６.オーストリア　ザルツブルク編

2011/10/26 - 2011/10/30

１０月１３日から１１月２４日の内、１０月２６日から３０日までのザルツブルク編
http://4travel.jp/traveler/santa5670/album/10625193/

４泊丸３日のザルツ、１日は観光バスで湖水地帯かケールシュタインハウスへ、とも思ったのですが、ハルシュを見た後だし・・
結局ザルツの街をブラブラ。
しかし、ビュルツブルクでも感じましたが、中世近世の大司教はなんという権力亡者、色と金と権力の塊のようだ。

エリア ザルツブルク(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 2.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

２６日　ハルシュタット湖の白鳥に別れを告げ

オーバートラウン10：30→アットナング12：00→ザルツブルク12：49

ザルツブルクのホテル

我々の４４日間の荷物
多いですか、少ないですか?
できる限り減らしてるつもりなのですが…

ホテルを出てスーパー等探すが、ほとんどの店が閉まってる、日曜日でもないのに・・
ホテルに戻りネットで調べると、１０月２６日は建国記念日だとか(泣)

２６日の歩数：１４８００歩

２７日　　４８時間のザルツブルクカードを買い、のんびり見学の予定。
旧市街　ドーム広場と大聖堂

なぜかすべてのモニュメント像はカバー付

ドーム内

なぜか大聖堂博物館はクローズ

ホーエンザルツブルク城塞

ケーブルカーから見る大聖堂

城塞から見る旧市街と、ザルツァッハ川を挟んで新市街

城塞内
オーディオガイドにより、城塞博物館、ライナー博物館、マリオネット博物館など見学できる。
時代時代による、城塞の規模の拡大の歴史が絵図に示されており、分かりやすい。

ホーエンザルツブルク城といえば、1077年の聖職叙任権闘争による有名な「カノッサの屈辱」
このあたりから城塞を築き始め、1500年頃現在のような強固な城砦となった。
との事。

レックトゥルムの拷問室。
当時のカトリックの最高位、大司教の住居が強固な防衛施設であったり、こんな拷問室があったり・・・

16世紀のころの大司教ディートリヒなど、贅の限りをつくし、あろうことかユダヤ教徒の愛人の為にミラベル宮殿を作って15人もの子供を作り・・・最後はバイエルン公マクシミリアン製塩権を争って負け、結局この拷問室で死んだとか。

城塞からの景色

こんな景色を毎日眺めていて、心清らかな清貧な気持ちになれなかったのだろうか・・・
大司教さん

大オルガン

とてつもなく轟音を出すため、「ザルツブルクの雄牛」と呼ばれたそうな。

大司教の居城から農民に向けて発砲した大砲

マリオネット博物館
マリオネット劇場で使われた人形を展示している。

このようなものはローテンブルク歴史博物館で十分見てまいりました。

ここでも使われていたんだ・・

黄金の広間
権勢を誇った大司教が祝祭典や饗宴を催した広間で、現在では城塞コンサートが開催されている

黄金の小部屋
マヨルカ焼のタイル製の暖炉と、金がちりばめられた大司教の居室

大司教の便所なんだと。

外壁の外に張り出しています。

ここでフュッセンで知り合った遼君と、偶然再会。
フュッセン後我々はハルシュタットに行き、ここへ来たのだが、彼はフュッセン近くの小さな村に向かい、そこからザルツに来たのだとか。

ヨーロッパも狭い(笑)

今度は歩いて街に戻ろうと思い、色々探したが出口見当たらず。
結局またケーブルカーで。

ケーブルカー乗り場すぐ近くの、サンクト・ペーター教会
熟年以降の皆さん、覚えてらっしゃるでしょうか、あの名画の「サウンド・オブ・ミュージック」を。
トラップファミリーが合唱コンクールの後、オーストリア脱出時ドイツ憲兵から身を隠したところが、この教会の墓地です。

左側

そう、こんなところに隠れ、危うく見つかりそうになったところ。

しかしそれは現在の話で、そもそもこの地方の布教活動の拠点として、６９６年に建てられた、ドイツ語圏で最古の修道院だそうです。

岩山の小窓は、初期キリスト教徒のカタコンベ（墓地）です。

ローマのカタコンベで感動したので入ってみます。

・・・・・

ローマ(アッピア街道沿いのサン・カッリスト）と比べると・・・

ペーター教会内部

大司教の平時の住居レジデンツと教会

レジデンツ内部

「白の間」やら「行程の間」やら「騎士の間リッターザール」やら、いろいろあるらしいが、どれもこれも金キラ金で区別つきません(笑)

