・民俗・美術工芸品博物館(スヴォボーディ通り)
・大聖堂
・リーノック広場と市庁舎の塔
・民俗・美術工芸品博物館(リーノック広場10番地)
・市内観光バス(英語解説テープ付)
・聖ミカエル教会(坂の階段の上)
・ドミニカン聖堂
アルメニア教会はこのとき入口を見つけられず(泣)
【リヴィブ泊:ホテル・ウィーン】
リヴィブはポーランドのクラクフに似ているかもしれません。
街の中心のリーノック広場はクラクフの広場ほど広くなかったため、すぐに思い浮かんだのはヴロツワフやポズナニやトルンだったりするものの。
リヴィブはウクライナ旅行をするならぜひ訪れるべきだといわれる都市で、かつて西ウクライナがハリーチ公国として独立していたときの首都だったという歴史がある古都です。
クラクフも同様、首都ワルシャワよりも人気あるといってよいポーランド随一の観光地で、かつてポーランド王国の首都がおかれた古都です。
古い街並みを残していて、比較的近代に首都として都市開発されたキエフやワルシャワと違って、リヴィブもクラクフもセントラルは徒歩で回れる規模です。
どちらも街並みが世界遺産に登録されています。
散策すればするほど味わい深く、ぜひ門をくぐりたくなる教会がたくさんあります。
そしてふらっと訪れるのにちょうどよい規模で個性的で良いコレクションがそろったミュージーアムがたくさんある街です。
そんな街の事情をもっと知りたいのと、ずっと歩きづめはつらかったので、17時10分発の観光バスに乗りました。
でも、これはちょっと失敗でした。
ヘッドホンで聞ける英語放送は聞き取りやすく、アナウンスがないときには西ウクライナ地方の音楽が流れたりしたのは良かったのですが、50.00フリヴニャと割高だったわりには(2009年7月現在、1フリヴニャ=約14円で換算)、徒歩で十分回れる範囲しか回らず、それも徒歩だったら日陰を選んで歩けるところが、乗っていた約1時間、ガラス張りのバスはずっと直射日光の下で、蒸し風呂の中のように暑かったこと!
でも日照時間の長い夏のウクライナ、午後9時まで一人歩きできるほど明るいので、街散策の時間はたっぷりあります。
長い休みがとりやすいのが7月ということもありますが、日照時間の長さを当て込んで夏を選んだ海外旅行ですもの。
なので、明るいから写真もどんどん撮れます。
18時10分頃に観光バスを降りたあとは、19時すぎまでリーノック広場周辺の教会めぐりをしながら撮影散策。
教会は、中に入れなくてもダメ元と思っていたら意外に内部撮影のチャンスがあったし、観光ハイライトが終えてから未練がましく続けていた街散策の最中の方が、なんだか自分らしい写真がゲットできたような気がしなくもないです。
「(前略)リヴィウは13世紀にルーシーの公国、ハリチ・ヴォリニの首都として発展し、以後、ポーランドやハプスブルグ帝国の支配下に入り、西ウクライナ地方の中心都市となった。第一次世界大戦後は再びポーランドに領有され、ソ連の一部となってロシアの影響が及ぶようになったのは、第二次世界大戦後になってからのことである。
同じくハプスブルグの遺産を受け継ぐ町クラクフやプラハに比べ、リヴィウを訪れる観光客はいまだに少ない。「埋もれた宝石」といわれるリヴィウを、発掘してみよう。」
「地球の歩き方ロシア、ウクライナ、コーサカスの国々」('08〜’09年版)より
※2009年ウクライナ旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2009年ウクライナ旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10359084/
詳細版「2009年ウクライナ旅行の詳細旅程」(もう1つのブログ「まみ’s Travel Diary」より)
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2009/07/2009-2271.html
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リーノック広場の市庁舎の塔から見下ろした景色
「高い砦」とドミニカン聖堂がまず目に付きます。
鉄塔の右手の旗あたりが「高い砦」の展望台でしょう。
「高い砦」にはぜひ行きたいと思っていましたが、一番楽しみなパノラマはこの市庁舎の上からの眺めでだいたい見当がついたので、行くのをやめることにしました。
旧市街の中に行きたいところがたくさんあるから@
「すばらしいパノラマが楽しめる高い砦
町の歴史は13世紀、ハリチ・ヴォリニ公ダニーロがこの丘に城を築いたことに始まる。城は彼の息子レフの名を採って、“リヴィウ”と呼ばれた。
丘は旧市街の北東500mほどのところにあり、14世紀の城壁跡が一部残っている。海抜413mの丘の頂上には展望台が設けられ、旧市街のすばらしいパノラマが楽しめる。黄色と青のウクライナ国旗と十字架が建ち、双眼鏡を貸し出すサービスをしている人たちもいる。」
