2007/10/30 - 2007/10/30
664位(同エリア926件中)
まみさん
10月30日───10月6日から始まった秋バラ・フェスタも、最終日から数えて2日目。
バラはフェスタが終わっても11月いっぱい楽しめるとのことですが、それでもちょうどよい開花時期はフェスタの最中だろうと狙ってやって来ました。
あいにくフェスタの催し物───夜間のライトアップ、コンサート、バラグッズ販売、ガイドツアー、ミニバラ盆栽展、鉢植えの新品種展示、バラ写真展───はどれも終わっていて、植物園とは場所も離れた新宿駅西口広場のイベントコーナーでの切り花と盛り花のコンテストくらいしか残っていませんでしたが。
でも新品種コンクール花壇というのがありました@
実は、今日、このバラ園に行く前に、春のバラの季節に買った「美と香りの競演 華麗なバラたち〜愛くるしいバラから、妖艶なバラまで274種〜」(中野正皓・著/日本写真企画社・百万人の写真ライフ別冊)」という本で、前日にざっと予習しました。
その心は、その本の写真をお手本に、バラが主役のすてきな写真を撮るヒントを得たかったからです。
だって、いくらこの本が274種類ものバラを紹介しているとはいえ、これから行くところにこの本に載っているバラがあるとは限らないと思ったから。
もともとこの本は、バラの写真も私のツボに入るものが多かったので買いました。
バラの本や図鑑も、きりがないから買うまいと思っていたのですが……5月の「国際バラとガーデニングショウ」でたくさんのバラの写真を撮ってきた余韻でしょうね。
しばらくほっといたその本を、行く前に改めて手にとったというわけです。
ちょうど巻末には、バラのきれいな撮り方のコツのページもあります。
それによると、やはりきれいな花を見つけることが大事で、どんなに上手に撮れていても、花弁の一部が汚れていたら台無し───とありました。
そりゃそうですね、と思う反面、実際に写真を撮ってるときは、花の汚れに気づかなかったり、疲れてきて思うような写真が撮れなくて妥協してしまうこともあったりします。
だからこそ、この基本事項をもう一度頭に入れておくことに意味はあったと思い間す。
また、2週間くらい前に、買ったばかりの「花の写真術──感じて写す"自分流"フラワーフォト」(小林義明・著/日本カメラ社)という本でも予習しました。
そのときは、目当てはコスモスの撮り方だったのですが、秋バラも載っていたのでついでに。
それによると、バラは繊細なので、複数の花を画面に入れようとすると、どこか痛んだ花を選ばないようにするのは難しく、「痛んだ花を画面に入れないようにすると、どうしてもクローズアップで1輪の花を捉えることになり、同じような図鑑写真ばかりが並ぶことになる」とあります。
───なるほど、いくらバラ園が広くても、バラのショウやコンテストに出品されている花を撮るのとは勝手が違うようです。
コンテスト出品作品ともなれば、痛んでいないきれいな花が基本ですから、さくさく写真を撮れてしまいますが……バラ園に行くのはこれが初めての私、もしかしたら思ったよりちゃんとした写真はクたくさん撮れないかもしれない、と覚悟の上でやって来ました。
それならそれで、花そのものの観賞を第一目的にするしかないかな。
と思ったのですが、とんでもなかったです。
たくさんの花がちょうど見ごろを迎えているのです。
あれだけ材料がそろっていれば、思うような写真がたくさん撮れないのは、私の腕のせいにほかなりません。
そりゃあ、中には、「この花が撮りたいのに!」と思っても、花が遠すぎたり、近くにはきれいに咲いているのがなかったりなど、撮影できずにあきらめたものもありました。
でも、移り気な私が、両手に余るどころでないくらいの花に囲まれているのです。
すぐに「別の花があるさ」と蝶々のようにふらふらと@
風が吹いて揺れてしまったり、痛んだ花をファインダー内に入れないように気をつけたりしている分、ショウの出展作品を撮るのに比べたら時間はかかりましたが、思った以上にたくさんの写真の収穫がありました。
それにしても、バラの品種は1万以上もあり、それにも飽きたらず今でもどんどん新品種が作られているとのこと。素人にはクラクラしそうな世界ですが───神代植物園では、ちょうど予習に使った「美と香りの競演 華麗なバラたち」で紹介されていたバラを多く見つけることができました。
