2007/11/18 - 2007/11/18
1902位(同エリア2137件中)
まみさん
週半ばにチェックした天気予報では曇りと出ていたのに、サプライズ・プレゼントをもらったよう。
川越喜多院の菊まつりを見に行こうと予定していた今日、外はすがすがしい秋晴れ!
恵みの太陽の光のもとで、近所のお宅や畑の菊たちも、曇り空の昨日見たときより、120パーセント増で輝いています。
喜多院まで行かずに、いっそ近所の菊の撮影を───と、約束していなかったらそうしてしまったろうと思われるくらい魅力的な光景でしたが、予定どおり喜多院の菊まつりに行ってきました。
いや、どちらかというと、菊まつりにかこつけた川越散策に!
西武線の本川越駅からスタートしたので、その道筋に沿って、熊野神社、成田山別院と寄り道してから本命の喜多院に行き、帰りは喜多院入り口近くにあった歴史博物館を見学しました。
というわけで、蔵造りの街並み、菓子屋横丁、時の鐘がなく、川越散策というには片手落ちですが。
でも、目当ては菊まつりだったんだもーん!
去年(2006年)の喜多院周辺の川越散策の旅行記
「川越と喜多院散策その1:ツツジはまだだった〜(泣)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10064024/
「川越と喜多院散策その2:五百羅漢と市内散策」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10064029/
去年(2006年)の喜多院訪問と菊まつりの旅行記
「秋の花はやっぱり菊ですね@:川越喜多院・菊まつり」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10105086/
PR
-
熊野神社の境内
なんとなく名前に聞き覚えがあるし、本川越の駅から喜多院に行く途上のちょうどよいところにある神社でしたので寄ってみました。
中央通り側から入ったので、裏だったようです。
建物は拝殿です。 -
熊野神社の入口
中を突っ切って、参道から入りなおすことにしました。
ふむふむ、熊野神社は、開運・縁結びの神さまが祭られているのですね。
「天正18年(1590年)に蓮馨寺二世然誉文応僧正が紀州熊野より勧請したことが始まりとされている。以来、開運、縁結びの神様として地元の人々から親しまれている。(後略)」
(国道254号線沿線情報より)
http://www.route254.com/shrine_temple/kawagoekumano_shrine/main.htm -
「足踏み健康ロード」のある熊野神社の参道
土足禁止です@
気持ち良さそうでしたが……試しませんでした。それに家に帰れば、足型をしたつぶつぶの足踏みがあるから。
足の裏をほぐすのに、すでに私にとって必需品となっている健康グッズが。 -
熊野神社のお稲荷様
口に巻物をくわえています@
これは向かって左のお稲荷様です。右のお稲荷様は宝珠をくわえていました。
★お稲荷様
・本来は穀物・農業の神であるが、現在は産業全般の神として信仰されている。
・口の中に宝珠、稲穂、鍵、巻物などが見受けられるが、それは大事に守るという意味で咥えられている。
天気が良い代わりに、カメラでは日陰がとても暗く写るので、写真のアングルに苦労しました。
しかも、神社のお隣のおうちが写ってしまっていました……。
(デジカメの液晶画面では、拡大してチェックしても気付きませんでした。) -
熊野神社の賽池
万札を洗っている人もいました。
私も真似しようと思ったのですが、説明の立て看板に、お金を増やすために洗うものではないようですし、「大事に有効にお使いください」とあったところを「大事にとっておいてください」と早合点したので、財布に残っていた50円玉を洗いました。
50円では、有効に使うといっても……。
この50円玉はお守りにすることにします。
「銭洗弁財天 参詣の仕方
先ず、左の社「厳島神社」(弁財天)にお詣りしてから、ザルに金銭を入れ、竹のスノコの上に乗せ、柄杓で御神水をすくいかけるか、そのままザルを宝池に入れるかして洗い清めて下さい。
