2009/07/14 - 2009/07/14
80位(同エリア105件中)
まみさん
2009/07/14火 リヴィブ観光1日目
・オペラ座前広場(スヴァボーディ広場)
・民族博物館(スヴァボーディ通り)
・民俗・美術工芸品博物館(スヴォボーディ通り)
・大聖堂
・リーノック広場と市庁舎の塔
・民俗・美術工芸品博物館(リーノック広場10番地)
・市内観光バス(英語解説テープ付)
・聖ミカエル教会(坂の階段の上)
・ドミニカン聖堂
アルメニア教会はこのとき入口を見つけられず(泣)
【リヴィブ泊:ホテル・ウィーン】
リヴィブには民俗学・美術工芸博物館が2つあります。
オペラ座近くのスヴァボーディ通りと、街の中心のリーノック広場にあります。
どちらかは分館でしょうか。
「地球の歩き方」によると、スヴァボーディ通りの民俗・美術工芸品博物館は、民族衣装や西ウクライナ地方のイースター・エッグことピーサンキの展示が充実している、とあったので、この町で1番楽しみにしていたといえるかもしれません。
キエフのペチェールスカ修道院の敷地内の民族装飾美術博物館で、すでにたっぷりピーサンキの写真を撮ったし、あさっては、ピーサンキだけの博物館がハイライトのコロミーヤに行くつもりなのに、ひとたび気に入ると凝り性で貪欲な私です。
ところがスヴァボーディ通りの民俗学・美術工芸博物館の展示室は、一部閉鎖されていたようです。
民俗学らしい展示室は一室のみで、展示されていたのは主に農具だけでした。
せっかく勇んでチケット代と同じ写真代を払ったのに……それほど高くないチケット代・写真代だったとはいえ(5.00フリヴニャ x 2倍)……一部閉鎖ならいっそ割引にしてよ。
と思ったものですが、2階の美術工芸品を見た後では、チケット代・写真代におつりがくるほど満足できました。
何事もフタを開けてみなければ分からないものですねぇ。
(2009年7月現在、1フリヴニャ=約14円で換算)
2階の展示はおそらく常設展ではなく企画展用のスペースだろうと思います。
企画展らしきポスターに関係ある作品が並んでいたので。
でも、様々な時計コレクションは常設かな。企画展では、たぶん、博物館のコンセプトに合わせて、現代ウクライナ美術工芸家の作品でも、ウクライナ民族色たっぷりと思われる作品が集めたようです。垂涎ものの作品ぞろいでした。
また、現金な私は、買い物が楽しめたおかげで、結果として満足度が上がりました。
陶製のいかにも民芸品らしいペンダント2つと、展示室の館員らしきおじいさんが個人的に売っていた、ピーサンキの図柄集です。
でも、館員さんが博物館の中で個人販売していてもいいの?
それとも正規の館員さんじゃないのかな?
