2008/03/23 - 2008/03/23
716位(同エリア1048件中)
がりさん
コース…町田→(八王子)→信濃境→上諏訪→下諏訪→(甲府)→下部温泉→(富士)→(熱海)→藤沢
桜の香りも漂ってきそうな春の日曜日、山梨・長野へ日帰り旅をしてきました。
日野春駅から望む南アルプスや八ヶ岳は眩いほどの美しさでした。
上諏訪では高島城から諏訪湖へ。
下諏訪では諏訪大社を参拝したり温泉に入ったり♪
不思議なパワースポット、万治の石仏も拝みました。
これで新年度への準備は万全!
だと思うんですが、最後の下部温泉で思わぬハプニングに遭ったり…。
でもこれこそが旅の面白さ、なんですよねっ。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
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-
横浜線で八王子へ出て、6時35分発の松本行き普通列車に乗ります。
乗客のほとんどはリュックやバックパックを持った登山とかハイキングに行く中高年の人達です。
車窓の風景を見ていたら、もうすっかり咲いている桜の木もありました。
東京では昨日(22日)、桜の開花宣言が出されましたね。 -
勝沼ぶどう郷駅を過ぎると、甲府盆地を見渡す絶景が広がりました!
去年の夏にも来たのですが、そのときは霧がすごくって全く視界がききませんでした…。
今日は天気が良いので、気持ちの良い眺望です。
写真中央のこんもりした山は塩山にある塩ノ山です。
なんか海に浮かぶ島のようですね。 -
この辺にあるのは桃の木なのかな?
あと1ヶ月もしないうちに桃の花も咲き誇るでしょう。 -
日野春駅で列車はしばらくの停車です。
まさに今の季節にぴったりの素敵な名前の駅ですね〜。
この駅からの眺望がこれまた素敵なんです! -
日野春駅から望む八ヶ岳です。
山の上はまだまだ春には遠いようですね。
ほんとに素敵な眺めです。 -
日野春駅に停車中の列車を撮影しました。
ところで、日本の国蝶って何だか知ってますか?
答えはオオムラサキですが、日野春駅の近くにはオオムラサキを観察できる遊歩道があるんだそうです!
いつか歩きに行こう〜。 -
日野春駅から眺める甲斐駒ヶ岳など南アルプスの山々です。
雪の白さが眩い☆
これからどこかに登山に行くらしいおじさんが「昔はこの日野春が甲斐駒ヶ岳の表登山口だったんだよ」と教えてくれました。
若いときから鳳凰三山はじめ山を登っているんだそうです。
「夜叉神峠にも行くといいよ。白根三山の眺めが素晴らしいから」と言ってくれました。
夜叉神峠か〜。行ってみたい! -
長野県に入って最初の駅の信濃境で途中下車です。
小さな駅で、降りたのは僕だけでした。 -
この信濃境駅は豊川悦司さんが主演していたドラマ「青い鳥」の舞台となった駅なんだそうです。
駅にからっぽの鳥かごが吊るされていました(ドラマで使われたものなのかな?)。 -
駅から歩いて15分くらいの、井戸尻遺跡に行ってみました。
縄文時代の遺跡なんだそうです。
復元された住居などがあるということでしたが、ちょっと時間が足りずに景色だけ眺めました。
鳥のさえずりがどこかから聴こえてくるのどかな場所です。 -
ふと見ると、幻影のように富士山の姿が見えました。
水墨画のなかの富士山のような神秘的な景色です。
実はこの信濃境があるのは長野県富士見町。
まさに富士が見える町、でした。 -
再び中央本線に乗って上諏訪へ向かいます。
途中、茅野駅で停車の時間を利用して駅弁を買いました。
写真は、茅野駅ホームにある信州産の黒曜石です。
縄文時代には交易品として重用され、青森まで運ばれたんだそうです。 -
上諏訪駅に着いて、まずは足湯に入りました。
なんと駅のホームに足湯があるんです(驚)!
お湯はちょっとぬるめでしたが、列車を眺めながらの足湯はなかなか面白かったです。
昔は、ここには露天風呂があったんですよね(もっと驚)。
駅のホームの露天風呂、入浴してみたかった〜。 -
上諏訪駅の駅舎です。
上諏訪は温泉地として知られています。 -
ここ、何だかわかりますか?
