2009/10/16 - 2009/10/21
2448位(同エリア7388件中)
Wooさん
以前から何かそそられるものを感じていた国へ、ようやく行く事が出来ました。「ようやく」と言うのは、今年2月に吹雪による滑走路閉鎖で(北海道の2月は旅行者にとって鬼門です)全てのお膳立てが無に帰した経験があるからです。
それでは出発と参りましょう!(写真は入場不可の人民委員会庁舎)
クアン・アン・ゴンの移転先住所と水上人形劇の詳述等、参考になれば幸いです・・・
1日目 深夜タンソンニャット着、分かっていたのに20$
2日目 観光(市民劇場、国営百貨店、人民委員会、教会、郵便局、歴史博物館、統一 会堂、ベンタン市場、Cafe、クアンアンゴン、ディナークルーズ)
3日目 観光(クチトンネル、ミトー〜メコンクルーズ、水上人形劇、屋台、フースアン)
4日目 観光(ホテル近隣の市中市場、チョロンへ…天后廟、ビンタイ市場、 下町→移動→Coopマート、タン・ニェン、Rex屋上Cafe、サイゴンスクエアー、ベンタン市場、ナイトマーケット、46Aバインセオ)…4〜5日目は其の2へと続きます。
5日目 観光(早朝の市中市場、屋台、ドンコイ散策、フットマッサージ、マキシムド・ナムアン、チャオフンダオ像、国営百貨店、下町散策、百盛百貨店フードコート→ホテル→空港)
6日目 早朝成田着→新千歳へ
いい旅であった。しかしまだまだやり残した事の多かりき…
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
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ホーチミン観光の初日は2009・10・17。
前日の深夜に着いて、いきなり早起きしてのクチ+ミトーのWはきついだろうと考えて18日に回し、先ずは予定通り市内観光をする事に。幸い円高に恵まれ1万vnd≒50円という環境の下、それは始まったのである。
旅行会社のツアー形式ではないので何でも自分でしなければならない。ネットから得た知識をもとに、よくあるパターンに準じ個人で日本語ガイドを雇った。
写真の彼女はGさんと言って、旅行社に属さないフリーのガイドさんである。出発前にインターネットで約束を取り付けておいた。アバウトな国ベトナムにあって、一抹の不安はあったが、時間も場所も予定通りであった。なかなかの美人であるが、身長は150cm弱体重は40kg未満といった、典型的な小柄ベトナム人女性である。日本語はお世辞にも流暢とは言い難いが、シンガポールに留学経験があって、英語もOKの才媛であった。更によく聞いてみると26歳・日本人を夫に持ち子供一人という事が分った。
とても親切に、ディナークルーズの席、出発直前まで付き合ってくれ、食事のオーダーをしてもらってお別れした。 -
サイゴン大教会
市内の有名所を幾つか周る間に、昨夜の空港での出来事をガイドのGさんに話すと、すっかり呆れられてしまった。
それは空港からホテルまでのタクシー代に20米$を支払った件だ。Gさんからの事前メールで8$あれば(空港への入場料:車1台5万ドンを含めて)大丈夫と聞かされていたにも拘わらずである。
24:00が迫る中、空港の建物を出ると大勢の出迎え者…当然自分たちには縁が無い。一路タクシー乗り場へ向かうと、交渉人がやたらと声をかけてくる。正規の乗り場(確信出来るか?と言われたら怪しい)に車の影は見えない…現地の人や事情通の人達に乗られてしまったのか?
