ウィーンのクリスマスマーケット探訪紀

2009/12/02 - 2009/12/03

冬の東欧めぐりのシメに選んだ、音楽の都ウィーン。

都会にはあまり興味はない私でしたが、みんなそろって「ええところやでー」というもんだから寄ってみました。

たしかに美しくて文化的な街で、みんなが「住みたい！」というのも頷けますね。

しかーし！チェコ、スロバキアと物価激安国を巡ってきた私にとって、ウィーンの高物価はかなり衝撃的でした・・・。
先の2カ国が安すぎで、本来ヨーロッパではこれがスタンダードなのかも知れませんが・・・。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

感動のスロバキアを後にして、やってきました芸術の都ウィーン！
しかし物価が高いぞおおお！
スロバキアのポプラトからブラチスラヴァまで特急に4時間乗って17ユーロなのに、ブラチスラヴァからウィーンまで1時間弱急行に乗るだけで11ユーロもするなんて！

スロバキア物価に慣れきった経済感覚を切り替えなければ！

考えてみれば、この旅のオマケみたいな感覚でウィーンを行程に組み込んだので、地図なし、ガイドブックなし、もちろん土地勘皆無・・・。さてさて、どうしたものか。

ウィーン南駅を出ると、目の前にトラムの乗り場があったので、とりあえず市内1日券を買って移動を試みることに。

やってきたトラムにテキトーに乗って、テキトーに降りる（ホンマです）。0番線って書いてある。ゼロ？

すると地下鉄の入り口があったので降りてみると路線図らしきもの発見！
そしてその路線に乗ればあのシェーンブルン宮殿に行ける事が判明！一気に道が開けた！やっぱり旅に必要なのはカンですなー。今日も冴えてるぜ！

というわけで、なりゆきで宿に行く前に宮殿へ。
人は少ないもののクリスマスマルクト開催中。

ハラがへったので、たべものを探してるとおいしそうな揚げパン屋さん発見！

注文するとアツアツに揚げなおしてくれて、クリームを中に注入してくれます。

にしても1個3.5ユーロ。高っ！
おいしかったけど・・・。

その後なんとか宿にたどり着き、無事チェックイン。
メツレンスドルファー・プラッツ駅のまん前で助かったー。
ホンマに路線図くらいプリントアウトしてきたらよかった・・・

フロントの人に「トラム地図ほしい！」って言ったら立派なガイド冊子をくれました。これでもう怖いもんなし！

で、トラムに乗って中心部へGO！
工事中のシュテファン大聖堂を拝んでから市庁舎前クリマルへ。

かなり立派な市庁舎です。
他にも街中の建物が美しく、さすがは芸術の都ってかんじです。

あっという間に夜のとばりが下りて、ライトアップがキレイ。

どんどん人が流れ込んできます。

母へのお土産を探しているうちに、気がついたら大混雑。でもお祭りはこうでなくっちゃね！

ホテルなどでみるチョコの滝（？）です。
屋台でやるとは、さすがはチョコの本場。

みんなマグカップで何を飲んでるのかと思ったら、PUNSCHというあったかい果実酒。マグカップは返すみたい。

晩ごはんはドイツ語圏名物、ブラート・ヴルスト。
焼いてるにおいがタマりません。

お寿司にガリがついてくるように、こちらではヴルストにはパンがついてきます。

なぜかこんなものまで売ってます。

クリスマスはキリスト教。
宗教違うやん！

もうヨーロッパでも日本並みに宗教チャンポン化が起きてるのか？

市庁舎の中では子供たち向けのクッキー教室が催されています。

焼かれたクッキーは隣で販売中。おいしいけど、甘ーい！
ヨーロッパの焼き菓子って、ドイツもそうだけどメチャ甘い。日持ちさせるためかな？

ひととおり見て周ったし、お次はシェーンブルン宮殿のクリマルへ。トラムとUバーンで15分くらいかな。

昼間も行ったけど、夜は夜で雰囲気違うもんね。

正面入り口から入ります。

おおおー！黄金に輝くシェーンブルン宮殿！！
市庁舎のライトアップもかなりキレイでしたが、やっぱり宮殿はもっと美しいですなあ。

ぞくぞくと人が集まってきます。
やっぱりというか、日本人多いです。
団体客がバスからゾロゾロ入ってきます。
ガイドさんが「スリに気をつけてー！！」って叫んでます。
たしかにそのとおりですが・・・

キレイなツリーです。
昼間も見たはずなんですが、点灯してるとなんか余計に大きく見えます。

やっぱり夜来ないとあきませんなあ。

昼間と違って人がいっぱい。
お店の数は市庁舎前の方が多いですが、食べ物のバリエーションはこっちが上かな。煮込み系とかあるし。

昼に食べた揚げパン屋さん。この機械でパンの中にクリームを注入します。

左からカスタード、チョコ、そして杏子ジャム。

宮殿の外壁の色は、マリア・テレジア・イエローといわれているそうです。
ライトアップされて輝いています。

あくる朝、朝ごはんをさっさとすませてチェックアウトまでシェーンブルンの公園側を散策。

Uバーンの駅を降りるとこんな地図が。
昨日はなぜか気がつかなかった・・・

非常にわかりやすい地図。

6：30から開けてくれてます。
夏はもうちょっと長くあけてくれるのかな。

えらい霧が濃い朝です。

霧の中の植物温室。

こんな日本庭園もあります。
が、なんか趣きに欠けるような・・・

森の奥に宮殿が見えてきました！
クリマルをやってた広場のウラ側になります。

まだ9：00にもなってないので、観光客もまばら。

霧のにかすむ朝の公園。
まったく下調べせずに行ったので、「奥に見える門みたいなものは何だろう？」って思ってました。

ネプチューンの泉。
真ん中の穴から宮殿を眺めることができます。

ネプチューンの泉の穴からの眺め。
花が咲き誇る夏にまた来たいですなあ。

丘を登ります。公園内にこんな立派な丘があるとは。
結構急勾配です。
朝ごはん食べ過ぎたのでちょっとしんどい・・・

丘の上の建物。グロリエッテというらしいです。
中はカフェだそうです。

時間もあまりないし、宮殿まで降りてきました。
やっぱり花が咲き誇るシーズンでないと魅力半減です。

宮殿のテラス下。
ほんと新築みたいにキレイ。
手入れが行き届いてるのでしょうね。

団体客と入れ替わりに帰ります。
時計を見ると10時半。
さて、チェックアウトして日本に帰りますか。
帰りたくないけど。

ヨーロッパのいろんな街に行ったけど、ウィーンはどこよりも一番テーマパークっぽかったです。
人気があるのもわかりますなー。

雑居ビルの森みたいな日本にはホント帰りたくない・・・

おしまい


旅行記一覧
http://4travel.jp/traveler/shikasenbei/album/?PN=1&view_mode=&dmos=&wide=&middle=&sort=