長野満喫　ちょっと足を伸ばして群馬に

2008/09/19 - 2008/09/22

ビーナスライン、軽井沢、草津温泉、善光寺を旅しました

エリア 長野

• 同行者: 友人
• 交通手段: JALグループ

福岡からプロペラ機で松本に向かいました。
予約時点では席が空かずにキャンセル待ちしていたのですが、実際は空きがあったようで席を移動してゆっくり座れて満足。
振動があったのですが、爆睡ZZZ･･･
特技です。

空港に友達夫婦が迎えに来てくれました。
福岡に比べると随分冷えています。
天気が良くなってきているのでビーナスラインに行こう！！と向かったのですが、天気が･･･

とっても景色が良いことで有名なビーナスライン。
長野は山々に囲まれているので景色が良いスポット多数でしょうね。
クーラーの商品名で「霧が峰」というものがありますが、ビーナスライン内にある地名が由来のようです。地名のように、霧が発生しやすい場所のようです。

というか、霧発生しすぎです。

もはや全体スモーク状態。
こんな体験初めてでした。

夕飯は衣が卵たっぷりで胡椒のきいたジューシーとんかつを食べに行きました。超人気店のようで、人が来る来る。なんていう店だったかな〜。線路沿いにありましたよ。

家に帰ったら翌日のごはんの準備を。
新婚夫婦、むっちゃ仲良しです。
二人でパン生地を作っているんです。
ボスはダンナサマ。
彼女はサポート。
明日のパン楽しみです。

今日は軽井沢にお出かけ。
朝ごはんは昨日の夜仕込んでいた生地を使って、なんとピザ。
ダンナサマの手つきの鮮やかなこと。
手作りトマトソースが冷蔵庫にストックされておりパパッと塗られ気づいたら出来ていました。本当に、お見事！！！

しかし、これだけではありません。
軽井沢は人は景色がいいからお昼は外で食べよう、とパンを持っていくことに。

サンドウィッチとベーコンエピ。

ダンナサマの手作りです。
彼女と私はお手伝い。
私はもっぱら写真ばっかり撮っていましたが・・・。

このベーコンエピが絶品。
お気に入りのパン屋さんのものより美味しい。
生地が最高！ワインが進みそう。
自宅で作れるなんてビックリです。

彼女は食べ物の好き嫌いが多いのですが（本当に。。）それを分かっていつもご飯を作ってくれるそうです。
関東のほうでは普通なのか！？
九州では男子厨房に入らず、が未だ一部横行中です（笑）

彼女が素敵なダンナサマと一緒にいられることが嬉しいことです。

一度は行ってみたかった軽井沢。
お姉ちゃんも、友達もお勧めの「星のや」に行きたくて、お出かけです。
星野リゾートの社長が元気のない宿を生き返らせていく様をテレビで見たことがあり、是非行きたかったのです。
が、残念ながら宿泊客以外は星のやの中には入れずＵターン。

軽井沢は肌寒く、紅葉が始まっていました。

他にも行きたかったのが、石の教会。

内村鑑三の思想が礎になった、教会です。

内村鑑三の本は、会社の会長の薦めで呼んだことがありました。
人は何を後世に残せるのか。
勇ましく高尚なる人生を残したい、という演説記録の本です。
＞後世への最大遺物 デンマルク国の話 （岩波新書）

石の教会は、今まで見たことのない教会でした。
自然の中に溶け込んでいる佇まいが素敵です。

友達の話ではここらの挙式会場として一番人気ということです。
納得。

当日も挙式の合い間をぬって、中に入ることが出来ました。

軽井沢の高級別荘エリアをドライブ。
木々に囲まれて別荘が点々。
庭が広くテニスコートのある贅沢な作りの家や、こじんまりした家まで多種多様。
色々な人が滞在したり永住したりしているようですが、町から遠くて不便そう。
何はともあれ軽井沢らしい景色を見ることが出来て満足です。

ダンナサマは休日を実家で過ごすそうで、近くの駅でお別れすることに。
しかし、温泉に行きたい♪という私の一言で一緒に草津温泉に行くことに。
九州も黒川温泉、由布院、別府温泉等、有名どころが勢ぞろいですが、草津のお湯はいいよ〜と関東の友達が言っていたので楽しみ！！

それにしても、草津温泉はすごく遠い。

6時ごろ西の河原温泉に到着。
こちらは日が沈むのが早く、薄暗いです。

露天風呂で景色が良い温泉でした。源泉が近くの山から噴出しており、噂どおりいいお湯でした。
源泉の近くは結構熱く、露天だったので丁度良いですが内湯だと厳しいだろうな。