23$の誘いを振り切り、一般営業車を捜せないまま20$の誘いに屈した。代金は交渉人に前払いし、メーターはoffのまま?いや、上がっていたかも知れない…う〜ん…見慣れない光景と悪路の街並みを抜けて、市街地の揺れない道路に来たなぁ…と思ったら、程なくホテルに着いた。この間凡そ20〜25分。信号で止まらないから早い早い。何も無視して止まらないのではなく、信号機そのものが驚くほど少ない(むしろ無いに近い)ので、止まる必要が無いからだ。
運転手とのトラブルも無く一安心、ベルボーイが出て来て荷物が降ろされ我々も降車。その後自宅でPCから印刷して持ってきた「バウチャー」なるもの(一種の申し込と支払いが完了している旨の証明書類)をホテルのフロントに提出し、スムーズに部屋の提示を受けた段階でようやく肩の力が抜けた。想像していたよりもいい感じのホテル。4つ☆(3.5)と知ったのは後日であった。
タクシー代20$…3人だから1人600円ちょい…まっいいかぁ〜言葉は通じないし夜も遅いしぃ〜ではありましたが、その差12$。ベトナム人にとっては信じられない無駄遣いであり、屋台や大衆食堂でならば、麺類・定食(皿盛りライスに何種類かのおかずを乗せた物+スープ+漬け物)・おこわ・バインミー・などを食べて、3食×最低3日…ともすれば4日間、そこそこの食事が出来る金額なのである。
後から分かった事を加筆します。
どうすればUS8$または14万Vndで市内中心部へ行けるのか・・・先ず空港の建物の外に出る前に手続きがあります。出口近くにある両替所の左側に、タクシーカウンター(斡旋所)があり、そこで運賃を前払いして、特定の乗り場に案内してもらう…あとは乗り場に居る配車人が順番に従い指示してくれますので、その車に乗ればОK。行き先は口頭ではなく、予めメモを作っておいて手渡すのが無難。文字は大き目に!
この手続きをしないで建物の外に出てしまった我々は、ぼったくりコースに既に乗ってしまっていたのでした。 -
中央郵便局。曇天の為採光窓からの光が足りず写真が暗く残念。ピントも少々甘くいま一つだ。奥の写真はホーチミンさん。ベトナムの人々からこよなく愛され、また尊敬の対象。銅像多数、紙幣の肖像然りである。
ここで帰国後に調べた事を加え、オヤジのお節介で、ベトナムをかいつまんで紹介させていただく…
面積
:32万9,241k㎡(日本は約37万k㎡)
宗教
:仏教が80%。
人口
:約8616万人(2008年)増加率1.1%(前年比),
:ホーチミン市約712万人(10年で200万人以上増え居住地不足)しかし安定陸塊にあるため地震がなく高層化がまだ進んでいないので、余地は残っており整備事業が進んでいる
通貨
:VNDベトナムドン(Dong)
為替レート
:10,000日本円→2,004,122.3 VND(2009/11/16時点)
経済成長率
:6.23%(2008年速報)(前年同期8.5%)
物価上昇率
:19.9%(2008年対前年末比)(前年同期は2.6%)
日本の援助実績
:2007年度の援助供与予定額(円借款・無償資金協力・技術協力の合算)→総額約1052億円
在越邦人数
:7,036人(2008年10月1日現在)
在日ベトナム人数
:36,860人(2007年末現在。対前年比13.5%増)=(外国人登録者数)
平均寿命
:男性,68.78歳/女性,74.57歳(2009年推定値)
新生児の死亡率がまだ高く、数値に影響しています
国民性
:アバウトだが敬老精神に溢れている。女性は働き者。
交通車両
:2008年のホーチミン市における個人車両の所有台数は、二輪バイクが約370万台、自動車約37万台となっている。これに新規動車登録が1日平均バイクで約1,000台、自動車では約100台増えてる。当然車検は無い。
農 業
:米の生産量→世界2位(タイに次ぐ)、胡椒の生産量世界1位、コーヒー豆生産量→世界3位(ブラジル・コロンビアに次ぐ)。食糧自給率?きっとかなり高い。*コーヒー豆生産量を訂正…最近のデータではコロンビアを抜き、第2位になった模様!!
