秋田ホッキョクグマ紀行　男鹿水族館GAO　茶熊！？ミルク姫　可愛く、やんちゃに、たくましく成長中！！

2013/11/02 - 2013/11/02

大森山動物園のレッサーパンダの赤ちゃんに会いに来た今回の秋田行ですが、秋田まで来てここに行かない訳にはいきません！！

男鹿水族館ＧＡＯ！！

昨年１２月４日に誕生したホッキョクグマの女の子ミルクちゃんはますます可愛く、ますますやんちゃに、そして、たくましく成長していました。

お母さんのクルミちゃんが初産で育てた奇跡の子ミルクちゃん。
彼女の成長から目が離せません！！



これまでのレッサーパンダ＆ホッキョクグマの旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10652280/

エリア 男鹿(秋田)

秋田市大森山動物園で今年生まれのレッサーパンダの赤ちゃんに会った（旅行記→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10828386）後は、男鹿半島までレンタカーを走らせ、秋田県立男鹿水族館ＧＡＯを訪れました。

ＧＡＯの入館料は大人１０００円、年パス持っているのですが家に忘れてきちゃったので１０００円支払って入館です。

男鹿水族館GAO 動物園・水族館

ＧＡＯに到着したのは正午頃でした。
１１時５０分からホッキョクグマの豪太君のお食事タイムがあり、この時期は秋鮭のプレゼント（もちろん豪太君へですよ）もあるので、間に合わないかもしれませんが豪太君の居るホッキョクグマ水槽に急ぎました。

おそらく給餌から１５分くらいは経っていたと思いますが、豪太君はまだ秋鮭を美味しそうに食べていました。

豪太君は２００３年１１月２６日ロシア生まれです、２００５年６月８日に男鹿にやって来て以来ＧＡＯでは不動の人気を誇っています。

やはり秋鮭はたまらなく美味しいんでしょうね！！
目の前のトマトは一切目に入らないくらい秋鮭に夢中な豪太君です。

おかげでカラ子さんも美味しい分け前を頂くことができました。

ブドウ、よかったね。

そして、こちらは豪太君の奥さんと娘さんが暮らすホッキョクグマ放飼場です。

お母さんのクルミちゃんは１９９６年１２月２６日釧路市動物園生まれ、多産だったコロさん（既にお星さま）の最後の子供として誕生し、コロさんが天国に旅立つまでの１１年間を母娘一緒に過ごしました。
そして、２０１１年４月２７日に男鹿水族館に移動、豪太君と出会い妊娠、昨年１２月４日にミルクちゃんを出産しました。

日本の園館で初めての初産での子育てを成し遂げたクルミちゃんと愛娘ミルクちゃんです。

クルミ母さんは陽気で遊ぶのがとても大好きなシロクマ、もちろん娘も母に倣って遊ぶのが大好きです。

今日のおもちゃはロープ付きの浮き球のようです。

器用に手に持ち直し・・・

プールに投げ込むミルク姫、

もちろん、自分の投げた浮き球を追って豪快に飛び込みます！！

楽しいね！！ミルクちゃん。

「さて、もう一度」とプールから上がろうとしたらクルミちゃんと浮き球の取り合いになっちゃいました。

娘から浮き球の奪取に成功したクルミママは意気揚々と浮き球を咥えたままバックヤードに入って行きました。

ミルクちゃんはもちろんプールから急いで上がり、お母さんを追い駆けバックヤードへ！！

バックヤードで再奪取に成功したミルクちゃんは遊び方を変更。

浮き球を持ったままウッドチップでゴロゴロし始めました。

浮き球を掲げてゴロゴロ、ゴロゴロ。

浮き球のロープを咥えてご満悦な表情。

はい、茶熊の出来上り！！

お母さんが白いだけにミルクちゃんの茶熊ぶりが際立ちますが・・・、

そんなクルミお母さんも実は茶熊願望の強いシロクマ。

クルミちゃんの子供時代の有名な写真で砂場で真っ黒になりコロ母さんと映った写真があるのですが（興味のある方はこちらのブログでどうぞ→http://www.gao-aqua.jp/blog/?p=2613）、やはり母の嗜好は子供に伝わるんだなと感動します。

そんな、茶熊ミルク姫もプールに飛び込めばちゃんとシロクマに戻りますよ。

昨日から始まった冬期限定のバックヤードツアー「魚っ知ツアー」にも参加することが出来ました。
ツアー料金２００円で２０名限定です。

巨大な重力式濾過装置や水温調整器等の説明をして頂き、

アザラシの移動用ケージを拝見。

こちらのいくつも鍵の付いた扉は何だと思います？
もちろんＧＡＯでここまで厳重に管理しないといけない猛獣は彼らですよね・・・ホッキョクグマ舎につながる扉です。
見た目はたいそう可愛い豪太君、クルミちゃん、ミルク姫ですが彼らは陸上最強の哺乳類・・・このように厳重な管理のもとで飼育されています。