病院の入り口なんです!
どんなお医者さんがいるんだろ〜?って想像しちゃいますね。 -
高島城です。
昭和に入って、三層の天守閣が復元されました。
正直、歴史の重みを感じるっていう城ではないのですが、天守閣が堀に囲まれているのが珍しいですね。
「浮城」と呼ばれる理由がよくわかります。 -
諏訪湖です。
山々に囲まれた静かな湖で、穏やかだな〜と思いました。
子供達が石投げ(水切り遊びと言うらしい)をして遊んでいました。
なかなかみんな上手かったりして。
僕これ全然できないんですよね〜。
コツはなんなんだろう。 -
今年、2年ぶりの御神渡りがあらわれた諏訪湖も、すっかり春って感じでした。
湖畔を歩くのが気持ち良い♪ -
湖畔の道はかりん並木です。
あんまり他ではみられないですよね。
毎年秋にはかりん祭りが行われます。 -
見えるかな〜?
写真中央の白い煙みたいなの。
これが有名な諏訪湖の間欠泉です!
50メートルもの高さまで噴き上がります。
でも遠すぎてよくわかりませんね(笑)。 -
湖畔のベンチに座って、さっき買った駅弁でお昼ごはんです。
「高原野菜とカツの弁当」です。
びっくりするくらい生野菜がたくさん!
カツより野菜のほうが主体って感じかな。
でもとっても美味しかったです。
たぶん野菜好きな人にはぴったりなお弁当だと思います。 -
下諏訪駅へ移動してきました(一駅だけ)。
この地域は精密工業が盛んということで、いろんな工業品が展示されていました。 -
下諏訪駅の駅舎です。
諏訪大社の門前町にふさわしい日本的な佇まいです。 -
駅前に御柱が建っていました。
これは長野オリンピックの開会式で建てられた御柱なんだそうです。
長野五輪ってもう10年も前!の出来事なんですねぇ。 -
諏訪大社下社秋宮に入ります。
日本最古の神社といわれる諏訪大社は四つに分かれています。
諏訪市の上社本宮、茅野市の上社前宮、下諏訪町の下社秋宮と春宮です。
最も訪れる人が多いのがこの秋宮です。
杉の木に囲まれていますね〜。
花粉症の僕には入るのに少し勇気が(汗)。 -
恐る恐る近づいたのは「根入りの杉」です。
枝先を下げた姿が寝入っているように見えるということです。 -
神楽殿です。
国の重要文化財です。
何といっても大きな注連縄!
間近に見るとけっこうな迫力がありました。 -
拝殿です。
神楽殿に比べると小さいのですが、神聖な気配を感じます。
お賽銭を入れて、新しい年度の無事をお祈りしました。 -
拝殿の横には御柱が建っていました。
これは7年に1度の御柱祭で建てられたものです。
思ってたよりずっと大きくて高い木でした。
この木を急坂を下らせてここに建てるってすっごい作業だな〜と感心します。
次の御柱祭は2年後の春に行われます。 -
龍の口から出ているのは水ではなくて熱いお湯です。
たぶん温泉なのかな。
僕がお湯に触ろうとしたら、先に触った男性が「あっちぃ〜っ!」と叫んでくれたので、僕は触るのをやめました(笑)。 -
秋宮の前には、動くオルゴールがありました。
音色に合わせて、御柱祭の木落しが演じられます。
なかなか可愛らしいオルゴールでした。 -
下諏訪宿は中山道と甲州街道の合流地点でした。
宿場町の面影を感じる建物もわずかながら残っています。
そのひとつ、新鶴本店は塩羊羹のお店です。
お土産に塩羊羹をひとつ買っていきました。
塩の味が羊羹の甘さを引き締めてくれるような感じで、なかなか美味でした。
ちょっと普通の羊羹とは違う感じなので好みは分かれるかもしれませんね。 -
旧中山道を歩いて諏訪大社の春宮を目指します。
道沿いには古くからやっていそうな小さな旅館が並んでいます。
趣のある町並みでした。 -
気がつくとけっこうな高台まで来ていて、諏訪湖を望むことができました。
なんかこの辺の町並みはちょっと東京の下町みたいな趣で良い感じでした。 -
諏訪大社の春宮です。
写真左の建物が神楽殿、右にはやはり御柱です。
神楽殿とかの規模が少し秋宮より小さいですが、なんか雰囲気はそっくりです。
何だかさっきと同じところに戻ってきたみたいに思えて不思議でした。 -
ここには「結びの杉」があります。
幹が途中で2本に分かれています。
つまり根元では1本になっていることから、縁結びの杉として信仰されているんだそうです。
それにしても、不思議なことにあんまり花粉症の症状があらわれません。
こんなに杉の木が多いのに、なぜだろう?(謎) -
境内に雪が残っていました☆
せっかくなので触ってみたら…
土とか泥が手にいっぱい付いてしまった(汗)。 -
春宮でもお祈りをしました。
4月からいくつかの物事をはじめていくので、その辺をお願い!