海外旅行
:補償金を積んで出掛ける。そうしないと渡航許可が降りない。行き先によって違うが、円換算で0円~数十万円。旅先での蒸発防止の為。日本へ行くには最も高いランクの供託金が必要。軽く平均年収を越える。
不 足
①慢性的電力不足~電気代は高額→一般家庭ではクーラーを使うのが難しい・停電は珍しくない→冷蔵庫の普及は意外と低く毎日市場へ買い物に行く…停電予定地区の事前公表もある。信号機が少ない理由の一つにも挙げられる
②つり銭・小銭が足りない。
飲料水
:ミネラルウォーター(水道水不可)・・・洗顔や歯磨き程度は可。
トイレ
:一流所ではトイレットペーパーを便器に流せるが、そうでない所もあり便器サイドに然るべき容器があれば、流さずそこに汚紙を入れるべし。安ホテルを取る時は確認すべし。
始 業
:ベトナムの朝は早い~官公庁は7:00AM始まり、街頭市場は4:00AMには始まる。その買い物客を狙って周囲の店も開き、天秤棒を担いで、行商タイプの屋台のおばちゃん達も周辺の路上に集まって来る。サラリーマンや学生も通勤通学途中に腹ごしらえしたり、テイクアウトする光景が見られる。市場周辺には保育所(託児所かも知れない)があり、6:00AMに覗いてみると既に数人の子供たちが預けられていた。
ゴ ミ
:分別はされていない。
カード
:ホテル、デパート、大型店、高級レストラン、ドンコイ周辺のブティックあたりでは使用可能だが、使えない所が圧倒的に多い。身分証 明の意味で1枚は持参すべきである。
タクシー
:初乗り9500~12000d。会社によって多少異なるが15円以内の差。安いしクーラーも効いており、バイクよりも安全なので気軽に利用すべし。5万ドンあればかなり遠くまで行ける。
注意すべきは悪徳タクシー。ホテル前からはOKとして市中では一文字違いのジェネリック車両もあるので良く見る事。例としては正しい会社がVinasunなのに、VinasonやVinasinと書いているものがある。流さずに止まった状態から日本語で誘ってくる車は絶対ダメ。私は幸い乗らなかったが、正規運賃の4~5倍と聞かされた。
また市内には一方通行路がかなりあり、同じ道順を取れない為、往路と復路で運賃が違う事はよくある。メーター表示は1の位が1000d表示~14.5ならば14500d。タクシーにチップは不要だが、500・1000・2000ドン札は不足しており15000d払ってさっさと下車するケースや、20000dからお釣りを求めても5000dしか返って来ず、運転手もこれでいい事にしてくれ!的顔をしており、妥協して降りる事がが多い。アバウト路線の1つである…悪気などない…Hear is ベトナム.なのである。
クリーンキーパー's チップ
:所謂「枕銭」、Mustではないが1人10,000d目安で置いてあげて損はない。気持ちよく綺麗に片付けて行ってくれる。元々清掃員の賃金水準が低いので、チップが生活の糧として重要であるという事情を汲むと、無かった時のがっかりする気持ちも解るだけに置いてあげたい。50円ですから… -
交通事情
公共交通の便は悪くバイク通勤が普通で、田舎からホーチミンへ片道30km以上、中には50km近くを毎日通う労働者も少なくない。元々のホーチミン車両に乗り入れ車両が加わって、朝も相当だが夕方は特に渋滞する。女性ライダーも多数。アオザイでバイクにまたがる(この服装の人はスクーターが多いかも)姿は颯爽としたものがある。2人乗りは当たり前で4人乗りしている姿も目にする。子供を抱えての3人乗りは珍しくない。
広い通りにも信号は殆んど無く、通行人と車両が阿吽の呼吸で避けながら、ゆっくり歩いて少しずつ渡る。横断時走ると轢かれる。
クラクションは頻繁に鳴らしうるさい。どかせる目的と存在を知らせるという両方の意味を持つ。渡っている歩行者には動くな!の意味もある。
飲酒運転への規制は今のところ無い。自動車保険のような制度はないらしい。たとえあったとしても、轢かれ損、死に損である。速度違反の取り締まりは行うが、警官に現金を渡して許してもらうケースが多いらしい。この事象に限らず賄賂の横行は、ベトナムという国自体に大きな問題をはらんでいる。
