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<br />1994年9月2日、コサメットの「リトルハット」28号バンガローで目を覚ます。<br />今日は、バンコクへ着きさえすればいい。<br /><br />特に急ぐこともなく、何かしなければならないこともない。<br />ただ、コサメットはとっとと出て行かなければならないが(笑)。<br /><br />朝ビーチへ出て、誰もいない砂浜で冷たい水に身体を浸す。<br />誰もいない静かなビーチで、軽く泳ぐというのは、なかなか粋だね。<br /><br />しかし、前にも書いたように、僕は特に日に焼く気もない。<br />コサメットに対しての心残りもなく、つまり、これ以上いる意味がない。<br /><br />泳いだあと、自分の部屋へ戻り、荷物をまとめる。<br />バックパックを背負って、歩いて20分でサメット島の船着場へ。<br /><br />午前8時半発の船がちょうど出ようとしていたのを、呼び止めて、乗り込む。<br />僕のせいでボートの出発は8時35分になった。<br /><br />この船はとても速くて、バンペー到着が午前9時5分だ。<br />バンペーで、パイナップルを切ったものを買うと5B。<br /><br />桟橋を出て、道を聞きながら100メートルほど右へ行くと、ツーリストポリスの看板があった。<br />バンコク行きのバスのことを聞く。<br /><br />教えてもらったバスターミナルへ行き、バンコクの東バスターミナル(エマカイ)への「ノンエアコンバス」を見つける。<br />エアコンがないのはイヤだが、午前10時発で、一番早いからね。<br /><br />料金は50B(200円)で、なかなか安いじゃないか。<br />ちょっと時間があるので、五目焼ソバ(20B)、シンハビール(30B)を食べる。<br /><br />バスに乗る前に、トイレへ行くとこれが、使用料2Bだ。<br />午前10時にバスに乗り込む。<br /><br />午前10時出発のバスは、乗客が乗り込むのを待って、午前10時12分に動き出す。<br />しかし、バックして、またバスターミナルへ戻る。<br /><br />本当に動き出したのは、午前10時半だった。<br />フランス人の若者が一緒のバスに乗っていた。<br /><br />彼にバンコクまでのおおよその時間を聞くと、「3時間(トロワザール)!」とのこと。<br />海外旅行に慣れていると、3時間程度はとっても短い。<br /><br />バスの中で、このフランス人と英語で世間話をしていた。<br />が、このバスはとにかく、よく停車する。<br /><br />完全なローカルバスで、ツーリストが乗るようなものじゃない。<br />結局、バンコクの東ターミナル(エマカイ)到着は4時間半後の、午後2時55分になった。<br /><br />午前10時の出発予定時刻から考えれば、5時間だよ。<br />よくトイレに行きたくならなかったものだね。<br /><br />エマカイでフランス人に「じゃあねっ♪」と別れて、すぐにバス停へ。<br />午後3時5分に、2番のバスを捕まえる(3.5B)。<br /><br />2番のバスは、エマカイからスクンビット通りを通って、民主記念塔(カオサン通りへの目印)へいく。<br />ただ、この話は1994年なので、バンコクには、まだスカイトレインも地下鉄も出来てない。<br /><br />つまり、バンコクの交通渋滞がピークだった時だよ。<br />でもまあ、僕としてはそんなに慌てることはなかった。<br /><br />ドンムアン空港へ行く時間の余裕はたっぷりあるしね。<br />2番バスの中に、日本人がいた。<br /><br />日本人は服装や、全体的な雰囲気、目つきでだいたいわかる。<br />暇なので、声をかけてみた。<br /><br />話をすると、彼はこちらで商売をしているのだとか。<br />僕は「こちらだといろいろ大変でしょうねー」と、誘い水をかける。<br /><br />すると、「タイ人は日本人の3分の1しか働きませんねー(涙)」とのこと。<br />民主記念塔に近くなって、完全に動かなくなったので、バスを降りる(午後4時20分)。<br /><br />それから歩いて、結局カオサンに到着したのが、午後4時45分だった。<br />つまり、エマカイからカオサンまで、なんと1時間40分かかったわけだ。<br /><br />カオサンに来たのは、単純に言うと、時間をつぶせる所が他に思いつかなかったから。<br />それと、8月25日にカオサンを出て、ドンムアン空港へ行った経験があったから。<br /><br />なんでも一度経験していると、二度目は楽なものなんだよ。<br />だから、安全を考える時は、とにかく経験のあることをした方がいい。<br /><br />Y嬢と一緒に食事をした、想い出の「ハローレストラン」で食事を取る。<br />もうずいぶんたったような気がするが、2人で食事をしたのは、1週間くらい前のことだ。<br /><br />一週間しかたってないのに、レストランのメニューがイラスト入りに変わっていた。<br />また、それにあわせて値段も上がっていたよ(涙)。<br /><br />クロスタービールの大瓶(80B)×2、チキン焼き飯(40B)、イカ飯(30B)で230B。<br />1994年では、1Bが4円と考えたので、千円近い金額だ。<br /><br />午後6時ごろまでレストランで粘って、通りに出て、59番バスを待つ。<br />同じくバスを待っているオーストラリア人のカップル(フィリックとモニカ)と話を始める。<br /><br />僕たちは互いに、ドンムアン空港へ行くということで、協力体制に入っている。<br />彼らは「20分も59番を待ってるが一つも来ない」と言う。<br /><br />そこで念のために、さらに5分待った。<br />しかし、59番は来ない。<br /><br />これはたまたまその時間に59番が来なかった可能性もある。<br />が、例えば、その日だけ59番がストライキをやっているかもしれないよ。<br /><br />とにかく、海外旅行では何が起きるかわからないんだから。<br />これ以上59番バスを待たない方がいいだろう。<br /><br />僕とオーストラリア人カップルは、一緒に行動する。<br />3人で一緒にタクシーを捕まえることにする。<br /><br />カオサンでタクシーを捕まえると、ドンムアン空港まで180B。<br />午後6時半に、タクシーに乗って、出発する。<br /><br />一緒にタクシーに乗ったカップルは、3週間ベトナムで過ごしたとのこと。<br />オーストラリア人カップルと日本人の会話だから、1993年の「オーストラリアで消えた日本人花嫁事件」について話をする。<br /><br />また、成田離婚について話をする。<br />さらにそのころ僕に、テレビ局からの出演依頼があったので、そのことも話したかな。<br /><br />僕はコサメットのことを語った。<br />すると、2人はコサムイからさらに先の島のビーチまで行ったとか。<br /><br />コサムイへ行ったのが、雨季だったのに、次の次の島へ行っても80パーセント埋まっていたとのこと。<br />コサムイの次の島とはおそらく「パンガン島」、次の次の島とは「タオ島」のことだろう。<br /><br />つまり、タイは雨季でも混んでるってことか。<br />彼らの話では、ハイシーズンだと、ビーチで寝るという。<br /><br />しかも、人もフレンドリーではなくて、ガッカリしたとか。<br />まあ、そうかもしれねいねー。<br /><br />タイのビーチリゾートは、人気だからね。<br />それに比べれば、コサメットはバンコクからも近いし、まだマシかな。<br /><br />午後7時20分、バンコクの交通渋滞でタクシーが全く動かなくなった。<br />そのあとたらたらと進んで、午後8時にドンムアン空港の国際線ターミナルへ到着。<br /><br />出発は明日の午前2時、つまり6時間後。<br />でもチェックインは午前0時だから、4時間後。<br /><br />4時間くらいならば、本を読んでいればすぐに過ぎてしまう。<br />それならば、ゆっくりと、空港内で過ごしましょう。<br /><br />【旅行哲学】終わりよければすべてよし。<br /><br />http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/1994/don_muang.htm

