GWの花めぐり2009（5）初の国内バスツアー、渋滞でうんざりの往路

2009/05/04 - 2009/05/04

ゴールデンウィークのど真ん中。明日の５月５日は天気が下り坂との予測。ETC1000円。

自宅から電車とバスを乗り継いだら４時間はかかりそうな道のりを、国内ツアーに参加することでバスでラクして出かけようとツアーに申し込んだとき。
渋滞の可能性は全く考えていませんでした。
多少、あっても、たかが知れているに違いないと、根拠のない安心感で、当日まで枕を高くして眠っていました。

予測が甘かったです。

集合時間は７時50分。
２日前に添乗員さんから、バスは１号車と聞いていて、意外に参加者が多いみたいだなと思ったら、本日は50人乗れる大型バスが４台でていました。
思わず「げっ」と声が出てしまった私は、国内ツアー初めての世間知らず。
同じ旅行代理店の同じツアーで、５月３日や４月29日は11台も出たそうです。

ツアーのタイトルは、「GW３大花めぐり！　うれしい３食付＆８大ポイント、400万本の青い花畑！　空に続くネモフィラの丘、本州最大級！　水晶湖に広がる芝桜にチューリップ畑も」というものでした。

それなのに、高速や国道の渋滞のせいで、午前11時か12時頃には、２番目に楽しみにしていた市貝芝桜公園の水晶湖の芝桜は見にいけないことが確定してしまいました。
それでもひたち海浜公園のネモフィラの丘、そして全くあてにしていなかったチューリップが、遅咲きがまだ咲いているというので、その２つを楽しみに、やきもきしつつ、渋滞をぐっと耐えました。

ところが、午後２時すぎても、インターやドライブインでのトイレ休憩以外の最初のポイントである海鮮市場にすら到着しません。
しかも、その市場は、一般用の駐車場がないせいと混雑を想定していない周辺の道路状況ゆえ、２つ手前の交差点の信号から大渋滞！

こんなんでネモフィラの丘に行けるんだろうかと気が気でなく、ツアーにしたことを後悔しました。
市場なんて、買い物なんていいから、さっさと花の方に向かってくれ、と言いたかったくらい。
だってツアー８大ポイント（うち３つは食事）の中で私にとって一番魅力がなかったのは、「新鮮な魚介類のお買い物」でしたから。

でもツアーはきっと市場と提携していて、買い物客を運ばないわけにはいかないのでしょうね。それは分かっていました。
それに、ツアーででる寿司弁当は、市場で用意されていたようですし。
食べたのはバスの中ですけどね。

どうせ市場で時間があったので、バスを下りて、市場の写真を撮りまくりました。
転んでもただでは置きません@
買い物もしました。
ただし、新鮮な魚介類は、発泡スチロールのボックスの中に氷を詰めてもらわなくてはなりません。
ツアーが終わった後は電車で帰るので、荷物になります。
母も私もそろって、乾きものばかり買っていました@

一日の大半を車内で過ごすことになったバスツアー。
初めて参加したのは、集合場所が家から遠くないので、母の日のプレゼントのつもりもあったのです。
でも、母は思ったより疲れず、持病の腰痛も出なかったと言うので幸いです。
それに２人とも、海鮮市場はもちろん、帰りの水戸ドライブインで、せっせと水戸土産を買いまくりましたしね。

さらに、ハイライトのひたち海浜公園では、到着が夕方になってしまったかわりに、公園内の混雑は沈静化していました。
母の知り合いの話によると、長い時間かけてやっと到着したのに、混雑のせいで中に入れなかった人もいるそうです。
それに比べれば、みどりの日にちなんだ入園無料の日に、思ったよりゆったりと見学できたのは幸運だったといえるでしょう。
天気は一日曇りで、ときどき晴れましたが、夕日が差し込み、逆光に光る花を撮ることもできました。

ひたち海浜公園のネモフィラの丘目当ての初の国内バスツアー参加の旅行記も、前後編で２つにわけて作成することにしました。
まずはひたち海浜公園に到着するまでの前編です。