ホッキョクグマが退屈しないように毎日違ったパターンで与えられるおもちゃ。
おもちゃと言っても漁業用の浮き具だったり、工事現場用のカラーコーンだったり、地中埋設用のガス管だったり・・・どうやってこんな物を破壊するの？と思う物でも彼らの手に掛かるとほらこの通り。

男鹿の海大水槽の上も歩きましたよ。
微妙にリアルな高さでちょっと怖かったです。

実はこの”魚っ知ツアー”は１３時スタートで所要時間約３０分なのですが、１３時３０分からは今のＧＡＯでは一番人気のクルミク母娘への給餌が行われます。
ですので、１３時３０分に間に合うようにツアーは流れ解散となりました。
楽しかったです、ありがとうございました。

急ぎホッキョクグマ放飼場に向かうとすでにクルミお母さんが秋鮭を咥えていました。

そんなママを見ているミルク姫。

やはり秋鮭は美味しいようで、一人で食べようとしていたクルミ母さんですが、そうはミルク姫が卸しません！！

ママの下から顔をつっこみ鮭を奪いに行きます。

もちろんクルミお母さんはミルクちゃんに取られるのも分かってて怒りはしませんでしたが、それにしてもミルクちゃん逞しくなりましたね。

ミルクちゃんは来月４日に１歳の誕生日を迎えます。
野生では仔熊は２歳くらいまで母親と暮らすのですが、動物園での飼育下では次の繁殖時期との兼ね合いもあります。
早ければ来年の春にも親離れ、子離れとなるかもしれません。

野生と比べるとちょっと早い親離れになるかもしれませんが、このミルクちゃんの逞しい様子を見ているとなんだか少しホッとしました。

あと数か月かもしれませんが、目一杯お母さんに甘えて、目一杯お母さんと遊んで、ミルクちゃんにはクルミちゃんと言う日本でも稀な素晴らしいお母さんの後継者になって欲しいです。

でも、出来ればあと１年一緒に暮らさせてあげたいな、

あるいは、同い年位の遊び相手のいる園に移動させてあげたい・・・まあ、そんな園は日本には円山動物園しかないですけどね・・・。

先ほどの豪太君の給餌の際はカラスが分け前を狙っていましたが、こちらはカラスとトビでした。

トビはＧＡＯの後背の傾斜で羽根を休め、分け前がないか鋭い視線をホッキョクグマ放飼場に向けていました・・・かっこいい。

鮭を食べ終え大満足なミルク姫、大好物のトマトを発見しました！！

美味しいね！！

食後は腹ごなしの運動です。

クルミお母さんは誘導コーンを用いたプールでのエクササイズ、

ミルク姫は・・・。

ホッキョクグマにとって誘導コーンは被るためのものである・・・、

豪太パパは何やら上空が気になるご様子です。

もうじき雪の季節が来るね、楽しみだね。

ホッキョクグマのクルミルク母娘への給餌に続いて１４時３０分からはアザラシへの給餌タイムです。
ＧＡＯひれあし’ｓ館に暮らすゴマちゃんは４頭。

こちら１９９４年に小樽水族館で保護されたマリーさん。

マリーさんの娘で２００８年３月生まれのみずきちゃん。

２００９年に小樽水族館で保護されたゴクウ君。

ゴクウ君は投げ入れたボールを取ってくる技の訓練もしていました。

２００９年４月旭山動物園生まれのこまちちゃん。

マリーさんは野生個体、娘のみずきちゃんのは両親ともに野生個体、ゴクウ君も野生個体、こまちちゃんは母親が野生個体・・・今後、みずきちゃん、ゴクウ君、こまちちゃんの３頭での繁殖が行われることになると思いますが、ＧＡＯには血統的に素晴らしいポテンシャルを持つ３頭が揃っていますね。

そして、今年３月に男鹿市の海岸で保護され、６月に新江の島水族館に引き取られたオガ君も将来の繁殖のキーを担う存在です。
今後が楽しみでなりません。

ひれあし”ｓ館にいる一つのひれあし類（正確には鰭脚と書いて”ききゃく”ですが）がカリフォルニアアシカ。

今は東山動物園から来たトン吉君１頭ですが、こちらも早くお嫁さんが欲しいですね。

トン吉君もトレーニング中、キーパーさんの指示に従って岩山を登れるようになりました！！

何度来ても楽しいＧＡＯ。
来年春までにはもう一度来たいですね。

ＧＡＯからはレンタカーで秋田空港へ、秋田空港からは久々に乗るＪＡＬ便で新千歳空港に向かいます。

この旅行記へのコメント （5）

• ごまさん 2013/11/27 11:54:32

  こんにちは。

  jilllucaさん、はじめまして。
  
  私の拙い旅行記へ訪問と投票を有難うございました。
  
  昨年の夏に私も主人と男鹿水族館を訪問しました。
  でも、男鹿半島をあちこち見て歩いたので
  宿の男鹿桜島リゾートHOTELきららかへ行く途中でした。
  ＰＭ3：00過ぎていたので人影も無くイベントも終っていて残念でした。
  