「地球の歩き方ロシア、ウクライナ、コーサカスの国々」('08〜’09年版)より -
緑屋根のこの教会は、アルメニア教会かなぁ
アルメニア教会といっても、ガイドブックに載っていない方です。
リヴィブにはアルメニア教会がいくつかあります。
というのも、リヴィブには、14世紀後半、リヴィブを含む西ウクライナ地方がポーランド王国に併合されていた時代、セルジューク朝の圧迫から逃れるため、ガリツィア地方(*)から多くのアルメニア人が移住してきた歴史があるのです。
奥の教会は坂の上にあった聖ミハイル教会だと思います。
*ガリツィア地方:現在のウクライナの西部イヴァノフランコフスク州、リヴィブ州、テルノポリ州とポーランドの最南部ジェシュフ県とクラクフ県にまたがる地方。 -
ローマ・カトリックの大聖堂を中心に
町一番の教会にしては、狭苦しいところに建っています。
下から眺めた写真はこちら。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/18398531/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ旅行第10日目(1)リヴィブ:ポーランドやハプスブルグ帝国支配時代を偲ばせる華やかな街並み・前編」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10414985/ -
堂々たるドミニカン聖堂を中心に
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リーノック広場を見下ろす
赤と黄色のしましまの虫みたいなのは、セントラルを回る観光バスです。 -
スヴァボーディ広場の一角、シェフチェンコ記念碑のあるあたり
滞在ホテル(ホテル・ウィーン)の建物も見えます。
左手の緑屋根の建物がそうです。 -
屋根にポニー@
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翻るウクライナ国旗
旗はちゃんと四角くたなびくところを撮りたかったのですが、風は一向に止みそうになくてあきらめました。 -
リーノック広場を行く人々を12倍ズームで捉える
おーっ、こうやって撮るのはなかなか新鮮です。 -
リーノック広場の団体さん
ウクライナ人の団体ツアーかな。あるいはポーランド人かな。 -
ポーランドの国民的詩人アダム・ミツケヴィッチの記念碑のある広場
こんなところからもリヴィブのポーランド時代の片鱗がうかがえます。 -
恋人たち
塔を囲む柵は昔の城壁風?
塔に上り始めたのは15時20分で、下りて外に出たのは16時10分です。
思ったよりゆっくりしてしまいました@ -
セントラルを回る観光バス
あとでこの観光バスに乗ります。2台交代で1時間おきに走っていました。
50.00フリヴニャと結構高いのに、今も、私が乗ったときも、満員でぎっしりでした。
(2009年7月現在、1フリヴニャ=約14円で換算)
かくいう私も、ちょっとラクしたいし、各国語でガイドが聞けるのはいいなと思って乗った一人です。 -
観光バス、正面から
走るスピードは、街中を見せるためと、セントラルの交通のものすごい渋滞のため、とてもゆっくりでした。
速足で歩く通行人に簡単に抜かされたくらいです。
次の発車が17時15分だというので、16時25分から17時5分まで、すぐ目の前の民俗・美術工芸品博物館を見学しました。
その写真はつづきの旅行記にて。
「2009年ウクライナ旅行第10日目(4)リヴィブ:ウクライナの素朴派絵画に出会えた、リーノック広場の民俗・美術工芸品博物館」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10414990/ -
観光バスの中から
17時15分に出発し、もとのリーノック広場に戻ってきたのはだいたい18時10分でした。
大半はすでに歩いたところを回りましたし、天井もガラス窓なので、見学はしやすくてよかったものの、蒸し風呂状態できつかったです。
徒歩の方がましかも、と思ったくらい。
ヘッドホンで英語のガイドが聞けましたが、まあ、ささっと流れてしまうので、キャッチできたのはごく一部。
でも、特に説明がないところで代わりに流れたこの地方の民族音楽は、とても気に入りました。 -
リーノック広場に面した家
観光バスを下りた後、18時すぎではもうどこの博物館も見学できませんが、昼間のように明るいので町歩きは続行可能です。
リーノック広場を中心に教会めぐりをすることにしました。 -
リーノック広場に面したリヴィブ歴史博物館
残念ながらもう閉館時間過ぎています。 -
町角のマリア像
美人です。 -
リーノック広場に面したルスカ通りにて
右側の浮彫は船だと思いますが、左側は船荷?