コサメットからバンペー経由でエマカイ、それからバスでカオサンへ。タクシーを3人乗りして、ドンムアン空港へ

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1994/09 - 1994/09

22646位(同エリア23049件中)

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みどりのくつした

みどりのくつしたさん


1994年9月2日、コサメットの「リトルハット」28号バンガローで目を覚ます。
今日は、バンコクへ着きさえすればいい。

特に急ぐこともなく、何かしなければならないこともない。
ただ、コサメットはとっとと出て行かなければならないが(笑)。

朝ビーチへ出て、誰もいない砂浜で冷たい水に身体を浸す。
誰もいない静かなビーチで、軽く泳ぐというのは、なかなか粋だね。

しかし、前にも書いたように、僕は特に日に焼く気もない。
コサメットに対しての心残りもなく、つまり、これ以上いる意味がない。

泳いだあと、自分の部屋へ戻り、荷物をまとめる。
バックパックを背負って、歩いて20分でサメット島の船着場へ。

午前8時半発の船がちょうど出ようとしていたのを、呼び止めて、乗り込む。
僕のせいでボートの出発は8時35分になった。

この船はとても速くて、バンペー到着が午前9時5分だ。
バンペーで、パイナップルを切ったものを買うと5B。

桟橋を出て、道を聞きながら100メートルほど右へ行くと、ツーリストポリスの看板があった。
バンコク行きのバスのことを聞く。

教えてもらったバスターミナルへ行き、バンコクの東バスターミナル(エマカイ)への「ノンエアコンバス」を見つける。
エアコンがないのはイヤだが、午前10時発で、一番早いからね。