道路における「明確な優先」というものが、あるのかどうかはよく分からない。頭を突っ込んだ方が勝ち的な場面は何度も見ているし、また上手く譲ってぶつからない。剛と柔を併せ持っており、割り込まれても誰も文句を言わないが、第2車線からの右左折も平気でやってのける。一つ言えるのは偉い順番は、車>バイク>自転車>人のようである。
旅行者は、間違ってもレンタカーやバイクを借りて自ら運転しようなどという考えを持たないのが賢明であろう。
排ガスによる大気汚染はかなり深刻で、マスク着用のライダーも目立つ。屋台での食事の味を損ねる1つの要因でもある。
ガソリン価格は1L当り12000ドン弱位。レート換算すれば60円だから安く感じるかも知れませんが、現地の人は高いと感じています。収入較差で言えば日本で1L500円以上払って買っている感覚に相当します。現地のガイドさんに決して「安いですねぇ」などと言わないで下さい。嫌味な奴と思われるのがオチです。 -
のっけから、3枚続けて重たい文章ですみません。でも1つの国を訪れたからには、観て・喰って・遊んで、だけで終わってしまうより、少しだけ脳の皺を増やしたいと考えている小生であります。また、これから初めて行く人が参考になる事柄を載せるのも、先に行った人のすべき事かと思っております。枝葉が多くて邪魔くさい!と仰せられる諸氏もおられる事とは存知ますが、何卒ご勘弁を…
ここからは、食べ物中心でいきます。
海老タタキ竹輪風 65,000d
2個は既にお腹の中です:チャオ・トムという料理(芯は砂糖黍の茎を剥いたものでツクネの一種)運ばれてきた段階で、各々縦4箇所に切り目が入っており、芯を摘まんで箸で削ぎ落して、野菜類と一緒にライスペーパーに巻き、甘辛でちょっと酸っぱいタレ(ヌックチャム)を付けて食べます。う〜ん、間違いなく日本人好みの美味しさ。非常にポピュラーな料理で、滞在中に口にする機会は限りなく100%に近いかも。これを最初にした理由は後で面白いエピソードに繋がるからです。 -
手前の写真も含め、ベトナム初の外食はクアン・アン・ゴン。
ガイドさんの案内で、屋台のシステムをそのままレストランにしてしまったという超有名店へ。勿論行きたいリストに入っていた。実はこの店今年になって店舗を移転しており、多く紹介されている138…始まりの住所は旧所在地。新住所は:160 Pasteur, P. Bến Nghé, Q.1。
写真はベトナム名物の1つ、蓮の茎サラダ、65,000d。スッキリ・シャッキリ・ちょい辛に甘味と酸味が加わり美味。ホワイトアスパラのピクルスに少し似た所はあるが、新食感と言うべきもの。添付のおかきを砕いて混ぜたり、大きく割って上に乗せるのも有り。 -
汁物を含め驚くほどある麺類メニューより、野菜たっぷりのシーフード焼そば…ミーサオバイセン(中華麺系)65,000dを注文〜旅行時レートで325円。たっぷりの海老&イカとシャキシャキ野菜に袋茸、穏やかなヌクマム風味+コクで素直に旨い。
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タニシの肉詰蒸し 85,000d(425円)
細かく切ったタニシを豚ひき肉と和えて、下味を付けて殻に詰め直して蒸したもの。
殻からはみ出している藁を引っ張ると、中身がコロンと出てくる。生姜を使ったりレモングラスと一緒に蒸されていたりで、泥臭さは無く香草も程よく使われていて普通に旨いが、取り立てて美味とは言い難い。
昔と違って広く食される事の無くなった日本にあって、リピするほどではないにせよ、今としてはレア系体験其の1で語れる事に満足。ベトナムにはまだまだ美味しい物が沢山あるので、よほど美味しければ別だが、摘まむ感覚の春巻き類以外で同じ物を2回食べている余裕は無い。まあ、一度はどうぞ!! 屋台や大衆食堂ならば、まだまだ安いはず。 -
サイゴンビール20,000d(利益≒50%込で)。冷え具合はイマイチなものもあり、ガイドさんに冷えた物を持ってくるよう言ってもらった。現地の人々は氷を入れたグラスに注いで飲む。あまり冷えてなくても文句を言う人はいない。ビール価格は安い方から、Saigon<333<Tiger<Heineken。日本にて333ビール1缶が350円で売られているのを見たが、いくら輸入経費がかかっても7倍はないだろう!?