洗い清めた金銭は、大事に有効にお使いください。(後略)」
(賽池の前の立て看板より)
「銭洗井水のこと
古来、弁財天を信仰する者が持っている金銭をこの水で洗い清めると同時に、心身を清めて行いを慎めば不浄の塵垢が消えて清浄の福銭になると言われ、率先して持っている金銭を洗って、一家繁栄・子孫長久を祈った。
世間一般では、このようにこの井水にて財宝を洗うとたちまちに、百千倍に増えると伝えられているが正しい信仰ではない。神道の教えは明浄正直を基本とし、これを形に現せば、鏡(明浄)・玉(正)・剣(直)である。「神は不正を受け給わず」という言葉は、まさに信心の最も大切な心構えである。
即ち、財宝を洗うのは、我が身我が心の不浄罪穢(私たち人間は知らず知らずのうちに犯している)を洗い清める禊ぎ祓え垢離れの行をするもので、これによって神明の感応を得、福徳利益を頂くことができると知るべきであります。」
(拝殿の脇の立て看板より) -
熊野神社の手水場
拝殿の写真を撮ろうとしたのですが、真っ暗になってしまって、デジカメのファインダーから覗いてもあまり絵にならなかったので、やめてしまいました。
せめてもの代わりに手水場の写真を撮り、熊野神社を後にしました。
背景に、お稲荷さまが2つとも写っています@ -
成田山別院の外から、献燈と鐘楼
去年の春にここを訪れたときは、もう少し左よりの位置からツツジと一緒にこの鐘楼の写真を撮りました。
去年(2006年)のツツジの時期に撮った成田山別院の鐘楼
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/10884838/
関連の旅行記
「川越と喜多院散策その2:五百羅漢と市内散策」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10064029/ -
成田山別院の入口の瓦
きれいなお花模様ですねぇ。 -
成田山別院の彫像
台座に「伏敵降魔大悲生」と彫られてありました。 -
成田山別院の鐘楼
拝殿を見学しているときに、鐘が鳴りました。
鐘のそばには誰もいませんでした。
今は機械仕掛けなのですね。 -
成田山別院の拝殿にて
山田なり〜!でなく、成田山@ -
成田山別院の入口を拝殿の上から見下ろして
-
多宝塔に訪れつつある秋
喜多院にて
いよいよ喜多院です。
やはりまずは多宝塔の写真でしょう。
何度撮っても飽きないとはいえ、すでに何度も撮っているので、思い切ってこんなアングルで@
「喜多院
星の山無量寿寺喜多院は、五百羅漢や正月3日のダルマ市(初大師)で広く知られ、平安時代の創建とされています。慶長4年(1599)に27世を継いだ天海が家康の厚い信頼を得たところから大いに栄え、寛永15年(1638)の火災後の再建時には、江戸城内の家光誕生の間や、春日の局化粧の間が喜多院の書院、客殿として移築されています。境内にはほかにも多くの文化財や史跡があり、訪れる参拝客でいつもにぎわっています。」
(歴史博物館でもらった、川越観光案内所の「小江戸川越 見る 遊ぶMAP」より) -
多宝塔に訪れつつある秋
喜多院にて
「多宝塔(県指定有形文化財)
多宝塔は、寛永16年(1639)に、山門と日枝神社の間にあった古墳の上に建立されました。その後、老朽化が進んだため、明治43年(1910)に慈恵堂と庫裏玄関との渡り廊下中央部分に移築されました。ただし、移築に際し大幅に改造されていたので、昭和48年(1973)に現在地に移し解体修理を実施し復元しました。総高13m、方三間の多宝塔で本瓦葺、上層は方形、上層は円形、その上に宝形造りの屋根がのります。江戸時代初期の多宝塔の特徴が表れています。
(喜多院の公式ページより)
http://www.kawagoe.com/kitain/culturalasset/index.html -
喜多院の多宝塔
いままで撮った写真とは構図を多少なりとも変えたつもりですが……色づき始めた木の葉をたくさんファインダーの中に入れて、秋の雰囲気を積極的に出しましょう@
