フランスの田舎：ドライブ旅行記 -12- ～オートワール編～

2008/08/25 - 2008/08/25

2008/08/22～8/31：4日目（8/25）

緑濃き村♪ オートワール(Autoire)

ルブルサックから僅かに５キロ
ドルドーニュ渓谷に向かい丘を下ると見えてくる。

美しい村の多くは丘の上に位置するが、ここは谷間にひっそりと佇む隠里

第二次大戦中は、あの名画“モナ・リザ”もこっそりとこの近くの城に疎開していた。

エリア フランス

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: 中国国際航空

まるでカモフラージュしてるのか？

今まで見てきた村と異なり、明らかに目立たない。
遠目には渓谷の森の中に溶け込んでいる。

美しい“緑の村”

村の駐車場は置き放題

観光客は少なかった。

ドルドーニュ渓谷に位置することもあり、涼しい
かと思いきや、日差しが強く暑い。

まるで日本の夏のよう。暑いの苦手

壁面まで濃い深い緑に覆われた民家。

カモフラージュというより、むしろ暑さ対策か？

これだと中は確実に涼しくなるだろう。

ルブルサックに近いこともあってか、基本的な
造りは似ている。
壁は白蜜色の石材、屋根は赤系のタイル張り。

これに緑をたっぷり使う。

村の中心の広場。カフェもあり生活感がある。

噴水が小さなアクセント。

村人およそ300名。
これでも僅かながら増えている。

この村を維持していく財源はどうなるのだろう。
余計な心配をしてしまう。

時計台を備えたセント・ピエール教会

村のあちこちから綺麗に見える。

15世紀頃造られた建物

教会前の広場にある小さなカフェ。

緑に囲まれのんびりできる。

こんなところで旨い珈琲飲んだら最高

結局、飲んでないから、旨い珈琲飲みながらブログ
作成

白蜜色の石壁には、真っ赤なゼラニュームがお似合い

この村もルブルサックに負けず劣らず、花の綺麗な村
だった。

セント・ピエール教会正面入り口側

採光部は小さい。何と百年戦争時には一時期
イングランドに陥落する歴史も持つとか。

今となっては想像も付かない。

質素な教会の内部

静かで薄暗いここは、心静かにお祈りするのに
丁度良いと感じた。

半漁人型モニュメントから噴水の水が。

風もなくまったりした暑さの中、一時の涼しさを
醸し出す。

古い教会、民家、路地が調和している。

日本の建物は一つ一つは個性があって良いと
思うが、統一感が無いのが残念。

少し小高いところから見た教会

深い緑の中から生えた時計台。村のシンボル

Limargue城

15世紀に造られた。

オートワールには4つのシャトーがあり、プチ・
ヴェルサイユとも呼ばれるとか。

ちょっと無理があるかも。。

青空の下、気持ちの良い街並みの風景

街灯柱の形もユニークで、この村にお似合

夜のオートワールも見てみたい。
さぞかし良い雰囲気だろう。

タイルではなく、赤い石材を使った屋根

屋根と壁の隙間には補修した後。
きっと雨漏りとかしたんだろうな。

とても古い建物で維持するのが大変そう。

足早に回るとここも15分程で巡れる小さな村

リタイアした人にはのんびりできて良い。
でも若い人には現実問題として物足りないかな。

細い路地のある庶民的な民家

子供なら隠れん坊するのにぴったり

でも子供の姿を見かけることはまず無い。
そこがちょっと寂しいところ。

ここにも壁面いっぱいに緑で覆われた民家

根っこが張って壁が傷まないのだろうか。
修復するときも大変そう。
でも余計なお世話。

緑と花に覆われた民家

日本の住宅のようにブロック塀や金属のフェンス
で囲まれてないところが好き。

どこも開放感があって、見てて気持ち良い。

フランスの最も美しい村のシンボルマーク

オートワールは“La Cascade（滝）”でも有名な村

村はずれでは家畜がのんびりと牧草を食む。

以前アルル（Arles）のとある有名店で期待して
シャロレ牛を食べた。

ところが何とも味気ない。旨み無し、ジューシーさ
無し、柔らかさ無しの三拍子。

旨い和牛に慣れた日本人には無理なのかも。

オートワールを取り囲む山には、高さ30mの石灰岩
の崖が連なる。

オートワールへはこの道路を走ることになる。

南側の山手から眺めたオートワール村

谷間にできた村であることが良く分かる。

オートワールを離れ、宿泊地Thegraへと向かう。

この旅行記へのコメント （2）

• kuritchiさん 2010/12/22 10:54:41

  コーヒー片手に…

  ももであさん、おはようございます＾＾
  また、お邪魔しておりま〜す♪
  このオートワール村も他の村々に違わず美しいですね〜＾＾
  じっくりとフランスの田舎道をドライブし、美しい村々をめぐる旅に憧れます。。。
  
  こんな魅力的な美しい村で、美味しいコーヒーをいただきながらのんびり。。。
  私もコーヒーをいただきながら、何度も旅行記内を行きつ戻りつ…で拝見しました＾＾
  私の中で、ももであさんの旅行記を拝見するのに、コーヒーを準備して…が当たり前になってきました（笑）
  
  kuritchi

  ももであさん からの返信 2010/12/23 10:32:17

  RE: コーヒー片手に…

  kuritchiさん
  
  おはようございます。
  
  ぼくも真似してコーヒー飲みながら返信です。
  今日は友人から貰ったペルーティアラ
  香りが一際高く、ホッとします。
  
  オートワールは、ちょっとした盆地状態で、
  とにかく暑かった記憶があります。
  
  戦時中に名画モナ・リザが密かに疎開していた
  のも頷けるほど、緑に包まれた、ひっそりとした
  静かな村です。
  
  次は、旨いお茶とよーかん食べながら、新作
  作りに励みま〜す♪
  
  ももであ