エリア 茨城

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

集合場所の前のスターバックスで

集合時間よりだいぶ早く着いてしまったので、コーヒーを飲んで、少しゆっくりしました。
テーブルの向こうは、時間を気にして時計を見る母の腕@

駅前の集合場所

ふと見ると、まだ集合時間より早いのに、ぞくぞくと人が集まっています。
まさかあれが同じツアーの人たちぃ？

ツアーは25人から催行なので、参加者は40人くらいかなぁと思っていたら、とんでもありませんでした。
50人は乗れそうな大型バスが、本日４台です。
これでも前日の５月３日と４月29日は11台も出たそうです。
げぇーーっ、GW中の国内ツアーってそんなに参加者がいるもんなんですか。
（どうも、旅の雑誌のハイライトとして紹介されたばかりの、人気のコースだったからのようでした。）

盛谷サービスエリアで撮った、茨城の観光地図

ひたち海浜公園はすぐに分かりましたが、予定していたけど行けなかった「市貝芝桜公園の水晶湖の芝桜」ってどれだったのかしら。

このサービスエリアでのトイレの混雑にも唖然！！
その予測ができなかった私と母は、先に昼食用のお茶を買いに行ってしまいました。
10分遅刻してしまって、添乗員さんに迎えにこさせてしまいました。しかも入れ違い。
なので、次回からは集合時間に間に合うようにと、気分的に慌ただしかったです。
また、２か所目のサービスエリアでは、トイレの行列はマシだったのですが、バスが駐車場から出るだけで30分もかかる大渋滞でした。

渋滞中のバスの車窓から撮った、田園風景とつくば山

先代カメラIXY Digital 70でも、走るバスや電車から写真を撮ったことは何度もあります。
この写真がゲットできたのはPowerShot SX 200 ISの手ぶれ補正などの性能に助けられたせいではないとは言いませんが、渋滞でとろとろ走行だったせいでしょうね。

とろとろ走行の合間に撮影した、日本名山のつくば山

土手の向こうに、つくば山

シャッターを押したのがちょっと遅かっただけですけどネ。

高架道路から見下ろす水田が撮りたくて

双子山みたいなこれも、つくば山？

渋滞から気を紛らすには、撮影が一番@

添乗員さんも客の気を紛らわせようと気を使ったのか、結構、いろんな雑談、してました。
バスがもっとスムーズに走っていれば、あんなにしゃべらなかったんじゃなかろうと思います。
バスの中ですることがない母は、食べ物のことばかり気にしていました。
一応、３食付きのツアーだったのですが、移動の予定が遅れると、食事が配られる時間も大幅に遅れましたから、おなかぺこぺこ。
結局、サービスエリアで買ったもので間食してました。

プリンゼリー犬が可愛い@
ツアー最初の訪問地の海鮮市場にて

到着したのが午後２時20分でした。ツアーの集合時間（出発）は７時50分だったというのに。
エンジンを切ったバスの中にいると暑苦しいですし、トイレのためもあり、私たちはやはりバスを降りました。
40分も時間があるので、何か買いたいものがないか、せっかくなので回ってみるすることにしました。

くまちゃんを並べて

ゼリーじゃなければ買ったかもしれません、この可愛いケースを目当てに。
ゼリーが嫌いというわけではないのですが、もうちょっと買い甲斐のあるものがよかったのです。

とにかく撮っちゃえ！───パックや箱詰め商品ばかりだけど

ぴちぴちの魚たち、うらめしげな目玉がギョロリ@

鮮魚各種、歩きながらパチパチ

手前のサワラの札、「サうう」と読めます@

混んでます

だってツアー客がぞろぞろ来るんですもの。

つまみ出したくなるサザエ

昔、グルメ仲間の友人たちと食べた記憶があります。おフランス料理で。
それっきりかも。

でっかいホタテ@

ちょっと気味悪いけど、きっと美味しいンでしょうネ@

うまそうなズワイガニ

こうしてみると、鱗ってなかなかきれい

特にイワシの点々が@

さぁ、もってけ、もってけ！

手前のおじさんが手を伸ばす瞬間を狙いました。

うおっ、１匹何人前かな

海老だいすきー@

買いたいなぁとチラッと思わなくもなかったのですが、新鮮な魚介類は、発泡スチロールのボックスの中に氷を詰めてもらわなくてはなりません。
ツアーが終わった帰りは電車なので、荷物になるから却下。
干物は名産で、車内にそのまま置いていても大丈夫、と添乗員さんは太鼓判を押してくれたのですが、母がやめた方がいいとかたくなに言うので、そんなところで言い争っても仕方がないのでやめました。
だって言い争うネタはたくさありましたから（苦笑）。