驚いたことに、私がこのバラ園で撮った写真の品種は、みんなこの本に載っていました。
神代植物園のバラ園(それともたいていのバラ園?)は、古くからある代表的な品種が多いのでしょうか、あるいはこの本は実は神代博物園で撮った写真が多かったのかしら。
札がなければ見分けはつかなかったものの、名前を知っているバラを見つけると嬉しいものですね。
ただし、今年(2007年)の国際バラとガーデニングショウですっかりファンになった「マチルダ」。
これは、札を確認する前から「マチルダ」に違いないって見当がつきました@
その魅力はコンテストに出展されるような作品に限ったものではかったことに、改めて感激しました。
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0731番のバラ
国際バラコンクール花壇にて
新品種のバラのコンクールの花壇です。
まだ品種として定まっていないため、花の名前はなく、番号で分類されています。
このオレンジがかったピンクと黄色のなんともいえないハーモニーが気に入りました。
こぶりのきれいな花と蕾のペアを選んで写真を撮りました。 -
0460番のバラ
国際バラコンクール花壇にて
花びらの裏が淡いオレンジです。
こんなに表裏が違うなんて……(あれっ? 褒めてるつもりですよ@)
咲きかけの一輪を選びました。 -
0622番のバラ
国際バラコンクール花壇にて
それぞバラ園というかんじの写真を撮ろうと、たくさんファインダーの中に盛り込んでしまいました。
でもこんな風に可愛く固まって咲いているンですもの@ -
0622番のバラ
国際バラコンクール花壇にて
この花は特に気に入ったので、何枚も写真を撮ってしまいました。
ああ、いかにもバラですというかんじのこの花びらの重なり具合!
真紅の蕾を従えて@
新品種と認められたら、いったいどんな名前がつくのでしょうね。 -
0619番のバラ
国際バラコンクール花壇にて
花弁の縁がうっすらピンク。
どこか和菓子のよう@ -
0605番のバラ
国際バラコンクール花壇にて
黄色のバラって、撮るのが難しかったです。
花で露出が測定されると、背景がかなりなってしまうのです。
それをいうなら、白いバラはもっと難易度が高くて……。 -
そしてここからいよいよバラ園へ
溢れる白バラ「チャイコフスキー」
神代植物園の公式ページによるとバラ園には274種、約5,100株!
ゆっくり写真を撮っていたらとても回りきれません。
といっても、やはりたくさん花が咲いている株にふらふらと引き寄せられます。 -
雪のような白バラ「チャイコフスキー」
あとでバラの本「「美と香りの競演 華麗なバラたち」をひっくり返してみたら、この花はうっすら黄色とありしまたる
まあ、よく見ると確かに淡く黄色を帯びていますが……曇り空の光の加減か、私には白バラに見えました@ -
その名のとおり、ふんわり柔らかそうな「ピンクシフォン」のアップ
こういうアップ写真は、撮らずにいられません@ -
食べちゃいたくなる「ピンクシフォン」
中で親指姫が眠っていそうですね@
背景にも他の花の存在を感じさせられるように写してみました。
それこそが切花でなく、花壇のバラの醍醐味だと思うので。 -
女王さまの貫禄の赤バラ「プスタ」
咲きかけはうっすらピンクです。
咲き進むにつれて花色が変わるタイプかしら? -
渦巻きが3つもあった「ピンクシフォン」
またまたピンクシフォンに目が戻ってしまいました@ -
清楚な美の「ピンクシフォン」
さきほどのアップの写真を撮った、同じ花です。
こちらの写真では、バラ園らしく、他の花の存在を背景で匂わせるようにしてみました@ -
バラの本にも載っていた「ジャルダン・ド・フランス」
……のはず。
「フランスの庭」という意味ですね。
バラのイラストを描くときには、ステレオタイプとして一番描きやすい花かも。 -
美しいお嬢さんが勢揃いの「ジャルダン・ド・フランス」
……のはず。 -
国際バラとガーデニングショウですっかりファンになった品種の1つ「うらら」