船舶業で成功した商人か貴族の館だったのでしょうか。 -
リーノック広場に面したルスカ通りにて
傾き出した太陽が作りだす長い影が、街角の景色に昼間とは違う彩りを添えています。 -
ルスカ通りの角の牛の看板と長い影
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坂の上の聖ミハイル教会を見上げて
教会前にあまりスペースがなかったので、こんなアングルになってしまいました@ -
教会の名前を記したプレート
十字架の形はロシア正教の八端十字架と少し違いますね。
十字架の上は、ウクライナのギリシャ・カトリック教会と書かれてありますが、下は1行目が修道院と書かれてあるのと、3行目以下は大天使ミハイル教会と書かれてあることくらいしか分かりません。 -
ステンドグラスのせいで虹色に光る聖ミハイル教会の柱
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聖ミハイル教会
正教会のイコノスタシスあります。 -
聖ミハイル教会
カトリック教会と正教会が合体したような内部です。
もともとカトリックの教会だったのを、イコノスタシスを設置して信者席を撤去して正教会っぽくしたように見えなくもないです。
天井画や壁や柱の絵は、イコンというよりも、カトリック教会にもよくあるフレスコ画や装飾でしょう。 -
リーノック広場のトラム乗り場の前のアルメニア教会の壁の司祭の浮彫
聖ミハイル教会の次にドミニカ聖堂へ向かう途中。
道に迷いそうになったのでいったんリーノック広場の方まで戻ることにしましたが、明日の夜のコロミーヤ行きのために、鉄道駅に向かうトラムの停留所を確かめることにしました。
ここはガイドブックに載っていないアルメニア教会です。見学は無理でしょう。
ここがアルメニア教会だと教えてくれたのは、トラムで待っていた人です。
私が興味深そうに眺めてこの写真を撮ったら、教えてくれました。 -
リーノック広場のトラム乗り場の前のアルメニア教会の壁の聖母子像
ちなみに、神とイエスと聖霊の三位一体を信じるカトリックは三次元の彫刻が多いのですが、そこから聖霊は除く正教徒の場合はイコンなどのように、聖像はみんな二次元です。
そのあたりで、カトリックか正教会かの区別がつきます。 -
リーノック広場のトラム乗り場の前のアルメニア教会の重厚で装飾的な扉
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クリーム色がかったイタリアにあるような教会、ドミニカ聖堂
ドミニカ聖堂内の宗教博物館は18時までなので入れませんでしたが、教会内の見学はできました。
「世界の宗教に関する展示 ドミニカ聖堂
18世紀バロック様式の教会。ソ連時代は無神論と宗教の博物館となっていたが、今は無神論の部分が撤去されて公開されている。イスラーム、仏教、ユダヤ教や古代の埋葬方法など、世界の宗教に関する展示がある。」
「地球の歩き方ロシア、ウクライナ、コーサカスの国々」('08〜’09年版)より -
夕方とは思えない真っ青な空とドミニカ聖堂
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ドミニカ聖堂の聖女像
ローマにあるベルニーニの有名な彫刻「聖テレーサの恍惚」を思い出しました。
あそこまで恍惚とはしていないですけど@ -
ドミニカ聖堂内部
ふむ、確かにバロック様式の教会です。カトリック教会でしょうね。 -
ドミニカ聖堂内部、主祭壇にもう少し近づいて
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ヴェルミンスカ通りにて、面白い落書き@
文字の意味は分かりません。
卑猥な言葉でなければいいんですけど。 -
ヴェルミンスカ通りにて、誰か著名人の彫像?