新しいスタートの季節です♪ -
春宮の近くにある万治の石仏に行きます。
岡本太郎が絶賛したというそのユニークに石仏とは? -
万治の石仏です。
田畑の中に鎮座しています。
考え事をしているようにも、笑っているようにも見える実に不思議な石仏です。
この石にノミを入れたところ血が流れはじめたんだそうです(マジかよ!)。
そこで阿弥陀如来として祀った、とそういうわけです。
いつまで見ていても見飽きないですね。 -
万治の石仏は「首が伸びた」として有名になりましたが、実は今月上旬、その伸びた首を元に戻す修復作業が行われました(残念!なのかな?)。
で、首が伸びた原因ですが…。
ん〜、ここに書くのはなんか夢を壊してしまうような気がするので(笑)、興味のある方は、ぜひ調べてみてくださいね。
いずれにしても、この石仏は不思議なパワースポットというか、とっても素敵な場所です。 -
下諏訪温泉の共同浴場のひとつ「菅野温泉」に入浴しました。
入浴料は220円とかなりの安さです。
浴場は開放感がある明るい感じでした。
温泉はちょうど良い温度で気持ち良かったぁ〜。 -
写真は身延線の列車です。
下諏訪駅から甲府駅まで戻ってきて、地方交通線の身延線に乗りました。
2両だけなので、高校生とかでけっこうな混雑でした。
車窓の風景は意外と住宅も多くてとくに良い景色とかはありませんでしたね。
身延線は今月30日で全線開通80周年です。 -
身延線を下部温泉駅で下りました。
10年以上も前に家族で一度来たことがあって、その鄙びた温泉街の景色が記憶に残っていました。
久しぶりに行ってみようかな〜と思ったのでした。 -
温泉街に行く途中にあったメロディーブリッジです。
橋を渡るとセンサーが働いて、音楽が流れ出します。
音楽は季節によって違っていて、今の時期だと「春の小川」とかが聴こえてきます。
渡ってみたら、うんうん確かに。
ぜひミュージックステーションのMトピで紹介してほしいのですが…
なんか川の水音がうるさくてよく音楽が聴こえないんですよね(笑)。 -
桜が咲いていました。
下部温泉の近くの身延山には有名な枝垂桜があります。 -
温泉街です。
武田信玄の隠し湯といわれる下部温泉ですが、想像以上に寂れていました。
昔来たときもすでにけっこう寂れてたのですが、やっぱりこういうところは時代遅れになりつつあるのかな〜と感じましたね。 -
とりあえず久々に散策できただけで満足ってことで、温泉には入りませんでした。
駅前の丸一食堂で金山そばを食べました。
金箔のかかったざるそばで、とっても美味しかったのですが、金箔の意味はあんまりないよね(笑)。
19時2分発の列車で帰るため、余裕をもって店を出ました。
このあと大きなハプニングに出遭います。 -
僕は駅の待合室(改札手前の)で列車の到着を待っていました。
やがて列車の姿が見えたので無人の改札を通ってすぐそこのホームへ向かおうとしました。
ところが、この駅は奇妙な構造をしていて、改札とホームの間になぜか踏切があるんです。
で、その踏切の遮断機が警報音とともに下がってしまって、ホームに行くことができないんです!(汗)
列車がホームに着いて乗客が降りてきても一向に遮断機は上がりません!(泣)
困惑しているうちに列車は発車してしまい、その姿が見えなくなってやっと遮断機が上がりました。
もう呆然というか、うわやっちゃったよ、って感じでした…。
なんでさっさとホームに上がらなかったんだよ!>自分
って感じで、しばらく情けなさでいっぱいでした。 -
次の列車は19時59分。
それでも何とか帰れるので、1時間近くを無人の駅舎内で過ごしました。
その間ラジオで桑田佳祐さんの石垣島ライブの生中継を聴いていました。