・・・・

・・・・

最も賑わう、ゲトライデガッセ通りにある、「モーツアルトの生家」

ザルツカードはあるし、時間もあるので、片っ端から中に入って見てみます。
・・・・

ゲトライデガッセ通り

ゲトライデガッセ通り終点あたりに、おもちゃ博物館あり。
ザルツカードを持っているのでガメツク入ってみましたが、子供の遊び場(笑)
中に入るのには靴を脱いでスリッパに履き替えるため、すぐ引き返すのもみっともなく、子供が遊んでいる風景を一通り見てきました(笑)

ザルツァッハ川越しに見る城塞

大司教のお妾さんの為に作られた、ミラベル宮殿庭園越しに見る城塞。

またまた夜景に挑戦してみました。

夜景は難しいですね

２７日の歩数：２８８００歩

岩を貫いて作ったエレベーターで近代美術館へ
当然のことですが、エレベーターから外の景色は見えません。

これが近代美術館。
グラフィックアートなどが展示されていて…
私にはよく分かりません・・・

しかしそこからの眺めは素晴らしい。

バスを乗り継ぎ、ヘルブルン宮殿へ

先ほどのユダヤ教徒の妾の為にミラベルを作ったディートリヒ大司教の次の大司教マルクスが作った、夏の宮殿。
ちょっと、おふざけな大司教であったようだ。

ガイドツアーとなっており、時間まで待つ。

ガイドに連れられ、まず有名な噴水へ

わからない言葉でいろいろ説明してくれています。

大司教が客を招き、椅子に座ったところで水を噴射。
手前の自分の席だけは出ない。

お客さんも、大司教相手では怒れませんよね。

立像下に注目

これは、真ん中のお面の目玉と赤い舌が、水に合わせて出たり引っ込んだり。

次は真ん中の三角錐の器に注目

水の噴射で浮き上がり、バランス良く止まっています

今の館を出ると急に。
軽くしぶき程度しか、かかりませんが、子供は大喜び。
何度も行ったり来たり。
この寒いのに風邪ひいても知りませんよ。

これは噴水ではありませんが、変な顔したライオン

これでザルツカードで回れるところはほぼ終わり。
ただ祝祭劇場には行きたかったが、入館時間が決められており、それに間に合わず断念。

この後バス３番・５番・７番を乗り継ぎながら山のふもと、郊外の風景街並みを見てホテルへ。
２８日の歩数：１５７００歩

城塞のあるMonchsberg山の北端にあるミュルナー教会、
このそばにある、アウグスト会ビール醸造所でビールの試飲ができると、何かに書いてあり、期待していったのだが、どこかわからず。

しかしホーエンザルツブルク城の城壁は、山全体を囲っているのか、城壁の門があり、中へ

山の中はとても素晴らしい紅葉

このよな城壁が続いている

祝祭劇場あたり
これ全部岩山を削り取ったのだろうか

このようなものが・・

Stupas
Symbole fur die wahre Natur des Geistes

何のことかさっぱりわかりません。

城塞のちょうど裏手辺りまで来ました。

城塞のあるMonchsberg山の東端、iでもらったマップでは「ノンベルク尼僧院」　とあるが、どう見ても堡、要塞のようにしか見えない。

尼僧院、もしくは堡から見たホーエンベルク城塞

尼僧院Or尼僧院から降りて城塞の方向へ

城塞の周りをグルリと回ってケーブルカーの線路　　

それをもう少し進むと、ケーブルカーを使わず城塞から街まで降りる道に。
城塞内から探しても見つからなかった出口だ。

当初の思い通りその道で街へ

今日は土曜日の為か、レジデンツ裏の広場が露店で大賑わい

ここが悔いが残る祝祭劇場

祝祭劇場脇のトンネル。
岩盤を直角に削り取っている。今朝ここの上から眺めたところ。

岩盤をくり貫いたトンネルがあるので、何か進んでみると駐車場

赤と青の部分が駐車場。
こんな山の中に駐車場を作るなんて

どこの教会だったか覚えてませんが、中で学生の聖歌隊の練習をしていました。
今日でザルツは最後だと思うと、シンミリ聞き入ってしまいました。

２９日の歩数：２０４００歩