と思ったけれど、ちょっと値は張りましたが印刷はきれいだし、なにより楽しみにしていたピーサンキ・コレクションがなさそうだとがっかりした矢先だったので、誘惑に勝てませんでした。
「西ウクライナの文化を知ろう 民俗学・美術工芸品博物館
西ウクライナ地方の民族衣装、陶器、農具などを集めた博物館。美しい刺繍や、イースター・エッグ(ピーサンキ)などの展示も充実しているので、何かおみやげを買うときの参考にもなる。」
「地球の歩き方ロシア、ウクライナ、コーサカスの国々」('08〜’09年版)より
博物館で買ったペンダントの写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16662526/
博物館で買ったピーサンキの図柄集のある写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16662549/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ・ハイライトその8:ウクライナでゲットしたもの」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10361990/
※2009年ウクライナ旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2009年ウクライナ旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10359084/
詳細版「2009年ウクライナ旅行の詳細旅程」(もう1つのブログ「まみ’s Travel Diary」より)
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2009/07/2009-2271.html
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スヴァボーディ通りのリヴィブ民俗・美術工芸品博物館の入口
ステキなポスター@
この方の作品ももちろん展示されていました。
博物館に入らなくてもアートショップでの買い物はできるようです。 -
民俗展示、荷車や農具
こういう荷車は、地方の農村ではまだまだ現役ではないかと思います。
壁の上の方の半円部分には、これらの道具を使っていたウクライナの農民の姿が描かれていました。これはその1つ。 -
チーズ作りの壷やミルク桶など
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水車小屋の模型
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漁の道具、魚とりの網やボート
常設展はこの一室のみでした。
えっ、もう終わり!? -
ロビーの彫刻とモザイクの美しい床
あちらの扉の向こうにもきっと展示室があると思うのですが、閉鎖されていました。
哀しい〜! -
アートショップの絵の一つ
布に描かれている絵でした。
とても気に入ったけど、とても買えないので(かさ張るせいと、値段を確認しませんでしたが、旅先の記念の買い物としては値が張りすぎるため)、写真を撮りました。 -
2階への階段の踊り場
建物自体は、きっと昔の貴族の館だったのでしょう。 -
踊場から2階と天井を見上げる
欧米風のフロアの数え方だと、2階が1階ですね。 -
ストゥッコ装飾が美しい2階の天井
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2階のロビーにさりげなく作品展示
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美しい装飾のボックスとおもちゃ?
ポーランドで買ったおみやげの民芸品のボックスを思い出します。
でも、ポーランドの民芸品の花模様はどちらかというと細かいパターンが多くかったように思います。
大柄な花をデーンと描くのはウクライナ風?
2005年のポーランド旅行で買ったおみやげの写真はもう一つのブログにあります。
「旅先のおみやげシリーズその18──ポーランドで買ったもの」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2006/10/18_c64c.html -
ピーサンキ・モチーフの絵
絵の表面に少し凹凸がありました。そういう絵の具が使われたのでしょうか。
奥の展示室にこういうタイプの絵がたくさん展示されていました。 -
美しい彫り込み装飾のある飾り皿
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こちらもピーサンキ・モチーフの絵で、ピーサンキと教会かな
「キリスト生誕」と書かれてあるのかしら。
ロシア語からの類推。 -
展示室への入口脇の壁に展示されていた、彫り込み装飾のある飾り皿
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家具や陶器のコレクションが続く
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次に時計コレクション
街の絵の中の塔の時計がそのまま実用目的の時計でしょうか。
凝っていて遊び心のある時計です。 -
ガラスのフタ付のアンティークな時計
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ロココなかわいらしい時計
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フタ付の時計? 時計盤はどこ?
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まわりの人形がとってもステキ!
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長針しかなくて用がすんでいた時代の時計
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企画展のポスター・その1
ナタルカ・オトゥコヴィッチさん、と読むのかしら。
キリル文字をふつうのアルファベットにすると、Natalka Otkovuchとなります。
絵は、晩年のゴッホをちょっと思い出させるタッチです。好み@ -
企画展のポスター・その2
下の3行に開催の日時と場所(この博物館)が書かれている以外、なんと書かれてあるのか、さっぱり分かりません。
1人のアーティストの作品なのか、そうでないのかすら分かりませんでした。 -
ウクライナらしいモチーフが浮彫されている木彫りプレート
真ん中にはウクライナの紋章に使われている「トリーズッブ」(三つの歯)です。
それから、ひまわりもあります。
東欧では、ルーマニアやブルガリアでも一面のひまわり畑がたくさんあるのですが、ウクライナとひまわりといえば、ソフィア・ローレン主演の映画「ひまわり」を思い出します。
あのひまわり畑のロケ地はウクライナといわれています。 -
本の想定のように見えますが?