右奥にチラッと映っている紙おしぼりは、店の形式に関係なくベトナムでは有料。封を切らずにテーブルの上に残しておくと課金されない。 -
揚げ春巻きCha Gio(チャーゾー)38,000d。人数に応じて1本単位で増減してくれる。本数を告げるまで注文は完了しない。これは6本だったはず…確か??ベトナム=生春巻きのイメージが強かったのだが、客の注文頻度は揚げ春巻きが上。具の内容も歯触りも日本のものとは大違い。
初のベトナムスタイル揚げ春巻きは美味かった。付けダレが旨味を1ランク引き上げてくれる。この料理まだ比較対象がないのでこれが基準だ。あとでもっと美味しいヤツを経験する事になる。 -
空芯菜のニンニク炒め 32,000d(160円)
文句なしに旨い! これで地元の人にとっては決して安くない値段。 -
国営百貨店(Saigon Tax Trade Center)2F(GFから数えると1st.F)のスーパー部門入口。
やはり他店同様に、財布以外の荷物は入口手前のクロークへ預けないと、入店させてもらえない。元々は万引き防止の発想だが、無料で①罪びとを出さない②身軽になって買い物が出来る…と前向きに捉えれば良いシステムである。
衣類から酒類、生鮮まで揃っており面積もかなりのもの。価格はそこそこ安く、価格交渉がいらないから日本の小売店感覚で、品揃えと価格のギャップを楽しみつつ、初めて見る商品を見つけては足を止めるのもまた一興。市場で値切る時の参考価格としてメモを取るのもよし。
ベトナムコーヒーも安心して買える。バニラフレーバー入りは、コンデンスミルクを入れて飲むならばプラス要因かも知れないが、ブラック派は避けた方が良いかもしれない。話のそれついでにもう一つ。Cafeで日本並みのブラックコーヒーが飲みたいなら、ブラック&ノンシュガーと言わないと、ミルク抜きで砂糖の入った物が出てくるケースもある事を、老婆心ながら付記させて頂く!
あと、後日に行き写真は撮り忘れたが、市内に数店舗あるCoopマートでも良い買い物ができた。別のガイドさんと一緒に3区の店舗に行った。 -
Pho&Bun のインスタント麺、1個20円台〜高い物で40円少々。帰国後も暫くはベトナム味を楽しめる。PhoThitGaやBunBoHueなどは、袋麺でもかなり旨い事を自宅で確認。
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スーパーの調味料コーナー
下段に「味の素」の大袋454gが山積みに…ベトナム人の舌も日本企業に侵されていくのだろうか? -
夜はベンゲー号のディナークルーズへ。乗船は有名なマジェスティックホテルの真ん前から。この船は料理が美味く値段も手頃との評判で電飾が派手。高いオプショナルを入れずに自力で行きたい。
我々はタクシーで乗り付けて船に乗り込み、テーブルに案内してもらい、ガイドさんに手伝ってもらってオーダー。飲食が始まって程なく船は動き出し、サイゴン川を約1時間のクルーズ。料理を食べるのに忙しく、またステージでは2種類のショーが行われ、観たり食べたりでせわしなかった・・・
反省要因は乗船時間。20:30の出航だが、18:30頃には乗船出来るので、最低でも1時間前には乗船すべきであった。早めに食事を済ませて船が動き出したら頼むのはドリンク程度にして、ショーと景色を楽しむ…ちょっと段取りが悪かった。ガイド氏の設定ミスも否めないが、早めの乗船をお薦めする。
別に乗船券等は必要なかった。鱈腹食べてお酒も飲んで1人US$20で十分お釣りがくる。 -
先ずは333ビールで乾杯!気温も少し下がってきて心地よい。