料金は50B(200円)で、なかなか安いじゃないか。
ちょっと時間があるので、五目焼ソバ(20B)、シンハビール(30B)を食べる。

バスに乗る前に、トイレへ行くとこれが、使用料2Bだ。
午前10時にバスに乗り込む。

午前10時出発のバスは、乗客が乗り込むのを待って、午前10時12分に動き出す。
しかし、バックして、またバスターミナルへ戻る。

本当に動き出したのは、午前10時半だった。
フランス人の若者が一緒のバスに乗っていた。

彼にバンコクまでのおおよその時間を聞くと、「3時間(トロワザール)!」とのこと。
海外旅行に慣れていると、3時間程度はとっても短い。

バスの中で、このフランス人と英語で世間話をしていた。
が、このバスはとにかく、よく停車する。

完全なローカルバスで、ツーリストが乗るようなものじゃない。
結局、バンコクの東ターミナル(エマカイ)到着は4時間半後の、午後2時55分になった。

午前10時の出発予定時刻から考えれば、5時間だよ。
よくトイレに行きたくならなかったものだね。

エマカイでフランス人に「じゃあねっ♪」と別れて、すぐにバス停へ。
午後3時5分に、2番のバスを捕まえる(3.5B)。

2番のバスは、エマカイからスクンビット通りを通って、民主記念塔(カオサン通りへの目印)へいく。
ただ、この話は1994年なので、バンコクには、まだスカイトレインも地下鉄も出来てない。

つまり、バンコクの交通渋滞がピークだった時だよ。
でもまあ、僕としてはそんなに慌てることはなかった。

ドンムアン空港へ行く時間の余裕はたっぷりあるしね。
2番バスの中に、日本人がいた。

日本人は服装や、全体的な雰囲気、目つきでだいたいわかる。
暇なので、声をかけてみた。

話をすると、彼はこちらで商売をしているのだとか。
僕は「こちらだといろいろ大変でしょうねー」と、誘い水をかける。

すると、「タイ人は日本人の3分の1しか働きませんねー(涙)」とのこと。
民主記念塔に近くなって、完全に動かなくなったので、バスを降りる(午後4時20分)。

それから歩いて、結局カオサンに到着したのが、午後4時45分だった。
つまり、エマカイからカオサンまで、なんと1時間40分かかったわけだ。

カオサンに来たのは、単純に言うと、時間をつぶせる所が他に思いつかなかったから。
それと、8月25日にカオサンを出て、ドンムアン空港へ行った経験があったから。

なんでも一度経験していると、二度目は楽なものなんだよ。
だから、安全を考える時は、とにかく経験のあることをした方がいい。

Y嬢と一緒に食事をした、想い出の「ハローレストラン」で食事を取る。
もうずいぶんたったような気がするが、2人で食事をしたのは、1週間くらい前のことだ。

一週間しかたってないのに、レストランのメニューがイラスト入りに変わっていた。
また、それにあわせて値段も上がっていたよ(涙)。

クロスタービールの大瓶(80B)×2、チキン焼き飯(40B)、イカ飯(30B)で230B。
1994年では、1Bが4円と考えたので、千円近い金額だ。

午後6時ごろまでレストランで粘って、通りに出て、59番バスを待つ。
同じくバスを待っているオーストラリア人のカップル(フィリックとモニカ)と話を始める。

僕たちは互いに、ドンムアン空港へ行くということで、協力体制に入っている。
彼らは「20分も59番を待ってるが一つも来ない」と言う。

そこで念のために、さらに5分待った。
しかし、59番は来ない。

これはたまたまその時間に59番が来なかった可能性もある。
が、例えば、その日だけ59番がストライキをやっているかもしれないよ。

とにかく、海外旅行では何が起きるかわからないんだから。
これ以上59番バスを待たない方がいいだろう。

僕とオーストラリア人カップルは、一緒に行動する。
3人で一緒にタクシーを捕まえることにする。

カオサンでタクシーを捕まえると、ドンムアン空港まで180B。
午後6時半に、タクシーに乗って、出発する。

一緒にタクシーに乗ったカップルは、3週間ベトナムで過ごしたとのこと。
オーストラリア人カップルと日本人の会話だから、1993年の「オーストラリアで消えた日本人花嫁事件」について話をする。

また、成田離婚について話をする。
さらにそのころ僕に、テレビ局からの出演依頼があったので、そのことも話したかな。

僕はコサメットのことを語った。
すると、2人はコサムイからさらに先の島のビーチまで行ったとか。

コサムイへ行ったのが、雨季だったのに、次の次の島へ行っても80パーセント埋まっていたとのこと。
コサムイの次の島とはおそらく「パンガン島」、次の次の島とは「タオ島」のことだろう。

つまり、タイは雨季でも混んでるってことか。
彼らの話では、ハイシーズンだと、ビーチで寝るという。

しかも、人もフレンドリーではなくて、ガッカリしたとか。
まあ、そうかもしれねいねー。

タイのビーチリゾートは、人気だからね。
それに比べれば、コサメットはバンコクからも近いし、まだマシかな。

午後7時20分、バンコクの交通渋滞でタクシーが全く動かなくなった。
そのあとたらたらと進んで、午後8時にドンムアン空港の国際線ターミナルへ到着。

出発は明日の午前2時、つまり6時間後。
でもチェックインは午前0時だから、4時間後。

4時間くらいならば、本を読んでいればすぐに過ぎてしまう。
それならば、ゆっくりと、空港内で過ごしましょう。

【旅行哲学】終わりよければすべてよし。

http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/1994/don_muang.htm

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