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/10957428/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/10957429/
関連の旅行記
「国際バラとガーデニングショウに行ってきました!その3:思いっきり薔薇づくし」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10068818/ -
ろぼっ子ビートンのアイドル「うらら」ちゃん
なんちゃって@
なんという古いアニメを思い出したことか。
当時は、「うらら」って名前、すごくヘンだと思っていました。
いまは、ちょっとマニアックだけど美少女を連想させる名前だなぁと思っていたですが、それはやっぱりこのアニメのせいかしら@
それにしても、ショウ会場の出展作品と比べると、花壇の花は少しばかり自由奔放!ってかんじですね@ -
うなじも魅力的な「うらら」
-
大温室を背景に「クイーンエリザベス」
この花色がとても気に入ったので近くで撮りたかったのですが、まさか花壇の中に入るわけにはいかず。
これでもせいいっぱいズームしました。
でもきれいな花をたくさんファインダーの中に入れられたもんね@ -
バラの本にも載っていた「プリンセス・ド・モナコ」
バラらしい八重咲きぶりはもちろんですが、この薄く薄く紅をひいたような色づき方が、なんともいえません。 -
「プリンセス・ド・モナコ」の花弁の中を覗いて@
もしかしたら愛の営みの最中でしょーか?
おじゃましましたぁ@ -
「プリンセス・ド・モナコ」のたくましいトゲ
しゃがんでみると、視線の届く限り、トゲ、トゲ、トゲ!
ショウや花屋さんのバラは、こういうトゲは、とってしまってないのが普通ですものね。
改めて眺めて、ちょっと圧倒されました@ -
うっすら紫の「ブルームーン」
青バラを作ろうとしてできた品種かしら。
でもバラには青の色素は全くないので、これでも十分、青いといえるのでしょう。
この花はきれいに咲いている花がなかなかなくて、ちょっと開きすぎの所はごまかすように撮ってみました。
だって1つくらい、紫のバラが撮りたかったんですもの。 -
あこがれの「マチルダ」
札を見る前から、もしや……と思いました。
ビンゴ!
今年(2007年)の国際バラとガーデニングショウですっかりファンになった「マチルダ」です。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12212295/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12212296/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12212297/
関連の旅行記
「2度目の国際バラとガーデニングショウ(3)バラが撮りたくて行ったんですもの@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10149524/
ちなみに、こちらの旅行記を作成していたとき、バラの系統───ハイブリッド・ティーとかフロリバンダローズとか、理解したくて知識をにわか仕込みしようとがんばってみました。
でも、あまりにも品種ごとの違いが微妙すぎて、だんだん訳がわからなくなってしまいました。
オールドローズとハイブリッド、ミニローズ、野生種……その程度のおおざっぱなわけ方で、私には十分と分かりました@ -
撮らずにはいられない、「マチルダ」のアップ
こうしてうんと近付いて撮ると、花色が少し濃く写りますね。 -
ちょっと小ぶりで可憐な「マチルダ」
-
「マチルダ」
マチルダの株はたくさん花がついていて、バラ園の中でもひときわ豪華な一角でした。
背景、もっと密集しているように撮れたらさらに良かったのですが。
ま、主役がきれいだから@ -
「ラグバルト」
淡い色の花ばかりに注目しているので、ここらで真紅の赤も撮らなくちゃ@ -
「花霞」
八重咲きばかりに目を奪われがちですが、一重タイプも素敵ですよね。
それともこれは半八重咲きかな?