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越南蛤酒蒸
勝手にベトナムハマグリと呼んでいた。貝殻の一辺にこげ茶色のワンポイントが入っている。食べ始めてから思い出したが、真空冷凍パックで日本にも生で輸入されている。販売はプロショップなどが中心…余談でした…
酒蒸しかどうかははっきりしないが、そう呼んでいた。1鍋当りの数は相当なものだが、何しろ旨いのでペロッといけてしまう。
火の通り方は、客の前に出されてから土鍋の余熱でちょうど良くなる程度のギリギリであり、風味が良くふっくらとした食感を上手く残している。 -
海老フリッター
見た目以上に大きい海老、さっくりと軽い、甘過ぎない。ベトナム式のタレが良く合って美味。 -
餡かけ豚海老太焼そば(中華麺タイプ)
美味しいあんかけ焼きそばでした。かかっている餡は一言で言うなら八宝菜に近い。海老・イカ・豚肉・袋茸・人参・鞘えんどう・白菜…7品かぁ。
中華系太麺は、油通しされているが油はよく切れている。ボリュームは十二分にある。豚肉は柔らかく健康な味がする。牛肉はたまに固いものに当るが、豚肉は外れた事がない。
この1品は十分に美味かった。 -
ベトナム式鍋
ベトナムで多人数で突っつく鍋といえば一般的にこのスタイルです。カメラに収まってビジュアル的には良かったのですが、一番最後にこのボリュームが供されて完食不能は決定的。
中心部のスープが沸騰したら、周囲の羽部分に乗っている具材を落としていきます。中心部は意外と深く容積は2リットル以上はありそう。本日の具材は牛肉(固かった)、海老、皮目はイトヨリそっくりだが赤くない白身魚、イカ、もやし、クレソン、青パパイヤ、空芯菜、もう1品の青菜+ビーフンの10品。
なんとなく納得できる味。しかし満腹感に邪魔されてどうにも箸が進まない。明らかに、調子に乗り過ぎ・たのみ過ぎ…反省。 -
船内レストラン
ロングテーブルが数本。このフロアだけで400人以上は入るだろう。ベンゲー号はひと際船体が大きい。突き当たりはステージ。
この日、眺めの良い上階は結婚式で貸し切られており、入場不可…残念。
これだけ広いので、ウエイトレスも多数。現代っ子だからなのか、採用基準なのか身長は皆高め。アオザイをアレンジした制服は颯爽としており、顔立ちも中々の娘が多い。 -
クチ:トンネル群
8:00AMホテルよりピックアップされ、クチ+ミトーの欲張り1日オプショナルツアーへ。3人でワゴン車1台貸切で、ガイドさん1名が専属のお大尽旅。ガイドさんから冗談混じりの四方山話を楽しく聞きながら、質問にも答えてもらって、ベトナムへの理解を少しずつ深めながら最初の目的地へ。
冷房のよく効いた車は、ベトナムらしく派手にクラクションを鳴らしながら、途中の悪路も何のその、バイクの洪水を縫って素晴らしいテクニックでひた走り郊外へ。道中は多くの工事現場や田園風景を車窓に見ながら進んで行く。郊外に出ても依然バイクは多い。目的地が近付くと戦没者の墓群、ゴム園(旧プランテーション)などがよく目につく。果たして70Km弱を走って到着。下車した瞬間にムワッとした外気が迎えてくれる。
クチトンネルについては、ガイドさんの説明にただ頷く事の多かりき…。子供の頃リアルタイムで行われていたベトナム戦争には、多少なりとも興味があったはずなのだが、終結して月日が流れ、自分が大人になって今やいい歳にもなってみると、全く理解に乏しかった事を思い知らされる。歴史を見直し見定める良い機会になった。
観光客を案内するのは、トンネル群の中でも比較的戦火の穏やかであったエリア。多くの人々が亡くなった激戦地区は観光化されておらず、訪れる大半はは地元の人で占められる。 -