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聖書やピーサンキや箱などいろいろ
水入れのようなものは、ひょっとしてお酒入れだったりして@
民俗博物館や民芸品のおみやげ屋でときどき見かけます。 -
コサック・ママーイがモチーフの木彫りプレート
コサック・ママーイとは?
「コサック・ママーイは、ウクライナの伝統美術におけるコサックの理想像である。ウクライナの守り神、ウクライナ人のシンボルとされる。コサック・ママーイの絵画は、18世紀から20世紀にかけてウクライナの民家においてイコンと同様に扱われ、神聖視された。
(中略)
絵画におけるコサック・ママーイは、樫の林で愛馬の隣にあぐらをかき、ウクライナの楽器であるバンドゥーラを弾く姿で描かれることが多い。彼は東洋風な上着(ジュパーン)を着、広々としたズボン(シャロヴァールィ)と錦の長靴をはいている。頭にはコサックの前髪(オセレーデツィ)、顔には長い口髭、口には長いコサック・パイプ、周りには槍が据えられ、ウクライナ酒(ホリールカ)の酒瓶と酒杯が置かれている。
コサック・ママーイの絵画に描かれているものは、それぞれの意味を持っている。バンドゥーラはウクライナの歌、馬はウクライナの自由、樫はウクライナのしぶとさを象徴している。酒瓶・酒杯が埋葬品としてコサックの墓に入れられ、槍がコサックの墓の上に立たされることがあったので、槍・酒瓶・酒杯は人生の儚さと死の覚悟を表している。
(中略)
コサック・ママーイの絵画は、ウクライナ人の民家でのお守りのような役割を果たし、戸・壁・窓際・櫃・食器などの家庭品に描かれた。(後略)」
(ウィキペディアフリー百科事典より)
同じ引用はこちらのウクライナ現代アーティストの作品の写真コメントでもしています。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16937957/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ旅行第2日目(7)キエフ:ウクライナ歴史博物館(3)盛りだくさんで最後はバテた&その後」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10368092/ -
ピーサンキ・モチーフの絵
アーティスト名はドユーク・ナタリアと読むのでしょうか。
キリル文字をふつうのアルファベットにすると、Dyuk Natalyaあたりかな。
タイトルはそっけなく「ピーサンカ」だけです。ピーサンカはピーサンキの単数形です。
とても気に入ったので、展示されていたこのタイプの絵のほとんど、写真に撮ってしまいました。
撮らなかったのはほんの2〜3枚くらい。 -
ピーサンキの花たち
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燭台のようなピーサンキ立てとピーサンキ
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花かごの中のピーサンキ
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花吹雪の中のピーサンキとハト
花吹雪といったら、桜の別名という説もありますけどネ。 -
壷の中から花煙とともにピーサンキ
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しあわせの木
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箱の中のピーサンキとおもちゃ?
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馬車のようなピーサンキ入れ、かな?
ピーサンキはお守りのような意味合いもあるので、このような箱に入れて大事に飾られることもあるでしょう。 -
ハトのカップルと花もようのピーサンキ
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ピーサンキの花の刺繍
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切り絵───ネコに魚にカラス!?
ここからは、ナタルカ・オトゥコヴィッチさんの作品。
なにか意味ありげ。それとも特になし? -
切り絵───たくさんの鳥に好かれる木
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切り絵───花瓶のある窓辺
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切り絵───峡谷の村
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水彩画───池のほとりの農家
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草を食む牛がいるのどかな田園風景
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太陽が潜り込んだ冬の路地裏?
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山並みのある田舎
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窓から街の建物が見えるキッチンテーブル
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街を見下ろす窓辺の花瓶
作品のタイトルは私が写真コメントとして勝手につけたものですので、あしからず。
見学時間は、13時25分から14時15分でした。
「2009年ウクライナ旅行第10日目(4)リヴィブ:ウクライナの素朴派絵画に出会えた、リーノック広場の民俗・美術工芸品博物館」につづく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10414990/
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