  普段はしろくま君は元気に動いているのですね。
  とても良く撮れていて、見ていて楽しいですね。
  
  
  でも私は主人が車椅子なので、長いスロープを押して歩くので疲れましたが
  誰もいないのでのんびりと、他の方の邪魔にもならず見学できました。
  貸切みたいで良かったですよ。
  
  他の作成中の旅行記も楽しみです。
  
  ごま
  

  jilllucaさん からの返信 2013/11/27 21:16:32

  RE: こんにちは。

  ごまさん
  
  こんばんは。
  
  > 私の拙い旅行記へ訪問と投票を有難うございました。
  
  こちらこそ書き込み誠にありがとうございます。
  
  > 昨年の夏に私も主人と男鹿水族館を訪問しました。> でも、男鹿半島をあちこち見て歩いたので> 宿の男鹿桜島リゾートHOTELきららかへ行く途中でした。> ＰＭ3：00過ぎていたので人影も無くイベントも終っていて残念でした。
  
  そうですか・・・それは残念でしたね。
  確かにＧＡＯのイベントは１５時前にほとんどが終ってしまいますもんね。
  僕も去年初めて訪問しまして、今年はシロクマの赤ちゃん会いたさに３度も行ってしまいました。
  関西からはとっても遠いですがとても好きな水族館です。
  
  
  > 普段はしろくま君は元気に動いているのですね。> とても良く撮れていて、見ていて楽しいですね。
  
  はい、でもやはりもともとは北極仕様の彼らですので夏の時期はアクティブではないですね・・・雪が降る頃からはかなりアクティブです。
  
  
  > でも私は主人が車椅子なので、長いスロープを押して歩くので疲れましたが> 誰もいないのでのんびりと、他の方の邪魔にもならず見学できました。
  > 貸切みたいで良かったですよ。
  
  そうなんですね、ＧＡＯは比較的バリアフリーにはなっているかと思いますが、特にホッキョクグマ周辺はなだらかなスロープが続きますもんね。
  
  今年の春からは「ひれあし’ｓ館」というアザラシとアシカの新しい施設もできましたのでまた機会がありましたら是非再訪してみてくださいね。
  
  > 他の作成中の旅行記も楽しみです。
  
  ありがとうございます。
  作成中ばかりでなかなか完成しませんが頑張って書きますので今後ともどうぞよろしくお願いします。
  
  jillluca

  ごまさん からの返信 2013/11/30 19:43:10

  RE: こんにちは。

  
  jilluca様
  
  コメントありがとうございます。
  
  確かにホッキョクグマは冬が本番で活動的なのですよヾ(*´∀｀*)ﾉ
  
  男鹿水族館は秋から冬が良いのですね。
  
  次回はその時期に是非訪ねたいです。
  
  今後共宜しくお願い致します。
  
  ごま

• まみさん 2013/11/11 17:28:24

  ミルクちゃんの茶色ぶり、すごーい！

  ジルルカさん、こんにちは。
  GAOのブログをチェックしていて、ミルクがチップで茶色くなっているのは知っていましたが。。。いや−、すごいです。
  母子並んだ写真など、ホワイトチョコレートとミルクチョコレート（もちろん黒いチョコ）のようです！

  jilllucaさん からの返信 2013/11/11 20:49:52

  RE: ミルクちゃんの茶色ぶり、すごーい！

  まみさん
  
  こんばんは。
  
  > GAOのブログをチェックしていて、ミルクがチップで茶色くなっているのは知っていましたが。。。いや−、すごいです。
  
  クルミママが小さかった頃の有名な写真で砂遊び（たぶん）をして真っ黒になってお母さんのコロさんの横に並ぶのがあるのですが（→http://www.gao-aqua.jp/blog/?p=2613ご覧ください）、やはり親子だなぁと感心しちゃいます。
  やはり親の嗜好は子供にも伝わるんですね〜。
  
  > 母子並んだ写真など、ホワイトチョコレートとミルクチョコレート（もちろん黒いチョコ）のようです！
  
  ＧＡＯで商品化して欲しいですよね！！
  
  クルミルク母娘は本当に可愛いです！！
  
  jillluca