クチ:地下トンネル
カムフラージュされた出入り口 -
クチ:タロイモと笹茶で休憩
丁度一息入れたくなる距離感の所に東屋がある。
タロイモは便秘・肥満の解消によく、笹茶は成人病予防に効果あり。 -
クチ:ライスペーパー実演
初めて見る作業。いとも簡単にこなしているが、熟練の業…見事な手さばきである。 -
天日で干す
片面に竹の編み目模様が自然(必然)に付く -
ミトー:レストラン
川沿いに建っている。川面では魚が跳ねる。かなり大きな船の往来もある。大河の下流域ともなれば支流でも広い。
食事中スコールに見舞われたが程なく通過、歩いている途中でなくて幸い。 -
ミトー:クルーズ前に名物の食事
象耳魚はわざとウロコを残して揚げてあり、熱いうちはパリッとしていて鱗チップだが、冷えるとダメ。身を崩しながら、ライスペーパーに添え物と一緒に包んで、タレを付けて食べる。名物を口に出来て体験者の仲間入り。癖は無く普通に旨いが、そこにはバカウマとまでは言えない川魚の限界が…。
一緒に出てきたのは、餅菓子のバルーン。中は空洞で突いて崩してちぎるも良し、行儀よく鋏で切るも良し。油のしつこさは気にならず、香ばしくほんのり甘く、アクセントとして存在感があった。あとは炒飯とライスマカロニと角切り野菜を具にしたスープ(スタイルは鍋)+戻したビーフン。
333ビールは1缶2$ -
大陸側の港(川なので船着場)
ここからボート(20人乗り位)で島へ渡る -
蜂蜜工場(工場と呼べるかどうかは??)にてお茶とお菓子・ドライフルーツをいただく。
ロイヤルゼリーと蜂蜜(美味)を勧められたが、どうにも1度に沢山売りたいらしく交渉決裂。 -
ココナッツキャラメル工場(完全な家内制手工業)
ココナッツジュースを煮詰めて++して作る〜花畑牧場方式。ジュースを取った後のヤシの実は燃料にされる。 -
島内の観光フルーツ園
裏の畑に行って胡瓜やトマトをもいでくる感覚で?なのだろうか…身近過ぎる。 -
寄生種
サボテンのような果肉系の枝を持ち、人工的か?と思えるくらい不自然に実を付けているのが「ドラゴンフルーツ」。自分で幹を持たず他の木に取り付いて、養分をもらい成長する。共存域を越えて成長すると、宿主を枯らしてしまい自らも絶える。 -
フルーツ食べ放題①
右:龍眼(ロンガン)~ライチに近い味
左手前:サボテラ~ザラついた柿…が近い表現か?
小皿にある白いものは塩
昼飯がまだこなれておらず、あまり食べられなかった。 -
フルーツ食べ放題②
左手前から順に時計回りで、パイナップル・ドラゴンフルーツ・短いバナナ(モンキーか?)。あと、写っていないがメロン。果肉は薄く瓜に近い。 -
フルーツ園で民族音楽
フルーツを食べながら、生演奏で民族音楽を聴く。農園管理と音楽を家族でやっているのかなぁ?と想像を巡らせてみたが、真相は不明。何故か最後に「幸せなら手をたたこう」を日本語で聞かされるサプライズがあり近親感を覚えた。10歳位の姉妹がいて一緒に歌うのでお小遣いをあげてしまった。1人5000dくらいであったが、素直に喜んでくれて笑顔がとても可愛かった。
英語・仏語・中国語とそれぞれ1曲くらい歌えるのだろうなぁ・・・と後で思い少々引き戻された… -
初めて見たカカオの木
以外なほどの低木に鈴なりです。 -
手漕ぎボートで支流を下る。
支流とは言っても島内の小さな水路、本流に比べると人体で言う毛細血管のような川。
このおばちゃん達(前と後ろに各1名)相当なバランス感覚と方向性を備えたテクニシャンだ。箱眼鏡で海胆を採る北海道の漁師さんを思い出す。 -
水上人形劇(劇場)〜これを読んだら一人で行けます!