※これまで撮った多宝塔の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/10884728/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/10884729/
関連の旅行記
「川越と喜多院散策その1:ツツジはまだだった〜(泣)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10064024/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11497854/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11497855/
関連の旅行記
「秋の花はやっぱり菊ですね@:川越喜多院・菊まつり」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10105086/
菊まつりが目当てのときも、やっぱり多宝塔の写真は撮っている私@ -
喜多院の慈眼堂の屋根を背景に、まだ緑のモミジ
モミジはうっすらと赤くなり始めているのですが、紅葉にはまだまだでした。 -
忍び寄る秋の気配
-
喜多院の拝殿
菊まつりの会場の入口門の垂れ幕と一緒に@
「慈恵堂(県指定有形文化財)
慈恵堂は、比叡山延暦寺第18代座主の慈恵大師良源(元三大師)をまつる堂宇です。大師堂として親しまれ、潮音殿とも呼びます。裄行(たけゆき)9間、梁間(はりま)6間、入母屋造りで銅版葺。現在、喜多院の本堂として機能し、中央に慈恵大師、左右に不動明王をお祀りし、毎日不動護摩供を厳修しています。川越大火の翌年、寛永16年(1639)10月に大火以後、いち早く再建され、近世初期の天台宗本堂の遺構として貴重なものです。昭和46年度から4年間にわたり解体修理が行われました。天井に描かれた数々の家紋は、その際に寄進をされた壇信徒のものです。」
(喜多院の公式ページより)
http://www.kawagoe.com/kitain/culturalasset/index.html
客殿と五百羅漢の入園料を払うと、客殿の後にこの拝殿の中を見ることもできます。
仏壇から天井まで、豪華なシャンデリア(とは言わないかな)も含め、黄金のまぶしい世界でしたね。
もっとも、今回は、客殿の中庭の紅葉はまだ望めなさそうだったので、入りませんでした。 -
喜多院の山門に訪れた秋
「山門(国指定重要文化財)
山門は、4本の柱の上に屋根が乗る四脚門(しきゃくもん)の形式で、屋根は切妻造り、本瓦葺。もとは後奈良天皇の「星野山」の勅額が掲げられていたといいます。棟札を見ると寛永9年(1632)に天海僧正により建立されたことが分かり、寛永15年(1639)の川越大火で焼失を免れ、喜多院では現存する最古の建物です。昭和30年度に部分修理が行われ、現在に至ります。」
(喜多院の公式ページより)
http://www.kawagoe.com/kitain/culturalasset/index.html -
本命の喜多院菊まつり
秋晴れの空に広がる、少し寂しくなった木々の枝も、ファインダーの中にたっぷりと入れてみました。 -
太田道灌の菊人形
体が貧弱でちょっと笑えます@ -
小菊盆栽
展示の仕方もひと工夫されていますね。
「小菊盆栽作り
菊は、一年草の宿根草であります。この菊を、挿し芽苗からわずか14ヶ月の間に、バランスの良い姿に仕立て、しかも風雪に耐えて育った老樹の風格と、その枯淡な味わいを表現するものです。加えて花まで咲かせようという小菊の盆栽仕立ては、我が国が世界に誇る園芸技術といっても過言ではありません。
盆栽作りは、菊の習性や特性を生かしつつ、盆栽としての技法に従って仕立てます。樹形は、自然の様々な姿態の中から代表的なものとして直幹、模様木、双幹、三幹、等があり、作品型にも地植、石付け、根上がり、懸崖、筏作りなどがあります。」
(菊まつり会場の川越菊花会による解説看板より) -
管物(くだもの)と短冊
短冊に書かれているのは……川柳?