お風呂あがりはしっとり肌になりました。

風呂上りは草津温泉の湯畑に行きました。
自噴泉としては日本一の湧出量を誇る草津温泉。すごい勢いです。

別府の地獄景色とはまた違った景色ですね。

随分と遅くなったけれど、これからダンナサマは実家に帰宅。夜中に到着だな。
そして、私たちも帰宅は夜中に。

充実しすぎた一日でした。

今日は長野市内へ。
牛に引かれて善光寺参り、で有名な善光寺。一度拝観すると極楽浄土に行けるとやら。
長野市は善光寺の門前町から発展した町だそうです。

平日なのに善光寺周辺は人で賑わっています。

今回の連休は雨が降ったり止んだりの天気でしたが、ちょっと回復してきました。

「遠くとも一度は詣れ善光寺」宗派を問わず信仰を集めてきたお寺らしく、国宝ながら境内への入場とお参りは自由です。造りもすごくしっかりしています。

今日は彼女は仕事なので、久しぶりの一人旅になります。

一人でお寺に行くのは、太宰府天満宮に合格祈願に行った以来かな・・祈願しっぱなしのような気がします。

善光寺の中にはお戒壇めぐり、という御本尊の下の真っ暗な回廊をとおり、途中にある極楽の錠前を探り当てて秘仏の御本尊と結縁する道場です。
真っ暗な回廊での自分が掴めなくなる感覚が楽しくて2回も回ってみました。
・・が、極楽の錠前とやらの存在を知らなかったので只のアミューズメントとなりましたが。

近くには東山魁夷の美術館があります。
白馬が描かれた風景で有名な画家です。

＞こんなにも美しい風景を見たであろうか。
＞おそらく、平凡な風景として見過ごしてきたのにちがいない。
＞もし、再び絵筆をとれる時が来たなら・・・私はこの感動を、いまの気持ちで描こう。

長野に本社のあるエプソンがピエゾグラフを製作・寄贈していました。ピエゾグラフとはインクジェットプリンタの画質の再現力を追求するために研究、推奨し始めた芸術作品のデジタルリプリントの作品及びその技法で原画の著作者や監修者がその高度な再現力・品質を認めた作品及びその技法として使ってるそうです。

ゆっくりと美術館を巡るのは優雅な休日ですね。

善光寺の参道をお坊さんたちが歩いていました。

旅行に行くと、絶対に土地のものを食べたいのです。参道にはおやきのお店がありました。
小川の庄という店で野沢菜のおやきを一つ。
素朴な味で美味しかったです。

門前みそが有名だよね〜、と歩いていたらみそソフト発見。これも食べちゃいたい♪

味噌のコクがクリームの濃厚感を増していて、悪くないのですが多く食べられないかな。
喉が渇くソフトクリームでした。。。

友達が仕事を早く終えてきてくれたので温泉に入りに崖の湯温泉に行きました。
かなり渋い温泉宿の外湯を利用しました。
高台にあるので松本の夜景が見えます。

露天風呂の入り口には、水に蜂が寄ってくるので注意！という貼紙。
体をはって、露天風呂に入ります。
夜景を堪能しつつも、羽音は聞き逃さないように。

今日の晩御飯もお蕎麦。
長野にきたら外せません。
友達のお気に入りの浅間温泉内にある「あるぷす」に。
崖の湯温泉から浅間温泉に行く道で3匹の鹿に遭遇しました。こんなに沢山の鹿を一度に見たのは初めてのことです。

お店は明治27年創業で、店の中は落ち着く雰囲気でした。いかりや長介が出るドラマの撮影にも使われたことがあるそうです。また、著名人の贔屓の店らしく店の片隅に色紙が山積されている様子が商売っ気が少なく好ましく思えました。

色々な食べたことのないメニューがあったのですが、その中でも水そばを注文。
おつゆで食べるのではなく、塩と水で食べるものです。
蕎麦の香りと甘みを楽しむ食べ方なので、蕎麦が美味しくないと食べられません。
今まで感じたことのない、蕎麦の美味しさでした。
友達の食べていたつゆにつける蕎麦も絶品。
鰹節と雑節の香りが豊かなつゆです。
気に入ったので、ダンナサマにも食べて欲しくてお取り寄せしちゃいました。
福岡に帰ってもまた楽しめちゃうものね♪

最終日はビーナスラインのリベンジか、千畳敷カールに行くか悩みましたが、霧の出ていないビーナスラインに再チャレンジしました。
最近はライブカメラで観光施設を見ることが出来るので、天候チェックで行先を考えることが出来て便利ですよね。

どんどん山を登ってきて、白樺湖に到着。
懐かしい白鳥ボートが一列に待機していました。
ひさしぶりに遊びたい気もしましたが後にしてまだまだ山を登ります。

綺麗な景色を見ながらドライブしていると、富士見台という看板が。
まさか･･･の富士山が見えるではありませんか。
長野って凄い。
静岡・山梨にも隣接している！！

今回の旅行に向けて買った一眼レフが大活躍。
望遠レンズ凄いです。
小さかった富士山がそこにあるように見えるなんてカメラの力って凄い！！

九州では高い所でも夏は雪がありませんが、長野は万年雪が見られます。
涼しいはずです。

美ヶ原高原でお昼ごはん。
家の近くのお団子屋さんで買った団子をほうばりながら山の景色の移り変わりを堪能。
高い所にいると雲の動きが分かりやすいんですね。非日常感倍増です。

ですが、福岡に帰る時間が迫ってきました。
友達の家で最後のお茶をして出発。

自然を満喫して、美味しいものを食べて、友達とゆっくり話せて、幸せな旅でした。
ありがとうございました。