初物尽くしでここへ行くのはけっこう骨が折れました…と言うのは、ガイドブックにあった水上人形劇=歴史博物館(16:30入場締め切り/月曜休館)をオンリーワンだと勘違いして出掛けたところから始まっています。写真の劇場の昼間写真はネットで入手していたのですが、市民劇場の地続きくらいに思ってしまっていました…住所も書いていなかったし…まっ、いい訳ですが(p_-)
正しくは、全く離れた場所〜2か所で観る事が出来るという事です。1つは前出の博物館…料金1$で15分弱くらい。不定時開催。疑似体験的要素が強く写真の劇場に行けない人はそこで満足するパターンでしょうか?
もう1つは写真の劇場。昼間の上演は不明ですが、夜は18:30と19:30の2回上演。演じる時間は45分、料金は70,000dか4米$となっており正面右側にチケット売り場があります。
劇は場面が細かく分かれており、人形の動きは軽やか且つひょうきん。言葉は解らないが全く退屈はしない。どうやって動かしているのかは、いくら見ても判らない。一見の価値大いにあり!!
建物は:Nha Hat Mua Roi Nuoc Rong Vang 住所は:97Nguyen Thi Minh Khai。写真のプリントと住所があれば、絶対一人で行けます。あとはタクシーに乗るだけですから。 -
水上人形劇
終劇に近い1場面。コミカルな動きは消え、とてもおおらかな動き。
オプショナルツアー(食事込み40米$位→36$がお迎え料&食事代+利益)に参加すると「あらすじ」的なパンフをもらえるような記述を目にした記憶が、あったような無かったような・・・
商売の邪魔はいたしませんが、地場の物価を考えると、日本人ならこれくらいは払うだろう…的価格設定がどうも気に入りません。私的には自力で行って好きなものを食べるコースをお薦めします。 -
フースアン(高級フエ料理店)マンダリンの並び…系列店
高級中華料理店に行ったら、フカヒレを食べてからその店を判定すべし!などと乱暴な事を言っている評論家が居るが、果たしてそうであろうか?手近な価格帯の物を美味しく食べさせてこそ、その上の料理を食べたくなるのではないだろうか?高い料理はそれなりの厨師が作り、そうでない料理はまさかないがしろにしている訳でもあるまい。店の看板を背負っている限り、一定のレベルに達したと認められた者が調理しているに違いない筈である。
さてこの店、確かに高い、内装や雰囲気は上等、接客マナーも良い。盛り付けも小綺麗(但し野菜の彫刻におけるカービング技術は稚拙)…であるが褒められるのはここまで。
4品頼んだがどうも口に合わない。私の好みの問題であれば「高級」なんだから3人いれば1人くらい、どれか1品褒めても良さそうなもの…しかし誰も言わない。意見が一致した以上長居は無用、追加はあり得ん!頼んだ品をさっさとやっつけて早々に退散。ビールは飲んだが、会計額60米$分楽しんだとは到底思えない。
旅行中唯一の大外れであった。
悔しかったので帰ってから調べたところ、最近地場の健啖家に評判の良いフエ料理店は「ギースアン Nghi Xuan」リーズナブル価格で、味・雰囲気・接客共に良し!とあった。住所:8/9 Nguyen Sieu St.Q1。また穴場的存在としては「ミータウ Mi tau」お目当て料理はコムホアンハウ/Com Hoang Hau(ご飯物)とBanh canh cua(バインカンクア)蟹のスープ麺との事。次回は絶対行こうと心に決めた。
よろしかったら<其の2>も是非ご覧下さい。
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この旅行記へのコメント (1)
-
- kumakoさん 2009/11/24 14:51:41
- 突然ですみません
- ベトナム旅行記楽しく拝見しました。
2010年の1月にホーチミンに乗り継ぎ時間を利用して
娘二人を連れ、2日間滞在するのですがWooさんが利用
したガイドさん(Gさん)をご紹介願えないでしょうか?
厚かましいとは存じますがよろしかったらお願い致します。
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