「3本仕立て盆養(管物)
「花火のような菊」といわれ古くから親しまれている花です。全ての花弁が管状になっている菊で、最も長い花弁(外周の剣走り)のほかは、弁先が必ず玉巻き状になっていることが絶対の条件です。花弁は先端に玉巻きつけ、花芯に向かって整然と段咲きとなり、花心は杯状に窪んでいるか、または茶せん状になって咲く花を理想とします。
管物(くだもの)の種類は、花弁の太さによって太管(ふとくだ)、間管(あいくだ)、細管(ほそくだ)、針管(はりくだ)の4つに分けられます。」
(菊まつり会場の川越菊花会による解説看板より) -
厚物ずらり
おかっぱ頭のような花にうっとり。
よく見ると、葉もきれいに整っているんですね。
「3本仕立て盆養(厚物)
・3つの花は、「天」「地」「人」を意味する。
大菊作りの基本となる仕立て方で、今日みられるような形態になったのは明治の中頃と言われており、日本独特の仕立て方です。
通常、単に「盆養」ということが多いようですが、地域によって「3輪盆養」「立ち菊」「3本立て」とも呼ばれています。
仕立て方は、1本の苗を摘芯して3本の枝を伸ばし、後の1輪をやや高く、前の2輪は同じ高さに、3つの花を同時かつ同じ大きさに揃えて大輪に咲かせます。又、茎・葉を含めた全体の調和が必要です。」
(菊まつり会場の川越菊花会による解説看板より) -
千輪仕立て(うす紫を中心に)
1本の幹からこうなっているんですね、すごいっ!
「千輪仕立て(千輪咲き)
天保時代(1830年代)になって、一本の幹で数百輪の花を咲かせる箒作りや扇作りが始められ、この作り方が応用され発展して千輪仕立てとなりました。
仕立て方は、一本の幹を摘芯することで五本から十本の側芽を出させ、それを1年かけて幹に作ります。幹と幹の交差を避け、全体の形がお椀型に整い、花に高低の乱れがなく、全体の開花が平均して咲き、あたかも旭が昇るような姿に豪華絢爛を誇るような作品を良しとされています。また、千輪咲きは、地域によって「千輪作り」とか「大作り」とも言います。最近では2000輪以上の記録も少なくありません。」
(菊まつり会場の川越菊花会による解説看板より) -
千輪仕立て(白を中心に)
よくぞこれだけきれいにそろえて咲かせられるものですね。 -
白のモコモコ
-
いいこ、いいこ@
-
笠仕立ての懸崖(けんがい)作り
でかいっ!
迫力ありますっ!
「懸崖作り(前垂れ型)
断崖絶壁に垂れ下がって育つ野生植物の姿態を手本にして、その美しさと風雅さを表現しようとしたのが懸崖(けんがい)仕立てです。
理想の形は、茎の長さの約半分の幅があり、幅の半分の厚みがあって、全体にほどよい丸みをもち、周囲の線にも、上面にも、全体的に凹凸がなく、大きくて優雅であることが大切です。
当会の基準は、全長が2m以上、姿態の勾配が45度です。また花容は、花に隙間がなく、老若もなく、全体の花が一斉に開花し、満開であることが肝要です。」
(菊まつり会場の川越菊花会による解説看板より) -
変わった菊
これ、菊なんですねぇ。言われなければ分からないかも。 -
白い管物
去年は可愛いおかっぱ頭の厚物に目を奪われましたが、今年は管物の非常にアートチックなところに惹かれます@ -
黄色い管物、アップ
-
オレンジの管物、アップ
-
三色の管物、アップ
-
盆栽ずらり
うまい具合に人が切れたところを狙えました@ -
厚物ずらり
-
「理想の花容」の説明
この時期、菊まつりはあちこちで行われており、どこにもこのように見事な菊が必ずそろっているので、慣れっこになりかけていたところがありましたが───理想の形の説明と受賞の基準を丁寧に読むと、このように咲かせることはいかに大変か、園芸家の苦労が改めて偲ばれました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
37