リヴィブのセントラルには、ところどころにこういうのがありました。
向かいのイスに座って記念写真を撮っている観光客が何人かたむろしていました。 -
ヴェルミンスカ通りにて、腕が欠けた天使像
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ヴェルミンスカ通りのお洒落なカフェにて
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ヴェルミンスカ通りのアートギャラリーの看板
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アルメニア教会の中庭の木彫りのキリスト受難のレリーフ
門の外から撮りました。なので一部しか撮れませんでした。
実は、ヴィルミンスカ(アルメニア)通りからアクセスしてしまったので、この日は入口を見つけられず、見学できませんでした。
結構楽しみにしていたのに……。
でも、後で「地球の歩き方」をひっくりかえし、翌日はちゃんとクラキフスカ通りからアクセスしたので、リベンジできました。
関連の旅行記
「2009年ウクライナ旅行第11日目(4)リヴィブ:リヴィブに戻った後、ちょっとだけ街散策とアルメニア教会」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10419209/ -
再びリーノック広場の市庁舎
夕方7時近く、昼間のように明るいけれど、太陽光線は斜光の輝きを増して、空の青とのコントラストがきつくなっています。 -
リーノック広場近くの面白い看板
冠をかぶった半身馬のケンタウロスがマグカップいっぱいのぶどう酒を飲んでるところ? -
鉄製のステキな看板───でも、意味不明@
なんのお店の看板でしょうか。
チューリップのようなものもあります。 -
おみやげ屋にて
19時は過ぎていましたので、さすがにお店は閉まっていました。
ガラスの写り込みを目立たなくするため、露出はアンダーにして撮りました。
そろそろ夕食を食べたくなったので、ホテルに戻ることにしました。
今晩はホテル隣接のレストランで食事をとるつもりなので。
ホテル客は割引がきくのです。
思った以上に高級レストラン風で、腰が引けてしまいましたけど@
そのレストランの写真と食事レポートはこちらです。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16662448/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16662449/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16662449/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ・ハイライトその4:ウクライナの食べ物レポート」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10361986/ -
ホテルのレセプションで買ったリヴィブのイラストマップと、本日回ったルート
1:滞在ホテル「ホテル・ウィーン」
2:スヴァボーディ広場のオペラ座前で30分も写真撮影@
3:スヴァボーディ通りの民族博物館、特別展の素朴派画家マリア・プルマチェンコの作品に感激!
4:スヴァボーディ広場のシェフチェンコ像
5:スヴォボーディ通りの民俗・美術工芸品博物館
写真撮影可能な博物館でした。その写真は次の旅行記にて。
「2009年ウクライナ旅行第10日目(3)リヴィブ:常設展は物足りなかったけど特別展が充実していた、スヴォボーディ通りの民俗・美術工芸品博物館」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10414987/
6:ローマ・カトリックの大聖堂、内部を見学
7:リーノック広場の市庁舎の塔に上ってセントラルを見下ろす
8:リーノック広場10番地の民俗・美術工芸品博物館
ここも写真撮影可能な博物館でした。その写真は次の次の旅行記にて。
「2009年ウクライナ旅行第10日目(4)リヴィブ:ウクライナの素朴派絵画に出会えた、リーノック広場の民俗・美術工芸品博物館」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10414990/
9:トラム停留所のそばのアルメニア教会、外観の写真だけ撮る
10:坂の上の聖ミカエル教会
11:ドミニカン聖堂
11から12への移動の途中がヴェルミンスカ通り。
12:ガイドブックに載っているアルメニア教会、この日は入口を見つけられず、翌日リベンジ!
そしてぐるっと回り道してリーノック広場まで戻り(ATMでキャッシングの必要があったため)、そして大聖堂脇を通ってホテルに戻りました。
「2009年ウクライナ旅行第10日目(3)リヴィブ:常設展は物足りなかったけど特別展が充実していた、スヴォボーディ通りの民俗・美術工芸品博物館」につづく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10414987/
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