この品種の作出は、名前から想像つくとおり、日本です。
といわれると、ツバキの花を連想したりして@ -
いわれてみればどことなくオリエンタルな印象の「錦絵」
これも作出は日本です。
名前のせいか、金魚を連想した私@
週末から天気予報をチェックしていて、この日の東京の午後は晴れると楽しみにしていたのですが、思ったより晴れず、曇り空の下での写真ばかりになりました。
しかし、強すぎる日差しは花びら自身の影が濃くなったり、花の色が薄くなって、思ったような写真が撮りづらいときもあります。
だから、曇り空の方がしっとりした写真が撮れたと思うことにしましょう@
でもやっぱり、どうせなら晴れやかな空の下でも撮りたかったかなぁ───と、残念に思わなくもなく。
一番いいのは両方試せることでしょうね。
「神代植物園
広い園内には芝生や花壇はもちろん、雑木林に池沼、大温室など、変化にとんだ園内には、約4500種類、10万株の植物が植えられ、まさに日本を代表する植物園。
散策路に沿ってブロックごとに植物が植えられおり、非常に見やすいのが特徴。つつじ園、はぎ園、さくら園、ふくじゅそう園、はなもも園、うめ園、さるすべり園、ぼたん園など・・・・園の付くものだけでも全部で23ヵ所もあり、丹念に見て歩いてたら日が暮れてしまう。四季折々にマメに訪れるのがいい。とくに5月と10月のバラの季節がおすすめ。
大温室前が広大なバラ園になっている。園内で最大の面積を占めてるだけあって、約250種類、5000株のバラはいまや神代植物園の顔ともいえる存在。
国際ばら新品種コンクールに入選したバラなんかも常時植えられているが、面白いのはアメリカ、ドイツをはじめ各国のバラが咲き競うこと。ルビーリップス、ファンファーレ、ポリネシアンサンセットなどはアメリカの品種で、花の雰囲気も陽気なネーミングにぴったりといった華やかな感じ。薄桃色の『天女』や黄色の大輪『秋月』」などはいかにも日本らしい丹精な作りを感じさせる繊細なバラ。」
出展:「花の名所案内」より
(http://www.e087.com/hyaku/bara/zinndai.html)
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この旅行記へのコメント (4)
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- babyananさん 2007/11/17 00:40:33
- 癒されますぅ
- 誘われて、遊びに来ましたぁ☆
こちらもステキなバラがたくさん!!
どれも可憐で目を奪われてしまいますが、ピンクシフォン〜特に三つの渦巻きは珍しいのかしら?〜お気に入りです♪
ブルームーンの色も気になりますね。確かに、バラとしては十分に「青い」のでしょうね!
花弁の縁が少し色の濃いタイプのバラ、とっても繊細に見えます。こういうのも好きかも☆
でも一番は、やっぱり棘??あんなにナチュラルな棘は、なかなか見れないかもしれませんね(笑)
またまた、癒されましたゎ
babyanan
- まみさん からの返信 2007/11/17 20:31:27
- RE: 癒されますぅ
- babyananさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。
どうぞたくさんの花で癒されてください@
撮るときは、撮りたいと思った印象が出るように撮れると、やった〜!と達成感もあり、ここに載せようと思えるだけの花の写真には自分でも癒されたりします、えへ。
バラはもともといろんなバラがあってきりがないと思ったのですが、名前が分かるのはうれしいですね。たとえ覚えきれなくても。
そして出会った花を大切にすればいいや、と@
青いバラは、現代科学では、青の色素を作るものを遺伝子レベルで注入することも試されているようです。花びらのもつ色素から赤い要素をなるべくとると、うっすら紫がかった青になるとか。
はじめて青いバラと呼ばれるバラをみたときは、全然青くないじゃん!と思いましたが、バラとしてはこの繊細な色で青バラと呼ぶのも、最近はいいかもーーと思ったりしています@
それから、棘!
いいでしょ@
-
- 義臣さん 2007/11/06 16:49:35
- ピンクシホン
- 美味しそうなピンクシホン
バラをたっぷり見せて頂きました。
今年は秋バラをたった一輪しか見ませんでした
一輪は我が家のバラでそれも虫が付いて一輪だけががんばって咲いてくれました。
義臣
- まみさん からの返信 2007/11/08 08:39:36
- RE: ピンクシホン
- 義臣さん、こんにちは。書き込みありがとうございます。
秋にもバラが咲くんだと知った去年から、ぜひ秋バラを見に行きたいと狙っていました。
満喫です@
でもやはりバラは春の方が多いですね。
義臣さんのお宅のバラはどんな花でしょう@@
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