レジを待つ間に市場のにぎわいをパチリ

左の列は、レジ待ちの人たち

最後に市場の建物を

実はなんて市場か名前も確認せずに回っていました。
ちなみに昼食（午後３時……）のお寿司は、ここのお寿司でしょう。
さすが、とても美味しかったです。
貝など、食べ歩き番組の芸能人が「口の中でとろけそーーっ」と叫ぶ意味が、よおっく分かりました@

ヤマサ水産の公式サイト
http://www.yamasa-suisan.com/

本日ゲットしたもの・その１

海鮮市場での私の買い物です。
・小えび340円
・８袋入りの伊勢海老即席みそしる500円
・６袋入りのかにの即席みそしる500円
乾き物ばかりです@

本日ゲットしたもの・その２

帰りの水戸ドライブインで買ったものです。
・エリンギ青唐炒め370円
・ワサビ入りワカメ「白雪」とたらばふふき、計２パックで1050円
・フリーズドライのイチゴ入りの地域限定ストロベリーチョコ525円
・くるみゆべし630円
・メロンのクリーム大福630円。

ワサビ入りワカメはそのままでお茶のおつまみに、たらばふふきは少し水に浸して輪切りのキュウリを添えてマヨネーズ和えにして、カニサラダに。
って売店のおじちゃんが言ったとおりにして食べました@

ツアーで出た夕食が、美味しかったのですが私には足らなくて、かえっておなかが空いてしまい、ついたくさん買い物をしてしまいました。
おなかが空いているときに食べ物を買っちゃダメですね。

そして可愛いので衝動買いした、招き猫の起き上がりこぼしは525円。

ポプリはツアーでもらったおみやげです。
トラベルグッズかアロマグッズかもらえるが、当日の楽しみ、とパンフレットにあったのですが、アロマの方で良かったです。
こういうおまけでもらうトラベルグッズは、私にとって使い勝手が良いとは限らず、ありがたみが少なさそうだから@

*　*　*　*　*

残念ながら、花目当てで初めて参加した国内ツアーは、ちょっとこりごりしてしまいました。
花目当てなら、なるべく自力で行くようにした方がよいかもしれません。
というのも、ツアーがあるような花の名所に開花時期を狙って出かけるなら、どうあったってバスでは渋滞を免れない気がするのです。
たとえ平日に休みをとっても。
あるいは、一泊以上の、もっとゆったりした日程なら、話は別かもしれません。
でも、今回のように、できれば日帰りで行ってしまいたいけど自力で行くには不便なところのために利用するのは、ちょっと考えものかもしれません。
覚悟が足りませんでした。

幸いだったのは、遠出は久しぶりのバクダン腰痛持ちの母が、思ったより疲れなかったことです。
電車とバスを乗り継ぐと、４〜５回は乗り換えなくてはならなかった上、自宅からだとやはり片道４〜５時間くらいかかったでしょう。
あとから考えればよっぽどその方が早く到着したかもしれませんが、もっと体力が要ったと思うんです。
バスに乗りっぱなしの方が、ときどきちゃんと休憩時間に足をのばせましたから、肉体的には楽なはず。
一日のほとんど、バスの中で過ごしたとはいえ。

それに、たとえ到着が夕方であろうと、一番の目的のネモフィラの丘を拝み、ツアーの慌しい集合時間を気にしつつも、存分に写真を撮ることができました。
たどり着くまでの苦労は、それで吹っ飛びました。

ひたち海浜公園のネモフィラ、菜の花、そして遅咲きのチューリップの写真は、次の旅行記「GWの花めぐり2009（6）一度は見たかったひたち海浜公園の、念願のネモフィラの丘とチューリップ」にて。