この日の夜7時から8時まで、全国のFM局が合同中継をしていたんですね。
ほんとに桑田さんに感謝というか、無人の駅の中で一人で感動してしまいました。
この日のこの時間でほんとに良かったな〜と。
たぶんこのラジオ中継がなかったら、一人空しくぼーっと1時間も過ごさなくてはならなかったので…。
この置いてけぼりの状況で聴く桑田さんの生ライブはマジで感動的でしたよ。
気がついたら、この1時間が何だか素晴らしく輝かしい時間になっていたりして★
列車に乗り遅れて良かった♪って感じでした。
ハプニングや思わぬ出来事を面白がれるかどうか、ということが大切なんだな〜と考えました。
旅でも人生でも、ねっ。
…長くなりましたが、僕はそんなわけで、ハッピーな気分で帰路につくことができたのでありました。
さて、次の旅はちょっと長めの旅になりそうです。
各地で桜に出会えるといいな〜。
GO WEST IN SPRING!
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ゆうこママさん 2011/10/10 00:02:46
- 諏訪の春
- こんばんは。
がりさんも万治の石仏をご覧になったとの書き込みに、こちらへ参りました。
途中下車の駅の名、春の装いの八ヶ岳、かすむ富士、諏訪の水面、いずれもが美しく、春のあわあわとした雰囲気が漂っていてすばらしいですね。
最後のハプニングを幸運に変換したがりさんのポジティブな考え方も春らしくて素晴らしいですね。
- がりさん からの返信 2011/10/10 01:48:37
- RE: 諏訪の春
- ゆうこママさん、こんばんは!
旅行記を読んでいただき、ありがとうございます〜。
3年前の諏訪の旅、だいぶ懐かしい気持ちがしています。
信州は季節それぞれの魅力があるから、いいですよね♪
この時も、山を見ると雪、でも麓は春…という感じで気持ちの良い季節でした。
万治の石仏、諏訪大社のはずれにぽつんとあって、そこがまた愛らしいですよね。
首が伸びたってのはほんとの話のようです〜。
冬場の凍結で中の支柱が持ち上げられて、首がぽっと伸びたとのこと。
なかなかユーモラスなエピソードですよね(笑)。
> 最後のハプニングを幸運に変換したがりさんのポジティブな考え方も春らしくて素晴らしいですね。
そうそう、こんなハプニングありました〜。
田舎へ行くと、電車の本数が少ないから乗り遅れたりすると大変ですよね。
このときは無事にその日のうちに帰宅できたので救われました。。
こんな日本の旅も久しぶりにしてみたくなりました♪
-
- warajiさん 2008/04/02 19:33:52
- はじめまして
- こんちは〜。HPおじゃましました。なんと、同じ日に同じ所を旅してました。偶然ですね〜♪
とても懐かしかったです。私は夕方には帰ってましたが・・・・。
前日に諏訪湖で呑み歩きをして一泊し、翌日下諏訪を散歩して帰りました。
- がりさん からの返信 2008/04/05 16:28:55
- 偶然ですね
- コメントありがとうございます!
(3日間ほど旅に出ていて返信が遅れました。すいません!)
僕が下諏訪をうろうろしていた日に、warajiさんも下諏訪を旅していたのですね。
ちょっとニアミス?だったのかもしれませんね〜。
旅は偶然の出会いの連続!だから面白いですね。
僕はお酒がほとんど呑めないので、呑み歩きは残念ながらできなかったのですが、諏訪大社などを歩いて廻りました。
風情の残る良いところでしたね〜。
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